ABOUT Designer's News
【ジュエリーデザイナーという仕事】
どんなきっかけで、どんな想いでジュエリーを作っていくのか。
この仕事を生業としていく一人一人の物語を皆さんにお伺いしました。
今回は、ジュエリーブランド『DOMINANT MOTION』のデザイナー妹尾 美花子さんにお話しを伺いました。
CAD・彫金の両方を学び、オーダージュエリー制作や展示会への出展、そしてブランドの世界観を表現するための新たな挑戦。
技術を磨くだけではなく、「ブランドを育てる」という視点を大切にしながら、一歩ずつ挑戦を重ねてこられました。
今回のインタビューでは、ブランド立ち上げのきっかけや、オーダー制作を通して得た学び、展示会で感じたこと、そして『DOMINANT MOTION』に込めた想いまで、たっぷりとお話を伺いました。
ブランドを立ち上げたい方はもちろん、ジュエリー制作を学んだその先の未来を描きたい方、自分らしいもの作りを続けていきたい方にも、きっと新たな気付きや勇気を与えてくれる内容です。
ぜひ最後までご覧ください!
DOMINANT MOTION Interview
【 ジュエリー制作をはじめたきっかけ 】
どうしても欲しくて、親に頼み込み、このリングが初めてのジュエリーになります。
そこから、音楽の専門学校を出て、化粧品業界で働いていたんですけど、ブルガリのB.zero1以外で自分が理想に思うジュエリーがずっと見付からなかったんですね。
それで、もともと物作りが好きだったので、自分で作ろうと思ったんです。
これがどうしても欲しくて、「他に何も要らないから、これを買ってほしい!」と親に頼み込んで、一緒にブルガリに行って買ってもらい、それが初めてのジュエリーで、今もつけてるんですけど。
それで、もともと幼いころから物作りが好きだったので、自分で作ろうと思ったんです。
そこから、ジュエリー制作を学ぶために学校を探されたのですか?
でも、「今は人をとっていない」という理由で断られてしまって。
その職人さん以外にもジュエリーのクラフトマンをされている女性の方とも出会う機会があり、平打ちリングを作る体験をさせていただいて「ここで習いたいです」と伝えました。
ですが、「基礎ができなかったら前に進めないからね、平打ちリングが作れるようになるまで、10年はかかるよ」って言われてしまい・・・その当時は厳しい世界だからと断念せざるを得なかったんです。
それでも諦めなかったのは、なぜですか?
自分で調べて合うものを探していたら、デジタルでの精密な設計ができるCADを知り、平打ちリングを作るのに10年かけなくても、好きなカタチを作れるので、自分の性格に合っていると感じ、まずはCADを学べる環境を探しました。
学校を選ばれる際は、いろんな学校に行かれたのですか?
いろんな学校のホームページを見たんですけど、文章硬くて専門用語ばっかり並べられているものが多く、正直初心者だと分からないことだらけで・・・、行く気にならなかったんです。
それに比べてラヴァーグは、インタビュー記事や先生方のブログを見て、面白そうだなと思ったんです。
特に校長先生のブログは、『 ブランドとは 』などの自分のためになる記事があり、メモとかでも残してあります。
私自身、ジュエリーとは別で香水のお店をしていて、2018年に立ち上げて活動をする中で、ブログに書いてあった" 売り込むと売れない "というのも、「確かに本当にそうだな」って思うところもあり、リアルに話してくれるところが良いなって思いました。
やはり、初めての挑戦に不安があったからですか?
ですが、「やってみなければ分からない。壁にぶつかったらその時に考えよう。」と思って、未来の自分への投資だと捉えて一歩を踏み出しましたね!
実際にスクールの雰囲気や学習環境が自分に合うのかと、人見知りな性格なので雰囲気を知りたいなと思い、あえて異なる曜日・時間帯に2度の体験、そしてCAD見学をさせていただきました。
もともと興味があったCAD見学では、パソコンが苦手だったんですけど、竹田先生の説明が分かりやすかったのと、周りのさまざまな生徒さん達に合わせて先生が対応し、生徒さんも楽しそうにCADをされてたことです。
学校の通いやすさはもちろんですが、個々のペースに寄り添ってくれる環境に確信が持てたため、ラヴァーグでCAD総合コースを受講することを決めました。
ジュエリー制作に対してのマイナスイメージを、体験や見学を通して解消され「自分にもできるかも」って思ってもらえたことは、私達も嬉しく思います!
【 ジュエリー制作を学ぶ中で成長してきたこと 】
しかし、先生方が私の不安をいち早く察知して的確にサポートしてくださり、何より「私が表現したいデザイン」に向けて一緒になってカタチにする方法を親身に考えてくれました。
そのサポートのおかげで安心して学べたことが、とても印象に残っています。
詳しく聞かせていただいてもよろしいでしょうか?
その方が作ってるジュエラーがインドのジャイプールにあるっていうのをネットで知って、私もそこで作ってもらいたいなって思ったんです。イギリス王室などにも卸してるとても有名なジュエラーなので、ダメ元でインスタのDMを送ったら、まさかの返事が来まして(笑)
「いいよ!」みたいな返答だったので、去年の年末にインドに行き、作りたいジュエリーのイメージを用意して「こういうジュエリーを作りたいのですができますか?」って伝えたら、1日でサンプルを作ってくださったんです。
すごく対応が良くて、一流のジュエラーさんだなって実感しました。運良くお願いすることもでき、ダメ元で連絡して本当に良かったって思いました!
ジャイプールは普通に道に牛も歩いてたりするんですが、ピンクシティーとも言われてるんですね。昔、イギリス王室を迎えるために街をピンクの建物にしたとかで、そういう歴史もあり、街自体がとても可愛いんです。
宝石のカービング技術が有名でもあるので、マリー エレーヌさんも前まで住まわれてたり、欧米出身のデザイナーさんもジャイプールで活動されてたりする方も多くて、おしゃれなセレクトショップもたくさんあるんです。
トラブルも多かったですが・・・(笑)
まだ具体的には決まってないんですけど、POP UPで使った什器などはインドですごく可愛いのを揃えたりしたので、また見に行きたいですし、他にどんな職人さんがいるのかなっていうのも見てみたなとは思ってますね。
タイも良かったんですが、カービングというよりは石そのものという感じだったので。バンコクの宝飾店的なところに行って、すごい安く石を仕入れられたり、チャンタブリというところに行って、そこではサファイアの鉱山で掘る体験もしたりしました。
チャンタブリの市場がヤバくて、商談スペースみたいな机のところに座って、どんどん石屋さんが売りに来るんですね。その中で良い石と出会えると嬉しいなどの貴重な体験ができて楽しかったですね!
