INTERVIEW:DOMINANT MOTION ~妹尾 美花子~

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ABOUT Designer's News

【ジュエリーデザイナーという仕事】

このDesigners NEWSでは、いつか自分のブランドを持って好きな事を仕事にしていきたいと、ラヴァーグジュエリースクールで制作技法・ブランド運営のノウハウを学び、夢の一歩目を踏み出した方達をご紹介しています。

どんなきっかけで、どんな想いでジュエリーを作っていくのか。
この仕事を生業としていく一人一人の物語を皆さんにお伺いしました。

今回は、ジュエリーブランド『DOMINANT MOTION』のデザイナー妹尾 美花子さんにお話しを伺いました。
展示会のディスプレイ
PICK UP BRAND
【 DOMINANT MOTION 】
DOMINANT MOTIONの妹尾美花子さん
今回は、ジュエリーブランド DOMINANT MOTION を立ち上げ、「100年続くブランド」を目指して歩み続けるデザイナー 妹尾美花子さんをご紹介します。

CAD・彫金の両方を学び、オーダージュエリー制作や展示会への出展、そしてブランドの世界観を表現するための新たな挑戦。
技術を磨くだけではなく、「ブランドを育てる」という視点を大切にしながら、一歩ずつ挑戦を重ねてこられました。

今回のインタビューでは、ブランド立ち上げのきっかけや、オーダー制作を通して得た学び、展示会で感じたこと、そして『DOMINANT MOTION』に込めた想いまで、たっぷりとお話を伺いました。

ブランドを立ち上げたい方はもちろん、ジュエリー制作を学んだその先の未来を描きたい方、自分らしいもの作りを続けていきたい方にも、きっと新たな気付きや勇気を与えてくれる内容です。

ぜひ最後までご覧ください!
LaVagueジュエリースクール講師 竹田智美

DOMINANT MOTION Interview

【 ジュエリー制作をはじめたきっかけ 】

-- 妹尾さんが、ジュエリー制作を学ぼうと思ったきっかけは何でしたか?
高校生の頃に見た雑誌に、ブルガリのリングのB.zero1(ビー・ゼロワン)がすごく印象的で、「うわ、なんだこの綺麗なのは!?」って見た瞬間に思ったんですね!
どうしても欲しくて、親に頼み込み、このリングが初めてのジュエリーになります。

そこから、音楽の専門学校を出て、化粧品業界で働いていたんですけど、ブルガリのB.zero1以外で自分が理想に思うジュエリーがずっと見付からなかったんですね。

それで、もともと物作りが好きだったので、自分で作ろうと思ったんです。
高校生の頃に見た雑誌に、ブルガリのリングのB.zero1(ビー・ゼロワン)がすごく印象的で、濃い紺の背景にリングが光ってて「うわ、なんだこの綺麗なのは!?」って見た瞬間に思ったんですね!

これがどうしても欲しくて、「他に何も要らないから、これを買ってほしい!」と親に頼み込んで、一緒にブルガリに行って買ってもらい、それが初めてのジュエリーで、今もつけてるんですけど。
妹尾さんのブルガリのリングB.zero1
そこから、音楽の専門学校を出て、化粧品業界で働いていたですけど、高校の時に出会ったブルガリのB.zero1以外で自分が理想に思うジュエリーが見付からなかったんですね。

それで、もともと幼いころから物作りが好きだったので、自分で作ろうと思ったんです。
妹尾さんのブルガリのリングB.zero1
-- 一つのジュエリーとの出会いが、その後の人生に大きな影響を与えたんですね!
そこから、ジュエリー制作を学ぶために学校を探されたのですか?
学校ではなかったんですが、20歳を超えてから学生のころから知っているジュエリーの職人さんにたまたま出会うきっかけがあり、直談判しに行ったんです。
でも、「今は人をとっていない」という理由で断られてしまって。

その職人さん以外にもジュエリーのクラフトマンをされている女性の方とも出会う機会があり、平打ちリングを作る体験をさせていただいて「ここで習いたいです」と伝えました。

ですが、「基礎ができなかったら前に進めないからね、平打ちリングが作れるようになるまで、10年はかかるよ」って言われてしまい・・・その当時は厳しい世界だからと断念せざるを得なかったんです。
DOMINANT MOTIONのデザイナー妹尾美花子さん
-- まずは学校ではなく、実際の職人さんのもとで学ぼうと行動されて、さらにジュエリー制作の厳しさも実感されたんですね。
それでも諦めなかったのは、なぜですか?
それから30代という節目を迎えた時、" 本当に自分がやりたいことは何か "を自問自答し、やはりジュエリー制作の道を諦めきれないと気づいたことが本格的なきっかけです。

自分で調べて合うものを探していたら、デジタルでの精密な設計ができるCADを知り、平打ちリングを作るのに10年かけなくても、好きなカタチを作れるので、自分の性格に合っていると感じ、まずはCADを学べる環境を探しました。
DOMINANT MOTIONのデザイナー妹尾美花子さん
-- 一度は厳しい現実を知ったものの、それでも夢を諦めずに、ご自身に合った方法を探す中でCADに出会われたことは、大きな転機ですね!
学校を選ばれる際は、いろんな学校に行かれたのですか?
もうラヴァーグ一択でした。
いろんな学校のホームページを見たんですけど、文章硬くて専門用語ばっかり並べられているものが多く、正直初心者だと分からないことだらけで・・・、行く気にならなかったんです。

それに比べてラヴァーグは、インタビュー記事や先生方のブログを見て、面白そうだなと思ったんです。

特に校長先生のブログは、『 ブランドとは 』などの自分のためになる記事があり、メモとかでも残してあります。

私自身、ジュエリーとは別で香水のお店をしていて、2018年に立ち上げて活動をする中で、ブログに書いてあった" 売り込むと売れない "というのも、「確かに本当にそうだな」って思うところもあり、リアルに話してくれるところが良いなって思いました。
-- 実際にラヴァーグにいらしてくださり、見学と体験含めて3回来校し、徹底したリサーチをされた上で入学を希望してくださったことを覚えています。
やはり、初めての挑戦に不安があったからですか?
未経験の分野への挑戦でしたので、漠然とした不安もありました。
ですが、「やってみなければ分からない。壁にぶつかったらその時に考えよう。」と思って、未来の自分への投資だと捉えて一歩を踏み出しましたね!

実際にスクールの雰囲気や学習環境が自分に合うのかと、人見知りな性格なので雰囲気を知りたいなと思い、あえて異なる曜日・時間帯に2度の体験、そしてCAD見学をさせていただきました。
ジュエリーデザイナーのインタビューの様子
-- CAD見学では私が対応させていただきましたが、見学や体験など印象に残っていることはありますか?
彫金と銀粘土の体験では、対応してくださった先生がとても優しいし、やってみたら「できるじゃん!やっぱり合ってるかも!」って思えたんです。

もともと興味があったCAD見学では、パソコンが苦手だったんですけど、竹田先生の説明が分かりやすかったのと、周りのさまざまな生徒さん達に合わせて先生が対応し、生徒さんも楽しそうにCADをされてたことです。
学校の通いやすさはもちろんですが、個々のペースに寄り添ってくれる環境に確信が持てたため、ラヴァーグでCAD総合コースを受講することを決めました。
-- 嬉しい言葉をありがとうございます!
ジュエリー制作に対してのマイナスイメージを、体験や見学を通して解消され「自分にもできるかも」って思ってもらえたことは、私達も嬉しく思います!
思い切って行動を起こしたことで、今では切磋琢磨できる仲間や、背中を押してくれる方々に恵まれ、その存在が大きな支えとなっています。

【 ジュエリー制作を学ぶ中で成長してきたこと 】

-- 実際にCADの授業を受けてみて、どうでしたか?
はじめにCADのテキストを開いた時は、専門用語の多さに圧倒されたことを覚えています。

しかし、先生方が私の不安をいち早く察知して的確にサポートしてくださり、何より「私が表現したいデザイン」に向けて一緒になってカタチにする方法を親身に考えてくれました。

そのサポートのおかげで安心して学べたことが、とても印象に残っています。
ジュエリーデザイナーのインタビューの様子
--もう一つの一押しでもあるお花の商品ですが、海外で石を買い付けられたと聞きました!
詳しく聞かせていただいてもよろしいでしょうか?
きっかけは、MHTのブランドのデザイナーであるマリー エレーヌ ドゥ タイヤックさんの作品が好きで憧れてるんです。
その方が作ってるジュエラーがインドのジャイプールにあるっていうのをネットで知って、私もそこで作ってもらいたいなって思ったんです。イギリス王室などにも卸してるとても有名なジュエラーなので、ダメ元でインスタのDMを送ったら、まさかの返事が来まして(笑)

「いいよ!」みたいな返答だったので、去年の年末にインドに行き、作りたいジュエリーのイメージを用意して「こういうジュエリーを作りたいのですができますか?」って伝えたら、1日でサンプルを作ってくださったんです。
すごく対応が良くて、一流のジュエラーさんだなって実感しました。運良くお願いすることもでき、ダメ元で連絡して本当に良かったって思いました!
--その行動力が素晴らしいですね!憧れのデザイナーさんが作ってるジュエラーに依頼してるって本当にすごいですね!
いつかマリー エレーヌさんにお会いできたらいいなって思ってます!
--絶対会えそう!夢を叶えそうな気がしますね!
それがきっかけで、インドが好きになりました!
ジャイプールは普通に道に牛も歩いてたりするんですが、ピンクシティーとも言われてるんですね。昔、イギリス王室を迎えるために街をピンクの建物にしたとかで、そういう歴史もあり、街自体がとても可愛いんです。

