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作ったジュエリーをブランドとして販売するにはどうしたらいい?自分に合った方法を見つけよう!

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ブランド立ち上げの準備をしながら考えておきたいのが、できあがった商品をどこでどのように売っていくか?
これからの方も、すでに販売をスタートしている方も。自分のブランドに合った方法を見つけることが売り上げアップへの近道です。
今回の記事では、いくつかの選択肢について各方法の特徴やメリットなどを解説!
ジュエリービジネスで活躍する多くの生徒さんを支えてきたラヴァーグジュエリースクールがお届けします。

1.ポップアップストア

ポップアップストア、ポップアップ販売とは?

期間限定で、百貨店などの商業施設のスペースに出店し販売すること。
1~2週間の比較的短い期間が設定されていることがほとんどです。
ラヴァーグの生徒さんではまずはポップアップ出店から挑戦する方が多くいらっしゃり現場の取材をさせていただくこともあります。

ポップアップストアのメリット

最大のメリット・魅力は、ズバリ自分一人での集客だけでは出会うことが出来なかったお客様に会えることです。
様々な場所で開催されるので、それぞれの場所にあった新しい層のお客様に出会えます。ジュエリーやアクセサリーのポップアップであれば、1ブランドだけの集客ではかなえられない数の「ジュエリーが好きなお客様」に出会えることも。
また、クリエイター、デザイナー自身がお客様と直接お話し、丁寧な接客をすることはファンを作ったり、顧客満足度アップの機会になると言えます。SNSやネットなどは非対面で一方通行の コミュニケーションになってしまったり、文字のやりとりで感情がわかりずらかったり、ということもありますが、対面では はるかにスムーズかつ記憶に残りやすい時間をお客様に過ごしていただくことができるんですね。  

ポップアップストアの注意点は?

売り上げ金額から出店施設などに手数料を支払う必要があり、全ての売り上げが手元に残らないということを念頭に置いておきましょう。
商品の売値に対して、何割を支払うか(=掛け率)はその施設や出店を仲介する会社との契約内容によって決まります。
利益がほとんど残らないような、無理な掛け率ではないか?事前に確認し、必要であれば交渉しましょう。
そして、一番気を付けてほしいことは、ポップアップ出店する場所やイベント内容にも「格」の違いがあるという事です。どこでも良いから出店してしまうと、自分自信が積み上げてきたブランディングを損ねる場合も。例えば、自分のブースではしっかりと準備をしたとしても、隣やその隣が美しくないブースやディスプレイであったり、そのブランドに立っている人が愛想が悪い、品がない服装をしている ということもあなたのブランドに悪い影響を及ぼす可能性があります。質の悪いイベントや場所ではないか?出店前にしっかり情報収集しておくことに越したことはありません!

ポップアップ出店への流れ・方法

①合同展(※)に出して商業施設の担当者、バイヤーや企画会社(出店の仲介業者)と つながりを作り、依頼を受けて出店。
※合同展とは
例えば New jewelry Tokyo (ニュージュエリートーキョー)やギフトショー、NEW ENERGY(ニューエナジー)など。
特定の商材やテーマに沿ったメーカーやブランドが取り扱い商材を並べて、商品やブランドを探す来場者にアピールをする場です。
展示会にて接客中のラヴァーグ生徒さん。お客様とお話中の笑顔が印象的。
②商業施設に直接営業
ジュエリーを扱う商業施設は、三越や伊勢丹などの百貨店、ルミネなどのファッションビル、エキュートなどの駅ナカ施設が代表的な例です。お互いビジネスで信用が大事なので闇雲に営業するのではなく、しっかりした資料の準備や出店したい理由を明確にしておきましょう。
③企画会社にオファーをする。
ラヴァーグの生徒さんが関わっている企画会社さんでよく挙がるのが、例えば
THÉÂTREUXさん、Hermana Quizasさん、タピエスタイルさん などです。
自分からオファーをかけるのであれば尚更、自分のブランドをしっかり紹介、説明できるようにしておくに越したことはありません。
WEBサイトが整っていると印象が良くなります。
展示会にて接客中のラヴァーグ生徒さん。お客様とお話中の笑顔が印象的。
④ブランド仲間からのお誘い
スペースの大きさによっては人数を集める必要があるので、横の繋がりを作っておくと「一緒に出店しませんか?」のお声がかかることも!
ジュエリーブランド同士では競合してしまうこともあるので、他の商材を扱っているブランドさんとも繋がっておくと尚◎です
ポップアップは、出店場所によって来店するお客さまの特徴があったり、人通りの感じ、にぎわう時期や時間帯など様々。スクールにいると、生徒さん同士で情報交換している ところもよく見かけます。そういった意味でも、横の繋がりは大事にしておきたいものです!