そうやって現地で直接石と向き合う経験が、デザインにも仕入れにも活きているのが素晴らしいです!
先生にサポートしてもらいながらも"表現したいデザイン"をカタチにでき、成長を感じますね!
香水のお店もされている中で両立しながら学ぶのは、大変だったのでは?
時間の工面など多少のハードルはありましたが、それ以上に「自分の意志でやりたいことに打ち込んでいる、新しい事を覚えた、楽しい」という充実感が勝っていたため、大変さを苦に感じることはありませんでした。
でも活動初期は、周囲から「ハンドメイド作家とか、何者でもないんだからさ」と厳しい言葉をかけられることもあり、何度も悔しい思いもありました。
その言葉をバネに、自分を鼓舞し続けて乗り越えてきたら、作品作りがやっと楽しくなってきて、今では「ジュエリーデザイナーになったんだね」っていってもらえるようになりました。
その頃に、直談判しにいった職人さんにも直接筋を通しに行こうと思って、会いにも行ったんですよ。
制作した作品を見せたら「凄くなったね!何かあったら相談に乗るよ」って言ってもらえて、けじめをつけることができました。
-- もうかっこいいですね!
悔しい思いをすることもある中で、今の妹尾さんがあると思いますんが、今振り返ってみて、ラヴァーグで学んだ技術以外に得られたものはありましたか?
そして、制作やビジネスに向き合う上での「心の在り方」や「人間力」といった、技術以上の大切なマインドを学ぶことができました。
いろんな意味で責任感も持てるようになりましたし、一番最初に自分の行動や言動をする上で"これは100年続くブランド DOMINANT MOTION にどう繋がるか"っていうのを考えるようになりましたね!
先生とのやり取りの中でも、伝えることの重要性から、考え方、物の見方なども学びました。
学び始める前と今を比べて、自分の中で一番成長を感じることは?
特に印象深いのは、理想のシルエットを追求した「羽根モチーフのネックレス」です。
完成期日を自分の中で狭めてたので、妥協して終わらせるのか、自分の理想を叶えるのかってなったときに、「無理してでも理想のカタチでやろう!」と思ったんです。
CADでの微調整や角度、全体のバランス出しを何度も重ね、造形後も磨きや石留めに至るまで徹底的にこだわりました。
この作品を通じてデザインの汎用性も広がり、自身の大きなスキルアップに繋がった思い出の作品です。
妹尾さんにとって技術面だけでなく、ものづくりへの向き合い方そのものを大きく成長させてくれた、思い入れの深い作品になりましたね!
2つのアプローチ(デジタルとアナログ)を融合できたことで、データ作り自体の効率も上がり、表現できるデザインの幅が劇的に広がりましたね!
オーダーをいただくときなど、お客様のイメージを一度CADに起こしてイメージ確認をし、設計を考える際に" 現実的か、無理なのか "の判断もできるようになりました。
-- データ上で理想を表現するだけではなく、実際に金属として形になることまで考えられるようになったことで、より完成度の高いジュエリーを設計できるようになったことが伝わってきます。
CADと彫金、それぞれの視点を行き来しながら考えられることが、今の妹尾さんの強みにもなっていると思います!
17石の石留めが1日6時間で3~4日かかっていたのが、今では大体3時間で全部留められるようになりました。
CADのときも頭でシミュレーションしてたんです。例えば、教わったことを頭でまとめておいて、翌日に手書きで起こし、" どこをブラシュアップすれば良いのか "というシミュレーションして、実際に行うことをずっと繰り返していました。
それにより、言語化が上達しました!
どうやったら伝わるのかなど、お客様に伝えるときが一番大変でしたが、今では、その場で絵に描いたり、料理に例えたり、伝わりやすい言葉の変換がちょっとずつできるようになっていきました。
私、結構口下手で言葉数少なかったことで怒られる原因でもあったんですけど、そこが大きくガラッと変わったかなと思います。
-- 日々の積み重ねから言語化力が身についていったんですね!
ブランド運営していく上では、お客様に作品の魅力や想いを伝えることは重要なので、大きく活かされていますね!
【 オーダー制作 】
「100人のお客様に本気で向き合い、喜んでいただく」という具体的な実践こそが、今後のブランドの確かな基盤になると確信しています。
-- 目標達成に向けて、普段どのようなことを意識して学習や制作を続けていましたか?
実際のオーダー制作では、これまでに経験のない高い技術を求められる場面が多々あるんです。
スクールの先生方には、その挑戦に対して「 どうすれば実現可能か 」というプロの思考プロセスを的確にサポートしていただけたので、自ら考える力を養っていただいています。
実際にオーダー制作を経験する中で、必要だと感じたスキルはありますか?
詳しく聞かせていただいてもよろしいでしょうか?
その方が作ってるジュエラーがインドのジャイプールにあるっていうのをネットで知って、私もそこで作ってもらいたいなって思ったんです。イギリス王室などにも卸してるとても有名なジュエラーなので、ダメ元でインスタのDMを送ったら、まさかの返事が来まして(笑)
「いいよ!」みたいな返答だったので、去年の年末にインドに行き、作りたいジュエリーのイメージを用意して「こういうジュエリーを作りたいのですができますか?」って伝えたら、1日でサンプルを作ってくださったんです。
すごく対応が良くて、一流のジュエラーさんだなって実感しました。運良くお願いすることもでき、ダメ元で連絡して本当に良かったって思いました!