宝石のカービング技術が有名でもあるので、マリー エレーヌさんも前まで住まわれてたり、欧米出身のデザイナーさんもジャイプールで活動されてたりする方も多くて、おしゃれなセレクトショップもたくさんあるんです。
--ジャイプールの街の魅力や歴史を、丁寧に感じ取っているのが本当に素敵だなと思いました。ジュエリーだけでなく、文化や背景に目を向けているところに、牧野さんらしさを感じます。
花モチーフの指輪着用写真
インドの建物
インドの建物の装飾
欧米の洗礼された文化と、インドの手仕事の素晴らしさが融合されたような街なので、すごく素敵でした!
トラブルも多かったですが・・・(笑)
--何があったんですか!?
飛行機とか半日遅れたりしたんです。日本に帰る飛行機が遅れて乗れなくて、空港で一日過ごしたりと、トラブルはありましたね(笑)
--トラブルさえも思い出になるっていうのが、旅の醍醐味ですよね(笑)
それでも行って良かったなって思える街なので、今年も行きたいなって思ってます!
まだ具体的には決まってないんですけど、POP UPで使った什器などはインドですごく可愛いのを揃えたりしたので、また見に行きたいですし、他にどんな職人さんがいるのかなっていうのも見てみたなとは思ってますね。
--ジュエリーを通して、その国の魅力を知って好きな国が増えいくのって素敵ですね!
インドの建物の装飾
--他にも行かれた国はありますか?
去年の夏に、ラヴァーグの企画でタイツアーに行きました!
タイも良かったんですが、カービングというよりは石そのものという感じだったので。バンコクの宝飾店的なところに行って、すごい安く石を仕入れられたり、チャンタブリというところに行って、そこではサファイアの鉱山で掘る体験もしたりしました。

チャンタブリの市場がヤバくて、商談スペースみたいな机のところに座って、どんどん石屋さんが売りに来るんですね。その中で良い石と出会えると嬉しいなどの貴重な体験ができて楽しかったですね!
--タイツアーでも、しっかり “石の目利き” を体感してきたんですね!
そうやって現地で直接石と向き合う経験が、デザインにも仕入れにも活きているのが素晴らしいです!
-- 妹尾さんに安心して学んでいただけて良かったです!
先生にサポートしてもらいながらも"表現したいデザイン"をカタチにでき、成長を感じますね!

香水のお店もされている中で両立しながら学ぶのは、大変だったのでは?

時間の工面など多少のハードルはありましたが、それ以上に「自分の意志でやりたいことに打ち込んでいる、新しい事を覚えた、楽しい」という充実感が勝っていたため、大変さを苦に感じることはありませんでした。


でも活動初期は、周囲から「ハンドメイド作家とか、何者でもないんだからさ」と厳しい言葉をかけられることもあり、何度も悔しい思いもありました。

-- お仕事との両立だけでなく、周囲からの言葉に悩みながらも、ジュエリー制作に挑戦を続けられたんですね。
悔しい気持ちを逆にプラスに変換して「何者でもないということは、これからどんな自分にでもなれるということだ!」とポジティブに捉え直しました。

その言葉をバネに、自分を鼓舞し続けて乗り越えてきたら、作品作りがやっと楽しくなってきて、今では「ジュエリーデザイナーになったんだね」っていってもらえるようになりました。

その頃に、直談判しにいった職人さんにも直接筋を通しに行こうと思って、会いにも行ったんですよ。
制作した作品を見せたら「凄くなったね!何かあったら相談に乗るよ」って言ってもらえて、けじめをつけることができました。

-- もうかっこいいですね!

悔しい思いをすることもある中で、今の妹尾さんがあると思いますんが、今振り返ってみて、ラヴァーグで学んだ技術以外に得られたものはありましたか?

同じ志を持つ大切な仲間との出会いです。
そして、制作やビジネスに向き合う上での「心の在り方」や「人間力」といった、技術以上の大切なマインドを学ぶことができました。

いろんな意味で責任感も持てるようになりましたし、一番最初に自分の行動や言動をする上で"これは100年続くブランド DOMINANT MOTION にどう繋がるか"っていうのを考えるようになりましたね!

先生とのやり取りの中でも、伝えることの重要性から、考え方、物の見方なども学びました。
-- 仲間との出会いや、先生方との関わりを通して、技術だけではなく、ブランドを続けていくための考え方や人としての在り方まで学ばれたことが、現在につながっているんですね!

学び始める前と今を比べて、自分の中で一番成長を感じることは?
常に「難しい方を選択する」という、挑戦する心が一番成長したと感じます。

特に印象深いのは、理想のシルエットを追求した「羽根モチーフのネックレス」です。
完成期日を自分の中で狭めてたので、妥協して終わらせるのか、自分の理想を叶えるのかってなったときに、「無理してでも理想のカタチでやろう!」と思ったんです。

CADでの微調整や角度、全体のバランス出しを何度も重ね、造形後も磨きや石留めに至るまで徹底的にこだわりました。

この作品を通じてデザインの汎用性も広がり、自身の大きなスキルアップに繋がった思い出の作品です。
羽モチーフネックレス
-- 羽根モチーフのネックレスは、制作中も何度も試行錯誤されていたのが印象に残っています!

妹尾さんにとって技術面だけでなく、ものづくりへの向き合い方そのものを大きく成長させてくれた、思い入れの深い作品になりましたね!
羽モチーフネックレス
-- CADを学んだ後に彫金も受講され、2つの制作工程を学んだことで、ジュエリーの設計にどのような変化がありましたか?
私はCADから学び始めたため、当初は理想を100%データに落とし込んでいました。その後、彫金を学んだことで金属の実際の特性や構造への理解が深まり、より現実的で理想の設計ができるようになりました。

2つのアプローチ(デジタルとアナログ)を融合できたことで、データ作り自体の効率も上がり、表現できるデザインの幅が劇的に広がりましたね!

オーダーをいただくときなど、お客様のイメージを一度CADに起こしてイメージ確認をし、設計を考える際に" 現実的か、無理なのか "の判断もできるようになりました。

-- データ上で理想を表現するだけではなく、実際に金属として形になることまで考えられるようになったことで、より完成度の高いジュエリーを設計できるようになったことが伝わってきます。

CADと彫金、それぞれの視点を行き来しながら考えられることが、今の妹尾さんの強みにもなっていると思います!

それから、先生からいただいたアドバイスで、ノートに石留めや磨きの工程を逆算して書くことを制作時に続けてたら、スケジュールや作業時間の見直しができました。
17石の石留めが1日6時間で3~4日かかっていたのが、今では大体3時間で全部留められるようになりました。
-- 17石の石留めが3~4日から約3時間まで短縮されたというのは、技術が大きく成長されましたね!

CADのときも頭でシミュレーションしてたんです。例えば、教わったことを頭でまとめておいて、翌日に手書きで起こし、" どこをブラシュアップすれば良いのか "というシミュレーションして、実際に行うことをずっと繰り返していました。

それにより、言語化が上達しました!


どうやったら伝わるのかなど、お客様に伝えるときが一番大変でしたが、今では、その場で絵に描いたり、料理に例えたり、伝わりやすい言葉の変換がちょっとずつできるようになっていきました。


私、結構口下手で言葉数少なかったことで怒られる原因でもあったんですけど、そこが大きくガラッと変わったかなと思います。

-- 日々の積み重ねから言語化力が身についていったんですね!

ブランド運営していく上では、お客様に作品の魅力や想いを伝えることは重要なので、大きく活かされていますね!

【 オーダー制作 】

-- 『オーダーを100件受けて制作する』という目標を立てていまいしたが、その目標を掲げた理由は?
経験値を積み、実力を身につけるために、あえて自分にプレッシャーを与える目標を設定しました。

「100人のお客様に本気で向き合い、喜んでいただく」という具体的な実践こそが、今後のブランドの確かな基盤になると確信しています。

-- 目標達成に向けて、普段どのようなことを意識して学習や制作を続けていましたか?