2.ネット販売

ジュエリーをネット販売する方法は?

ネットショップを作れるプラットフォームがいくつかあるので、それぞれ比較し自分にあったところを選ぶことがポイントです。 ラヴァーグの講師が運営に携わるブランド「プアアリ」では本店型のプラットフォームを利用して自社ECを運用しています。

プラットフォームの比較

1.初期費用、月・年額費用・販売手数料などのコスト

2.サポート体制

3.デザインのカスタマイズができるか  

など。この3つに限らず独自のサービスを展開しているとこともあります。

ジュエリー販売において代表的なプラットフォームは Shopify・BASE・STORES など。 これらは本店型ネットショップと言って、ブランド独自のネットショップ(=ECサイト)を作ることができます。
対して、 minneやCreemaなどはモール型といい、ハンドメイド作家さんが多く出店されています。利用者が多く集客と管理がしやすい反面 商品が埋もれやすく単価が安くなりやすいのが特徴です。

ジュエリーをネット販売するメリット

実店舗と比べてとにかく商圏が広く自分が動ける活動範囲外、全国、全世界のお客様にアクセスする事が可能なのがECサイトでの販売です。

 

遠方でなかなか実店舗では足を運んでいただく事が出来なかったお客様にも商品を見てもらう事ができるので、インターネットが無い時代とある時代の最大の変化と言えるかもしれませんね。そして実店舗より遥かに低コストで出店できるのも、たくさんのブランドがネット販売にチャレンジできている理由のひとつです。

ジュエリーをネット販売する時の注意点は?

インターネットにお店を作ることそのものは難しくありません。しかし今の時代、お客様に購入していただくことは実店舗よりも難しい・・・というのが私たちの本音です。低価格で簡単なため、星の数ほどインターネットの中にお店ができてしまいました。10店舗の中で見つけてもらうはなく、1000000店舗の中で見つけてもらう、という状況。なので、ネットの販売だから店舗の販売より楽(らく)という事はありません。逆にネットだからこそ気を付けなくてはいけない事が沢山あリます。例えば、実店舗であれば簡単にとれていたお客様とのコミュニケーションを、対面でない方法で深めていく為には何をしなくてはいけないのか。コロナ禍の中私たちのブランドのプアアリでも特に苦労した所でもありました。楽天・Yahoo・自社オンラインショップ。それぞれ特徴があり、それぞれお客様へのアプローチの仕方が変わってくる、ということも意識していかなければなりません。

他には、お客様には掲載画像を見て購入の判断をしていただくので、手元に届いた時にメージが違うとならないように商品説明やSNSでの紹介の仕方、動画などでのフォローをすると安心です。

また、不良品に厳しい傾向があるというのは注意が必要です。

店頭で購入した場合気にならない部分が、ネット購入で自宅で見た時に見る目が厳しくなる、というのはどんな商材でもあり得ることです。日頃から商品の状態はよくチェックをしておきましょう

ジュエリーをネット販売するコツ

個人で小規模にスタートする場合、多額の広告費をかけることは難しいと思います。 インスタグラムやXなど、SNSとの連携を上手に利用して集客していくと◎です。 この時に、ネットショップだけでなく公式WEBサイトがあると、ブランドイメージがお客様に伝わりファンになってもらえる可能性が高まります。(=ブランディング) また、ネットショップ上では価格の比較がされやすいもの。 公式WEBサイトがあるとブランドとしての価値をしっかり伝えられるので、価格以外でも「選ばれるブランド」になります。プアアリでも、ネットショップとは別でオフィシャルサイトを公開しています。
▼WEBサイトの作り方含め、ブランドロゴの作成などが学べるラヴァーグの特別コースについてはコチラから
▼プアアリのオフィシャルサイトはコチラから

\ 現場では!! /

\ 現場では!! /

ラヴァーグの講師が運営に携わるブランド「プアアリ」のネットショップチームのメンバーにお話をききました!
ーネット販売で気を付けていること、工夫していることは?
お客様の顔を見て直接お話ができないことを補うために、より細やかな説明と「どんなお客様か」想像力を働かせてコミュニケーションをとるように心掛けています。メールだけでなくお電話を直接掛けた方がお互い安心なケースもありますし、事務的になりすぎないように工夫することも大事です。感謝の気持ちを込めて、手書きのメッセージを添えて商品をお送りしているんですよ。
ー手書きのメッセージ、喜ばれそうです!行き違いがないよう工夫することも必要なことですね。   プアアリでは、ネットショップならではのサービスはありますか?
お客様に楽しんでもらう工夫のひとつとして、季節によってお届けするボックスやリボンの色を変えています。 お店に来られないお客様にも「プアアリ」というブランドの良さを伝えられると考えて、ネットショップ限定の商品の販売も始めたところです。
ーこんな風に、情報発信できることが多くあると「活発なブランド」としてお客様の印象にも残りやすいし、ブランドを覚えてもらいやすくなりそうですね!
実店舗とネット両方のお客様に楽しんでもらえるようなブランドが理想的です。 お店とネットどちらも利用してくださっているリピーター様もいらっしゃるので、そんなお客様を飽きさせないようにすることも大事だなと思います!
自社ブランド・プアアリの店舗。 ラヴァーグがあるビルの1Fで営業
プアアリのネットショップ

