受講生の多くが目標とする洋彫り技術の活かし方。それが文字彫りリング制作でした。
そこで、そんな生徒さんたちの声を取り入れて新課題【シグネットリング】を追加しました。
コースの最終課題、練習の総仕上げとして、やり直しのきかない手彫りの緊張感を経験してください。
洋彫り新課題「シグネットリング制作」
WAX・樹脂の造形物をキレイに整えたら、鋳造依頼を出してシルバー原型にします。約1週間後には金属になって戻ってくるので、その間にデザインを決めて彫り練習を始めましょう!
ここではシャキッとした印象のリング形状を崩さず、丁寧な磨きで鏡面仕上げにする工程を学びます。
念入りな練習と本番一発彫りの緊張感を楽しみましょう。
美しい書体を書ける。
それが美しいバランスで彫るための下地になる。
美しい文字彫りをするために、カリグラフィーを習得することは重要です。 ジュエリーの下書きやデザインレイアウトをする際に、理想的なバランスを紙の上に描き出す事にも役立ち、ジュエリーへの彫り加工の下書きに限らず、模様のデザインをするときにも、ループや曲線の形や余白のバランスが綺麗に見えるラインを創造しやすくなります。
美しい彫りには、綺麗に下書きされたレイアウトが必要不可欠!美しく書くためのルールを学び、カリグラフィーの練習をして準備することが重要なのです。
洋彫りスクールでは、美しいバランスの曲線で構築されているカッパープレート体の文字バランスを学ぶことで、彫りに適したカーブの付け方や線の感覚を身につけられるので、その下書き通りの彫りを実現できる繊細な毛彫りタガネの扱い方を習得することができます。
これらを習得することで、文字彫りに限らず、彫り(エングレービング)全体のレベルアップもできるのです。
ラヴァーグの洋彫りスクールの特徴
ジュエリー制作の工程の中で、あまり深彫りする事をしない文字刻印は、仕上げ間際の最終工程に施される事が一般的です。
その為、磨き工程までしてある商品への一発彫りで線幅のコントロールや美しいラインを出す必要があります。
基本的にやり直しが効かないので、反復練習をして自在にタガネをコントロールし、文字や装飾模様を彫り入れできる技術を身に付ける為のコースになります。
洋彫りスクールはどんな人におすすめ?
チェックしてみましょう!
洋彫りスクールは
どんな人におすすめ?
チェックしてみましょう!
1.平面への曲線デザイン、下書きを上手く描けるようになりたい!
多くのカリグラフィーで表現される、文字の余韻の様に伸ばした装飾部分(フローリッシュ)のパターンに触れることで、唐草模様などの装飾に活かす事などもできます。
2.言葉や数字をデザインに組み込みたい!
ここではそんな言葉たちを手描きでデザイン化して模様として昇華する力を身につけていきます。 どれくらい崩すか、きっちり文字原形通りに配置するか。
手描きだからできる柔軟性で、活かし方も自分次第です。
リング表面はもちろん、リングの内側や日常使いの金属製小物にも、イニシャルや数字、単語や文章などをデザインしてジュエリーに組み込む事によって商品にメッセージ性を加えることができます。
お客様の思い入れのある言葉を、その彫師ならではの手彫りで入れられることは、とても大きな技術的価値となります。
4.呼吸を忘れるレベルに集中する時間を求めている!
宗教的な要素こそありませんが、意味のある言葉や文章を彫りこむことは"写経"的な没入感で時間を忘れてしまうかもしれません。
洋彫りの活かし方は下の動画から!
↓↓↓
洋彫りスクール受講により得られるもの
・毛彫りタガネを使った洋彫り、刃付け
・カッパープレート体をベースとした筆記体を手書きする力
・文字を組み合わせて装飾する力 ・手彫り文字による商品への技術的な付加価値
初めての洋彫りをサポートする充実のテキスト
初めての洋彫りを
サポートする充実のテキスト
課題として学ぶ一文字づつのポイント解説はもちろん、主に洋彫りで使用する毛彫りタガネの研ぎ方からGRSグレーバーの使い方まで。
在学中はもちろん、卒業後にも見返しておさらい練習できるので、ジュエリー制作未経験からのスタートの方でも安心して文字彫りの技術を習得することができます。
カッパープレート体とは?