ジャイプールは普通に道に牛も歩いてたりするんですが、ピンクシティーとも言われてるんですね。昔、イギリス王室を迎えるために街をピンクの建物にしたとかで、そういう歴史もあり、街自体がとても可愛いんです。
宝石のカービング技術が有名でもあるので、マリー エレーヌさんも前まで住まわれてたり、欧米出身のデザイナーさんもジャイプールで活動されてたりする方も多くて、おしゃれなセレクトショップもたくさんあるんです。
トラブルも多かったですが・・・(笑)
まだ具体的には決まってないんですけど、POP UPで使った什器などはインドですごく可愛いのを揃えたりしたので、また見に行きたいですし、他にどんな職人さんがいるのかなっていうのも見てみたなとは思ってますね。
タイも良かったんですが、カービングというよりは石そのものという感じだったので。バンコクの宝飾店的なところに行って、すごい安く石を仕入れられたり、チャンタブリというところに行って、そこではサファイアの鉱山で掘る体験もしたりしました。
チャンタブリの市場がヤバくて、商談スペースみたいな机のところに座って、どんどん石屋さんが売りに来るんですね。その中で良い石と出会えると嬉しいなどの貴重な体験ができて楽しかったですね!
そうやって現地で直接石と向き合う経験が、デザインにも仕入れにも活きているのが素晴らしいです!
-- 理想以上の価値を導き出す上での提案力について、具体的にどのようなことなのかを聞かせていただきたいです。
これまでのオーダー制作でいろいろ携わったと思うんですけど、印象に残っているエピソードとかありますか?
最初は、お客様のご要望をそのまま形にしようとしていたのですが、お打ち合わせを進める中で、羽のネックレスを見られて「羽のデザインも取り入れたい」「石も入れたい」など、ご要望がどんどん増えていったんです。
その経験から、お客様のふわっとしたイメージを整理し、完成形を一緒に明確にしていく「 提案力 」がとても大切だと学びました。
この提案の仕方には、前職でメイクの仕事をしていた経験も活きています。
お客様の雰囲気や服装、普段のメイクなどを見ながら好みをイメージし、「こういうテイストがお好きではないですか?」とご提案することで、ご本人も気づいていなかった理想を引き出せることがあります。
ジュエリーもメイクも、「相手の想いを形にする」という点では共通していると感じており、その経験は現在のオーダー制作にも大きく役立っています。
前職での経験も活かしながら、お客様一人ひとりに寄り添ったご提案ができるようになったことも、大きな成長につながっていると感じますね!
初めてシルバー以外の貴金属としてお引き受けした、プラチナのフルオーダーリングです。
「どこにもない抽象的なデザイン」というオーダーだったため、お客様の頭の中にある理想のイメージを丁寧に紐解きながら、何度も何度もデザインを起こしてバランスを調整し続けました。
この真剣勝負のようなもの作りの時間は、何にも代えがたい有意義な経験でした。
-- ブランドを立ち上げてから、これまでさまざまな挑戦を重ねてこられたと思います。
その中で一番苦労したこと、そして、その経験をどのように乗り越えて今につなげてこられたのかを教えてください!
オーダーをいただいた以上は、お客様との約束を守るために、どんなことがあっても最後までやり遂げるという気持ちで取り組んできました。あえて難しいことにも挑戦し、自分を追い込むことで、一つひとつ乗り越えるたびにできることの幅が広がり、自信にもつながっています。
振り返ると、ジュエリーを始めたことで技術だけでなく、人としても大きく成長できたと感じています。
【 ブランドに対する想い 】
ただ一つ、心の中にあるのは「100年続くブランドにする」という強い意志です。その未来を見据えた中で、今一度「自分自身」と「ブランドのアイデンティティ」を見つめ直す、豊かで意味のある旅の途中だと捉えています。
詳しく聞かせていただいてもよろしいでしょうか?
その方が作ってるジュエラーがインドのジャイプールにあるっていうのをネットで知って、私もそこで作ってもらいたいなって思ったんです。イギリス王室などにも卸してるとても有名なジュエラーなので、ダメ元でインスタのDMを送ったら、まさかの返事が来まして(笑)
「いいよ!」みたいな返答だったので、去年の年末にインドに行き、作りたいジュエリーのイメージを用意して「こういうジュエリーを作りたいのですができますか?」って伝えたら、1日でサンプルを作ってくださったんです。
すごく対応が良くて、一流のジュエラーさんだなって実感しました。運良くお願いすることもでき、ダメ元で連絡して本当に良かったって思いました!
ジャイプールは普通に道に牛も歩いてたりするんですが、ピンクシティーとも言われてるんですね。昔、イギリス王室を迎えるために街をピンクの建物にしたとかで、そういう歴史もあり、街自体がとても可愛いんです。
宝石のカービング技術が有名でもあるので、マリー エレーヌさんも前まで住まわれてたり、欧米出身のデザイナーさんもジャイプールで活動されてたりする方も多くて、おしゃれなセレクトショップもたくさんあるんです。
トラブルも多かったですが・・・(笑)
まだ具体的には決まってないんですけど、POP UPで使った什器などはインドですごく可愛いのを揃えたりしたので、また見に行きたいですし、他にどんな職人さんがいるのかなっていうのも見てみたなとは思ってますね。
タイも良かったんですが、カービングというよりは石そのものという感じだったので。バンコクの宝飾店的なところに行って、すごい安く石を仕入れられたり、チャンタブリというところに行って、そこではサファイアの鉱山で掘る体験もしたりしました。
チャンタブリの市場がヤバくて、商談スペースみたいな机のところに座って、どんどん石屋さんが売りに来るんですね。その中で良い石と出会えると嬉しいなどの貴重な体験ができて楽しかったですね!
そうやって現地で直接石と向き合う経験が、デザインにも仕入れにも活きているのが素晴らしいです!
「100年続くブランドにしたい」という想いには、自分がいない未来にも残り続けるジュエリーを届けたいという願いがあります。
ジュエリーは何十年と受け継がれていくものだからこそ、お客様にも長く安心して身につけていただき、その先の世代へと受け継がれる存在であってほしいと考えています。
私自身、小さい頃に祖母から譲り受けた指輪を今でも大切に持っているんです。そうした経験から、人の想いや記憶を受け継ぐジュエリーって素敵だなって思うんです。" 自分が心を惹かれるものを形にし、それが時代を超えて誰かの大切な存在として残り続ける "そんなブランドを目指して、日々制作しています。
そして、お祖母様から受け継がれた指輪のエピソードから、「ジュエリーは世代を超えて想いをつなぐもの」なのだと改めて感じました。
-- 『 DOMINANT MOTION 』というブランドの世界観を伝えることの難しさもあると思うのですが、お客様へ伝えていくために工夫されたことはありますか?