3.卸・委託販売

卸販売とは?

セレクトショップやミュージアムショップ、雑貨屋さん(=小売店)がジュエリーブランドの商品を卸値で買い付け、そのお店(ネット販売含め)で販売することです。 取引の発生は、注文を受けた商品をお店に納品する時で、基本的にブランド側が一般の消費者とやりとりすることはありません。

卸のメリット

私たちのブランド”プアアリ”も実は卸を随分前からやっています。卸の最大のメリットは卸先の顧客に自社の商品を代わりに売ってもらえる。という事です。卸先のお客様たちは、私たちのブランドの事は知らなくても、卸先のお店やスタッフの事は絶大に信頼をしているので、よく知らないブランドの商品だとしても信頼している人が勧めてくれるのであれば・・・と安心して購入までしていただけます。信頼されているお店に卸す事ができれば、あなたのブランドも更に多くのお客様から信頼を得ることができるのも卸の魅力です。

卸の注意点や販売店との関わり方のコツ

また、販売店にはブランドや商品についての説明を正確にしてもらいたいので、伝える工夫をすると良いです。普段自分が接客していて手応えのある 言葉の表現(恵比寿で人気、1点もの)などもアドバイスできると◎! はじめましてのお店は特に、陳列の仕方がブランドに合っているか実際に見に行きましょう。そうやって、卸先の選定には注意を払う必要があります。
卸の目的は大きく分けると2つです。
「売り上げを立てる為の卸先」「ブランディングを成長させる為の卸先」
このどちらにも該当しない卸先も実際のところ多く存在します。こちらは自社だけでは売り上げを伸ばせないので誰かどこか他のところで売ってほしい・・・。あちらの思いは今ある商品では売り上げが立っていないのであまりリスクを負わず売れそうな商品を扱いたい・・・。そんな双方が組んでもそれぞれ思ったような結果にはならないです。(売れない頃の私達の苦い思い出です。)当時はこちらが多くを負担して卸先になってもらうように努力をしたお店はほとんど売り上げが立たなかった、という結果でした。ブランドが成長した後、当社の商品を扱うために相応の負担をしてもいい、という卸先は取引を開始した後、しっかりとした売り上げを今でも立て続けてくれています。この先について興味がある人はラヴァーグに話を聞きに来てください。
\ 現場では!! /
プアアリでも、店長が卸先に定期的に顔を出すなどして良好な関係を築くと共に商品陳列のチェックもするように習慣づけています。

委託販売とは?

小売店の中で販売してもらうことは卸販売と同じです。 違うのは、商品をお店に納品し、お客様がそれを購入した時に初めて売り上げが発生すること。 売れた時のお店の取り分、ブランドの取り分があり、契約内容次第となります。   

委託の注意点

委託販売のデメリットはとにかく在庫負担です。少ない予算の中で作り上げたあなたの大切な在庫商品を本当にそこに預けてしまっていいのか。ほかの販売方法で売り上げるチャンスを奪ってしまう事にならないのか。また、紛失リスクや盗難リスクにさらされることにもなります。委託先があなたのブランドの商品を委託先のどこにどのように置いて、どのような優先順位で扱ってくれるのか・・・は気にするべきところです。お店の賑やかし、または何かを引き立たたせるツールになってしまっている商品を目にすることも少なくありません。せめて少しでも買取をしてくれるなど、お互いの責任をしっかりしてくれる委託先を見つけてほしい、と生徒達を見てきた私たちは考えています。

