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画像加工講座 講師インタビュー ージュエリーに特化した加工方法に拘るー

" 写真を より素敵に見せる加工方法 " だけじゃない ! !

アントレプレナーコース4つ目の講座「画像加工講座」について、本校「ジュエリーCADコース」の講師でもある八代孝之さんにインタビューしました。

PC、そしてWEB関連のことについてラヴァーグ随一の知識と情報をお持ちの八代先生。画像加工を身につけることになった経緯や、今まで積み重ねてきたことなど、アントレプレナーコースそのものの誕生と共に紐解きながら、ジュエリー写真そのものに対するお考えもうかがいました。

Interview

画像加工講座とアントレプレナーコースの誕生

ーー八代先生、本日はよろしくお願い致します! 早速ですが、八代先生はPCソフトを使用しての「画像の加工」をいつどのタイミングでマスターされたのでしょうか。

入社してから、ジュエリーブランドの立ち上げに携わっていく中で覚えていきました。

(デジタル彫刻ソフトウェア ZBrush でデータ作成中)

ーーまだ会社の人数も少なかった頃、校長先生とブランドを立ち上げることにチャレンジしていたときに、「撮影した写真の加工」が必要になった、ということでしょうか。

 

そうです。当時は特に何の経験もないところからのスタートだったので、始めた頃はひどいセンスでした(笑)

僕たちが今運営している「プアアリ」というハワイアンジュエリーのブランドがありますが、その前に作ったブランドもいくつかあって。

その挑戦の過程で、画像の加工については 片っ端からいろんな本を読んだり、試行錯誤して身につけていきました。

自力で勉強したことをブランド運営に生かし、生徒さんに教えるまでになられたんですね。 ラヴァーグジュエリースクールは、「ビジネスとしてジュエリーブランドを運営したい人たち」の力になれるスクールを目指す中で、「講師である自分たちができること」の中から「画像加工講座」がアントレプレナーコース(※)に組み込まれたという経緯ですか?

※ブランド立ち上げを現実にするために必要な5講座がセットになっているコース。ブランド運営のノウハウを分かりやすく体系的にまとめています。
(デジタル彫刻ソフトウェア ZBrush でデータ作成中)
※ブランド立ち上げを現実にするために必要な5講座がセットになっているコース。ブランド運営のノウハウを分かりやすく体系的にまとめています。

正確には、順番が違うかな。

ブランドとして売り上げを立てるために色々模索しながらやってきて、「プアアリ」という結果を出すことができたときに、僕たちがそれを成功させるためにやってきたこと というのが、 画像加工講座であったり、アントレプレナーコースの中に入ってる講座で教えていることなんです。「僕たちはこれでなんとか成功へ導けた。だからこれは生徒さんに伝えよう」 という順番で今のアントレプレナーコースができています。

ーーなるほど、プアアリの成功があって、うまくいった要素を抽出して、と。そういう順番なんですね。ブランドとして成功している生徒さんの多くが受講されているのも納得です。

ジュエリーの写真に的を絞って厳選した加工テクニック

ーー自分で写真を撮れるということがすごく大きなことだと思いますが、そもそも画像加工は何のためにするのか簡単に教えていただけますか?

まずは、写真のクオリティや印象を良くするためです。

きれいに撮れたと思った写真でもジュエリーって金属だから予期しない映り込みとか いざ確認したらホコリが・・・ということもある。それを撮り直しせずに修正することができます。

ーーあとは、ジュエリーを自立させるための補助を消す、なんていう作業もできたりしますよね。ラヴァーグで受けられる講座として拘ってきた内容はありますか?

画像加工のソフトを全然触ったことない生徒さんは、たくさんのテクニックをすぐに覚えることはできないですよね。ソフトの中にあるたくさんのツールを一度に紹介してしまうと、頭がこんがらがって、途中で嫌になってしまう。

だから、「これとこれを使えるようになれば、ジュエリーに関しては大体OK」とできるように講座で使用するツールをかなり厳選し、絞ってきました。

 

ーーそれは初心者の生徒さんも安心ですし、「これなら私にもできる」と前向きに取り組んでもらえそうですね。 たくさんのツールを使いこなす必要がない中で、加工がうまくいかない時の共通点はありますか?