世界観を伝えることは、最初はとても悩みました。
『DOMINANT MOTION』という名前も、ブランドとして育てていきたいという想いから付けたものですが、初めて見る方には「どんなブランドなんだろう?」と思われることもあると感じていました。
だからこそ、記憶に残るブランドにするために、照明や色のコンセプト、ポスターの見せ方など、展示全体で世界観が伝わる工夫をしました。
また、昨年の経験や周りの方から学んだことを活かし、今年は展示だけでなく、お客様への声掛けや接客にも意識を向けました。
実際のお客様との会話を通して、商品の魅力の伝え方や提案の仕方など、ブランドを届けるために必要なことを多く学ぶことができました。
【 デザイナーズフェスタ2回目の出展 】
詳しく聞かせていただいてもよろしいでしょうか?
その方が作ってるジュエラーがインドのジャイプールにあるっていうのをネットで知って、私もそこで作ってもらいたいなって思ったんです。イギリス王室などにも卸してるとても有名なジュエラーなので、ダメ元でインスタのDMを送ったら、まさかの返事が来まして(笑)
「いいよ!」みたいな返答だったので、去年の年末にインドに行き、作りたいジュエリーのイメージを用意して「こういうジュエリーを作りたいのですができますか?」って伝えたら、1日でサンプルを作ってくださったんです。
すごく対応が良くて、一流のジュエラーさんだなって実感しました。運良くお願いすることもでき、ダメ元で連絡して本当に良かったって思いました!
ジャイプールは普通に道に牛も歩いてたりするんですが、ピンクシティーとも言われてるんですね。昔、イギリス王室を迎えるために街をピンクの建物にしたとかで、そういう歴史もあり、街自体がとても可愛いんです。
宝石のカービング技術が有名でもあるので、マリー エレーヌさんも前まで住まわれてたり、欧米出身のデザイナーさんもジャイプールで活動されてたりする方も多くて、おしゃれなセレクトショップもたくさんあるんです。
トラブルも多かったですが・・・(笑)
まだ具体的には決まってないんですけど、POP UPで使った什器などはインドですごく可愛いのを揃えたりしたので、また見に行きたいですし、他にどんな職人さんがいるのかなっていうのも見てみたなとは思ってますね。
タイも良かったんですが、カービングというよりは石そのものという感じだったので。バンコクの宝飾店的なところに行って、すごい安く石を仕入れられたり、チャンタブリというところに行って、そこではサファイアの鉱山で掘る体験もしたりしました。
チャンタブリの市場がヤバくて、商談スペースみたいな机のところに座って、どんどん石屋さんが売りに来るんですね。その中で良い石と出会えると嬉しいなどの貴重な体験ができて楽しかったですね!
そうやって現地で直接石と向き合う経験が、デザインにも仕入れにも活きているのが素晴らしいです!
ですが、先生方や昨年を共に経験した仲間の心強い後押しもあり、出展を決意したんです。
「この1年で自分はどれだけデザイナーとして成長できたか」を確かめる試練の場で、新しく掲げた目標に対する確かな「答え合わせ」の機会にしたいという、強い思いで臨みました。
第一に、充実した商品の数です。
表現したい世界が広がった結果、気づけば昨年を大きく上回るラインナップを展開できていました。
また、ただ作品を並べるだけでなく、お客様へのアプローチ方法や、どのようにブランドをより多くの方に 認知していただくかなど、実践できて大きな成長を感じています。
制作だけではなく、ブランドの見せ方や届け方まで考えられるようになったことからも、デザイナーとして大きく成長されたことが伝わってきます!
そんな成長を実感された今年の展示会で、特に印象に残っている出来事や嬉しかったエピソードはありましたか?
お話を伺う中で、その方に似合うと感じたフラワーモチーフのネックレスをご提案し、「きっとお似合いだと思うので、よかったら着けてみませんか?」と試着をおすすめしました。
最初は「自分には大きいかも」とおっしゃっていたのですが、実際に身につけて鏡をご覧になった瞬間、表情がパッと明るくなり、「これ可愛い」と目を輝かせてくださったことが、とても印象に残っています。
その方が気にされていた部分も、ジュエリーによって魅力として引き立てることができ、「ジュエリーには人の気持ちや表情まで変える力がある」と、私自身が改めて実感でき、嬉しかったことです。
お客様の雰囲気や想いに寄り添い、その方に本当に似合うジュエリーをご提案できたことからも、デザイナーとしての視点が大きく成長されていることが伝わってきます。
【 主催のイベントについて 】
詳しく聞かせていただいてもよろしいでしょうか?
その方が作ってるジュエラーがインドのジャイプールにあるっていうのをネットで知って、私もそこで作ってもらいたいなって思ったんです。イギリス王室などにも卸してるとても有名なジュエラーなので、ダメ元でインスタのDMを送ったら、まさかの返事が来まして(笑)
「いいよ!」みたいな返答だったので、去年の年末にインドに行き、作りたいジュエリーのイメージを用意して「こういうジュエリーを作りたいのですができますか?」って伝えたら、1日でサンプルを作ってくださったんです。
すごく対応が良くて、一流のジュエラーさんだなって実感しました。運良くお願いすることもでき、ダメ元で連絡して本当に良かったって思いました!
ジャイプールは普通に道に牛も歩いてたりするんですが、ピンクシティーとも言われてるんですね。昔、イギリス王室を迎えるために街をピンクの建物にしたとかで、そういう歴史もあり、街自体がとても可愛いんです。
宝石のカービング技術が有名でもあるので、マリー エレーヌさんも前まで住まわれてたり、欧米出身のデザイナーさんもジャイプールで活動されてたりする方も多くて、おしゃれなセレクトショップもたくさんあるんです。
トラブルも多かったですが・・・(笑)
まだ具体的には決まってないんですけど、POP UPで使った什器などはインドですごく可愛いのを揃えたりしたので、また見に行きたいですし、他にどんな職人さんがいるのかなっていうのも見てみたなとは思ってますね。
タイも良かったんですが、カービングというよりは石そのものという感じだったので。バンコクの宝飾店的なところに行って、すごい安く石を仕入れられたり、チャンタブリというところに行って、そこではサファイアの鉱山で掘る体験もしたりしました。
チャンタブリの市場がヤバくて、商談スペースみたいな机のところに座って、どんどん石屋さんが売りに来るんですね。その中で良い石と出会えると嬉しいなどの貴重な体験ができて楽しかったですね!
