Lesson12
女性を1ランク素敵にみせる透かしのジュエリー
ねじねじのブール(Boolean)が出来ない
しばらく待ってみてください
今回ねじねじのパイプを作るため、テキストでは100個の制御点でリビルドをかけました。
元の線の形状が崩れるのを防ぐため、大きさによってはもっと多くの制御点が必要になる場合も多々あります。
しかし制御点が多くなればなるほど、データも大きく、重くなってしまいます。
ブール(Boolean)は複雑な作業ということもあり、重いデータを処理するのに時間がかかっているだけかもしれません。
少し待ってみてください。

端点同士をくっつけていますか?
フロー変形(Flow)をした後、ねじねじの端点同士をつなげ忘れていませんか?
ここがずれていると、この線を使って作ったパイプもずれていますし、何かとブール(Boolean)しようとしても上手くいきません。
忘れずに端点同士をつないでおきましょう。


リビルド(Rebuild)をかけ忘れていませんか?
フロー変形(Flow)をしたことにより、線が壊れてしまっている可能性があります。
リビルド(Rebuild)をかけてキレイな線にしてから先へ進みましょう。

ねじねじのパイプ同士が食い込む太さになっていますか?
ブール(Boolean)を成功させるためには、オブジェクト同士が食い込んでいる必要があります。
ねじねじ線に対して細過ぎるパイプを作ってしまうと、出来たパイプ同士が食い込んでいないためブールが失敗してしまいます。

模様のブール(Boolean)が出来ない
自己交差が出来ていませんか?
自己交差が出来ているとブール(Boolean)が失敗します。
パイプを通す模様の線が急角度で曲がっていたり、通すパイプの直径が太すぎたりすると、自分が自分に食い込む現象、自己交差が起こってしまい、ブールはおろか、立体としてもエラーのあるものになってしまいます。
曲がり具合や距離感、パイプの太さに気を配りながら模様の線を描いていきましょう。


ピッタリ重なる部分がないですか?
線の始まりや終わりが同じ位置だったり、線の流れが途中まで同じだったりすると、パイプがピッタリ重なる部分が出来てしまいます。
ブール(Boolean)はピッタリ重なる部分があると出来ませんので、少しずらしてあげましょう。


形がおかしい
ケージ編集(CageEdit)で選ぶ点は間違っていませんか?
ケージ編集(CageEdit)、オプションのバウンディングボックスで囲って編集しようとすると、XYZの3方向に制御点が現われます。
Top・Front・Rightのいずれかの画面だけで見ていると、奥行方向にある点を選び忘れてしまうこともありますので、Perspective画面を活用したり、こまめに画面を切り替えながら作業を行うようにしましょう。


爪がブール(Boolean)出来ない
奥行方向に0.01mmほどずらしてみてください
体積が出ているのであれば爪とその他のオブジェクトの重なり具合が原因です。
Front画面で見て上下左右に動かしただけでは重なりを解消出来ないこともありますので、その際は奥行の方向(Front画面で作った場合はTopでは上下方向、Rightでは左右方向)にずらしてブール(Boolean)してみてください。