その際に主に使われていたのがゴシック体よりも早く書ける、傾斜のかかった曲線の美しい優雅な筆記体「イタリック体」でした。
その当時は読み書きの普及率が上がり始めた時期でもあり、それまでは各国各地域によって使っている文字の特長にばらつきがあった為、統一する動きが起こっていました。そんな中、印刷された書物に使われていたイタリック体は一気に普及し、広く一般に認知されることとなります。
印刷物としての見やすさを考慮し、文字同士のつなぎや行間も改良がなされていく中で誕生したのがカッパープレート体でした。
イタリック体をベースに刃物で金属に文字を反転させて彫って、印刷した際に読みやすく、なおかつ映えるようにと銅板彫刻家が作り上げたその書体をCopper(銅) Plate(板)『カッパープレート』と呼ぶようになりました。
紙の上に描いて表現する際は、カッパープレート体専用の特殊なペン先を使い、筆圧のコントロールで抑揚を付けながら書く書体なので、文字を美しく見せる為のルールが定められているフォントです。そのため難易度が高く、数あるカリグラフィーに用いられる書体の中でも中級以上のレベルの筆記体になります。
毛彫りタガネとは?
他の種類のタガネ同様、刃先の角度は彫金加工の内容や表現に合わせて研いで使う為、手彫りの職人さんは角度違い、幅違いの毛彫りタガネを複数本持って使い分けます。
左右への振りや深さを変える事で彫り面の幅をコントロールすることができ、浅くシャープに刃を立てることで毛の様に細い線も表現できることから毛彫り(けぼり)タガネという名で呼ばれます。
カッパープレート体の文字は、小さな一文字の中にも細く華奢な線と太く力強い線のコントラストを表現する事が大切なので毛彫りタガネを使っていきます。
洋彫りスクール カリキュラム内容
洋彫りスクール
カリキュラム内容
金属に文字を彫る技術を8項目に分けて、ご自分のペースで学ぶことができます。<全29課題 90h>
彫りを行うための下書きの練習をしていきます。
・Lesson3(3h)直線彫り/幅のコントロール/留め
・Lesson4(3h)曲線彫り/抑揚の練習
・Lesson5(3h)イングリッシュスクロール
- Lesson3 (3h)
- Lesson4 (3h)
- Lesson5 (3h)
・Lesson6 (3h) アンダーターンに基づくシンプルな文字「l,i,u,t,w」
・Lesson7,8 (6h) コンパウンドカーブを含む文字「n,m,h,k,p,r,v,x」
・Lesson9,10 (6h) ループのつく装飾的な文字「j,y,z,l,b,h,k,f」
・Lesson11,12 (6h) オーバル型の文字「a,d,g,q,o,e,c,s」
- Lesson6 (3h)
「l,i,u,t,w」
- Lesson7,8 (6h)
「n,m,h,k,p,r,v,x」
- Lesson9,10 (6h)
「j,y,z,l,b,h,k,f」
- Lesson11,12 (6h)
「a,d,g,q,o,e,c,s」
小文字よりも、パーツの大きさや距離感が少し違うだけでイメージが大きく変わるので、バランスを意識して練習をしていきます。
- Lesson13 (3h) 「A,B,C」
- Lesson14 (3h)「D,E,F」
- Lesson15 (3h)「G,H,I」
- Lesson16 (3h)「J,K,L」
- Lesson17 (3h)「M,N,O」
- Lesson18 (3h)「P,Q,R」
- Lesson19 (3h)「S,T,U」
- Lesson20 (3h)「V,W,X」
- Lesson21 (3h)「Y,Z」
- Lesson13 (3h)「A,B,C」
- Lesson14 (3h)「D,E,F」
- Lesson15 (3h)「G,H,I」
- Lesson16 (3h)「J,K,L」
- Lesson17 (3h)「M,N,O」
- Lesson18 (3h)「P,Q,R」
- Lesson19 (3h)「S,T,U」
- Lesson20 (3h)「V,W,X」
- Lesson21 (3h)「Y,Z」
- 文字装飾彫り (3h)
- Lesson25 (1.5h)「 1 , 2 , 3 」
- Lesson26 (1.5h)「 4 , 5 , 6 」
- Lesson27 (1.5h)「 7 , 8 , 9 , 0 」
- Lesson28 原型仕上げ
- Lesson29 (3h) イニシャル練習 / 彫り入れ
洋彫りスクール カリキュラム内容
金属に文字を彫る技術を8項目に分けて、ご自分のペースで学ぶことができます。<全29課題>
- Lesson1 文字彫り導入講習(座学) 【1h】
- Lesson2 毛彫りタガネの刃付け・メンテナンス 【1.5h】
-
毛彫り基礎演習