そうやって現地で直接石と向き合う経験が、デザインにも仕入れにも活きているのが素晴らしいです!
このイベントを始めようと思われたきっかけを教えてください
当初は一部の作品を常設で展示していましたが、もっとオーダーやセミオーダーの機会を増やし、自分自身もさらに挑戦したいという想いから、3か月に一度のイベントとして開催することを決めました。
また、デザイナーズフェスタ後は次の出展予定も決まっていなかったので、「機会を待つのではなく、自分でつくろう!」と考えたことも大きなきっかけです。
お客様に喜んでいただける場をつくり、初めてジュエリーに触れる方にもブランドを知っていただく機会になるのであれば、挑戦すること自体に意味があると思い、イベントをスタートしました。
現代社会において、自分がこのジュエリーを作って出会うまでって何か満たされてなかったんですよね。何かが足りないってずっと思ってて。
そこからジュエリー制作を学んで、キラキラしたジュエリーを自分で生み出して身につけるときに、やっと心が満ちたんですよね!
「この気持ちを言葉にできるのって何だろう?」って考えたときに、"ジュエリーを身に纏って心が満ちていく"っていう感覚だと思ったんです。
その時の心の動きや体験を他の人にも届けたいなって思い、『纏い満ちる』にしました。
DOMINANT MOTIONの由来は『不安定から安定する動き』の音楽用語なんです。
なので、"DOMINANT MOTION"と"纏い満ちる"という2つの言葉を重ね、ジュエリーを身に纏うことで心が満たされ、お客様の日常が少しでも豊かになるようなブランドでありたいという想いを込めています。
何かが足りない。ずっと、そんな感覚がありました。
ジュエリー制作を学び、初めて自分の手でキラキラしたジュエリーを生み出して、それを身につけたとき、やっと「心が満たされた」と感じたんです。
例えるなら、空だったコップに少しずつ水が注がれて、いっぱいになって溢れていくような感覚でした。
「この気持ちはなんだろう」と考えたときに浮かんだのが、『 ジュエリーを身に纏い、心が満ちていく 』という言葉でした。
自分がジュエリーを通して感じたこの心の動きや体験を、ものづくりを通して誰かにも届けたい。
そんな想いから、『纏い満ちる』というコンセプトが生まれました。
ブランド名の『 DOMINANT MOTION 』は、音楽において、不安定な響きから安定した響きへと向かう動きを表す言葉です。
私はそこに、単なる音の動きだけではなく、人の心が動き、満たされていく瞬間を重ねています。
何かが足りないと感じていた心が、ジュエリーを身に纏うことで満ちていく。
その心の動きに、『 DOMINANT MOTION 』という名前を付けました。
デザイナーズフェスタへの出展、そして現在はご自身でジュエリーイベントも開催されていますが、この2つを経験されてみて、感じた違いや印象に残っていることはありますか?
一方で『 纏い満ちる展 』は、香水店へ来店された方や通りすがりのお客様が多く、「何をしているんだろう?」「今日はジュエリーも見られるんだ」と、偶然足を止めてくださることがほとんどです。
実際に、お店のお客様からも「代官山ではなく、お店で見たい」という声をいただくことが多く、その声がイベント開催の後押しにもなりました。
そのため、お客様の層はデザイナーズフェスタとは大きく異なり、"ブランドを探して来た"というよりも、"偶然の出会いからブランドを知った方"が多いと感じています。
展示会に伺った際に、男女問わずオーダーのご相談をされるお客様がいらっしゃるというお話がありましたが、改めて幅広い客層に『DOMINANT MOTION』の魅力が届いていることを感じました。
さまざまなご要望に寄り添いながら、一つひとつのオーダーに向き合い、挑戦を重ねてこられたからこそ、お客様から信頼されるブランドになられたと思います。
それこそ最初の一番のネックは、オーダーのお客様って既製品に移行しなかったんです。
ですが、今ではオーダーに関して記念のもの、そしてセミオーダーが多くなり、やっと既製品が動き始めたんです。
それにより、オーダー品と既製品を一緒につけてくださる方も多くなった印象がありますね。
他のデザイナーさんよりも、歩みは遅いかもしれないですけど、ちょっとずつ積み重なってきてはいるかなと思ってますね。
-- イベントを開催する上で、一番大切にしたことや意識したことは何ですか?
一番大切にしたいことは、"DOMINANT MOTIONらしさ"です。
ブランドイメージを重視しつつ、その中でいかにお客様に対し似合うもの、寄り添えるものを提案できるかっていうのは考えていますね。
今年の6月に開催されたイベントでは、お客様からどのような反応がありましたか?
「着け心地が良いから新作も欲しい」とか「まだ新作は出ないの?」と楽しみにしてくださるお声や、「どのアイテムとも合わせやすく、ファッションを選ばずに自分らしさを表現できる」というお言葉も多くいただけたことが、とても嬉しかったですね!
実際に身につけていただいたお客様がリピーターになって、『DOMINANT MOTION』を好きになってくださっていることが伝わってきます。
お客様とのつながりを大切にしながら、これからさらにブランドの世界観を広げていかれるのが楽しみですね!
【 "纏い満ちる"をテーマにジュエリーと香水の展開 】
詳しく聞かせていただいてもよろしいでしょうか?
その方が作ってるジュエラーがインドのジャイプールにあるっていうのをネットで知って、私もそこで作ってもらいたいなって思ったんです。イギリス王室などにも卸してるとても有名なジュエラーなので、ダメ元でインスタのDMを送ったら、まさかの返事が来まして(笑)
「いいよ!」みたいな返答だったので、去年の年末にインドに行き、作りたいジュエリーのイメージを用意して「こういうジュエリーを作りたいのですができますか?」って伝えたら、1日でサンプルを作ってくださったんです。
すごく対応が良くて、一流のジュエラーさんだなって実感しました。運良くお願いすることもでき、ダメ元で連絡して本当に良かったって思いました!