オーダーでも「 迷ったら、より難易度の高い選択肢を選ぶ 」ことを意識してきました。
実際のオーダー制作では、これまでに経験のない高い技術を求められる場面が多々あるんです。
杢目金のピアス
だとしても、お客様からのご期待が挑戦への後押しとなるので、一歩ずつ壁を乗り越えることができました。

スクールの先生方には、その挑戦に対して「 どうすれば実現可能か 」というプロの思考プロセスを的確にサポートしていただけたので、自ら考える力を養っていただいています。
-- お客様の期待に応えたいという想いが、新しい技術への挑戦につながり、その挑戦を先生方のサポートを受けながら乗り越えてこられたことが、今のブランドづくりの大きな土台になっているように感じますね。

実際にオーダー制作を経験する中で、必要だと感じたスキルはありますか?
単にお客様の要望を聞くだけでなく、理想以上の価値を導き出す「 提案力 」、そしてそれを具現化するための技術やデザインの「 組み合わせ 」が必要不可欠だと実感しています。
--もう一つの一押しでもあるお花の商品ですが、海外で石を買い付けられたと聞きました!
詳しく聞かせていただいてもよろしいでしょうか?
きっかけは、MHTのブランドのデザイナーであるマリー エレーヌ ドゥ タイヤックさんの作品が好きで憧れてるんです。
その方が作ってるジュエラーがインドのジャイプールにあるっていうのをネットで知って、私もそこで作ってもらいたいなって思ったんです。イギリス王室などにも卸してるとても有名なジュエラーなので、ダメ元でインスタのDMを送ったら、まさかの返事が来まして(笑)

「いいよ!」みたいな返答だったので、去年の年末にインドに行き、作りたいジュエリーのイメージを用意して「こういうジュエリーを作りたいのですができますか?」って伝えたら、1日でサンプルを作ってくださったんです。
すごく対応が良くて、一流のジュエラーさんだなって実感しました。運良くお願いすることもでき、ダメ元で連絡して本当に良かったって思いました!
--その行動力が素晴らしいですね!憧れのデザイナーさんが作ってるジュエラーに依頼してるって本当にすごいですね!
いつかマリー エレーヌさんにお会いできたらいいなって思ってます!
--絶対会えそう!夢を叶えそうな気がしますね!
それがきっかけで、インドが好きになりました!
ジャイプールは普通に道に牛も歩いてたりするんですが、ピンクシティーとも言われてるんですね。昔、イギリス王室を迎えるために街をピンクの建物にしたとかで、そういう歴史もあり、街自体がとても可愛いんです。

宝石のカービング技術が有名でもあるので、マリー エレーヌさんも前まで住まわれてたり、欧米出身のデザイナーさんもジャイプールで活動されてたりする方も多くて、おしゃれなセレクトショップもたくさんあるんです。
--ジャイプールの街の魅力や歴史を、丁寧に感じ取っているのが本当に素敵だなと思いました。ジュエリーだけでなく、文化や背景に目を向けているところに、牧野さんらしさを感じます。
花モチーフの指輪着用写真
インドの建物
インドの建物の装飾
欧米の洗礼された文化と、インドの手仕事の素晴らしさが融合されたような街なので、すごく素敵でした!
トラブルも多かったですが・・・(笑)
--何があったんですか!?
飛行機とか半日遅れたりしたんです。日本に帰る飛行機が遅れて乗れなくて、空港で一日過ごしたりと、トラブルはありましたね(笑)
--トラブルさえも思い出になるっていうのが、旅の醍醐味ですよね(笑)
それでも行って良かったなって思える街なので、今年も行きたいなって思ってます!
まだ具体的には決まってないんですけど、POP UPで使った什器などはインドですごく可愛いのを揃えたりしたので、また見に行きたいですし、他にどんな職人さんがいるのかなっていうのも見てみたなとは思ってますね。
--ジュエリーを通して、その国の魅力を知って好きな国が増えいくのって素敵ですね!
インドの建物の装飾
--他にも行かれた国はありますか?
去年の夏に、ラヴァーグの企画でタイツアーに行きました!
タイも良かったんですが、カービングというよりは石そのものという感じだったので。バンコクの宝飾店的なところに行って、すごい安く石を仕入れられたり、チャンタブリというところに行って、そこではサファイアの鉱山で掘る体験もしたりしました。

チャンタブリの市場がヤバくて、商談スペースみたいな机のところに座って、どんどん石屋さんが売りに来るんですね。その中で良い石と出会えると嬉しいなどの貴重な体験ができて楽しかったですね!
--タイツアーでも、しっかり “石の目利き” を体感してきたんですね!
そうやって現地で直接石と向き合う経験が、デザインにも仕入れにも活きているのが素晴らしいです!

-- 理想以上の価値を導き出す上での提案力について、具体的にどのようなことなのかを聞かせていただきたいです。


これまでのオーダー制作でいろいろ携わったと思うんですけど、印象に残っているエピソードとかありますか?

オーダー商品
初めてのオーダーリングの制作が、一番印象に残っています。

最初は、お客様のご要望をそのまま形にしようとしていたのですが、お打ち合わせを進める中で、羽のネックレスを見られて「羽のデザインも取り入れたい」「石も入れたい」など、ご要望がどんどん増えていったんです。

その経験から、お客様のふわっとしたイメージを整理し、完成形を一緒に明確にしていく「 提案力 」がとても大切だと学びました。

この提案の仕方には、前職でメイクの仕事をしていた経験も活きています。
お客様の雰囲気や服装、普段のメイクなどを見ながら好みをイメージし、「こういうテイストがお好きではないですか?」とご提案することで、ご本人も気づいていなかった理想を引き出せることがあります。

ジュエリーもメイクも、「相手の想いを形にする」という点では共通していると感じており、その経験は現在のオーダー制作にも大きく役立っています。
羽モチーフのネックレスとリング
-- リングという小さいジュエリーだからこその表現できる完成形を明確にするための提案力スキルだったんですね!

前職での経験も活かしながら、お客様一人ひとりに寄り添ったご提案ができるようになったことも、大きな成長につながっていると感じますね!
オーダー商品
羽モチーフのネックレスとリング
-- オーダー制作を続ける中で、特に印象に残っているお客様とのエピソードはありますか?

初めてシルバー以外の貴金属としてお引き受けした、プラチナのフルオーダーリングです。

「どこにもない抽象的なデザイン」というオーダーだったため、お客様の頭の中にある理想のイメージを丁寧に紐解きながら、何度も何度もデザインを起こしてバランスを調整し続けました。

-- 「どこにもない抽象的なデザイン」というイメージを形にするのは、本当に難易度の高いオーダーでしたね。
デザイン決定後も、最終的な加工まで全責任を持って向き合う日々は想像以上に大変でしたが、完成した瞬間のシルバーにはない最高に美しい輝きには、私自身も深く感動しました!

この真剣勝負のようなもの作りの時間は、何にも代えがたい有意義な経験でした。

-- ブランドを立ち上げてから、これまでさまざまな挑戦を重ねてこられたと思います。

その中で一番苦労したこと、そして、その経験をどのように乗り越えて今につなげてこられたのかを教えてください!

一番大変だったのは、オーダー制作ですね。
オーダーをいただいた以上は、お客様との約束を守るために、どんなことがあっても最後までやり遂げるという気持ちで取り組んできました。あえて難しいことにも挑戦し、自分を追い込むことで、一つひとつ乗り越えるたびにできることの幅が広がり、自信にもつながっています。
振り返ると、ジュエリーを始めたことで技術だけでなく、人としても大きく成長できたと感じています。
-- オーダーもさまざまなご依頼がある中で、乗り越えてこられた背景には、ジュエリーだからこその特別な想いがあるように感じますね!

【 ブランドに対する想い 】

-- ブランド『DOMINANT MOTION』らしさを表現する上で大切にしていることや、商品に込めた想いを聞かせてください!
核心となる部分は、今まさに私自身が深く向き合い、探求を重ねている最中です。

ただ一つ、心の中にあるのは「100年続くブランドにする」という強い意志です。その未来を見据えた中で、今一度「自分自身」と「ブランドのアイデンティティ」を見つめ直す、豊かで意味のある旅の途中だと捉えています。
--もう一つの一押しでもあるお花の商品ですが、海外で石を買い付けられたと聞きました!
詳しく聞かせていただいてもよろしいでしょうか?
きっかけは、MHTのブランドのデザイナーであるマリー エレーヌ ドゥ タイヤックさんの作品が好きで憧れてるんです。
その方が作ってるジュエラーがインドのジャイプールにあるっていうのをネットで知って、私もそこで作ってもらいたいなって思ったんです。イギリス王室などにも卸してるとても有名なジュエラーなので、ダメ元でインスタのDMを送ったら、まさかの返事が来まして(笑)

「いいよ!」みたいな返答だったので、去年の年末にインドに行き、作りたいジュエリーのイメージを用意して「こういうジュエリーを作りたいのですができますか?」って伝えたら、1日でサンプルを作ってくださったんです。
すごく対応が良くて、一流のジュエラーさんだなって実感しました。運良くお願いすることもでき、ダメ元で連絡して本当に良かったって思いました!
--その行動力が素晴らしいですね!憧れのデザイナーさんが作ってるジュエラーに依頼してるって本当にすごいですね!
いつかマリー エレーヌさんにお会いできたらいいなって思ってます!
--絶対会えそう!夢を叶えそうな気がしますね!
それがきっかけで、インドが好きになりました!
ジャイプールは普通に道に牛も歩いてたりするんですが、ピンクシティーとも言われてるんですね。昔、イギリス王室を迎えるために街をピンクの建物にしたとかで、そういう歴史もあり、街自体がとても可愛いんです。

