過去に、私たちラヴァーグの講師が運営に参加している自社ブランド「プアアリ」では、こんなことがありました。
ある指輪のデザインについて、クオリティの基準をクリアするためにはパーツを分けて磨く必要がある。しかしその工賃を考慮して売値を出すと、コストと価格設定が釣り合わないデザインになってしまう。
企画段階でそのことがわかり、現場の判断としてストップがかかりました。
加工チームと一体となった商品企画は、実現性が高いデザインかどうかを早い段階で判断することができます。
もちろん、やってみなければわからないこともありますが、経験として知っているのと知らないのでは商品開発の実現性に影響が出ることは明らかです。
加工が大変な割に利益が薄い商品展開をしてしまう。ブランドを立ち上げたばかりの頃、販売を始めたばかりの頃はやってしまいがちですが、できるだけ回避したいですよね。