自分の本当の気持ちに気付いたから。
自分の想いに気付いてから2~3年。
一度はその想いに蓋をして封じ込めた。
会社に入れてもらったの恩義もあり、定年までそこで働くつもりだったから。
けれども、ある時その蓋が開いてしまった。
プレゼントして喜んでもらえた時、やっぱりやりたいと。
自分の本当にやりたい事、楽しいと思う事をやっていくべきだと。
そんな山名さんのお話を聞かせていただきました。
Q1.ジュエリーメイキングを学ぼうと思ったきっかけは?
ーー山名さん、本日はどうぞよろしくお願い致します!
早速ですが、山名さんがジュエリーメイキングを始めようとしたきっかけを教えてもらえますか?
2.3年前にハワイアンジュエリーである、
ボーンカービングという骨を使ってアクセサリーにするワークショップの体験に参加させてもらったのがきっかけです。
その時の体験は友達にプレゼントする為に参加させて頂きました。
ーーそうだったんのですね!
その時に作ったボーンカービングのアクセサリーは無事にプレゼントできたのですか?
はい!
すごく喜んでもらえました!
体験をするまでは自分の手でアクセサリーを作れるなんて想像出来ませんでしたしそれをプレゼントしたことで喜んでもらえた事がすごく嬉しくて、
その時に自分の手で何かを作って喜んでもらえる事が本当に自分のやりたい事なのではないかと気付きました。
ーーそこから最初の頃はボーンカービングを作っていこうと思ったのですか?
いや。そうではなくて。
ボーンカービングのおかげで自分のやりたい事には気がついたのですが、それで食べていくイメージが湧かなかったので、
自分的には、うーん。って感じで、なんか違うなぁと思いました。
ーーなるほど。
では、なぜそこからインディアンジュエリーに辿り着いたのですか?
元々インディアンジュエリーがカッコイイなぁと思っていて好きだったので、友だちと一緒に色々なショップ出向いたりしていました。
その時ショップスタッフさんとインディアンジュエリーについて話していくうちに、インディアンジュエリーには、それぞれのアーティストさんがどんな思いで作ったのか、モチーフには意味やデザインにもストーリーがあるって事を知って、なおさら好きになっていき、どんどんのめり込んでいきました。
その辺りからアクセサリーを自分で作れたらなぁと少し感じ始めていたんですけど実は、一旦その思いを封じ込めたのです。
ーーえっ、なぜ封じ込めたのですか?
会社勤めで正社員だったのですが、せっかく正社員として会社に入れてもらったので定年退職するまで勤めようと思っていたのでやっぱりやめようと。
自分の想いに蓋をしました。
今思うと自分の気持ちを押し殺していました。
ーー今時めずらしいくらい、とても誠実な考え方ですね・・・!!
そこまでの思いで蓋をしたのに、何がきっかけで今に至るのですか?
しばらくしてから、自分で買い集めたターコイズやシルバーのパーツを組んでプレゼントした事があったのですが、
その時にすごく喜んでもらえて、
その瞬間あの時(ボーンカービングの時)の思いが蘇りました。
ーー心の蓋が開いたのですね!
そうです。パッカっと開いちゃいました(笑)
で、自分の本当にやりたい事をやって生きていこうと!
そしてインディアンジュエリーを作る人になろう!
と安易ですが考え、インディアンジュエリー好きな友人に相談していました。
そしたらインディアンジュエリーを現地に買付けに行ってる方を知っているというので、友人に紹介してもらいすぐに会いに行きました。
それで、その方とお話をしていく中で「彫金スクールっていうのがあるよ」と言われ、そこで初めて彫金っていう言葉を知りました。
でも何も知らなかった自分は、
彫金=インディアンジュエリーを作る人だと思い、ネットで「インディアンジュエリー、彫金師」
などと調べたところLaVagueのインディアンジュエリーコースを見つけたので、体験に参加させて頂きました。
そんな感じでボーンカービングからここまで3年ぐらいかけて徐々に見えてきた感じですかね。
ーー実際に初めて彫金体験した時はどうでしたか?
本当に楽しかったです!
リングを作ったのですが、なんて言っていいかわからないくらい嬉しかったです。
たぶん楽しすぎて「やばいやばい」って言っていた気がします(笑)
それから、山本先生に担当してもらっていたのですが、なにも知らない自分にとても優しく教えて下さって、ずっと褒めてくれていました!