宝石のカービング技術が有名でもあるので、マリー エレーヌさんも前まで住まわれてたり、欧米出身のデザイナーさんもジャイプールで活動されてたりする方も多くて、おしゃれなセレクトショップもたくさんあるんです。
--ジャイプールの街の魅力や歴史を、丁寧に感じ取っているのが本当に素敵だなと思いました。ジュエリーだけでなく、文化や背景に目を向けているところに、牧野さんらしさを感じます。
花モチーフの指輪着用写真
インドの建物
インドの建物の装飾
欧米の洗礼された文化と、インドの手仕事の素晴らしさが融合されたような街なので、すごく素敵でした!
トラブルも多かったですが・・・(笑)
--何があったんですか!?
飛行機とか半日遅れたりしたんです。日本に帰る飛行機が遅れて乗れなくて、空港で一日過ごしたりと、トラブルはありましたね(笑)
--トラブルさえも思い出になるっていうのが、旅の醍醐味ですよね(笑)
それでも行って良かったなって思える街なので、今年も行きたいなって思ってます!
まだ具体的には決まってないんですけど、POP UPで使った什器などはインドですごく可愛いのを揃えたりしたので、また見に行きたいですし、他にどんな職人さんがいるのかなっていうのも見てみたなとは思ってますね。
--ジュエリーを通して、その国の魅力を知って好きな国が増えいくのって素敵ですね!
インドの建物の装飾
--他にも行かれた国はありますか?
去年の夏に、ラヴァーグの企画でタイツアーに行きました!
タイも良かったんですが、カービングというよりは石そのものという感じだったので。バンコクの宝飾店的なところに行って、すごい安く石を仕入れられたり、チャンタブリというところに行って、そこではサファイアの鉱山で掘る体験もしたりしました。

チャンタブリの市場がヤバくて、商談スペースみたいな机のところに座って、どんどん石屋さんが売りに来るんですね。その中で良い石と出会えると嬉しいなどの貴重な体験ができて楽しかったですね!
--タイツアーでも、しっかり “石の目利き” を体感してきたんですね!
そうやって現地で直接石と向き合う経験が、デザインにも仕入れにも活きているのが素晴らしいです!
-- 『100年続くブランドにする』という強い意志には、どのような想いがあるのでしょうか?

「100年続くブランドにしたい」という想いには、自分がいない未来にも残り続けるジュエリーを届けたいという願いがあります。


ジュエリーは何十年と受け継がれていくものだからこそ、お客様にも長く安心して身につけていただき、その先の世代へと受け継がれる存在であってほしいと考えています。


私自身、小さい頃に祖母から譲り受けた指輪を今でも大切に持っているんです。そうした経験から、人の想いや記憶を受け継ぐジュエリーって素敵だなって思うんです。" 自分が心を惹かれるものを形にし、それが時代を超えて誰かの大切な存在として残り続ける "そんなブランドを目指して、日々制作しています。

-- ただ長く続けることではなく、お客様やそのご家族の人生に寄り添いながら、想いを受け継いでいけるブランドでありたいという妹尾さんの願いが込められているんですね!
そして、お祖母様から受け継がれた指輪のエピソードから、「ジュエリーは世代を超えて想いをつなぐもの」なのだと改めて感じました。
DOMINANT MOTIONのリング

-- 『 DOMINANT MOTION 』というブランドの世界観を伝えることの難しさもあると思うのですが、お客様へ伝えていくために工夫されたことはありますか?

世界観を伝えることは、最初はとても悩みました。

『DOMINANT MOTION』という名前も、ブランドとして育てていきたいという想いから付けたものですが、初めて見る方には「どんなブランドなんだろう?」と思われることもあると感じていました。

だからこそ、記憶に残るブランドにするために、照明や色のコンセプト、ポスターの見せ方など、展示全体で世界観が伝わる工夫をしました。

また、昨年の経験や周りの方から学んだことを活かし、今年は展示だけでなく、お客様への声掛けや接客にも意識を向けました。

実際のお客様との会話を通して、商品の魅力の伝え方や提案の仕方など、ブランドを届けるために必要なことを多く学ぶことができました。

【 デザイナーズフェスタ2回目の出展 】

--もう一つの一押しでもあるお花の商品ですが、海外で石を買い付けられたと聞きました!
詳しく聞かせていただいてもよろしいでしょうか?
きっかけは、MHTのブランドのデザイナーであるマリー エレーヌ ドゥ タイヤックさんの作品が好きで憧れてるんです。
その方が作ってるジュエラーがインドのジャイプールにあるっていうのをネットで知って、私もそこで作ってもらいたいなって思ったんです。イギリス王室などにも卸してるとても有名なジュエラーなので、ダメ元でインスタのDMを送ったら、まさかの返事が来まして(笑)

「いいよ!」みたいな返答だったので、去年の年末にインドに行き、作りたいジュエリーのイメージを用意して「こういうジュエリーを作りたいのですができますか?」って伝えたら、1日でサンプルを作ってくださったんです。
すごく対応が良くて、一流のジュエラーさんだなって実感しました。運良くお願いすることもでき、ダメ元で連絡して本当に良かったって思いました!
--その行動力が素晴らしいですね!憧れのデザイナーさんが作ってるジュエラーに依頼してるって本当にすごいですね!
いつかマリー エレーヌさんにお会いできたらいいなって思ってます!
--絶対会えそう!夢を叶えそうな気がしますね!
それがきっかけで、インドが好きになりました!
ジャイプールは普通に道に牛も歩いてたりするんですが、ピンクシティーとも言われてるんですね。昔、イギリス王室を迎えるために街をピンクの建物にしたとかで、そういう歴史もあり、街自体がとても可愛いんです。

宝石のカービング技術が有名でもあるので、マリー エレーヌさんも前まで住まわれてたり、欧米出身のデザイナーさんもジャイプールで活動されてたりする方も多くて、おしゃれなセレクトショップもたくさんあるんです。
--ジャイプールの街の魅力や歴史を、丁寧に感じ取っているのが本当に素敵だなと思いました。ジュエリーだけでなく、文化や背景に目を向けているところに、牧野さんらしさを感じます。
花モチーフの指輪着用写真
インドの建物
インドの建物の装飾
欧米の洗礼された文化と、インドの手仕事の素晴らしさが融合されたような街なので、すごく素敵でした!
トラブルも多かったですが・・・(笑)
--何があったんですか!?
飛行機とか半日遅れたりしたんです。日本に帰る飛行機が遅れて乗れなくて、空港で一日過ごしたりと、トラブルはありましたね(笑)
--トラブルさえも思い出になるっていうのが、旅の醍醐味ですよね(笑)
それでも行って良かったなって思える街なので、今年も行きたいなって思ってます!
まだ具体的には決まってないんですけど、POP UPで使った什器などはインドですごく可愛いのを揃えたりしたので、また見に行きたいですし、他にどんな職人さんがいるのかなっていうのも見てみたなとは思ってますね。
--ジュエリーを通して、その国の魅力を知って好きな国が増えいくのって素敵ですね!
インドの建物の装飾
--他にも行かれた国はありますか?
去年の夏に、ラヴァーグの企画でタイツアーに行きました!
タイも良かったんですが、カービングというよりは石そのものという感じだったので。バンコクの宝飾店的なところに行って、すごい安く石を仕入れられたり、チャンタブリというところに行って、そこではサファイアの鉱山で掘る体験もしたりしました。

チャンタブリの市場がヤバくて、商談スペースみたいな机のところに座って、どんどん石屋さんが売りに来るんですね。その中で良い石と出会えると嬉しいなどの貴重な体験ができて楽しかったですね!
--タイツアーでも、しっかり “石の目利き” を体感してきたんですね!
そうやって現地で直接石と向き合う経験が、デザインにも仕入れにも活きているのが素晴らしいです!
デザイナーズフェスタの様子
-- 昨年に引き続き、デザイナーズフェスタに出展を決められたときの気持ちや不安、期待などの心境を聞かせてください!
実は様々な状況があり、今回の出展は期限ギリギリまで悩みました。
ですが、先生方や昨年を共に経験した仲間の心強い後押しもあり、出展を決意したんです。

「この1年で自分はどれだけデザイナーとして成長できたか」を確かめる試練の場で、新しく掲げた目標に対する確かな「答え合わせ」の機会にしたいという、強い思いで臨みました。
デザイナーズフェスタの様子
-- 昨年は特別審査員賞を受賞され、今年はさらに強い思いをもって挑まれた2回目の展示会でしたが、昨年と比較してご自身が成長したと感じる部分を聞かせてください!

第一に、充実した商品の数です。

表現したい世界が広がった結果、気づけば昨年を大きく上回るラインナップを展開できていました。


また、ただ作品を並べるだけでなく、お客様へのアプローチ方法や、どのようにブランドをより多くの方に 認知していただくかなど、実践できて大きな成長を感じています。

-- 表現したい世界観が広がったことで作品の幅も増え、ブランドの魅力をより多くのお客様へ届けられる展示になったのですね。
制作だけではなく、ブランドの見せ方や届け方まで考えられるようになったことからも、デザイナーとして大きく成長されたことが伝わってきます!

