Lesson 3
シャンク留め
シャンク留めとは天然石にワイヤーを通し、巻き付けて留めていく「シャンク巻き」と呼ばれる巻き方の事です。
【shank】とは軸・脚という意味で、軸に巻き付けて留めていくことからこう呼ばれます。
一石一石に対して丁寧にワイヤーを巻いていくので、上品な仕上がりと繊細さのレベルが上がります。
主に人気のドロップカットやマロンカットなどの天然石を留めていく手法で、全体の主役を飾る石や、アクセントとしての重要なポジションの石に使用していくなど、幅広く活躍するテクニックです。
学べるポイント
このレッスンでは、作品の主役となるドロップカットやマロンカットを綺麗に魅せる留め方を学んでいきます。
今まで学んだシャカ玉留め・メガネ留めを組み合わせていけば石の大きさの強弱が出せて全体のまとまりやバランスを出すことが出来るようになります。
多くのブランドが使用しているマロンカットやドロップカットの石を用いて、定番アイテムや季節感のある色味の作品展開に応用していくのにはもってこいの技法です。
組み物歴10年以上のスペシャリストが分かりやすく丁寧にコツを教えてくれるので、独学で組み物を経験していた方も、きちんと基礎を学びなおす良いきっかけとして受講されています。
これでいいのかな?と思っていた部分を、しっかりクオリティのゴールを確認して「趣味で作っている」から「商品を作っている」へ。ブランドに自信を持つ上で大切なことです。
シャンク留めレッスンの内容と手順
STEP1 綺麗な角を作る
シャカ玉・メガネと綺麗な円を意識してきましたが、ここでは角の美しさを意識してワイヤーを折り曲げることを意識していきます。
やっとこで抑える位置やワイヤーを引っ張る方向などのコツを掴んでいきます。
STEP2 巻き付けた後のカット
一回目の巻き付けが終了した後、石をニッパーで傷つけないように細心の注意をはらって余分なワイヤーをカットしていきます。
カット後、2回目の巻き付きのカット部分と馴染ませる為に、しっかり端を芯に沿わせて丸めておきます。
STEP3 最後の巻き付け
2段階で巻き上げていくシャンク留めで最も大切なのが最後の巻き付けです。
ここでカット面の巻きが甘かったり、巻きの部分が長すぎてしまうと見栄えが半減します。
一巻きずつ、丁寧にしっかり巻き付けていきましょう。
アンティークジュエリーコース
他のレッスン一覧
【ワイヤーワーク②】
【石枠を自由に組み合わせ】
【バラ】
【リング+石座】
【組み物+ワックス自由課題】
【ワイヤーで石枠制作】
【レースの転写ジュエリー】
【卒業制作】
アンティークジュエリーコース
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※1 すべてのコースに入学金として¥11,000と材料費が別途かかります。(材料費は個々のデザイン・素材により異なります。)
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なぜ小さなパールやガーネットや燕のモチーフが多いの?