ハンドメイドアクセサリー業界に約10年携わっている専門家が、ハンドメイドアクセサリーでの副業で本当に必要な事前準備をお伝えいたします。
ハンドメイドアクセサリー副業を始める前の大事な準備知識。
コロナ渦の中、リモートワークが中心となり通勤時間が無くなった分、体力にも時間にも少し余裕が出てきたので、空いた時間で新しい収入源を獲得したい。
どうせなら、自分が楽しく好きな事で副業したい。そんな方も増えてきたのではないでしょうか?
コロナ渦前から人気なハンドメイドアクセサリーというカテゴリー。
今回の記事では、これからハンドメイドアクセサリー系で副業を本気で始めたい人に、無駄な失敗をしないように、実際の経験談を交えたリアルな失敗談と、失敗しない為に知っておいた方が良い情報をお伝えしていきたいと思います。
ハンドメイドアクセサリーとは?
「ハンドメイドアクセサリー」という言葉の認識の中には、大きく二つのカテゴリーに分かれます。
1.パーツ屋さんなどで販売されている既成のパーツやビーズを組み合わせて作る「アクセサリー」
2.彫金などの金属加工で0から自分のオリジナルデザインの商品を作る「ハンドメイドジュエリー」や「彫金アクセサリー」
どちらのカテゴリーも人気が高く、それぞれのカテゴリーで副業から本業にシフトしている人たちもいるほどなので、可能性や希望に溢れていますよね。
まず、アクセサリーとジュエリーの違いの把握から行っていきましょう。自分がハンドメイドアクセサリーを始めるべきか、ハンドメイドジュエリーを選ぶべきかの判断基準を確認しましょう。
1.ジュエリーとは
ジュエリーとは、ゴールドやプラチナなどの貴金属(希少価値のある金属)を使用していることが第一条件となります。付随して、装飾に使用する石でもダイヤモンドやエメラルドなど、こちらも自然から生まれた希少性の高い素材を使われます。
ジュエリーは装飾品だけでなく権力や財力の象徴や、財産としての役割があったこと・価値が落ちない(逆に価値が上がっていく)資産としての運用という目的も持っています。
煌びやかでゴージャスな何千万とするジュエリーは、「ハイジュエリー」という分類になります。
シルバーやK10はジュエリーのカテゴリーとしてはギリギリのラインとなりますが、ファッションの一部ともなっているようなアクセサリーとジュエリーの中間のカテゴリーを「ライトジュエリー」と分類されています。
皆さんが日々のファッションを楽しむために欲しい・作りたいと思うのは、こちらのライトジュエリーが多いのではないでしょうか?
1.アクセサリーとは
アクセサリーとは、逆に真鍮やアルミ、ゴールドフィルドなど希少性の低い金属を使用して作られた装飾品のことを指します。
ビーズやコットンパール、ガラスなど、装飾する材料も人工的に安定して作られる分、希少性の低い素材が多く利用されています。
ただ、その分様々な素材へのチャレンジ性や発展性がある為、個性を表現しやすかったり、世界中でそれぞれの文化や長い歴史を持っています。
ざっくりまとめると、
◎何千万もするようなゴージャスなものをハイジュエリー
◎K18やダイヤモンドなど価値のある金属・素材を使用しているのがジュエリー
◎シルバーやK10など3~5万くらいで購入でき、デイリーユーズしやすいのがライトジュエリー
◎1,000~3,000円くらいの価格帯で、色々挑戦しやすく楽しめるのがアクセサリー
といった感じでしょうか。
アクセサリーは手軽で敷居も低く、誰でも始めやすいのが最大のメリット。ただ、その分ライバルも多いので、副業として成り立たせるまでに戦略と根気が必要です。
ジュエリーはきちんと制作方法を学ぶ必要があり初期費用がかかるものの、アクセサリーに比べて1商品の単価が高いために利益を得やすく、長く続けていきやすいのがメリットです。
ハンドメイドアクセサリー副業のシミュレーション
さて、基本的な分類と違いが分かったら、次はハンドメイドアクセサリーの副業を実際にしている人たちの声や経験談から
よくある失敗例と共にシミュレーションをしていきます。
これからハンドメイドアクセサリーの副業を始めたい人が先に知って回避するべき「3つの挫折の壁」も合わせて解説していきます。
まずは手軽に趣味の延長から
まずは、一番多いハンドメイドアクセサリーを始める人の理想から。
・初期費用をあまりかけたくない。
・空いた時間(1日1~2時間)で手軽にこなしたい。
・趣味で作って売れたら楽しい。くらいな気持ちで始めたい。
・月3万円くらい利益がでたら満足。
上記のような「まず楽しく気軽に始めてみたい」という方が多いのではないでしょうか?