そんな成長を実感された今年の展示会で、特に印象に残っている出来事や嬉しかったエピソードはありましたか?
特に印象に残っているのは、これまでジュエリーを身につける習慣がなく、たまたまご友人と一緒に展示を見に来てくださったお客様との出会いです。

お話を伺う中で、その方に似合うと感じたフラワーモチーフのネックレスをご提案し、「きっとお似合いだと思うので、よかったら着けてみませんか?」と試着をおすすめしました。

最初は「自分には大きいかも」とおっしゃっていたのですが、実際に身につけて鏡をご覧になった瞬間、表情がパッと明るくなり、「これ可愛い」と目を輝かせてくださったことが、とても印象に残っています。

その方が気にされていた部分も、ジュエリーによって魅力として引き立てることができ、「ジュエリーには人の気持ちや表情まで変える力がある」と、私自身が改めて実感でき、嬉しかったことです。
-- 素敵なエピソードですね!
お客様の雰囲気や想いに寄り添い、その方に本当に似合うジュエリーをご提案できたことからも、デザイナーとしての視点が大きく成長されていることが伝わってきます。

【 主催のイベントについて 】

--もう一つの一押しでもあるお花の商品ですが、海外で石を買い付けられたと聞きました!
詳しく聞かせていただいてもよろしいでしょうか?
きっかけは、MHTのブランドのデザイナーであるマリー エレーヌ ドゥ タイヤックさんの作品が好きで憧れてるんです。
その方が作ってるジュエラーがインドのジャイプールにあるっていうのをネットで知って、私もそこで作ってもらいたいなって思ったんです。イギリス王室などにも卸してるとても有名なジュエラーなので、ダメ元でインスタのDMを送ったら、まさかの返事が来まして(笑)

「いいよ!」みたいな返答だったので、去年の年末にインドに行き、作りたいジュエリーのイメージを用意して「こういうジュエリーを作りたいのですができますか?」って伝えたら、1日でサンプルを作ってくださったんです。
すごく対応が良くて、一流のジュエラーさんだなって実感しました。運良くお願いすることもでき、ダメ元で連絡して本当に良かったって思いました!
--その行動力が素晴らしいですね!憧れのデザイナーさんが作ってるジュエラーに依頼してるって本当にすごいですね!
いつかマリー エレーヌさんにお会いできたらいいなって思ってます!
--絶対会えそう!夢を叶えそうな気がしますね!
それがきっかけで、インドが好きになりました!
ジャイプールは普通に道に牛も歩いてたりするんですが、ピンクシティーとも言われてるんですね。昔、イギリス王室を迎えるために街をピンクの建物にしたとかで、そういう歴史もあり、街自体がとても可愛いんです。

宝石のカービング技術が有名でもあるので、マリー エレーヌさんも前まで住まわれてたり、欧米出身のデザイナーさんもジャイプールで活動されてたりする方も多くて、おしゃれなセレクトショップもたくさんあるんです。
--ジャイプールの街の魅力や歴史を、丁寧に感じ取っているのが本当に素敵だなと思いました。ジュエリーだけでなく、文化や背景に目を向けているところに、牧野さんらしさを感じます。
花モチーフの指輪着用写真
インドの建物
インドの建物の装飾
欧米の洗礼された文化と、インドの手仕事の素晴らしさが融合されたような街なので、すごく素敵でした!
トラブルも多かったですが・・・(笑)
--何があったんですか!?
飛行機とか半日遅れたりしたんです。日本に帰る飛行機が遅れて乗れなくて、空港で一日過ごしたりと、トラブルはありましたね(笑)
--トラブルさえも思い出になるっていうのが、旅の醍醐味ですよね(笑)
それでも行って良かったなって思える街なので、今年も行きたいなって思ってます!
まだ具体的には決まってないんですけど、POP UPで使った什器などはインドですごく可愛いのを揃えたりしたので、また見に行きたいですし、他にどんな職人さんがいるのかなっていうのも見てみたなとは思ってますね。
--ジュエリーを通して、その国の魅力を知って好きな国が増えいくのって素敵ですね!
インドの建物の装飾
--他にも行かれた国はありますか?
去年の夏に、ラヴァーグの企画でタイツアーに行きました!
タイも良かったんですが、カービングというよりは石そのものという感じだったので。バンコクの宝飾店的なところに行って、すごい安く石を仕入れられたり、チャンタブリというところに行って、そこではサファイアの鉱山で掘る体験もしたりしました。

チャンタブリの市場がヤバくて、商談スペースみたいな机のところに座って、どんどん石屋さんが売りに来るんですね。その中で良い石と出会えると嬉しいなどの貴重な体験ができて楽しかったですね!
--タイツアーでも、しっかり “石の目利き” を体感してきたんですね!
そうやって現地で直接石と向き合う経験が、デザインにも仕入れにも活きているのが素晴らしいです!
纏う、満ちる。展を開催したDOMINANT MOTION
-- デザイナーズフェスタでの経験を経て、現在は妹尾さんが携わる香水の専門店で、ジュエリーイベントを主催されていますね。
このイベントを始めようと思われたきっかけを教えてください
ジュエリーイベントを始めたきっかけは、デザイナーズフェスタをきっかけに、お店のお客様から「川崎でも開催しないの?」「ここでも作品を見られないの?」という嬉しいお声を多くいただいたことでした。

当初は一部の作品を常設で展示していましたが、もっとオーダーやセミオーダーの機会を増やし、自分自身もさらに挑戦したいという想いから、3か月に一度のイベントとして開催することを決めました。

また、デザイナーズフェスタ後は次の出展予定も決まっていなかったので、「機会を待つのではなく、自分でつくろう!」と考えたことも大きなきっかけです。
お客様に喜んでいただける場をつくり、初めてジュエリーに触れる方にもブランドを知っていただく機会になるのであれば、挑戦すること自体に意味があると思い、イベントをスタートしました。
纏う、満ちる。展を開催したDOMINANT MOTION
DOMINANT MOTIONのジュエリーイベント「纏い満ちる展」
DOMINANT MOTIONのジュエリーイベント「纏い満ちる展」
-- 『纏い、満ちる。』というタイトルには、どのような想いを込められたのでしょうか?

現代社会において、自分がこのジュエリーを作って出会うまでって何か満たされてなかったんですよね。何かが足りないってずっと思ってて。

そこからジュエリー制作を学んで、キラキラしたジュエリーを自分で生み出して身につけるときに、やっと心が満ちたんですよね!


「この気持ちを言葉にできるのって何だろう?」って考えたときに、"ジュエリーを身に纏って心が満ちていく"っていう感覚だと思ったんです。
その時の心の動きや体験を他の人にも届けたいなって思い、『纏い満ちる』にしました。


DOMINANT MOTIONの由来は『不安定から安定する動き』の音楽用語なんです。

なので、"DOMINANT MOTION"と"纏い満ちる"という2つの言葉を重ね、ジュエリーを身に纏うことで心が満たされ、お客様の日常が少しでも豊かになるようなブランドでありたいという想いを込めています。

物心ついた頃から、どこか満たされていなかったんですよね。
何かが足りない。ずっと、そんな感覚がありました。

ジュエリー制作を学び、初めて自分の手でキラキラしたジュエリーを生み出して、それを身につけたとき、やっと「心が満たされた」と感じたんです。
例えるなら、空だったコップに少しずつ水が注がれて、いっぱいになって溢れていくような感覚でした。

「この気持ちはなんだろう」と考えたときに浮かんだのが、『 ジュエリーを身に纏い、心が満ちていく 』という言葉でした。

自分がジュエリーを通して感じたこの心の動きや体験を、ものづくりを通して誰かにも届けたい。
そんな想いから、『纏い満ちる』というコンセプトが生まれました。

ブランド名の『 DOMINANT MOTION 』は、音楽において、不安定な響きから安定した響きへと向かう動きを表す言葉です。
私はそこに、単なる音の動きだけではなく、人の心が動き、満たされていく瞬間を重ねています。

何かが足りないと感じていた心が、ジュエリーを身に纏うことで満ちていく。
その心の動きに、『 DOMINANT MOTION 』という名前を付けました。
DOMINANT MOTIONのリング
-- 妹尾さんが感じられたことや大切にされている想いが、そのまま言葉に込められていたのですね!改めて、ブランドの世界観とストーリー性を感じました!

デザイナーズフェスタへの出展、そして現在はご自身でジュエリーイベントも開催されていますが、この2つを経験されてみて、感じた違いや印象に残っていることはありますか?
デザイナーズフェスタは、"ジュエリーの展示会"とわかった上で来場される方が多く、最初からジュエリーに興味を持ってくださっているお客様が中心でした。

一方で『 纏い満ちる展 』は、香水店へ来店された方や通りすがりのお客様が多く、「何をしているんだろう?」「今日はジュエリーも見られるんだ」と、偶然足を止めてくださることがほとんどです。

実際に、お店のお客様からも「代官山ではなく、お店で見たい」という声をいただくことが多く、その声がイベント開催の後押しにもなりました。
そのため、お客様の層はデザイナーズフェスタとは大きく異なり、"ブランドを探して来た"というよりも、"偶然の出会いからブランドを知った方"が多いと感じています。
DOMINANT MOTIONのリング
-- 同じジュエリーイベントでも、お客様との出会い方が大きく違うのですね!