その時は途中で帰られちゃったのでめちゃくちゃ寂しかったです(笑)
ーーこれがその時のリング。
きれいに出来ていますね!はじまりのリングですね!
そうなんです!意外と今見ても綺麗に出来てたんだなぁって思います。
ここからスタートした、まさにはじまりのリングです(笑)
ーー体験後、後日入学を決められましたがラヴァーグジュエリースクールに通う決め手はなんでしたか?
体験して教室の雰囲気も少し分かったのと先生方が優しそうだったのが決め手でした。
みんなが凄く楽しそうで先生たちの生徒対応している姿も良くて、先生同士や生徒さんとの距離感も凄く良い感じで普通にいいなと思い、
実は体験の時点ですでに入学を決めていました!
ーーそうだったんですね!
スクールに通う事を決めて家族の反応とかはどうでしたか?
好きな事で食べていく事は難しいのでよく考えなさいって言ってましたが、決めた時は応援してくれました。
余談ですが、母がフラダンスの先生で、ラヴァーグに通う事を言ったら
【ハワイアンジュエリーPuaallyの直営スクール】だったので、なぜか母の方がテンション上がっていて勝手に喜んでいました。(笑)
ーープアアリを知ってくれていて嬉しいです! 思わぬところでジュエリー直営スクールって事が効いていたのですね(笑) でも家族に応援してもらえると進めやすく力になりますよね!
Q2.実際に通い始めてみてからはどうでしたか ?
自分の生活スタイルに合わせて通えるので本当に助かりました。
仕事しながらも通えるし朝から晩までいる事も出来るので、僕の場合は仕事が休みの日を使い週一で一日中いる感じで通っていたので、週一回の通う楽しさがあったので不安は無く楽しく通っていました!
ーーラヴァーグの環境とかはどうでしたか?
雰囲気が最高です!
先生も優しいし、他の生徒さんもみんな優しくて、リュータ使える所行きたいなーって思っていたりすると「こっち使っていいですよ!」って席を開けてもらったりと、とにかく皆さん優しくて、自分はコミュニケーション取るのは好きなのですが自ら進んで声かけるタイプではないので、ラヴァーグにいる方は話しかけてくれる人が多くてコミュニケーションが取りやすい環境なのがほんと良かったです。
それと、皆さんの作品を隣でチラチラと見ているのですが…皆さん上手すぎて、すごく繊細で綺麗で…自分もこうなりたいなってすごくモチベーション上がります!
ここにいる方はみんな同じようなモチベーションなので話しかけやすいし、横のつながりっていうのですかね?同じ趣味や目標を持った仲間ができるってことは心強くもありますね。
ーー山名さんはやばいやばい楽しすぎると毎回楽しそうに作業している印象でしたね。
ーーやりたいと思っていたジュエリー制作を本格的に始めてみて最初の課題が出来た時の気持ちを教えてもらえますか?
最初の課題はタガネ制作で「インディアンジュエリーといえば、スタンプワーク」というイメージだったのでタガネを自分で作るのかと少し嬉しいような、いよいよ始まったなって感じでした。
始めてタガネが出来た時は不器用なので正直道のりが険しく思えました(笑)
ーーそうでした!その時は少し納得いっていない様子で、あとでスキルが上がったら修正できるからとりあえず気持ちを切り替えて次に進めて行った覚えがありますね(笑)
ーーその険しい道のりの中で一番難しかった課題はなんでしたか??
ホピ族の課題ですね
糸鋸何本折ったかわからないです(笑)
完成した時の嬉しさはもちろんあったのですが、生意気ながら少し悔しかったです。
糸鋸が苦手で真っすぐ切るのがなかなか出来なくて、どうやったら真っすぐ出来るのだろうと試行錯誤していました。
けれどたくさんやる事によって力加減とか思うように切りたいところを糸鋸が進むようになっていき、修行のような課題でしたが(笑)
この課題のおかげで全体的に作業効率みたいなのがグンと変わって急に色々といつの間にか出来る様になっていったので、一番苦戦はしましたがその分、最も成長した課題でもあるのでホピ族のお陰かもしれません(笑)
ーー分かります!糸鋸が扱えるようになると気持ちいいですよね。
ーーでは、課題の中で一番印象に残っている課題はどの課題でしたか?