ジャイプールは普通に道に牛も歩いてたりするんですが、ピンクシティーとも言われてるんですね。昔、イギリス王室を迎えるために街をピンクの建物にしたとかで、そういう歴史もあり、街自体がとても可愛いんです。
宝石のカービング技術が有名でもあるので、マリー エレーヌさんも前まで住まわれてたり、欧米出身のデザイナーさんもジャイプールで活動されてたりする方も多くて、おしゃれなセレクトショップもたくさんあるんです。
トラブルも多かったですが・・・(笑)
まだ具体的には決まってないんですけど、POP UPで使った什器などはインドですごく可愛いのを揃えたりしたので、また見に行きたいですし、他にどんな職人さんがいるのかなっていうのも見てみたなとは思ってますね。
タイも良かったんですが、カービングというよりは石そのものという感じだったので。バンコクの宝飾店的なところに行って、すごい安く石を仕入れられたり、チャンタブリというところに行って、そこではサファイアの鉱山で掘る体験もしたりしました。
チャンタブリの市場がヤバくて、商談スペースみたいな机のところに座って、どんどん石屋さんが売りに来るんですね。その中で良い石と出会えると嬉しいなどの貴重な体験ができて楽しかったですね!
そうやって現地で直接石と向き合う経験が、デザインにも仕入れにも活きているのが素晴らしいです!
ジュエリーは、目で見て、実際に身につけて、視覚や触覚を通して感じることができます。
一方で香りは目には見えませんが、身に纏うことで嗅覚を通して感じることができます。
同じ「身に纏う」ものでも、ジュエリーと香水では感じ方がまったく違うんですよね。
だからこそ、その二つを一つの空間で表現することで、ジュエリーだけ、香りだけでは生まれない『 纏い満ちる 』という体験を届けたいと思いました。
そして、どちらも「これを身につけてください」とこちらから決めるものではなく、その方自身が好きなジュエリーや香りを選び、自分らしく身に纏うものだと思っています。
ジュエリーと香り、それぞれ違う方向からその方に寄り添い、身に纏うことで少しずつ心が満ちていく。
そういう体験を届けることを大切にしています。
そのため、現在ブランドを象徴する香りを制作しています。
「DOMINANT MOTIONらしさとは何だろう」
「『纏い満ちる』とは、どんな感覚なんだろう」
ということは、今もずっと追い求めているテーマです。
あるとき、「満ちる」という言葉について考えていたら、「満ちる」「満ち溢れる」という言葉は、水や液体のようなものに置き換えられるなと思ったんです。
そこから、自分が以前から感じていた「何かが足りない」「満たされない」という感覚を、喉の渇きのようなものに置き換えて、連想していきました。
"満ちるなら、水"
"満たされていないなら、渇き"
渇きから連想したのが、砂漠でした。
そこから生まれたのが、『砂漠の中のオアシス』というイメージです。
枯渇した心を「砂漠」に、そこを満たしていくジュエリーを「オアシス」に見立てています。
自分が制作するジュエリーでも、硬い金属でありながら、まるで液体のように滑らかで、にゅるんとした質感を感じられるような磨きを追い求めています。
ジュエリーという「オアシス」を身に纏うことで、渇いていた心が少しずつ満たされていく。
それが、『纏い満ちる』から生まれた新たなDOMINANT MOTIONの作品テーマになりました。
現在制作している香水も、この世界観を香りで表現しようとしています。
『 砂漠の中にあるオアシスに咲く花は、どんな香りがするんだろう 』そんな想像から香りを組み立てています。
砂埃を思わせる少し乾いた空気。その中に現れる、みずみずしいオアシス。そして、そこに咲く少しトロピカルな花。
実際には存在しないかもしれない、誰も嗅いだことのない世界だからこそ、香りを通してその情景を想像し、感じていただきたいと思っています。
香りが移り変わっていく時間も含めて、『 砂漠の中のオアシス 』というDOMINANT MOTIONの世界そのものを体験していただけたら嬉しいですね。
妹尾さんがおっしゃる「砂漠の中のオアシス」というコンセプトのように、忙しい日々の中でそっと心を癒してくれる存在になりそうで、完成が今からとても楽しみです!
今の香りから、さらに透明度の高いオアシスの水を感じられるような表現を加えていきたいと考えています。
例えば、今の試作品に“ある香料”を加えると、より瑞々しい香りになるんです。
ただ、香水って一種類の香料をほんのわずかに加えるだけでも、全体の印象が変わってしまうんですよね。
なので、その瑞々しさをどこまで加えるのか、全体のバランスを見ながら調整していくのがすごく難しいところでもあります。
そこを少しずつブラッシュアップしながら、自分が思い描いている「砂漠の中のオアシス」の香りに近づけていきたいと思っています。
香水が完成されたら、ジュエリーとどのような展開をしようと考えていますか?
香水が完成されたら、ジュエリーとどのような展開をしようと考えていますか?
『 DOMINANT MOTION 』では、"纏い満ちる"というテーマを大切にしているんですけど、今回はその中でも"砂漠の中のオアシス"をイメージして、香水とフラワーモチーフや色石を使ったジュエリーを制作しています。
今後は、”纏い満ちる”という軸はそのままに、また別のテーマを掛け合わせながら、ジュエリーと一緒に香水もコレクションとして展開していきたいと考えています。
香水も、一つで完成するものにはするんですけど、コレクションごとの香水を重ね付けしていただくことで、ご自身だけの新しい”纏い満ちる”を体験していただけるようなものにしたいなと思っています。
ボトルも、『DOMINANT MOTION』らしさを表現できるように、四角いフォルムの方がブランドのイメージに合うかなと思っていて、今ちょうど試作を進めているところです。
どっちもお肌につけていただくものにはなるんですけど、歌でいうと曲から作るか作詞から作るかみたいな感じで、ベクトルが変わってくるかっていう感じになりますね。
ジュエリーをメインにして香水は作ってるので、そこに寄せてテーマ作ってるんです。
そして香水で表現したいのが、ジュエリーで感じるひんやり感ってあるじゃないですか?
