Lesson8

最愛の人に贈るリングになったらいいなリング

サーフェスを抽出(ExtractSrf)で面が剥がせない

すでに剥がれていませんか?
サーフェスを抽出(ExtractSrf)はポリサーフェスから選んだ面を剥がすコマンドです。
面が剥がれないということは、それはポリサーフェスではなくサーフェスの可能性があります。
一度剥がしたことに気付かず何度もサーフェスを抽出しようとしているかもしれません。
その場合はもうすでに目的の面が剥がれていますので、それを使って作業をしていきましょう。

 

Lesson8
そもそもバラバラの状態だとエクストラクトサーフェスは使えません。

文字がうまく分割(Split)出来ない

ベンド(Bend)後に文字の制御点を整えましたか?
ベンド前に自己交差曲線を検出(SelfIntersectionCurveCheck)が出ていない場合でも、文字をベンド(Bend)した際に、文字の線が壊れてしまう事があります。
改めて自己交差曲線を検出しつつ、制御点を表示させ、壊れた箇所がないかチェックしましょう。
特に点が密集しているところは怪しい場所なので重点的に見ましょう。
これをせずに進めても、上手く分割(Split)出来ない場合がありますので、ベンド後は必ず文字の制御点をチェック、修正をしてあげましょう。

 

Lesson8

 

Lesson8
自己交差があるとスプリットが出来たとしてもその後の作業に影響します。

ベンド(Bend)した文字をプル投影(Pull)していますか?
基本的に分割(Split)は、切るものと切られるものがくっついている、接触している必要があります。
今回ベンド(Bend)をする前に、文字の線を0.2~0.3mmほど浮かせた状態でベンドしているため、ベンドで曲げた線はリングのサーフェスに接触していないので分割出来ません。
ベンドを行った後に曲げた文字の線をリングの表面のサーフェスにプル投影(Pull)をしてから分割をしてあげましょう。

 

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ベンドしただけではサーフェスは切れません。ベンド後に必ずプルしてあげましょう。

2レールスイープ(Sweep2)で面が貼れない

一度全ての線を削除し、改めて境界線を複製(DupBorder)してあげましょう
ベンドの際もそうでしたが、線は何かの拍子に簡単に壊れてしまったりします。
場合によってはその線が壊れていることもありますので、一度線はすべて削除し、改めて境界線を複製(DupBorder)で線を取り出し、その線を使って2レールスイープ(Sweep2)をしてあげましょう。

 

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線を全て消してしまい、改めてデュプボーダーで線を取り出し直してください。

断面線がおかしな位置にくっついていませんか?
1つの線(Line)コマンドを使って断面線を描く際、始点と終点の位置に気を付けましょう。
Osnapのチェックがたくさん付いていると、思わぬ点に取られてしまい、断面線がおかしな位置にくっついてしまうことがあります。
Osnapは必要なもの以外は外しておく癖をつけておきましょう。

 

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出来るだけ端点同士、角の部分などで断面線を描くとやりやすいです。

結合(Join)出来ない

ベンド(Bend)後に文字の制御点を整えましたか?
ベンド前に自己交差曲線を検出(SelfIntersectionCurveCheck)が出ていない場合でも、文字をベンド(Bend)した際に、文字の線が壊れてしまう事があります。
改めて自己交差曲線を検出しつつ、制御点を表示させ、壊れた箇所がないかチェックしましょう。
特に点が密集しているところは怪しい場所なので重点的に見ましょう。
これをせずに進めて面を貼っても結合(Join)出来ない場合がありますので、ベンド後は必ず文字の制御点をチェック、修正をしてあげましょう。

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自己交差が出なくても点の密集した場所は線がおかしな状態になっていることがあります。点の密集地帯は改めてよく見て、余計な点は削除するなどの修正をかけましょう。