Lesson3 直線彫り、幅のコントロール、留め 【3h】
Lesson4 曲線彫り、抑揚の練習 【3h】
Lesson5 イングリッシュスクロール【3h】
-
カッパ―プレート体の彫り(小文字)
Lesson6 アンダーターンに基づくシンプルな文字「l,i,u,t,w」 【3h】
Lesson7,8 コンパウンドカーブを含む文字「n,m,h,k,p,r,v,x」 【6h】
Lesson9,10 ループのつく装飾的な文字「j,y,z,l,b,h,k,f」 【6h】
Lesson11,12 オーバル型の文字「a,d,g,q,o,e,c,s」 【6h】 -
カッパ―プレート体の彫り(大文字)
Lesson13 「A,B,C」 【3h】
Lesson14 「D,E,F」 【3h】
Lesson15 「G,H,I」 【3h】
Lesson16 「J,K,L」 【3h】
Lesson17 「M,N,O」 【3h】
Lesson18 「P,Q,R」 【3h】
Lesson19 「S,T,U」 【3h】
Lesson20 「V,W,X」 【3h】
Lesson21 「Y,Z」 【3h】
- Lesson22 単語・文字間隔の練習 【6h】
- Lesson23 フローリッシュ座学 【1h】
- Lesson24 文字装飾彫り【3h】
-
数字の彫り
Lesson25 「1,2,3」 【1.5h】
Lesson26 「4,5,6」 【1.5h】
Lesson27 「7,8,9,0」 【1.5h】 -
シグネットリング製作
Lesson28 原型仕上げ
Lesson29 イニシャル練習 / 彫り入れ 【3h】 - フリーエングレイブチケット 1.5h×10コマ
洋彫り教室受講生の声
受講することでどんなことができるようになったのか?どんな自分になれたのか?
洋彫りを選択した理由、受講した感想など、生徒さんの声を聞いてみました。
洋彫りスクール受講をご検討の方はご参考にしてみてください。
洋彫りスクール受講をご検討の方はご参考にしてみてください。
彫りの技術は商品にオリジナリティを加える為に最適と考え、学べる場所を探していました。
私がラヴァーグに決めたのは、校長先生のブログの内容に共感したことと、カリキュラムの内容でした。
柔らかい表現を身につけたかったので洋彫りコースが合っていました。
基礎練習はなかなか進まず不安でしたが、毎週通っていると少しづつ彫れるようになってきました。
まだまだ目標とする表現が自由に出来るようになった訳ではないですが、コースの最後まで先生を信じて通いたいと思います。
私は洋彫りコース第一号、50代の男性です。
岡野先生にどうしたら上手くいくか?こうすればやりやすいとか教えて頂き、自分でも工夫してやることがとても面白いです。
画像モニターで大きく見えて分かりやすくなり良かった。
挫折はつきもの、反復練習あるのみ!岡野先生ありがとうございました。
・良かった点→120°グレーバーでの彫りのいろは(基本的な動かし方)が学べた点
・役に立った→まだ商品には生かせていない。今後商品化予定(やっと)
洋彫り(カリグラフィー)スクール料金一覧
洋彫り(カリグラフィー)コース
●道具メンテナンス1課題
●彫り練習6課題
通学有効期限
最大2年間※2
手描き文字
練習帳付き
無理なくお支払いいただける分割払いもご用意しております。
月々¥7,700~※3
※1 すべてのコースに入学金として¥11,000と材料費が別途かかります。(材料費は個々のデザイン・素材により異なります。)
※2 コース修了にかかる日数は各個人の通学ペースにより異なります。お好きな日時、自由なペースで通学出来ますので、集中して通学できる方は短期で習得していただくことも可能です。
※3 コース受講料は一括または分割でのお支払いが可能です。表記価格は(コース受講料+入学金)を60回払いされる場合の一例です。頭金の額や支払い回数により表記価格は変動します。
洋彫り(カリグラフィー)スクール料金一覧
洋彫り(カリグラフィー)コース
→価格改定 2024年12月1日より¥407,000
●道具メンテナンス1課題
●彫り練習26課題
通学有効期限
最大2年間※2
手描き文字
練習帳付き
無理なくお支払いいただける分割払いもご用意しております。
月々¥7,700~※3
※1 すべてのコースに入学金として¥11,000と材料費が別途かかります。(材料費は個々のデザイン・素材により異なります。)
※2 コース修了にかかる日数は各個人の通学ペースにより異なります。お好きな日時、自由なペースで通学出来ますので、集中して通学できる方は短期で習得していただくことも可能です。
※3 コース受講料は一括または分割でのお支払いが可能です。表記価格は(コース受講料+入学金)を60回払いされる場合の一例です。頭金の額や支払い回数により表記価格は変動します。