人生一度きり。やりたい事をして生きていきたい。
広島からLaVagueに入学するために上京してきた今田さん。
彼女がLaVagueを選んだ理由をじっくり伺いました。
ーー今田さん、今日はどうぞよろしくお願い致します!
さて、早速ですが。今田さんがここに来るまでのことを聞かせてもらえますか?
私の出身は広島生まれ広島育ち。京都の大学を卒業し、彫金を学ぼうと上京して来ました。
小さい時から祖母にトールペイントやミシン・ビーズなど色々教えてもらい、幼少期からものづくりをすることが大好きでした。
高校の時は授業中さぼってドール服を縫ったり(笑)ドールの写真を撮影してInstagramに投稿したりしていました。
その時が一番Instagramにはまっていて、ネットでドール好きの人と交流していました。
大学の時はビーズ・スワロの組み物にはまって、アクセサリー作りが趣味でした。
その時は友人先輩にほとんど無料でプレゼントしてました。
京都にはいろいろな「手作り市」があるのでいつか出てみたいな~と思いつつ、結局出展することなくほとんどバイトばかりの大学生活を終えました。
ーーモノづくりが好き。その気持ちからジュエリーに辿り着いたいきさつは?
大学の後半、みんな就活に向けていろいろ準備している中、特に働きたい企業がみつからず、身動きできなかった私はこのままどこかの企業で定年まで週5で働くなら、もう二年学生を延長してやろうと、大学院を受験することにしました。
しかし結局受験勉強も数か月でやめてしまいましたが、、。
頭の中にはつねに、好きなことして生きていきたい~というわがままな思いがありました。
高校時代、Instagramで交流していた人たちのなかで何人かが爆発的な人気が出て、ドール服を作ってネットで売って、一瞬で完売させて、それだけで生活していたり、そのドールの販売元(Blytheというドールなのですが)とコラボしてコラボドールが発売されたり、ドール服制作のワークショップなどのイベント開催・ファッション雑誌のスタイリストに…などなどと、
好きが高じてクリエイターとしてどんどん活躍されていく方々をみていて、わたしも好きな事を仕事にしたいな、でもそんなに甘くないんだろうなーと葛藤していました。
いよいよ卒業が近づき、自分の進路を決めなくてはいけなくなった時、人生一度きり、私も自分が作ったものを売って生きていけるか試してみようという思いが強くなって、はじめは文化服飾系専門学校に通おうと考えていました。
そして、既製品のパーツを買って、組んでアクセサリーを作ってもオリジナリティに限界があり、それで自分のブランドを持つのは厳しいだろうなと思い、彫金をやってみようと決めました。
そんな中、ネットで見つけたのがラヴァーグでした。
ラヴァーグのHPのコンテンツを見て、ラヴァーグが一番ビジネスビジネスしてそう、というか、一番自分のブランドをもって生活していきたい人にはピッタリなんじゃないかと感じて、
東京に来る用事があったので、急に電話して、その日に見学に行き、岡野先生からお話を伺ったと思います。
そのとき学校に通いながら、すでにクリエイターとして活躍されている方が多くいらっしゃることにびっくりして(今まではそもそも通いながらという概念が私にはありませんでした)生徒さんブランドページ・先生のblogなどいろいろ読み漁って、他の学校の見学に一切いかないままラヴァーグに決めました。
ーーそうやって入学したコースがジュエリー総合ビジネスコースだったんですね。
数ある中からこのコースに決めた理由は?
まず彫金とアントレプレナーコースは絶対受けたい!と思っていて、CADは何それ?という状態でしたが、実技からデザインまで幅広く学びたかったし、PC苦手な私が3Dデザインを出来たり、ウェブサイトを作れるようになったら凄いな~楽しそうだな~と思ったので、直感で決めました。
ーー入学して丁度1年ほど経ちますが、実際通ってみて率直にどうですか?