オープンエッジが奇数で出来る

ベンド(Bend)後に文字の制御点を整えましたか?
ベンド前に自己交差曲線を検出(SelfIntersectionCurveCheck)が出ていない場合でも、文字をベンド(Bend)した際に、文字の線が壊れてしまう事があります。
改めて自己交差曲線を検出しつつ、制御点を表示させ、壊れた箇所がないかチェックしましょう。
特に点が密集しているところは怪しい場所なので重点的に見ましょう。
これをせずに進めて上手く分割(Split)出来ても面が壊れている場合があり、体積が出ないうえに修正が難しい不具合が起こる場合がありますので、ベンド後は必ず文字の制御点をチェック、修正をしてあげましょう。

 

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自己交差が出なくても点の密集した場所は線がおかしな状態になっていることがあります。点の密集地帯は改めてよく見て、余計な点は削除するなどの修正をかけましょう。

表面が埋まっているように見える

サーフェスを抽出(ExtractSrf)をする際に「コピー=はい」になっていませんか?
リングの表面をサーフェスを抽出(ExtractSrf)をする際に「コピー=はい」になっていると、リングの表面は剥がれずに残ったままの状態になります。
続く作業は問題なく進めていく事が出来ますが、最後に結合(Join)をするためにリングを表示させると、分割(Split)されていないキレイな面も残っていますので埋まったように見えてしまいます。
最初にサーフェスを抽出(ExtractSrf)をする際に「コピー=いいえ」にしておくように気を付けるか、最後まで来てしまったら分割されていない面を「コピー=いいえ」で剥がして削除し、続く作業を行うといいでしょう。

 

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文字の凹みが埋まってしまって見えています。その原因はエクストラクトサーフェスです。

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エクストラクトサーフェスで「コピー=はい」にすると面が複製されて出来てしまいます。

切った場所におかしな面が残っている

ベンド(Bend)後に文字の制御点を整えましたか?
ベンド前に自己交差曲線を検出(SelfIntersectionCurveCheck)が出ていない場合でも、文字をベンド(Bend)した際に、文字の線が壊れてしまう事があります。
改めて自己交差曲線を検出しつつ、制御点を表示させ、壊れた箇所がないかチェックしましょう。
特に点が密集しているところは怪しい場所なので重点的に見ましょう。
これをせずに進めてると、分割(Split)したはずの面の中におかしな面が残る場合がありますので、ベンド後は必ず文字の制御点をチェック、修正をしてあげましょう。

また、このトラブルの一番の問題はワイヤーフレーム表示ではこのおかしな面が見えないところです。
Emapやシェーディング表示でないと見えないので、このトラブルに気付かずに進んでしまい、最後の最後に体積や重量が出ないことでトラブルが起きていた事に気付く事が多いです。
何かしらの色を着けた状態で作業をするとトラブルの察知が早くなるうえに作業自体もやりやすくなるので、面を分割(Split)やトリム(Trim)をする際にはEmapやシェーディング表示で作業を行いましょう。

 

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色が着いた状態は異変に気付きやすくなります。Emapやシェーディング表示でこまめにチェックしましょう。

フロー変形(FlowAlongSrf)の後にブール出来ない

配置した文字に自己交差はありませんでしたか?
ブール(Boolean)を成功させるにはブールする全てのオブジェクトに体積が出ている必要があります。
テキストオブジェクト(TextObject)で文字を配置したら、忘れずに自己交差曲線を検出(SelfIntersectionCurveCheck)をし、修正をしてあげましょう。

 

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自己交差の修正を忘れずに。

押し出し(ExtrudeCrv)で「両方向=いいえ」にしていませんか?
ブール(Boolean)を成功させるにはオブジェクト同士が食い込んでいる、かつピッタリくっついた場所を作らないようにする必要があります。
押し出しの際に片方向にしか押し出せていないと、オブジェクト同士が食い込んでいませんし、リングの表面と文字の底面がピッタリくっついてしまうので上手くブール出来ません。
押し出しをする際には「両方向=はい」にして作業を行いましょう。

 

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押し出しで「両方向=いいえ」だと、片方にしか厚みが出来ません。ブールをするためにはオブジェクト同士が食い込んでいる必要がありますので、「両方向=はい」の状態で押し出しましょう。
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