展示会に伺った際に、男女問わずオーダーのご相談をされるお客様がいらっしゃるというお話がありましたが、改めて幅広い客層に『DOMINANT MOTION』の魅力が届いていることを感じました。

さまざまなご要望に寄り添いながら、一つひとつのオーダーに向き合い、挑戦を重ねてこられたからこそ、お客様から信頼されるブランドになられたと思います。
DOMINANT MOTIONの妹尾美花子さん
そうですね。年齢も職業も全く違うお客様からオーダーをいただき、安心感を感じていただけてると嬉しいなと思ってます。

それこそ最初の一番のネックは、オーダーのお客様って既製品に移行しなかったんです。
ですが、今ではオーダーに関して記念のもの、そしてセミオーダーが多くなり、やっと既製品が動き始めたんです。

それにより、オーダー品と既製品を一緒につけてくださる方も多くなった印象がありますね。

他のデザイナーさんよりも、歩みは遅いかもしれないですけど、ちょっとずつ積み重なってきてはいるかなと思ってますね。
DOMINANT MOTIONのスカーフリング
DOMINANT MOTIONの妹尾美花子さん
DOMINANT MOTIONのリング
DOMINANT MOTIONのスカーフリング

-- イベントを開催する上で、一番大切にしたことや意識したことは何ですか?

一番大切にしたいことは、"DOMINANT MOTIONらしさ"です。

ブランドイメージを重視しつつ、その中でいかにお客様に対し似合うもの、寄り添えるものを提案できるかっていうのは考えていますね。

-- ブランドの世界観を大切にしながら、お客様に寄り添うご提案をされていたんですね。

今年の6月に開催されたイベントでは、お客様からどのような反応がありましたか?
リピーターのお客様が多く、イベントを開催するたびに足を運んでくださる方もいらっしゃいます。

「着け心地が良いから新作も欲しい」とか「まだ新作は出ないの?」と楽しみにしてくださるお声や、「どのアイテムとも合わせやすく、ファッションを選ばずに自分らしさを表現できる」というお言葉も多くいただけたことが、とても嬉しかったですね!
-- 新作を楽しみにしてくださってるのは、嬉しいですね!
実際に身につけていただいたお客様がリピーターになって、『DOMINANT MOTION』を好きになってくださっていることが伝わってきます。
お客様とのつながりを大切にしながら、これからさらにブランドの世界観を広げていかれるのが楽しみですね!
DOMINANT MOTIONのリング

【 "纏い満ちる"をテーマにジュエリーと香水の展開 】

--もう一つの一押しでもあるお花の商品ですが、海外で石を買い付けられたと聞きました!
詳しく聞かせていただいてもよろしいでしょうか?
きっかけは、MHTのブランドのデザイナーであるマリー エレーヌ ドゥ タイヤックさんの作品が好きで憧れてるんです。
その方が作ってるジュエラーがインドのジャイプールにあるっていうのをネットで知って、私もそこで作ってもらいたいなって思ったんです。イギリス王室などにも卸してるとても有名なジュエラーなので、ダメ元でインスタのDMを送ったら、まさかの返事が来まして(笑)

「いいよ!」みたいな返答だったので、去年の年末にインドに行き、作りたいジュエリーのイメージを用意して「こういうジュエリーを作りたいのですができますか?」って伝えたら、1日でサンプルを作ってくださったんです。
すごく対応が良くて、一流のジュエラーさんだなって実感しました。運良くお願いすることもでき、ダメ元で連絡して本当に良かったって思いました!
--その行動力が素晴らしいですね!憧れのデザイナーさんが作ってるジュエラーに依頼してるって本当にすごいですね!
いつかマリー エレーヌさんにお会いできたらいいなって思ってます!
--絶対会えそう!夢を叶えそうな気がしますね!
それがきっかけで、インドが好きになりました!
ジャイプールは普通に道に牛も歩いてたりするんですが、ピンクシティーとも言われてるんですね。昔、イギリス王室を迎えるために街をピンクの建物にしたとかで、そういう歴史もあり、街自体がとても可愛いんです。

宝石のカービング技術が有名でもあるので、マリー エレーヌさんも前まで住まわれてたり、欧米出身のデザイナーさんもジャイプールで活動されてたりする方も多くて、おしゃれなセレクトショップもたくさんあるんです。
--ジャイプールの街の魅力や歴史を、丁寧に感じ取っているのが本当に素敵だなと思いました。ジュエリーだけでなく、文化や背景に目を向けているところに、牧野さんらしさを感じます。
花モチーフの指輪着用写真
インドの建物
インドの建物の装飾
欧米の洗礼された文化と、インドの手仕事の素晴らしさが融合されたような街なので、すごく素敵でした!
トラブルも多かったですが・・・(笑)
--何があったんですか!?
飛行機とか半日遅れたりしたんです。日本に帰る飛行機が遅れて乗れなくて、空港で一日過ごしたりと、トラブルはありましたね(笑)
--トラブルさえも思い出になるっていうのが、旅の醍醐味ですよね(笑)
それでも行って良かったなって思える街なので、今年も行きたいなって思ってます!
まだ具体的には決まってないんですけど、POP UPで使った什器などはインドですごく可愛いのを揃えたりしたので、また見に行きたいですし、他にどんな職人さんがいるのかなっていうのも見てみたなとは思ってますね。
--ジュエリーを通して、その国の魅力を知って好きな国が増えいくのって素敵ですね!
インドの建物の装飾
--他にも行かれた国はありますか?
去年の夏に、ラヴァーグの企画でタイツアーに行きました!
タイも良かったんですが、カービングというよりは石そのものという感じだったので。バンコクの宝飾店的なところに行って、すごい安く石を仕入れられたり、チャンタブリというところに行って、そこではサファイアの鉱山で掘る体験もしたりしました。

チャンタブリの市場がヤバくて、商談スペースみたいな机のところに座って、どんどん石屋さんが売りに来るんですね。その中で良い石と出会えると嬉しいなどの貴重な体験ができて楽しかったですね!
--タイツアーでも、しっかり “石の目利き” を体感してきたんですね!
そうやって現地で直接石と向き合う経験が、デザインにも仕入れにも活きているのが素晴らしいです!
-- 香水とジュエリーという、異なるものを一つの空間で表現したことで、お客様にどんな体験を届けたいとか考えられていましたか?
まず、メインテーマである『 纏い満ちる 』という感覚を、異なる感覚から体験していただきたいという想いがありました。

ジュエリーは、目で見て、実際に身につけて、視覚や触覚を通して感じることができます。
一方で香りは目には見えませんが、身に纏うことで嗅覚を通して感じることができます。

同じ「身に纏う」ものでも、ジュエリーと香水では感じ方がまったく違うんですよね。
だからこそ、その二つを一つの空間で表現することで、ジュエリーだけ、香りだけでは生まれない『 纏い満ちる 』という体験を届けたいと思いました。

そして、どちらも「これを身につけてください」とこちらから決めるものではなく、その方自身が好きなジュエリーや香りを選び、自分らしく身に纏うものだと思っています。
ジュエリーと香り、それぞれ違う方向からその方に寄り添い、身に纏うことで少しずつ心が満ちていく。
そういう体験を届けることを大切にしています。
-- ジュエリーブランドに合わせた香水を今作られていると、以前聞かせていただきましたが、その香水に込めた想いや、どのようにしていこうと考えていらっしゃいますか?
香りは人の印象にも強く残るものなので、『 DOMINANT MOTION 』を表現する上で、ジュエリーと同じように欠かせない存在だと考えています。
そのため、現在ブランドを象徴する香りを制作しています。

「DOMINANT MOTIONらしさとは何だろう」
「『纏い満ちる』とは、どんな感覚なんだろう」
ということは、今もずっと追い求めているテーマです。

あるとき、「満ちる」という言葉について考えていたら、「満ちる」「満ち溢れる」という言葉は、水や液体のようなものに置き換えられるなと思ったんです。
そこから、自分が以前から感じていた「何かが足りない」「満たされない」という感覚を、喉の渇きのようなものに置き換えて、連想していきました。
"満ちるなら、水"
"満たされていないなら、渇き"

渇きから連想したのが、砂漠でした。
そこから生まれたのが、『砂漠の中のオアシス』というイメージです。

枯渇した心を「砂漠」に、そこを満たしていくジュエリーを「オアシス」に見立てています。
自分が制作するジュエリーでも、硬い金属でありながら、まるで液体のように滑らかで、にゅるんとした質感を感じられるような磨きを追い求めています。
ブランドにイメージの香水
だから自分の中では、ジュエリーと「水」や「オアシス」というイメージも自然につながっているんです。
ジュエリーという「オアシス」を身に纏うことで、渇いていた心が少しずつ満たされていく。

それが、『纏い満ちる』から生まれた新たなDOMINANT MOTIONの作品テーマになりました。
現在制作している香水も、この世界観を香りで表現しようとしています。

『 砂漠の中にあるオアシスに咲く花は、どんな香りがするんだろう 』そんな想像から香りを組み立てています。

砂埃を思わせる少し乾いた空気。その中に現れる、みずみずしいオアシス。そして、そこに咲く少しトロピカルな花。
実際には存在しないかもしれない、誰も嗅いだことのない世界だからこそ、香りを通してその情景を想像し、感じていただきたいと思っています。