金属の冷たさを香水で表現したいと考えています。
今制作している香水にも、工場の鉄のような香りを取り入れていて、それを他の香りと組み合わせています。
一見すると「いい香り」とは思われないような香りでも、少し加えることで全体の香りに奥行きが生まれて、より魅力的になるんですよね。
香水の歴史を見ても、もともとは革の匂いを和らげるために使われていたように、ネガティブなものをポジティブなものへ変えてきた背景があります。
そういう考え方が、私はすごく面白いなと思っていて、ジュエリーも完成した作品はキラキラしていますが、その裏側では手を汚しながら制作していますよね?
だから香水も同じように、少し「汚し」のような要素を加えることで、美しい部分がより際立つんじゃないかなと考えています。
今回の「砂漠の中のオアシス」というテーマでも、あえて砂埃のような乾いた香りを取り入れています。
そうすることで、その中にあるオアシスのみずみずしさがより印象的に感じられるように意識しています。
ただ「いい香り」を作るのではなく、ブランドの世界観やストーリーまで香りで表現されているからこそ、実際に体験してみたくなります。
その香水を通して、どんな方にブランドを知ってもらいたいと考えていらっしゃいますか?
私自身もそうでしたが、学生時代ってブルガリやエルメス、ティファニーなどのブランドジュエリーは憧れでも、なかなか手が届かなかったんです。
でも、香水なら少し手に取りやすいですよね。
「ジュエリーは大人になってから買いたい」「アルバイトでお金を貯めてから」という方にも、まずは香水を通して『DOMINANT MOTION』の世界観に触れていただけたら嬉しいなと思っています。
ジュエリーからでも、香水からでも、どちらをきっかけにしていただいても構わないので、ブランドを知っていただく入口になればいいなと思っています。
「その香り、どこのブランドですか?」という会話から自然と『DOMINANT MOTION』を知っていただけるのも、とても素敵だなと思いました。
嗅覚は記憶を司る海馬と近い位置にあるため、香りと記憶はとても密接につながっていると言われています。だからこそ、どこにいても「 この香りはDOMINANT MOTION 」と思い出していただけるような存在になれたら嬉しいなと思っています。
10年後、20年後に香りを纏った瞬間、「 これはあの時の、あの香りだ 」と思い出していただけるような、記憶に残るブランドにしていきたいです。
【 今後への展望 】
展示会などのリアルな場で得られたお客様からの生の声を、いかに『 DOMINANT MOTION 』らしいデザインや品質へ昇華させていくか。
現場での一つひとつの答え合わせが、今後のクリエイションとブランド運営の確かな原動力になっています。
これから『 DOMINANT MOTION 』をどのようなブランドへ成長させていきたいと考えていますか?挑戦してみたいことも含めて教えてください。
単にジュエリーを販売する場ではなく、香りや空間、接客を含めて『 DOMINANT MOTION 』の世界観を五感で感じていただき、その場所でしか味わえない特別な体験を届けられるイベントにしていきたいです。
また、現在制作している香水をはじめ、新しいプロダクトの展開も進めています。
ジュエリーや香水を通して、より多くの方の日常に寄り添い、「 身に纏うことで心が満ちる 」という『 DOMINANT MOTION 』ならではの価値を、これからさらに広げていきたいと思っています。
たった今、今が人生の中で一番若い瞬間です。
悩んで数日、数か月、数年が過ぎてしまうのであれば、"思い立ったら吉日"と思って、まずは見学や体験など、行動して変えてほしいです。
矢沢永吉さんの『 時代が変わってもやる奴はやっちゃうのよ!やらないやつはやらない!』という言葉は私の好きな格言で、何かに挑戦するときに大切にしています。
「やってみたい」という自分の純粋な気持ちは、ぜひ大切にしてほしいです。
最初は誰もが未経験からのスタートですし、最初から完璧にできなくて当たり前です。
ぜひ一歩を踏み出して、表現する楽しさを一緒に感じてもらえたら嬉しいです。
ラヴァーグは、安心して挑戦できる場所なので、自分を信じて、一歩踏み出してみてください。
だからこそ、「やってみたい」という気持ちを大切にして、まずは一歩踏み出してほしいという言葉には、実際に挑戦し、たくさんの経験をされてきたからこその説得力を感じました。
詳しく聞かせていただいてもよろしいでしょうか?
その方が作ってるジュエラーがインドのジャイプールにあるっていうのをネットで知って、私もそこで作ってもらいたいなって思ったんです。イギリス王室などにも卸してるとても有名なジュエラーなので、ダメ元でインスタのDMを送ったら、まさかの返事が来まして(笑)
「いいよ!」みたいな返答だったので、去年の年末にインドに行き、作りたいジュエリーのイメージを用意して「こういうジュエリーを作りたいのですができますか?」って伝えたら、1日でサンプルを作ってくださったんです。
すごく対応が良くて、一流のジュエラーさんだなって実感しました。運良くお願いすることもでき、ダメ元で連絡して本当に良かったって思いました!
ジャイプールは普通に道に牛も歩いてたりするんですが、ピンクシティーとも言われてるんですね。昔、イギリス王室を迎えるために街をピンクの建物にしたとかで、そういう歴史もあり、街自体がとても可愛いんです。
宝石のカービング技術が有名でもあるので、マリー エレーヌさんも前まで住まわれてたり、欧米出身のデザイナーさんもジャイプールで活動されてたりする方も多くて、おしゃれなセレクトショップもたくさんあるんです。
トラブルも多かったですが・・・(笑)
まだ具体的には決まってないんですけど、POP UPで使った什器などはインドですごく可愛いのを揃えたりしたので、また見に行きたいですし、他にどんな職人さんがいるのかなっていうのも見てみたなとは思ってますね。
タイも良かったんですが、カービングというよりは石そのものという感じだったので。バンコクの宝飾店的なところに行って、すごい安く石を仕入れられたり、チャンタブリというところに行って、そこではサファイアの鉱山で掘る体験もしたりしました。
チャンタブリの市場がヤバくて、商談スペースみたいな机のところに座って、どんどん石屋さんが売りに来るんですね。その中で良い石と出会えると嬉しいなどの貴重な体験ができて楽しかったですね!