その写真を撮る時点でもうすでに 「画像加工でなんとかすればいいや」って思いながら撮っていると、大体加工ができないかな。

ーー画像加工のソフトも万能ではないということでしょうか。

前提と、その方の持っているスキルによります。

鏡のように別のものが金属に映り込んでしまった場合、そこをちゃんと金属っぽく見せたいですよね。そうしないとクオリティを上げることができない。ですがそれは絵を描くのと一緒で、想像をして加工する必要があります.

 

(※できるだけ映り込みが少なく撮影した写真は、加工も容易。撮影と加工はセットで身につけたいテクニック。)
ーーそうすると、できるできないの個人差が出てきそうですよね。そこを生徒さんに伝えた上での講座なんですね。

そうですね。被写体がジュエリーだということをしっかり前提に置いて伝えています。

撮影の時点で気をつけるべきところをクリアできていた方が、結果的に加工の手間も短縮できて、綺麗な写真になるということ。

(※できるだけ映り込みが少なく撮影した写真は、加工も容易。撮影と加工はセットで身につけたいテクニック。)

「写真」と「人間の目で見る」ということの違いって、視点を動かせるどうかが大きいんです。

手に持って動かす・自分が動く など、人はそのジュエリーが綺麗に見える視点に自然と調整しますが、写真はそうはいかない。

その時ある光とか、距離感とかで決まるんですよね。

ーー状態が固定されてしまうということですね。 でしたら、その綺麗な瞬間を元から切り取れていた方がいいですね。

できる限り気を使って撮影した写真に対する画像加工は、ロジカルに対処することができるんです。

できる限り気を使って撮影した写真に対する画像加工は、ロジカルに対処することができるんです。

 

例えばダイヤモンドが入ってるジュエリーで、ダイヤモンドは 光の反射率がこうなってるから、こうすればクオリティが上がる、などと考えられるんですね。

画像加工のソフトはジュエリー以外の仕事で使うことも多いから、今まで触れてきた生徒もたくさんいるんですけど、この講座にはそういう人も目から鱗の修正テクニックが含まれている・・・かもしれません(笑)

 

例えばダイヤモンドが入ってるジュエリーで、ダイヤモンドは 光の反射率がこうなってるから、こうすればクオリティが上がる、などと考えられるんですね。

画像加工のソフトはジュエリー以外の仕事で使うことも多いから、今まで触れてきた生徒もたくさんいるんですけど、この講座にはそういう人も目から鱗の修正テクニックが含まれている・・・かもしれません(笑)

ーーそうなんですね、それは気になります! 修正以外にとても使えるテクニックがあるときいているので、そちらについてもきいてみたいと思います。

ゴールドの色変え方法とジュエリー写真の難しさ

(※画面のリングの色味が、シルバー色からイエローゴールド色に変化!)
ーー画像加工講座で人気のテクニックについて教えてください。

写真に写ったジュエリーの金属(カラーゴールド)の色を変えるテクニックを伝えています。

商品展開をしていこうと思った時に、18金のカラーゴールドを最初から全部揃えるのは場合によっては大きな負担になりますよね。

(ゴールドには、イエロー以外に、ピンク、ホワイトなど色のバリエーションが存在します。)

奮発して、無理してでもカラーゴールド全て用意して作ることができなくはないと思うのですが、そこにかけるお金をこの画像加工1つで抑えられるって結構大きいと思います。

(※画面のリングの色味が、シルバー色からイエローゴールド色に変化!)
ーーなるほど、資金のリスクを減らすことができるわけですね。

このテクニックを使えば「実物を用意しなくても商品展開ができるよ」と言えばそれはどちらかというと軽い言い方なんですね。

ーー私もどちらかというと「0がプラスになる」っていうイメージだったんですけど、お話をきいていると「マイナスが0になる」テクニックだと思いました。 ジュエリーの写真について他に、生徒さんに伝えていることはありますか?

