ロストワックス製法とは、どういう作り方なのでしょう?また、どんな作品を作るのに向いている技法なのでしょうか?
ここでは、Lavagueでのカリキュラムとロストワックス製法についてご説明させていただきます。
ロストワックス製法の特徴と利点
1、原型制作する際の加工のしやすさ
ロストワックス製法とは、ロウ材(ロウソクのような硬さ)を使用して原型を制作していきます。
その為、金属加工よりも削りやすく曲げたりねじったりと手の感覚で加工していく事に長けた素材です。強い力を必要としないので、女性の方でも取り組みやすい素材です。
2、無駄な金属の屑が出ない。=コスト削減
原型加工の際に金属を使わないため、無駄な金属の削りカスを押さえられます。一般的にイメージしやすいのは、クロムハーツのようなスカルや十字架などボリュームのあるメンズアクセサリーを制作したい場合に有効です。また、作った原型を金属にする際に金種を指定する事が出来る為、k18やプラチナの作品を制作する事が出来ます。
3、花や葉っぱ等の自然物の表情が表現しやすい
素材自体の削りやすさと柔軟さのおかげで、花びらのような柔らかい曲線や岩石のような複雑で有機的な表現がつくり出しやすいのも特徴です。また、レースや革の凹凸の表面などを型押しして模様を転写することも可能で表現の幅が広がりやすいのもロストワックスの魅力の一つです。
4、溶接の多い作品向き。
小さな粒を沢山配置した作品や、バラの花の様に花びらを何枚も重ねた作品など、小さなパーツを沢山組み合わせて作るのに適しています。彫金で同じように溶接しようとする際、何度も火をあててしまうと折角くっついたパーツが取れてしまいやすいのに比べ、ワックスでは原型の段階でワックスペンというハンダゴテのような道具を使ってロウ材同士を溶かし合わせてくっつけるため、作業がしやすいのもポイントです。
5、形がいびつな石を留める為の石座制作に向いている。
綺麗にカットされている石ももちろんですが、少しいびつな石の枠を作るのにも向いています。石の形の魅力をそのまま利用しやすいのもロストワックス製法の特徴の一つです。
ロストワックスコースはこんな方にオススメ!
- 将来自分のブランド作りたい方
- 細かなパーツやチャームを作りたい方
- PCより手作業が好きな方
- WAXの扱い方、キャストの依頼の方法をしっかり学びたい方
- 華奢なものから大ぶりなものまで、幅広いデザインを作りたい方
- ひとつのデザインでいろいろな種類の金属の指輪を作りたい方
ロストワックス系コースの特徴
ラヴァーグのカリキュラムは、技術を学ぶことはもちろん、いま人気のジュエリーはどのような技法で作られているのかなど、マーケティングして作り上げられています。このワックスコースでは課題を通して、彫金や銀粘土では作ることが難しい制作技術を基礎から応用まで学ぶことが可能です。
また、課題毎に学んでもらいたい技術が含まれており、それを取り入れていればデザインは自由なのも制作出来るのがLavagueジュエリースクールのカリキュラムの特徴です。
全員が同じ物を作るのではなく、作りたいものを作りながら技術を学んでいける事がLavagueジュエリースクールのカリキュラムが人気な理由の一つなのです。
LaVagueではロストワックスコースが2種類あります。
それぞれ、特性を活かしたオリジナルコースです!
様々なワックスを使用し、ワックス独自の加工や彫りを学びつつ、キャスト(鋳造)後の金属の磨き、仕上げ、石留め、ロウ付けなども学ぶことができます。またカリキュラム通りに基礎技術を学ぶだけでなく、オリジナルのジュエリーデザインから考えて制作していくので、技術の応用力や経験、知識を育てることができます。<それぞれ全16課題>
2023年12月9・10日(+個別予約1日)に、普段、体験レッスンを実施していない「ロストワックス技法」を使った限定のワークショップを開催します。
どんな素材を使った、どんな技法なのか、ぜひこの機会に体感してみてください。
ロストワックス系コース レッスンサンプル
受講生の声
このコースを選択した理由、受講した感想など、
生徒さんの声を聞いてみました。
不定休の仕事なので、好きな日に好きな時間出来るのがとても嬉しいです。他の教室は2時間で何円とか1日で何円と決まっているので、1日の作業が進まないとあせってしまいそうですが、そういった心配がないので、1つの作品にじっくり取り組めて良いです。広くてきれいだし、道具も沢山あって楽しいです。
教室の雰囲気がよく、集中して作業ができています。開講時間も21時半までやって頂けているので、なかなか時間がとれない時は助かってます。先生の人数が多く、いろんなやり方、知識がついていくので有難いです。
料金一覧
アンティークジュエリーコース
¥304,700(全16課題) ※1
ファッションジュエリーコース NEW!
¥304,700(全16課題) ※1
※1 すべてのコースに入学金として¥11,000と材料費が別途かかります。(材料費は個々のデザイン・素材により異なります。)
※2 コース習得にかかる日数は各個人の通学ペースにより異なります。お好きな日時、自由なペースで通学出来ますので、集中して通学できる方は短期で習得していただくことも可能です。
※3 コース受講料は一括または分割でのお支払いが可能です。表記価格は(コース受講料+入学金)を60回払いされる場合の一例です。頭金の額や支払い回数により表記価格は変動します。