Lesson4 複雑な形態の磨きテクニック

複雑な形態を完璧に磨ききる。

磨く場所によって道具を変える。その使い分けを身に着けていく

磨く場所によって道具を変える。その使い分けを身に着けていく。

曲線や直線、小さな隙間、広い面など、一つのジュエリーの中には沢山の形があります。
 
それぞれを磨くとき、ずっと同じ工具を使うのではなく、その形に合わせて道具を変えていきます。
 
どういうところで、どんな道具を使った方がいいのか。
 
このカリキュラムでは、レッスン1のポイントを活かしながら、より複雑な形の磨きに対してのアプローチ方法を学んでいきます。

全てに理由があるのと同じ。
磨き上げていくのにも、選ぶ道具の理由があります。

より複雑な形状を磨ききることで、身につく応用力が加速する。

レッスン1で学んだ磨きテクニックでは、一定の広い面の磨き方を習得しました。

今回のレッスンでは、曲線や曲面などより複雑な形状を形を崩すことなく磨き上げていく手法を学んでいきます。

レッスン1に比べて使う道具の種類は格段に増えていきます。

なぜここでこの道具を使うのか。
どんな時に使うべき道具なのか。

そういった根本的な理屈を理解することで、どんな複雑な形の磨きが来ても対応する力が身についていきます。

ここでしっかり学んでいけば、今まで憂鬱だった複雑な形の磨きが、逆に楽してしょうがないものに一変するでしょう。

より複雑な形状を磨ききることで、身につく応用力が加速する
より複雑な形状を磨ききることで、身につく応用力が加速する
より複雑な形状を磨ききることで、身につく応用力が加速する

作ったはいいけど、磨けない。。。

ジュエリーCADが広く普及されている昨今、複雑な形を簡単に作れるようになりました。
ですが、作れてもきちんと商品レベルまで磨きるのには経験値が必要。
ここでは、レッスン1の技術を含めて更に複雑な曲線や磨きにくい隙間を、短い時間で徹底的に輝かせるテクニックを学んでいきます。

【よくあるミス例】
・鋳造後のボコボコを取るときに、削りすぎて形が崩れてしまう。
・隙間が磨けずに中途半端な仕上げになってしまう。
・磨きすぎてシャープな先端が丸まってしまう。

ジュエリーCADで綺麗な曲線の滑らかなラインを作ったのに、鋳造上がりの凹凸(鋳肌)を取り除く際に削りすぎて形が崩れてしまう…そんな悲しい思いをしたことがある方も多いのではないでしょうか?
ここでは人気度の高い透かしの唐草リングで、複雑な曲線や狭くて磨きにくい隙間の攻略法を学んでいきます。

人気度の高い透かしの唐草リングで、複雑な曲線や狭くて磨きにくい隙間の攻略法を学んでいきます

POINT1 磨きたい面によって、道具をこまめに変える

それぞれ道具にも、得意な面と不得意な面があります。
形状に合わせたり、その道具の特徴をよく理解したうえで、「ここにはどれを使うべきか」を考えながら使用していくことが大切です。

磨きたい面によって、道具をこまめに変える
磨きたい面によって、道具をこまめに変える

POINT2 リューターの持ち方

ここで重要なのが、リューターの持ち方。
鉛筆を持つようにして使用している人が多いと思います。
ここでは、形に合わせてリューターの持ち方を変えていくことで、広い面と狭い隙間での道具の当たり方の違いを経験していただきます。

形に合わせてリューターの持ち方を変えていくことで、広い面と狭い隙間での道具の当たり方の違いを経験していただきます
形に合わせてリューターの持ち方を変えていくことで、広い面と狭い隙間での道具の当たり方の違いを経験していただきます

Lesson 4で学べる内容と手順

STEP1 丁寧にゆがみ・サイズを直す

透かしのデザインは強く叩きすぎると模様が潰れてしまったり、形が崩れてしまう危険性があります。
ここで当てる角度や場所に注意して真円を出すポイントを学びます。

丁寧にゆがみ・サイズを直す

STEP2 ゴム段と鋳肌を慎重に取る

第1難関のゴム段と鋳肌取りです。
ゴム段とは、ゴム型から複製したものは工程上、表面に段差が出来て戻ってくることがあります。
これをロールサンダーの太さや番手をこまめに変えて、形を崩さずに綺麗に取り除いていくテクニックをしっかり学んでいきましょう。

ゴム段と鋳肌を慎重に取る

STEP3 ヤスリ目を磨いて消していく

第2難関の艶出しになります。
ここもSTEP2と同様に5つの道具をこまめに使い分けながら進めていきます。
また、リューターの持ち方も「縦持ち」と「横持ち」を使い分けられるように練習していきます。
縦持ちをマスター出来ると、いつも使ってる道具では届きにくい箇所も、同じ道具なのに奥までしっかり磨ける感動があります。

ヤスリ目を磨いて消していく

STEP4 最終仕上

最後に板バフを使用した面出しとテツバフによる最終仕上げを施します。
バフの使い分け・種類を把握しておくことも時間短縮・クオリティアップに大きく繋がる知識です。

板バフを使用した面出しとテツバフによる最終仕上げを施します

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LESSON8 オーダージュエリー 指示書を読み解いて、その通りに作れる応用力を鍛えます。

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