貴和製作所さんで販売しているスタートキットと材料セットなど、合わせても5,000円弱の初期費用で始められ、楽しみながら自分のセンスを磨いていく感覚はきっとワクワクすると思います。
ハンドメイドマーケットでの3大ショップであるminne(ミンネ)・Creema(クリーマ)・メルカリなどで出店やショップオープンも手軽に出来るので、スタートとしては一番手軽で始めやすいのも特徴。
ただ、残念ながらこの層はハンドメイドアクセサリーの副業を目指す中で最も多く、埋もれやすいのも事実。手軽に始められるということは、その分ライバルも多く飽和状態だともいえます。
・始めてみたものの、なかなか売れない。
・最初はお友達が買ってくれたけど、毎回買ってくれるわけではないので売り上げが安定しない。
・問い合わせが来ても値切り交渉が沢山。
・利益があまり出ないから、結局赤字。
この4点の理由から、残念ながら気持ちが続かず断念してしまう人も多くいます。
これが一つ目の挫折の壁です。
心挫けず、きちんと反省や工夫を取り入れて、注文をもらえるようになってきた人たちの次のステップが
・壊れづらい商品を作れるようになりたい。
・オリジナルパーツを作って差別化したい。
・利益率を上げたい。
この3つの思いが芽生えます。
趣味から売上を具体的に意識し始める。
まず、「壊れづらい商品を作れるようになりたい」というのは、
・発送中に壊れてしまった。
・お客様が1回身に着けただけでパーツが取れてしまった。
という点から、返品・交換もハンドメイドアクセサリーではよくある事例。
なかなか独学だと技術が安定するまで手探りで、失敗は付き物。
返品・交換の対応で済むならまだしも、クレームやレビューに低評価を書きこまれてしまう例もある為、折角売り上げが上がってきても口コミで売上が落ちてしまい、ブランド名を変えて0から作り直すなんてことも。
次に「オリジナルパーツを作って差別化したい」というのも、なんとなく想像がつくと思いますが、既存パーツではやはりオリジナルアクセサリーにも限界があります。
他の人も使っていて、似たような商品で相手の方が少しでも価格が安い場合、そちらに購入者は流れやすく、価格を下げる競争に巻き込まれてしまうと、売れても利益がスズメの涙程度になってしまうという、負のスパイラルに陥りやすくなってしまいます。
また、こんなのがあったらいいのに、なかなか無いというジレンマや、人気商品で使用していたパーツが生産中止で入手できなくなってしまった。など、苦い経験からオリジナルパーツ作りが出来たらな…と思う方は多くいるようです。
そして最後が「利益率を上げたい」
ここが最も大きく感じる部分かもしれません。
大手ハンドメイドアクセサリーのネットショップでは、大体平均して1,000~3,000円くらいの価格での販売が多いです。
材料費が200円くらいだとして、単純な利益は1商品800円~2800円。
目標利益が3万円くらいだとしたら、10~37.5個の販売が必要となります。
上記には、自分が制作に充てる時間である「工賃」が含まれていません。
また材料を買いに行く交通費や、梱包用の箱や台紙代、発送に至るまでのお客様とのやり取りする時間など、そういった本来なら加算していかなければならないところを含めると、ちょっと見たくない数字になりますね。
好きな事だからと割り切るのもいいですが、最初は良くてもずっと続けていくのは負担に感じてきてしまう。というのがリアルな声です。
でも、価格を上げると今のネットショップでは売れなくなってしまう。
この「壊れやすい・オリジナリティが無い・利益率が低い」の3つがハンドメイドアクセサリー系の副業での第二の壁となります。
ここでビジネスセンスがある人は、販売実績を活かしたアクセサリーレシピの開発やアクセサリー教室の開校、販売ノウハウを教えるセミナー講師へ転換していきます。
ただ、ここもそれなりに実績がある事を求められるので、人気アクセサリー作家という肩書があることや、人に分かり易く教える能力が必要となってきます。
その道はあまりピンと来ないな…という人たちが、考える次の改善策が「ライトジュエリーへのステップアップ」です。
ライトジュエリーへのステップアップ
ここまでステップを踏める人は、「ハンドメイドアクセサリー副業から、ゆくゆくはメインの仕事に切り替えていきたい」と考えている場合の方が多いと思います。
先ほど説明した内容の解決策としては
「壊れにくい商品を作りたい」
→接着剤ではなく、溶接など本格的な技術習得
「オリジナルデザインのパーツなどが作りたい」
→0から作れる加工スキルを身に付ける
「利益率を上げていきたい」
→商品のクオリティアップで高単価商品を揃える。
となります。