好きな日時に通えることは、何よりも素晴らしいと思います。
スクールものびのびとした雰囲気でとても気楽に彫金したりPC作業できて、凄く有難いです。
CADやアントレは、先生一名に対し複数の生徒が一斉に受講するのではなく、マンツーマンでお話してもらえるのがとてもいいなと思っています。その場でわからないことがすぐ教えてもらえるし、そのほうが覚えも早いと思います。
彫金やCADで自分のオリジナルのジュエリーが制作できるようになって、更には自分にはとても遠いものに感じていたウェブサイトの作成・ライノセラスでのデザインなど、この一年で出来るようになったことが沢山増えたことが、自分の人生を充実させてくれていると感じています。
百貨店や展示会でよく見かけるブランドのオーナーさんが、学校にいらっしゃることも、自分にとってのリアルな目標になっていて、いい刺激を受けていると思います。
ーージュエリー総合ビジネスコースに入学したことで、どんな意識で今現在を過ごせていますか?
彫金のこともよく分からず、自分がどうやってブランドを立ち上げて、生活していくのかまったくヴィジョンが見えないまま不安な状態でしたが、思い切って通学してみて、どうやって自分のブランドを成長させていきたいか、具体的な目標が出来ました。
いま私が自分自身を「彫金の専門学校の学生」というより、「ブランドのオーナーである」という意識を強く持って生活できているのは、この学校のもっている雰囲気や先生たちのおかげだと考えています。
「学生」という身分に甘えていると、その分自分が成長する機会を失って、何年間も損してしまうと思うので。
ラヴァーグ出身で売れているブランドオーナーさんは物凄いスピードで成長されていて、そんな活躍をみていると自分も頑張らねばと気持ちが引き締まります。
ーーそんな刺激を受けている中、次のNew Jewelry NEXTへの出展が決まったそうですね!出展の経緯や実践に対してどのように考えていますか?
ラヴァーグに入ってから、ジュエリーの展示会の事をいろいろ調べるようになり、NewJewelryを知りました。
HPの雰囲気もですが、NewJewelryに出ているブランドは凄くキレイで洗練されたイメージがあって。いつか出てみたいなと考えていました。
2017年末、初めてNewJewelryを見に行きました。お客さんとして遊びに行って、直接デザイナーさんから接客を受けて、作品のコンセプトやお話を伺うことができる、展示販売会は、すごく楽しくて素敵な空間だなと感じました。
そんな展示会にわたしも参加したいなと思って、今回NewJewelryNextに応募しました。
委託販売やネットでのやり取りは、どうしても顔が見えないので、こういった展示会に参加することで直接お客様に作品の事を伝えたり、お客様の要望を伺ったりすることができる機会を作っていけたら、と考えています。
ハンドメイド市場は年々規模が大きくなっていると思うけど、それはきっと大量生産の既製品にはない要素を求めているからであって。
展示会でお客様と直接お話しすることによって、その作品のつくられた過程・ストーリーをお伝えし、そして身に着けてくださるひとにとって、より一層の安心や愛着がわいてくれたらいいなあと、考えています。
ーーきっと沢山のお客様に出会い、実践したからこそ学べる事・気付くことが出てくると思います。
今後、活動を行いながらブランドを成長させていくにあたって、どんなところを目指していきたいと考えていますか?
最近になってやっとはじめたCADの課題をどんどん進めて、自分が作ることのできるジュエリーのデザインの幅を増やしたいと思っています。
コンセプトとしては、身に着ける人を選ばない、ジェンダーレスなジュエリーを目指していて。ですが私が女なのでどうしてもデザインがレディースっぽくなってしまっているような気がします。なのでメンズジュエリーを研究中です。
メンズはやっぱりレディースよりもボリュームがあるので、やはりCADをすすめて彫金では難しいデザインもつくれるようにならなきゃなと考えています。
ブランドとしては今後展示会や百貨店に出展して、より多くの人に知ってもらい、身に着けて貰えるように成長していきたいです。
そして、自分のブランドに自信をもって、お客様に提案できるように、技術面はもちろんですが自分自身の内面も育てていけたらと考えています。
ーー貴重なお話し、本当にありがとうございました!
今田さんのこれからの活躍に期待するとともに、これからも沢山ここで学んで成長していってくださいね!
今活躍している卒業生ブランドの活動を見てみたい方へ
今、新しく活動を始めたり有名なPOP UP STOREや有名百貨店で活躍しているブランド達のコラムをまとめたページです。
入学してから早い人で1年後、外の世界でブランド展開して頑張っている方達を是非ご覧ください。