ジュエリー用語「焼きなまし」

バーナーなどで熱を加えて軟らかくすることにより次の作業をやりやすくする為の工程である「焼きなまし」

一般に金属は叩いたり曲げたり、へらをかけたりローラーで圧力を加えたりすると硬くなる性質があります。

この性質を加工硬化と呼ぶのですが、硬くなったまま作業を続けると思うように曲がらなかったり無理な力がかかってしまい地金にひびが入ったり割れたりする原因になります。

そこでバーナーなどで熱を加えて軟らかくすることにより次の作業をやりやすくする為の工程である「焼きなまし」が必要になります。

ジュエリー制作における焼きなまし

彫金での作業の場合、基本的には地金全体に均等に火をあててから冷ませば焼きなまし完了です。
圧がかかって密度が高くなっている金属組織をほぐすことにより、再び地金をやわらかく延展性のある状態に戻してあげることができるのですが、金種によって戻し方が少し異なります。

シルバーやゴールドの場合、地金がうっすら赤みを帯びるまで熱しすぐに水に入れて急冷することでなまされます。
また、シルバーはゴールドと比べて硬化するまでに余裕があるので焼きなましの頻度は少なくて済みますが、熱する際に火むらが出ないように火のあて方に注意が必要です。

プラチナの焼きなましはうっすら赤みを帯びるまで火を入れるところまでは同じなのですが、すぐに水に入れず室温で徐冷することによりやわらかくなります。

急冷すると逆に硬くなってしまうので使い分けが必要になります。

シルバージュエリーの大敵「火むら」

純銀や純金はやわらかすぎて加工するにも身につけるにも不向きな為、ジュエリーやアクセサリーに使用するシルバーやゴールドには一定の硬さを持たせるために割り金と呼ばれる別の金属を混ぜてあります。
焼きなましやロウ付けで火をあてる時に、ピンク色を通り越して強い赤みが出るまで熱してしまうとその割り金の成分が表面に浮き出てしまいシミの様な色むらがおこります。このシミ状の色むらを火むらといいます。

この火むらを根本的に取りきるにはヤスリで削り落とすしかないので余計な時間と労力を使う事になってしまいます。

焼きなましの際は地金の色を確認しやすい明るさの環境で作業するといいでしょう。

バーナーなどで熱を加えて軟らかくすることにより次の作業をやりやすくする為の工程である「焼きなまし」

一般に金属は叩いたり曲げたり、へらをかけたりローラーで圧力を加えたりすると硬くなる性質があります。

この性質を加工硬化と呼ぶのですが、硬くなったまま作業を続けると思うように曲がらなかったり無理な力がかかってしまい地金にひびが入ったり割れたりする原因になります。

そこでバーナーなどで熱を加えて軟らかくすることにより次の作業をやりやすくする為の工程である「焼きなまし」が必要になります。

ジュエリー制作における焼きなまし

彫金での作業の場合、基本的には地金全体に均等に火をあててから冷ませば焼きなまし完了です。
圧がかかって密度が高くなっている金属組織をほぐすことにより、再び地金をやわらかく延展性のある状態に戻してあげることができるのですが、金種によって戻し方が少し異なります。

シルバーやゴールドの場合、地金がうっすら赤みを帯びるまで熱しすぐに水に入れて急冷することでなまされます。
また、シルバーはゴールドと比べて硬化するまでに余裕があるので焼きなましの頻度は少なくて済みますが、熱する際に火むらが出ないように火のあて方に注意が必要です。

プラチナの焼きなましはうっすら赤みを帯びるまで火を入れるところまでは同じなのですが、すぐに水に入れず室温で徐冷することによりやわらかくなります。

急冷すると逆に硬くなってしまうので使い分けが必要になります。

シルバージュエリーの大敵「火むら」

純銀や純金はやわらかすぎて加工するにも身につけるにも不向きな為、ジュエリーやアクセサリーに使用するシルバーやゴールドには一定の硬さを持たせるために割り金と呼ばれる別の金属を混ぜてあります。
焼きなましやロウ付けで火をあてる時に、ピンク色を通り越して強い赤みが出るまで熱してしまうとその割り金の成分が表面に浮き出てしまいシミの様な色むらがおこります。このシミ状の色むらを火むらといいます。

この火むらを根本的に取りきるにはヤスリで削り落とすしかないので余計な時間と労力を使う事になってしまいます。

焼きなましの際は地金の色を確認しやすい明るさの環境で作業するといいでしょう。

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