香りが移り変わっていく時間も含めて、『 砂漠の中のオアシス 』というDOMINANT MOTIONの世界そのものを体験していただけたら嬉しいですね。
DOMINANT MOTIONのインタビュー風景
-- 素敵ですね! デザイナーズフェスタでサンプルを嗅がせていただきましたが、本当に心が安らぐような、とても素敵な香りだったのを覚えています。

妹尾さんがおっしゃる「砂漠の中のオアシス」というコンセプトのように、忙しい日々の中でそっと心を癒してくれる存在になりそうで、完成が今からとても楽しみです!
すごく嬉しいです!
今の香りから、さらに透明度の高いオアシスの水を感じられるような表現を加えていきたいと考えています。

例えば、今の試作品に“ある香料”を加えると、より瑞々しい香りになるんです。
ただ、香水って一種類の香料をほんのわずかに加えるだけでも、全体の印象が変わってしまうんですよね。

なので、その瑞々しさをどこまで加えるのか、全体のバランスを見ながら調整していくのがすごく難しいところでもあります。
そこを少しずつブラッシュアップしながら、自分が思い描いている「砂漠の中のオアシス」の香りに近づけていきたいと思っています。
-- まさに展示会に伺ったとき、ベースの香りに、その場でアレンジしてくださったものを嗅がせていただきましたが、数滴で「こんな変わるの!?」って思いました!
香水が完成されたら、ジュエリーとどのような展開をしようと考えていますか?
-- まさに展示会に伺ったとき、ベースの香りに、その場でアレンジしてくださったものを嗅がせていただきましたが、数滴で「こんな変わるの!?」って思いました!

香水が完成されたら、ジュエリーとどのような展開をしようと考えていますか?
一つで終わらせるんじゃなくて、コレクションとして出し続けていきたいと思っています。
『 DOMINANT MOTION 』では、"纏い満ちる"というテーマを大切にしているんですけど、今回はその中でも"砂漠の中のオアシス"をイメージして、香水とフラワーモチーフや色石を使ったジュエリーを制作しています。

今後は、”纏い満ちる”という軸はそのままに、また別のテーマを掛け合わせながら、ジュエリーと一緒に香水もコレクションとして展開していきたいと考えています。

香水も、一つで完成するものにはするんですけど、コレクションごとの香水を重ね付けしていただくことで、ご自身だけの新しい”纏い満ちる”を体験していただけるようなものにしたいなと思っています。
ボトルも、『DOMINANT MOTION』らしさを表現できるように、四角いフォルムの方がブランドのイメージに合うかなと思っていて、今ちょうど試作を進めているところです。
香水のボトル
-- 香水を作る時とジュエリーデザインを作る時でなんか意識してることの違いってあるんですか?
全部違いますね。
どっちもお肌につけていただくものにはなるんですけど、歌でいうと曲から作るか作詞から作るかみたいな感じで、ベクトルが変わってくるかっていう感じになりますね。

ジュエリーをメインにして香水は作ってるので、そこに寄せてテーマ作ってるんです。

そして香水で表現したいのが、ジュエリーで感じるひんやり感ってあるじゃないですか?
金属の冷たさを香水で表現したいと考えています。
DOMINANT MOTIONのリング
-- 香水で金属のような冷たさを表現できるんですか!?
そうなんです。香水でも、少しメタリックな冷たさって表現できるんですよ。

今制作している香水にも、工場の鉄のような香りを取り入れていて、それを他の香りと組み合わせています。
一見すると「いい香り」とは思われないような香りでも、少し加えることで全体の香りに奥行きが生まれて、より魅力的になるんですよね。

香水の歴史を見ても、もともとは革の匂いを和らげるために使われていたように、ネガティブなものをポジティブなものへ変えてきた背景があります。
そういう考え方が、私はすごく面白いなと思っていて、ジュエリーも完成した作品はキラキラしていますが、その裏側では手を汚しながら制作していますよね?

だから香水も同じように、少し「汚し」のような要素を加えることで、美しい部分がより際立つんじゃないかなと考えています。

今回の「砂漠の中のオアシス」というテーマでも、あえて砂埃のような乾いた香りを取り入れています。
そうすることで、その中にあるオアシスのみずみずしさがより印象的に感じられるように意識しています。
DOMINANT MOTIONのリング
-- とても素敵な考え方ですね!
ただ「いい香り」を作るのではなく、ブランドの世界観やストーリーまで香りで表現されているからこそ、実際に体験してみたくなります。

その香水を通して、どんな方にブランドを知ってもらいたいと考えていらっしゃいますか?
お客様の中には、学生さんもいらっしゃるんですよ。
私自身もそうでしたが、学生時代ってブルガリやエルメス、ティファニーなどのブランドジュエリーは憧れでも、なかなか手が届かなかったんです。
でも、香水なら少し手に取りやすいですよね。

「ジュエリーは大人になってから買いたい」「アルバイトでお金を貯めてから」という方にも、まずは香水を通して『DOMINANT MOTION』の世界観に触れていただけたら嬉しいなと思っています。

ジュエリーからでも、香水からでも、どちらをきっかけにしていただいても構わないので、ブランドを知っていただく入口になればいいなと思っています。
DOMINANT MOTIONの商品
-- 香水がブランドとの最初の出会いになって、その後ジュエリーにも興味を持っていただけるきっかけになりそうですね!
「その香り、どこのブランドですか?」という会話から自然と『DOMINANT MOTION』を知っていただけるのも、とても素敵だなと思いました。
そうなんです!
嗅覚は記憶を司る海馬と近い位置にあるため、香りと記憶はとても密接につながっていると言われています。だからこそ、どこにいても「 この香りはDOMINANT MOTION 」と思い出していただけるような存在になれたら嬉しいなと思っています。

10年後、20年後に香りを纏った瞬間、「 これはあの時の、あの香りだ 」と思い出していただけるような、記憶に残るブランドにしていきたいです。
-- オリジナルの香りを通して、ジュエリーだけではなく、その時の思い出や感情まで届けていくという考え方がとても素敵ですね!

【 今後への展望 】

DOMINANT MOTIONの妹尾美花子さん
ジュエリーイベントの纏い満ちる展
-- デザイナーズフェスタや主催されたイベントなどの経験が、今後のブランド運営や制作にどう活かされそうですか?
"ただ作るだけ"では、ブランドは完成しないと考えています。

展示会などのリアルな場で得られたお客様からの生の声を、いかに『 DOMINANT MOTION 』らしいデザインや品質へ昇華させていくか。
現場での一つひとつの答え合わせが、今後のクリエイションとブランド運営の確かな原動力になっています。
DOMINANT MOTIONの妹尾美花子さん
-- お客様との出会いや、現場で得た経験を大切にしながらブランドを育ててこられたのですね!

これから『 DOMINANT MOTION 』をどのようなブランドへ成長させていきたいと考えていますか?挑戦してみたいことも含めて教えてください。
現在3ヶ月に一度開催している『纏い、満ちる展』は、これからも大切な軸として続けていきたいと考えています。

単にジュエリーを販売する場ではなく、香りや空間、接客を含めて『 DOMINANT MOTION 』の世界観を五感で感じていただき、その場所でしか味わえない特別な体験を届けられるイベントにしていきたいです。

また、現在制作している香水をはじめ、新しいプロダクトの展開も進めています。

ジュエリーや香水を通して、より多くの方の日常に寄り添い、「 身に纏うことで心が満ちる 」という『 DOMINANT MOTION 』ならではの価値を、これからさらに広げていきたいと思っています。
ジュエリーイベントの纏い満ちる展
-- さまざまな経験を積まれてきた妹尾さんだからこそ伝えられることもあると思うのですが、これからジュエリーデザイナーを目指したい方や、この記事を読んでくださっている方へ向けて、メッセージをいただけますか?
偉そうなことを言える立場ではないのですが、まずは、自分を信じて一歩を踏み出してみてほしいと思います。

たった今、今が人生の中で一番若い瞬間です。
悩んで数日、数か月、数年が過ぎてしまうのであれば、"思い立ったら吉日"と思って、まずは見学や体験など、行動して変えてほしいです。

矢沢永吉さんの『 時代が変わってもやる奴はやっちゃうのよ!やらないやつはやらない!』という言葉は私の好きな格言で、何かに挑戦するときに大切にしています。
「やってみたい」という自分の純粋な気持ちは、ぜひ大切にしてほしいです。

最初は誰もが未経験からのスタートですし、最初から完璧にできなくて当たり前です。
ぜひ一歩を踏み出して、表現する楽しさを一緒に感じてもらえたら嬉しいです。

ラヴァーグは、安心して挑戦できる場所なので、自分を信じて、一歩踏み出してみてください。
ハートモチーフのピアス
-- 妹尾さん自身も、一度は厳しい現実を経験しながらも、諦めずに行動を続けたことで、今の『DOMINANT MOTION』につながっているんですよね。
だからこそ、「やってみたい」という気持ちを大切にして、まずは一歩踏み出してほしいという言葉には、実際に挑戦し、たくさんの経験をされてきたからこその説得力を感じました。
--もう一つの一押しでもあるお花の商品ですが、海外で石を買い付けられたと聞きました!
詳しく聞かせていただいてもよろしいでしょうか?
きっかけは、MHTのブランドのデザイナーであるマリー エレーヌ ドゥ タイヤックさんの作品が好きで憧れてるんです。
その方が作ってるジュエラーがインドのジャイプールにあるっていうのをネットで知って、私もそこで作ってもらいたいなって思ったんです。イギリス王室などにも卸してるとても有名なジュエラーなので、ダメ元でインスタのDMを送ったら、まさかの返事が来まして(笑)