印象的な課題はLesson12のアップリケと溶解ですかね。
ここまでの課題は板材(シルバーが板になっている状態)を買って板の状態からスタートして、糸鋸を使い切ったりスタンプワークで模様を入れたりとしていましたが、
ここの課題では端材などの地金を溶かして、それを叩いて伸ばして使いたい大きさや厚みまで自分で調整して作っていき、パーツも溶かすところから作っていって、ベース部分やパーツそれらを使い組み立てていったので、「0から完成まで自分の手で作り上げていく」感じがなんとも印象的ですごく感動しました。
ーー0から生み出していき完成した時の達成感といか、感覚は何とも言えないですよね!
Q3.実際にインディアンジュエリーコースを受けてみてどうですか?
ーーこれからインディアンジュエリーコースを受講してみたいと思っている方に向けて何か伝えてもらえると嬉しいです。
ホピ族、ズニ族、ナバホ族、サントドミンゴ族と代表的な部族を経験出来るのが魅力だと思います!
最初の頃は本当に出来るようになるのかと思いましたが、授業を進めていく過程で分からなかったらいつでも質問して聞くことが出来るし、
カリキュラムが組んであり、テキストやサンプルがあるのですが、実際はデザインを自由にすることが出来ますので、
資料の中からデザインをイメージして自分で考えながら進めていくので、いつの間にか自分でしっかり考えられるようになり、中盤からあまり聞かずに自分で進めていく事が出来る様になっていったのと、自分が欲しいと思う作品をかなり自由に作らせてもらえたのも良かったです。
ーー楽しく考えながら作業していく事でスキルアップを実感していったそんな山名さんですが、
ジュエリー制作を始める前と今ではジュエリーに対する変化などなにかありましたか?
物の見方が変わりました。
どんな風にデザインされているのか、
どういう意味を込めて作っているのか、
難しさを知れたからこその視点なのかなって思います。
あとは、みんなどんなアクセサリーやジュエリーを身に着けているのだろう。
それにはどんなストーリーがあるのだろうとか。
誰が作ったのかなーってすごく気になるようになりました。
ーー2020年の6月に入学して、初めてから半年弱とハイペースでそろそろ課題も終盤となりましたが、実際ラヴァーグに通ってみたリアルな感想を聞かせてください。
重複しちゃいますが雰囲気がすごくいいです!
あとはマニュアル通りにやるのではなく自分でも考えながら進めて行くので、いつの間にかある程度1人で出来る様になっていて
それと少し難しい事にチャレンジしたい時も相談にも乗ってくれますし、先生方は同じ空間で実際に販売している商品を制作しているので、プロの技を目の前で見る事が出来て道具も揃っているので、すごく良い環境で作業出来てたんだなって思います。
ーージュエリーメイキングを始めて心境の変化やライフスタイル、周りの変化などはありましたか?
自分自身はすごく変わったと思います。
物の見方が変わったので仕事に対してもそうですが、今後なにをして生きていこうかこのままでいいのだろうかとか。
ジュエリーメイキングを通して自分自身、色々な事をしっかりと考えていく事が出来る様になりました。
周りの変化は…なんだかみんな喜んでくれている感じですかね!
ありがたい事に応援してくれる方が周りに多いので、「応援してる!」って言ってくれます(笑)
ーーそれは心強いですね!じゃあこ記事もきっと見てくれていますね!
ーーそれでは最後に、これから始めてみたいと思っている方や、なかなか勇気が出ずに時間だけが過ぎ去ってしまっている方に、一歩目が出るような何かアドバイスをお願いします!
僕の場合3年ぐらい悩みながら、きっかけが出来ながらも何をしたらいいのかも分からず、模索していました。
一度はあきらめて自分の本当の気持ちに蓋をしたけれど、本当にやりたいことは、結局またいつか開いちゃうぐらいなので、やりたいと思ったことは早めに出来るならやった方が良いかなぁと思いました。
ここ【ラヴァーグジュエリースクール】は仕事をしながらでも踏み出しやすい環境なので。
誰かの為に、誰かに喜んでもらいたいから。
身近な人に喜んでもらいたい。
自分はそんな理由で始めてそれが楽しくてしょうがないです。
“彫金”って言葉はLaVagueに来る少し前に知りました。
何も知らなくても、何も出来なくても教えてくれる方達がたくさんいます。
やりたい事、やってみたい事、”彫金”に少しでも興味があるなら一歩踏み出してもいいと思います。
LaVagueの講師の方々、生徒さん皆さんが喜んで迎えてくれます!
欲しい必要な技術はうちに全て揃ってます