上記を解決するためには金属加工の基礎である「彫金(ちょうきん)」を学んでいく必要があり、教室やスクールに通い始める人も今ではかなり増えてきています。
金属加工を学んでスキルアップすることで、ブランドとしてもランクアップするでしょう。
ただ、ここでも注意点が。
彫金の技術を身に付けられれば、間違えなく自分の商品展開の幅は広がるでしょう。
だけど、根本は「作れるようになる」ではなく、「売れるようになる」が一番の目的のはずです。
正直に言えば、彫金のスキルを習得したから売れるようになるわけではありません。
「作れる」と「売れる」は全くの別の知識やスキルであること。
また、「売れる」と「正当な利益を得られる」もまた別である事は、ここまで読んだ方ならうっすら気付いていると思われます。
たとえば、彫金のスキルが身に着いたから、早速今まで運営していたネットショップに商品を掲載したとしても、なかなか売れるのは難しいでしょう。
なぜなら、先ほども説明したように低価格帯の売り場では、低価格のものしか売れないから。
見に来ている人も、探しているのは2000円前後の買い物がしたい人たちだからです。
彫金を習得した分、商品クオリティも上がり、販売価格も上がるので利益率も上げていけますが、売り方や売る場所を正しく知ることが必要です。
さて、勘の良い人ならお気づきかもしれませんが、今まで説明してきた流れは最初から失敗しやすいけど、初めてハンドメイドアクセサリーの副業をスタートする人でやりがちなルートでした。
アクセサリーでも売り方次第で十分生計を立てられている人も沢山いるので、大事なのは「売る為の考え方」なのです。
では、どこでその「売るための考え方」を学んだらいいのか?
実際に失敗したことがあり、現在成功している人達から学ぶべき。
経験談ほど、リアルで説得力があることはありません。
でも、書店やセミナーなどにある「成功術」を掲げているビジネス関連書などは、規模が大きすぎたり、個人でのスモールビジネスに当てはめていくのは、なかなかイメージが湧かないものばかりだったりします。
また、買って満足・読んで満足で、具体的に実践に至っていないなんてこともよくありますよね。
そんな経験、ここまで真剣に読んで下さっているあなたなら、うんうんと頷いているのではないでしょうか?
今回オススメしたいのが、制作スキルと販売ノウハウを同時に身に付けながら、実践出来る“環境”です。
お家で一人「うーーーん」と悩んでいても、大抵解決策は見つからないと思います。
それなら、手っ取り早く現役のプロが傍にいる環境に身を置く事が一番早い。
現役でジュエリーブランドを運営しているプロたちから「売り方の考え方」と「買いたいと思ってもらえる商品制作スキル」を同時に身に付ける。
この理想的な環境が整っているのが、東京恵比寿にある【ラヴァーグジュエリースクール】です。
いかにこのスクールが良いかを長々説明するよりも、まずはこちらの受講者の声をご覧ください。(クリックすると大きな画面で読めます。)
このアンケートは、ラヴァーグジュエリースクールの「アントレプレナーコース」という、販売に繋げていきやすいブランド立ち上げのノウハウを学ぶコースで、5講座中の最初の1講座目の感想です。
ラヴァーグジュエリースクールの学校長が自身の経験を踏まえて、これからブランドを立ち上げていく人たちへ、やらなくてもいい失敗を先に知り、具体的な回避方法とビジネスの考え方を教えてくれる講座です。
この講座に、今回一番伝えたかった「売り方のノウハウをまず知ることが大切」の答えが全て詰まっています。
また、ノウハウだけではなく、プロのデザイナーと自分のオリジナルロゴデザインの打ち合わせや、魅せる写真撮影のノウハウ、WEBマーケティングの手法を学ぶ講座など、今後ブランド展開をしていく中で必須な知識とスキルを学べるコースとなっています。
「なんだ、結局宣伝記事か。。。」と残念な気持ちになった方、全部教えてあげたいのも山々なのですが、自分の夢に向かって真剣に学んでいる方は、きちんとこのアントレプレナーコースと制作コースで支払った受講料をハンドメイド副業で回収しています。
ここでお伝え出来るのは、そういった環境があると知ることに私は価値があると思っています。
まずこのコースページだけでもヒントを掴めるはずなので、是非チェックしてみてくださいね。見るだけならタダですし。
コロナ禍という、とても辛く悲しい状況ではありますが、逆に考えればこれから先の自分の生き方を見直すきっかけにもなっています。
今の会社だけで本当に大丈夫なのか?自分が本当に自分らしく働ける仕事って何だろう?そうやって、自分の人生に真っ直ぐな人に辿り着いてもらいたいコースです。
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