真の撮影講座の担当の先生も言っていたかもしれないけど、ジュエリーって写真を撮るのが難しいんです。いろんな理由で難しいんですが、例えばサイズ。

小さいということがどういうことなのかがわかってないと、撮った時に味気ないジュエリーに見えてしまう。

写真って、いろんな表情があるんです。その時々で随分違って写るし、すごくアナログなもの。

でもそれの加工を繰り返しやっていると、手を入れるところはいつも同じだということがわかってきます。

ーー写真は、いろんな要素が絡み合ってできてくるのに比べて、撮られた写真を加工するということ自体はジュエリーに関してのポイントがいくつか決まったパターンがある・・・。
(たった15分程度で、元の写真よりもクリアな印象に。)

それがわかっていれば、おそらくイメージされているより手軽にできるんじゃないかと思います。

あとは、画像を加工していく上で「ゴールがわからない」っていうのが1番 難しいと思います。

だけど、その前の写真撮影がイメージするところからきちんとできていると、そこへ向けての加工の道筋が自然と見えたりする。

ーー加工の前の撮影の段階から、どう加工するかが大体絞られてくる。面白いです。 ジュエリーに的を絞ってテクニックを伝えているから、 初心者の人でも入りやすく経験者にも意味がある講座になっているんですね。

人の心を掴む魅力的な写真とは?

ーー八代先生は今までたくさんの写真を加工されてきたと思いますが、人の心を掴むジュエリーの写真についてどうお考えですか?

型にはまりすぎなくていいんじゃないかなとは思います。

物撮りで1個1個、白い背景での撮り方がありますが、かっこいい写真や綺麗な写真、印象に残る写真はそんなに堅苦しくない。

極端に言えば、ものすごくアップにして半分ぐらいしかジュエリーが映ってないとか、

四角い空間なのに 端の方にぽん とある、とか。

ーー真ん中にそれが綺麗に映ってるだけだと、見る人は「商品」以上の見方をしないのかもしれませんね。

サイズ感とか、どのぐらいの厚みがあるか伝えたい場合は、そういった写真の方がわかりやすいですがそればそれとして。そのジュエリーのイメージを伝えるような写真っていうのを考えて撮ってあげると、すごく魅力的になるんだなって思います。

ーー役割が違うということですね。撮影講座のインタビューでも、講座前に「こういう写真が撮りたい」というイメージを選んできてもらうそうです。 あとは画像加工ができれば、1枚の写真からバリエーションが色々作れて、その中から選ぶということもできますよね。

そうですね。画像加工ができるとありえない写真も作れますから。

宇宙空間にジュエリーを浮かすことだってできてしまう。自分でイメージを作って、自由な発想でやっちゃっていいんだと思います。

(例えば、モデルさんを入れた撮影をしなくても雰囲気のある画像を手軽に作ることが可能。 ラヴァーグが主催した展示販売会のビジュアルに使用したもの。)
ーー型や正解かどうかにとらわれずに色々やってみると、思いがけないものが見えてくる可能性も広がりますよね。 自由に表現するための撮影講座だったり、画像加工講座、という風に思ったら、なんだかちょっと楽しくなるかも。

個人的には、拘らず色々遊んでみるといいと思います!

ーー八代先生、色々お話聞かせていただきありがとうございました! 過去の失敗を積み重ねての成功や、遊びのある写真もいい、という考え方。勇気をもらった方も多いのではないでしょうか。

単調な作業としてだけでなく、コスト削減や、ブランドイメージをより良くするためのテクニックが詰まった画像加工講座。ジュエリーに特化している、というところもシンプルで意味があることだと思いました。

ネット検索やSNSでお気に入りのジュエリーブランドを見つけることが当たり前になった今、実物以外で商品やブランドを伝えられる手段は限られてきます。画像加工はまさに必須のスキルと言えるのではないでしょうか。

\ 導入講座の内容や受講生徒さんの声は下記のリンクからご覧ください /

アントレプレナー(ブランド設立)コースの5つのステップ

アントレプレナー(ブランド設立)コースの5つのステップSTEP1 導入講座

STEP1

導入講座

アントレプレナー(ブランド設立)コースの5つのステップSTEP2 ロゴ・名刺・ギャランティ作成

STEP2

ロゴ・名刺・ギャランティ作成

アントレプレナー(ブランド設立)コースの5つのステップSTEP3 写真撮影講座

STEP3

写真撮影講座

アントレプレナー(ブランド設立)コースの5つのステップSTEP4 画像加工講座

STEP4

画像加工講座

アントレプレナー(ブランド設立)コースの5つのステップSTEP5 オフィシャルサイト作成講座

STEP5

オフィシャルサイト作成講座

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