4.お店を開く

お店を開く時のチェックポイント

・場所(立地)
自分のブランドにはどんな地域が合っているのか? なるべく都心に近いのか、はたまた郊外?地方でもいいかもしれない。 物件の探し方が大事になってきます。
・内装費などの初期費用
単純にいくらなら出すことができるのか? 無理ない範囲で目安を決めましょう。
・固定費(維持費)
固定費をかけて商品販売の利益を100%得る場合と、ポップアップで販売した時の取り分の利益と、どちらが最終的にブランドにとってメリットがあるのか? 具体的な数字を計算し、かけられる固定費を把握することが大事です。
・タイミング
固定の顧客がいない状態だと、場所によっては最初の集客に苦労してしまうことも。 ポップアップなどで認知度を高め、ファンを作ってからの出店でも遅くはありません
・固定費(維持費)
固定費をかけて商品販売の利益を100%得る場合と、ポップアップで販売した時の取り分の利益と、どちらが最終的にブランドにとってメリットがあるのか? 具体的な数字を計算し、かけられる固定費を把握することが大事です。
・タイミング
固定の顧客がいない状態だと、場所によっては最初の集客に苦労してしまうことも。 ポップアップなどで認知度を高め、ファンを作ってからの出店でも遅くはありません
Lapis Jewelry &Accessory SHOP

お店を開くメリット

ブランド独自の世界観を表現できることは、お客様に空間ごと商品を気に入っていただけるチャンスです。
また、実店舗があることでネット購入の後押し、信用につながる場合も! 観光地にあるお店の場合、通りがかりでの購入で大きな売り上げにつながる可能性があることも、メリットと言えます。

お店を開く場合の注意点

コスト管理は、より緻密にしていく必要があります。 また、セキュリティ面は事前に対策をしておくことをおすすめします。 規模やオープンの頻度によっては、スタッフの雇用についても考えるべきことに入ってくると言えます。

お店を開いたら、他の販売方法はやらなくてもOK?

ポップアップ出店とネットショップを並行することがおすすめです。 広告などの集客以外に、地域外のお客様にも届くようにすることで裾野が広がっていきます。また、ネットで知り実店舗に来てくれることもあるので、ネット販売も積極的に行うことで相乗効果が得られます!
物件の探し方ですが、店舗に強い不動産屋さんもあるので、探してみるのも一つ。アトリエを併設する場合は、作業内容(音やバーナーの使用)によって可能かどうかの確認が必要です。

5.その他

即売イベントに出店

デザインフェスタや、特定のテーマがあるイベント(ハワイアンイベント、〇〇マルシェ など)で出店し、その場で販売することができます。
特性(デザイナーズジュエリー・ハンドメイド)やテーマ性(ハワイアン、アンティーク、動物植物など)がある場合はその界隈のファンの多くにリーチすることができるので、宣伝・集客を同時に行えることも!また、出店のハードルが低めであるのも初めの一歩としては取り組みやすいと言えます。価格帯やイメージが自分の扱う商品とマッチするかがポイントです。
デザインフェスタや、特定のテーマがあるイベント(ハワイアンイベント、〇〇マルシェ など)で出店し、その場で販売することができます。
特性(デザイナーズジュエリー・ハンドメイド)やテーマ性(ハワイアン、アンティーク、動物植物など)がある場合はその界隈のファンの多くにリーチすることができるので、宣伝・集客を同時に行えることも!また、出店のハードルが低めであるのも初めの一歩としては取り組みやすいと言えます。価格帯やイメージが自分の扱う商品とマッチするかがポイントです。
ハワイアンの大きなイベントに出店中のラヴァーグ生徒さん。

ギャラリーやイベントスペースを借りて、即売会や受注会、個展を開く

この選択肢の場合、集客のための場所とタイミング大事になってきます。かけられる費用にもよりますが、人の流があるところ、駅の近くなどアクセスのいい場所を選んだり、行楽シーズンを避けるなど、足を運んでもらいやすいタイミングを選ぶこともポイント! また、できるだけ顧客を作ってからだと安心です。

口コミ受注 

知り合いやその紹介で・関わりのあるコミュニティ内で、個別に受注して販売していくことも一つの手。人柄や、普段のコミュニケーション力によって大きく左右されるところです。注意点としては、ビジネスとしてやっているということを相手に理解してもらうこと。過度な主張は関係に影響を及ぼしますが、適度な線引きは必要です。

自由な働き方ができる今だからこそ

自由な働き方ができる
今だからこそ

この記事に興味をもってここまで読んでくださったあなたは、ジュエリーブランドにチャレンジする心の準備はもうほとんどできているはず。
幸いなことに、昔と比べて物販に関する販売や集客の方法は多様化しており、お金をかけなくても挑戦できることも増えてきました。
そんな時だからこそ、スタートダッシュで「ジュエリーブランドの立ち上げ」のやり方をしっかり学んで、周りとの差をつけておきたいもの。
ラヴァーグでは、実際のブランド運営で培ったノウハウを伝えている数少ないスクールです。 見学・体験は随時受け付けておりますので、まずは雰囲気だけでも体感しにいらしてください!
ジュエリーブランドを立ち上げ、  
夢を実現させた生徒さんのインタビュー記事
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