Rie Suzuki Jewelryインタビュー ~鈴木 理恵~

鈴木 理恵
鈴木 理恵

EXIBITION INFO

Light's vol.3 Grow

2016.10.19(WED)~10.21(FRI)

http://lightlights.com/

ジュエリー・アクセサリーブランドのみで開催される合同展示会”Lights”

今年で3回目の開催を迎える新進気鋭の日本の若手ブランドによって 構成された合同展示会。
日本の伝統工芸を取り入れたブランドや、 日本独自の繊細さが感じられるブランドを集め、東京とパリから世界へ発信していく。

EXIBITION REPORT

レポーター : 中西ゆいこ

【ジュエリーブランドを立ち上げるまでと立ち上げた後、どうやってブランドを育てていくのか?】これはいつかブランドを持ちたいと考えている方にはとても気になる部分だと思います。
こちらでは、Lavagueジュエリースクールで技術やノウハウを得て立ち上げたブランド達がどのような活動をして、どのようにブランドを成長させていくのか。また、その際に感じた更に必要なスキルや今後の改善点、ここに来るまでを振り返っていただき、現在スタートラインを切った皆さんにリアルな生の声を聴かせていただいてまとめたのがこちらの【Designer’s NEWS】となります。

今回取材にご協力いただいたのがRie Suzuki Jewelryのデザイナー鈴木理恵さんです。

彼女が今回出展する【Light’s】は今年で3回目の開催のジュエリー・アクセサリーを展示販売する合同展示会。全32ブランドの個性豊かなジュエリーブランド達が集い、期間限定のポップアップストアを展開していました。

ブランドを立ち上げ、第一歩目を踏み出したRie Suzuki Jewelryのブランド設立から今回のLight’sを振り返ってインタビューさせていただきました。

鈴木 理恵
lights
鈴木 理恵
鈴木 理恵
【お忙しい中、取材のご協力ありがとうございます!早速ですが、りえさんが今こうしてジュエリーデザイナーとして活動するまでにどんなエピソードや経験があったのですか?】

はじめはジュエリーデザイナーになろうとは全く思っていませんでした。
働きながら通信教育で美大で染織を専攻していたのですが、卒業してちょうど何か新しい事をと思っていた時に思いつきました。

昔から絵を描いたり物を作るのが好きだったのでイラストレーターの仕事をしていたこともあったのですが、転職して違う職業についてからも気が付けば何かを作ることをずっと続けていました。

ジュエリースクールも趣味で通うつもりでネットで検索しましたが、たくさんありすぎてよくわからず、ジュエリーデザイナーをしていた知り合いにどこのスクールがいいか聞いたことが今思えばきっかけだったかもしれません。

それまではジュエリーは彫金やワックスなど手で一つ一つ作るものだと思っていたのですが、そのデザイナーさんが3DCADを使ってデザインをしていたことから、はじめてパソコンでジュエリーを制作出来る事の存在を知りました。

そこからLavagueの見学に行き、説明を聞いていくうちにここにしようと決めた理由は、働きながらも好きな時間に自分のペースで授業を進められる事と、実際に見学をしてみて技術がなくても街で見る商品と同じような作品を制作できる3DCADに興味を持ち、自分でもやってみたいと思った事です。

そうやって続けていく中で、最初は自分の好きなモノ作りから、どんな作品が好評でどんなニーズがあるのか、自分のテイストと絡めながら考えて作っていくうちに一つのブランドとして形が出来あがり、今こうして発表する場に立っています。

鈴木 理恵
【元々は趣味としてスクールを探していらっしゃったのですね!お友達のデザイナーさんからジュエリーCADの存在を知って、これなら売ってもおかしくない商品が作れると思い、Lavagueで学ぶことを選んでくれたのですね。 Lavagueに入学してみて、実際どのような力が付いたと感じますか?また、日々通う中で Lavagueを選んで良かったなぁと感じる点があったら教えていただきたいです!】
鈴木 理恵

昔一度自分の染織の作品をまとめたHPを自分で作ろうと試みたこともあったのですが結局できずに終わりました。
 
でも、ジュエリーのHPはラヴァーグのアントレプレナーコースを受講して先生に教えてもらいながら何とか形にできた事はとても嬉しかったです。
 
また、同じように働きながら自分の好きなものを作ろうとしている人たちや、自分のブランドを持ちたいと考える人たちに出会えた事はここまで続けて くるのにとても刺激になり支えになりました。

【一人でやろうと思っても、仕事をしながらとなるとついつい後回しになったり、わからないところで躓いて進めていく事が億劫になってしまいますよね。特にホームページ制作では今は色んな簡単に作れるサービスが増えていますが、実際大枠のテンプレートが決まってしまっていて、もう少しここをこうしたいなぁというイメージ通りのサイト作りが難しかったりしますよね。そういう意味では、自分の思い描いたHPの作り方をマンツーマンで指導してもらえたり、自分と同じ志を持っている人達との出会いが刺激になったりモチベーションを維持させていく事に繋がって行くというのは、合同の工房を使用する事の一番の利点なのだと思います。】
鈴木 理恵
【今回初の外部の合同展示会Light'sに出展され、実際現場に立ってみてお客様との対話や他のブランド さんとの交流から多くを学んだと思います。その中で印象的なエピソードがありましたら教えて下さい!】

いつも作品の写真を見ていただいているSNSで知り合った方が、他県から新幹線に乗って会いに来てくれた事や、展示会前日に遠くて行けませんが頑張って下さいね!とコメントをいただいたり、とても嬉しかったです。 

【ありがとうございます!ファンの方達からの応援は何より嬉しい限りですよね!さて、りえさんのようにこれからジュエリーブランドを立ち上げたいと考えている方へ温かい一言をお願いします!】

私は自分のブランドを作るなんてはじめた時は全く思っていなくて、作っていくうちにだんだんやってみようかなと言う気持ちになりました。はじめから自分のブランドを作る!という気持ちがなかっただけに時には仕事で疲れて授業を進める事や作品をつくるペースがすごくゆっくりになったりもしましたが、やめずに続けてきて今があるので、いつも千里の道も一歩からだと思っています。私もまだまだこれからも長い道のりですが一緒に頑張りま しょう。

りえさんありがとうございました!
これからもRie Suzuki Jewelryの成長を私達も楽しみにしております!
お忙しい中、ご協力ありがとうございました!
鈴木 理恵

鈴木 理恵Rie Suzuki Jewelryロゴ

鈴木 理恵
愛知県生まれ 東京都在住

子供のころから絵を描いたり、ものを作る事が好きで美術大学に進学。
名古屋造形芸術短期大学、京都造形芸術大学 染織コース 卒業。
10代のとき初めて行った海外旅行で日本とは違う海外の文化に触れ 旅行好きになる。
イギリスと台湾に短期留学をし、英語と中国語を学ぶ。
ジュエリーCADと出会い、以前から興味のあったジュエリーデザインを スタート。
http://www.riejewelry.com/

ページトップへ