Lesson 4
初めてロストワックス製法で作る
「ねじりの装飾リング」
ここからいよいよ「ロストワックス製法」のカリキュラムに入っていきます。
最初の課題は、シンプルな平打ちリングにネジりの装飾を組み合わせていくベーシックな技法から学んでいきます。
基本中の基本であるシンプルな指輪をロストワックスで作っていくことでワックスの硬さや寸法を細かく測りながらの作業を身に着けていきます。
また、ねじりの装飾はアンティークの特徴の一つともいえるくらい多く使用されています。
1課題目からこの装飾を学んでいくことで、この後のレッスンで応用していくことが出来ます。
学べるポイント
初めてのロストワックス製法では、簡単でシンプルな形から。
だけどシンプルこそ難しく、形の崩れやゆがみが良く見えてしまいます。
落ち着いて慎重に、ロウ材を削る感覚や寸法を細かく測りながら微調整をしていくことを身に着けるのにはもってこいの課題。
軟らかいロウ材から、キャスト後(鋳造)の金属加工までを学んでいきます。
こんな風に作っていきます!
1.必要な分をカット
筒状のチューブワックスから必要な分を糸鋸でカットします。
2.サイズ出し
完成のサイズまで内側を削り、号数を合わせていきます。
3.厚み・幅出し
外側をヤスリで均等に削り、イメージの細さや強度上問題ない厚みまで削り落として形を整えていきます。
4.ねじりの装飾作り
ワイヤー状のワックスを半分に折りたたんでねじり、好きなねじり下限に調整していきます。
5.サイズ合わせ
先程作ったシンプルな平打ちリングにねじりのワイヤーを巻き付け、完成時にぴったりサイズになるように長さを調整します。
6.溶接
ねじりの長さが決まったら繋目をワックスペンで溶かし合わせながらリング状にします。 しっかり繋がったら、平打ちリングとねじりリングをキャスト(鋳造)に依頼します。
7.完成
金属になってからの基礎工程を実践で学びながら作品を仕上げていきます。
ロストワックス技法と彫金技術が同時に学べるため、ジュエリー制作を初めて学ぶ方にも一石二鳥のお勧めコースです!
アンティークジュエリーコース
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