アンティークな雰囲気 ローズカットの作り方
天然石研磨でローズカットに挑戦!
都内でもファセットカット(表面に多くの面が作られた形)を学べるスクールは多くなく、ラヴァーグではそのカット方法をオリジナルのテキストでしっかりと学ぶ事が出来ます。
今回はラヴァーグジュエリースクールにある、天然石研磨コースのlesson6に出でくる、ローズカットを実際に作ってみようと思います!
ローズカットはアンティークジュエリーで使われている事が多いカット方法の1つで、形が薔薇のつぼみに見える事からその名が付けられたと言われています。
現代のダイヤモンドで主流のブリリアントカットも、このローズカットから派生したカット方法で、最近でもアンティークな雰囲気がありダイヤ以外でもこの形を施している石を見る事が出来ます。
ローズカットは三角形の面を組み合わせた全部で24面のドーム状の形です。
実際に宝石研磨機を使って作ってみよう!
それではここから実際に宝石研磨機を触っていきたいと思います。
こちらが実際に使う宝石研磨機です。
ターンテーブルのようにクルクルと回転する台と、目盛りが付いた金属の棒が見えますね。基本的にはこの2種類で出来上がっていて非常にシンプルな構造です。
クルクルと回転する台の上には石を削る為の砥石をセットして使います。
また目盛りが付いた部分は“ファセッター”と呼ばれ、棒の先端に石を取り付け角度と高さを設定する事が出来ます。
まずは石の取り付けです。
今回使う石は水晶(クォーツ)を使って行きます。天然石研磨の練習にはちょうど良い硬さなので使われる事が多い石です。
オイルランプの火を使いドップワックスというベタベタした蝋の様な材料を使って棒に石を取付けて行きます。
石を真っ直ぐに取り付けるところがポイントです。くるくる回しながら中心に持ってくる事が出来たら、今度はしっかりとファセッターに固定します。
ファセッターの目盛りを指定された高さと角度に合わせたら、いよいよ削りに入ります!
ここまでの設定をしっかりやっていないと後々さらに後悔をする事になるので我慢の時です。
回転台に砥石をセットして1番最初の面を削って行きます。緊張の一瞬。
石が砥石に当たった瞬間にカリカリカリッと、削られている感覚が手から伝わって来ます。
「た、楽しい。。」
石が砥石に当たって削られる独特の音とリズムが心地よく集中して自分の石と向き合う事が出来ます。
一つの石にここまで向き合ったことは無かったのではないでしょうか??(笑)
ローズカットは3段の面で作られていて、合計で24面で作られています。
1段目を削り終わった様子がこちらです。
まだ曇っているのでしっかり磨いて行きます。
ピカーーーー!となりました。
続いて2段目を削ります。
段々と立体的になって来ましたね。
無心で磨き続けます。
全ての面を削って、磨いての、繰り返し。繰り返し。
そこが楽しい。。。
そしていよいよ完成がこちらです!!
嬉しいです!!完成するとなんだか凄く愛着が湧いて来るのが石の不思議な魅力。
この研磨した石をどんな風にジュエリーに仕立てようかなぁ?なんて想像するとワクワクして来ませんか??この記事を読んでいるあなたにも是非体験してこの楽しさを味わって頂きたいです。
天然石研磨コースではlesson6のローズカットの後もエメラルドカットやダイヤモンドカットとまだまだ続きます。
自分にとって楽しさが見つけられた瞬間の喜びは新しい事を始める原動力の様な気がします。
宝石の持つ不思議な魅力に、最初から最後までひたすら楽しい天然石研磨コース。あなたもきっとどハマりしてしまうはずです!!
また1日研磨体験もやっていますので、気になった方は是非チェックして下さい。
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