インディアンジュエリーとは
まずはインディアンジュエリーコース
「インディアンジュエリー」とは
アメリカ大陸の先住民である「インディアン達」によって作られたジュエリーの事をインディアンジュエリーと言います。
彼らがよく使うターコイズにはお守り的要素があり先祖代々受け継がれるモノであったり、インディアン達が使うモチーフにもそれぞれ意味があり、家族や仲間の友情の証として、豊作への願いや自然に対する感謝の気持ち、幸せへの祈りがインディアンジュエリーには込められています。
インディアンジュエリーコースで学ぶ技法
ラヴァーグではそれぞれの部族が得意とする技法を歴史とともに学んでいきます。
『ナバホ族』が得意とするスタンプワークやリポウズ技法
『ズニ族』が得意とする宝石をパズルのように組みこんだインレイ技法
『サントドミンゴ族』が得意とするのは石やサンゴ、貝殻を使ったヒシネックレス
『ホピ族』が得意とするオーバーレイ技法
それぞれの部族が得意とする技法や歴史を学びながらオリジナルのタガネ制作(刻印模様)など、伝統から最新の技術を駆使してオリジナリティのあるインディアンジュエリー制作が身につくコース構成となっています
文字彫り(洋彫り)コースとは
そして文字彫りコース
「文字彫り」とは
毛彫りタガネとGRSグレーバーの使い方を習得して、“貴金属へ模様を手彫りする技術“を身につけるコースです。
カリキュラム内容は、
文字彫りの為に発展してきた筆記体「カッパープレート体」の美しい文字バランスを学び、タガネで彫り入れ出来る様に個別指導を行なっていきます。
“金属への手彫り“と聞くと、力がないと難しそうに思えますが、ラヴァーグジュエリースクールでは「GRSグレーバー」という機械の使い方を学ぶことで、あまり手の力を必要とせずに、空気の力を利用する事で安定して繊細な彫り入れができるようになります。
そして、グレーバーと毛彫りタガネの扱いを覚えることで、文字だけでなく様々なデザインにも応用可能。
洋彫り、イタリア彫りなどで使われる繊細な唐草模様など、自由にオリジナルの模様を彫刻する事ができるようになるので、他の人には真似できないテイストを付加することで、商品の差別化に適した技術なのです。
つまり、文字彫りコースで習得できるのは
・毛彫りタガネを使った繊細な模様の彫り入れ技術
・GRSグレーバーの使い方
・カッパープレート体の文字バランス
・商品への手彫りという付加価値
◎さて、この二つのコースを掛け合わせて出来たジュエリーがこちら
ベースはインディアンジュエリーコースでも課題に含まれている、バングルの作成、ベゼルワーク(石枠の作成)、ターコイズを使った石留めを応用して作成しました。
バングル表面のフェザーモチーフは、文字彫りコースで学んだ手彫りの技術を活かしてフェザーの繊細な毛並みを表現したバングルとなりました。
では具体的に、どのような技術を組み合わせてこのジュエリーが生まれたのか見ていきましょう。
まず石に合わせて石枠の作成
これらのパーツを組み合わせ
ベースとなる平角の中央にセットしロー付け
そしてマット加工を施せばベースの完成
STEP1 パーツの準備
・まずは素材の準備
・ターコイズや平角、銀線を準備して加工していきます。
次にネジネジの作成
これが石枠の周りの装飾となります
どんどん彫り進めていくとフェザーっぽくなってきました。
STEP2 彫り加工
いよいよフェザーモチーフの彫りを入れていきます。
グレーバーを使い一本一本バリが立たないように丁寧に線を入れていきます。
空いたスペースにも装飾を施していきます。
STEP3 成形
叩いてバングルの形に成形していきます。
STEP4 石留め
ターコイズを枠にはめ、タガネを使い枠をたおして石を留めていきます
STEP7 仕上げ
最終仕上げをしていきます。
完成まであともう少し
石座周りもしっかりと磨いて光らせ
完成しました~
さて、インディアン×文字彫りでどんな魅力のある商品が出来上がるのか解説をしてきました。
お守りにしやすい「意味」を持っているインディアンジュエリー
×
手彫りで彫るオリジナリティ= 世界に1つしかないという付加価値
「インディアンコース×文字彫りコース」
を掛け合わせることで、より付加価値が付き他のブランドと差がつくような商品展開に繋がる1つの道筋なんじゃないかと思います。
ラヴァーグではブランドを持っている生徒さん達も多くいますので、ぜひ商品のラインナップで手彫りシリーズを追加していくこともオススメします。
まだまだ、コース掛け合わせで魅力のある商品展開になるような組み合わせが眠っていいるはず。
そこは、あなた次第だと思いますが、それが出来る環境である事とコースの活用の仕方も頭の片隅に置いてもらえるといいなって思います。
ブランド展開を教えているスクールのスタッフとして、引き続きコースの活用の仕方がカチッとはまって、何かのきっかけやヒントになってくれたらと思っていますので、是非参考になってくれたら、嬉しい限りです
✓この記事で出てきたコースのまとめ
ナバホ族が得意とするスタンプワークやリポウズ技法、ホピ族の代表的なオーバーレイ技法、実際に使用されている技法を学びながらオリジナルの刻印模様(タガネ)制作など、伝統からオリジナリティの応用が活かせるような力を身につけるコース構成となっています。
全16課題が終了した時、あなたが思い描くインディアンジュエリーが一人で作っていけるようになっているはずです
この文字彫りプログラムは、カリグラフィーに用いられる筆記体として人気の「カッパープレート体」が持つ”文字を美しく魅せるルール”を学ぶ手書き練習から始まり、毛彫りタガネを使った金属への文字彫り技術を習得するコースです。
カッパープレート体の美しい文字バランスの理解と文字彫りの練習を通してGRSグレーバーの扱いと繊細な毛彫りの技法を学ぶ、エングレービング(彫り)能力のステップアップコースです。 金属に文字を彫る技術を8項目に分けて、ご自分のペースで学ぶことができます。<全24課題>
\ 合わせて読む /
【アンティークジュエリー × 天然石研磨】
人気の覆輪リングをゼロから作成!
石は原石から研磨し、リングはWAXを使って作成することでデザインは自由自在。
研磨から石留まで、その作り方をご紹介。
天然石ジュエリーが好きならこの組み合わせで間違いなし!
【アートクレイシルバー(銀粘土)の作り方】
アートクレイシルバー(銀粘土)を使ったシルバーリングに作り方をご紹介!
上手に作るポイントや注意点などを解り易く解説。初心者でも手軽に簡単にオリジナルシルバーアクセサリー作りを楽しめます。
【ジュエリーブランド立ち上げってどうやるの?大事なこと全部教えます。】
自分のオリジナルジュエリーブランド立ち上げを目標とする方に向けて、ブランド立ち上げに必要な知識・スキル・ツールを解説。
今まで120以上のブランドを輩出してきたラヴァーグジュエリースクールだから伝えられる、スタートアップ前に知っておきたい必要なスキルやブランドを作る工程とその解説
また、解説を基にどんなコースを受講すればブランド立ち上げにコミットしやすいのかも合わせてご紹介!