「いいよ!」みたいな返答だったので、去年の年末にインドに行き、作りたいジュエリーのイメージを用意して「こういうジュエリーを作りたいのですができますか?」って伝えたら、1日でサンプルを作ってくださったんです。
すごく対応が良くて、一流のジュエラーさんだなって実感しました。運良くお願いすることもでき、ダメ元で連絡して本当に良かったって思いました!
--その行動力が素晴らしいですね!憧れのデザイナーさんが作ってるジュエラーに依頼してるって本当にすごいですね!
いつかマリー エレーヌさんにお会いできたらいいなって思ってます!
--絶対会えそう!夢を叶えそうな気がしますね!
それがきっかけで、インドが好きになりました!
ジャイプールは普通に道に牛も歩いてたりするんですが、ピンクシティーとも言われてるんですね。昔、イギリス王室を迎えるために街をピンクの建物にしたとかで、そういう歴史もあり、街自体がとても可愛いんです。

宝石のカービング技術が有名でもあるので、マリー エレーヌさんも前まで住まわれてたり、欧米出身のデザイナーさんもジャイプールで活動されてたりする方も多くて、おしゃれなセレクトショップもたくさんあるんです。
--ジャイプールの街の魅力や歴史を、丁寧に感じ取っているのが本当に素敵だなと思いました。ジュエリーだけでなく、文化や背景に目を向けているところに、牧野さんらしさを感じます。
花モチーフの指輪着用写真
インドの建物
インドの建物の装飾
欧米の洗礼された文化と、インドの手仕事の素晴らしさが融合されたような街なので、すごく素敵でした!
トラブルも多かったですが・・・(笑)
--何があったんですか!?
飛行機とか半日遅れたりしたんです。日本に帰る飛行機が遅れて乗れなくて、空港で一日過ごしたりと、トラブルはありましたね(笑)
--トラブルさえも思い出になるっていうのが、旅の醍醐味ですよね(笑)
それでも行って良かったなって思える街なので、今年も行きたいなって思ってます!
まだ具体的には決まってないんですけど、POP UPで使った什器などはインドですごく可愛いのを揃えたりしたので、また見に行きたいですし、他にどんな職人さんがいるのかなっていうのも見てみたなとは思ってますね。
--ジュエリーを通して、その国の魅力を知って好きな国が増えいくのって素敵ですね!
インドの建物の装飾
--他にも行かれた国はありますか?
去年の夏に、ラヴァーグの企画でタイツアーに行きました!
タイも良かったんですが、カービングというよりは石そのものという感じだったので。バンコクの宝飾店的なところに行って、すごい安く石を仕入れられたり、チャンタブリというところに行って、そこではサファイアの鉱山で掘る体験もしたりしました。

チャンタブリの市場がヤバくて、商談スペースみたいな机のところに座って、どんどん石屋さんが売りに来るんですね。その中で良い石と出会えると嬉しいなどの貴重な体験ができて楽しかったですね!
--タイツアーでも、しっかり “石の目利き” を体感してきたんですね!
そうやって現地で直接石と向き合う経験が、デザインにも仕入れにも活きているのが素晴らしいです!
これまでの経験を振り返ると、自分は人よりも多くのことを経験させてもらってきたんだなと感じます。

自分自身の成長のためだと思い、すぐに行動することを大切にしてきました。
ジュエリーブランドとしてオーダー制作に挑戦したり、技術を身につけるために、先生のもとへ何度も質問しに行ったり、「分からないことは、聞かなければ成長できない」と思っていたので、たくさん質問させていただきました。どんなことでも丁寧に答えてくださる先生方には、本当に感謝しています。

ジュエリー制作は金属加工と同じで、叩かれることで強くなり、磨かれることで輝いていくものだと思っています。
自分自身も、さまざまな経験を通して磨かれて、少しずつ成長できたのかなと感じています。

最初は、周囲からの厳しい言葉や、職人さんからいただいた言葉に対して、「なんでそんなことを言われなきゃいけないんだろう」とネガティブに捉えてしまうこともありました。
でも今振り返ると、その一つひとつの経験があったからこそ、今の自分があります。

以前は「そういう経験もありがたいことだよ」と言われても、正直綺麗事のように感じていました。でも、自分自身が経験して乗り越えてきたからこそ、今では本当に感謝できるようになりました。

それはラヴァーグで学び、先生方や仲間と出会えたからこそだと思っています。
「ここを選んで本当に良かった」と心から感じています。
-- 妹尾さんのお話を聞いていると、ただ技術を身につけられたというだけではなく、一つひとつの経験や出会いを自分自身の成長につなげてこられたことが伝わってきます。

最初は苦しかった経験や厳しい言葉も、逃げずに向き合い続けたからこそ、今では感謝に変えられるものになったんですね。
そして、分からないことを素直に聞く姿勢や、自ら行動して挑戦する姿勢があったからこそ、『DOMINANT MOTION』というブランドの現在につながっているのだと感じました。

妹尾さんが歩んできた道のりは、これからジュエリーデザイナーを目指す方にとっても、大きな勇気やきっかけになると思います。
本日は貴重なお話をたくさん聞かせていただき、本当にありがとうございました!

【 編集後記 】

今回、妹尾さんのお話を伺い、改めて感じたのは、"人生を変えるきっかけは、最初は小さな憧れや興味から始まる"ということです。

高校生の頃に出会った一つのリングへの憧れが、やがて「自分自身の手でジュエリーを生み出したい」という想いへ変わり、現在の『 DOMINANT MOTION 』というブランドへ繋がっています。

しかし、その道のりは決して簡単なものではありませんでした。

一度は職人の世界の厳しさを知り、周囲からの厳しい言葉に悔しい思いをすることもありました。

それでも諦めることなく、自分にできる方法を探し、CADという新たな可能性に出会い、さらに技術を深めるために彫金も習得されました。

ここまで挑戦し続けることができたのは、自分を信じて進み続けたからこそだと思います。
天然石が留まった指輪
羽モチーフのネックレス
妹尾さんがCADコースを受講して、まだ中盤の課題に取り組まれていたときに、さらなる技術の向上とブランドとしてのクオリティを高めるために、オーダー受注を始められました。
これは、とても勇気のいる挑戦だったと思います。

お客様からいただいたオーダーに真剣に応えながらも、レイアウトに悩み、分からないことは先生へ積極的に質問し、難しい課題にも妥協せず向き合い、必死に挑まれていたことを覚えています。

その一つひとつの積み重ねが、技術だけでなく、デザイナーとしての考え方や人としての成長に繋がっているのだと感じました。

これらの挑戦は『 DOMINANT MOTION 』に込められた「100年続くブランドにしたい」という想いからです。

ただ美しいジュエリーを作るだけではなく、身につける方の人生に寄り添い、記憶に残る存在を届けたいという強い信念が妹尾さんを駆り立てたのだと思います。
羽モチーフのネックレス
ジュエリーは、完成した瞬間だけが価値ではありません。
そこに込められた想いや、制作する人の経験、そして身につける方との出会いによって、時を重ねるほど特別な存在になっていくものだと思います。

妹尾さんが歩んできた道のりは、これからジュエリー制作を始めたい方や、自分のブランドを持ちたいと考えている方にとって、大きな勇気になるのではないでしょうか?

「やってみたい」という純粋な気持ちを大切にし、まずは一歩踏み出してみる。
その一歩が、未来の自分や、まだ見ぬ可能性に繋がっていくのだと感じるインタビューでした。

妹尾さん、貴重なお話をありがとうございました!

ーコース一覧ー

妹尾美花子さんが受講されたコース一覧です。今後のスキルアップの参考にしてみてください!
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ジュエリーCADコース
彫金総合コース

DOMINANT MOTIONの妹尾美花子さんDOMINANT MOTIONのロゴ

妹尾 美花子
Mikako.S / ジュエリーデザイナー
コスメコンシェルジュとして美容・化粧品業界での接客販売、また化粧品のパッケージデザインに携わる。
その後、香りの専門店の経営を経て、さらなる表現の幅を広げるためLaVagueジュエリースクールにてCADおよび彫金技術を体系的に学ぶ。
在学中より、自身のジュエリーブランド『DOMINANT MOTION』を立ち上げ、3Dデジタル技術とクラフトマンシップを融合させた作品を展開。
現在はデザイナーズフェスタへの出展や、3か月に一度自主イベント「纏い、満ちる。」展を中心に精力的に活動中。
https://dominant-motion.com/

インタビュアーの講師竹田

竹田 智美
デザインの専門学校でグラフィックデザインを学び、前職ではメンズファッションアイテムのデザイナーとして実績を積みながら、LaVagueで生徒としてジュエリーメイキングを学ぶ。
その後、その実績と人柄が評価されLaVagueでCAD講師をしている。

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