そうやって現地で直接石と向き合う経験が、デザインにも仕入れにも活きているのが素晴らしいです!
自分自身の成長のためだと思い、すぐに行動することを大切にしてきました。
ジュエリーブランドとしてオーダー制作に挑戦したり、技術を身につけるために、先生のもとへ何度も質問しに行ったり、「分からないことは、聞かなければ成長できない」と思っていたので、たくさん質問させていただきました。どんなことでも丁寧に答えてくださる先生方には、本当に感謝しています。
ジュエリー制作は金属加工と同じで、叩かれることで強くなり、磨かれることで輝いていくものだと思っています。
自分自身も、さまざまな経験を通して磨かれて、少しずつ成長できたのかなと感じています。
最初は、周囲からの厳しい言葉や、職人さんからいただいた言葉に対して、「なんでそんなことを言われなきゃいけないんだろう」とネガティブに捉えてしまうこともありました。
でも今振り返ると、その一つひとつの経験があったからこそ、今の自分があります。
以前は「そういう経験もありがたいことだよ」と言われても、正直綺麗事のように感じていました。でも、自分自身が経験して乗り越えてきたからこそ、今では本当に感謝できるようになりました。
それはラヴァーグで学び、先生方や仲間と出会えたからこそだと思っています。
「ここを選んで本当に良かった」と心から感じています。
最初は苦しかった経験や厳しい言葉も、逃げずに向き合い続けたからこそ、今では感謝に変えられるものになったんですね。
そして、分からないことを素直に聞く姿勢や、自ら行動して挑戦する姿勢があったからこそ、『DOMINANT MOTION』というブランドの現在につながっているのだと感じました。
妹尾さんが歩んできた道のりは、これからジュエリーデザイナーを目指す方にとっても、大きな勇気やきっかけになると思います。
本日は貴重なお話をたくさん聞かせていただき、本当にありがとうございました!
【 編集後記 】
高校生の頃に出会った一つのリングへの憧れが、やがて「自分自身の手でジュエリーを生み出したい」という想いへ変わり、現在の『 DOMINANT MOTION 』というブランドへ繋がっています。
しかし、その道のりは決して簡単なものではありませんでした。
一度は職人の世界の厳しさを知り、周囲からの厳しい言葉に悔しい思いをすることもありました。
それでも諦めることなく、自分にできる方法を探し、CADという新たな可能性に出会い、さらに技術を深めるために彫金も習得されました。
ここまで挑戦し続けることができたのは、自分を信じて進み続けたからこそだと思います。
これは、とても勇気のいる挑戦だったと思います。
お客様からいただいたオーダーに真剣に応えながらも、レイアウトに悩み、分からないことは先生へ積極的に質問し、難しい課題にも妥協せず向き合い、必死に挑まれていたことを覚えています。
その一つひとつの積み重ねが、技術だけでなく、デザイナーとしての考え方や人としての成長に繋がっているのだと感じました。
これらの挑戦は『 DOMINANT MOTION 』に込められた「100年続くブランドにしたい」という想いからです。
ただ美しいジュエリーを作るだけではなく、身につける方の人生に寄り添い、記憶に残る存在を届けたいという強い信念が妹尾さんを駆り立てたのだと思います。
そこに込められた想いや、制作する人の経験、そして身につける方との出会いによって、時を重ねるほど特別な存在になっていくものだと思います。
妹尾さんが歩んできた道のりは、これからジュエリー制作を始めたい方や、自分のブランドを持ちたいと考えている方にとって、大きな勇気になるのではないでしょうか?
「やってみたい」という純粋な気持ちを大切にし、まずは一歩踏み出してみる。
その一歩が、未来の自分や、まだ見ぬ可能性に繋がっていくのだと感じるインタビューでした。
妹尾さん、貴重なお話をありがとうございました!
ーPICK UP BRAND'Sー
- DOMINANT MOTION
- FUMIO MAKINO
- Ymi Sumiyama
- MISATO MATSUDA JEWELRY
- ETORA JEWELRY
- TYD-jewelry
- ERI HORI JEWELRY
- CURA JEWELRY
- TOMOMI.S JEWELRY
- Welina -Mayuko Jimbo Jewelry-
- AYA KIYOSHIMA JEWELRY
- SHIIHA
- AVATE
- tsumugi jewelry
- TOUMEINA
- NUIHERE
- EARTHRISE(SHOP OPEN STORY)
- Figue Sucree
- Sizuku Jewelry
- MIWAKO JEWELRY
- KAZAMI JEWELRY
- MARIE JEWELRY
- ERINA IMADA JEWELRY
- Double Moon Jewelry
- EARTEO
- plus. jewel
- JEWELRY BRAND K
- Sal.
- MAYUMI DAININ jewelry
- 纏う植物
- Mele Jewelry
- YOSHIZAWA MISAKI JEWELRY
- simoe
- Elena Jewelry
- RIE SUZUKI JEWELRY
- Aire Jewelry
- MABI
- H SAKAKIYAMA.
- YEVETTE
- YU KURIHARA JEWELRY
- La.Nai collection
- megumi ishikawa jewelry
- EARTHRISE
- PETHICA
- towaie
- joueri
- SHIORI NISHIGUCHI
- A.I.bijoux
- rito
- MEGUMI HARUNA


- 妹尾 美花子
- Mikako.S / ジュエリーデザイナー
コスメコンシェルジュとして美容・化粧品業界での接客販売、また化粧品のパッケージデザインに携わる。
その後、香りの専門店の経営を経て、さらなる表現の幅を広げるためLaVagueジュエリースクールにてCADおよび彫金技術を体系的に学ぶ。
在学中より、自身のジュエリーブランド『DOMINANT MOTION』を立ち上げ、3Dデジタル技術とクラフトマンシップを融合させた作品を展開。
現在はデザイナーズフェスタへの出展や、3か月に一度自主イベント「纏い、満ちる。」展を中心に精力的に活動中。 - https://dominant-motion.com/

- 竹田 智美
- デザインの専門学校でグラフィックデザインを学び、前職ではメンズファッションアイテムのデザイナーとして実績を積みながら、LaVagueで生徒としてジュエリーメイキングを学ぶ。
その後、その実績と人柄が評価されLaVagueでCAD講師をしている。
