通学とオンライン、どちらで学ぶ?
ラヴァーグのジュエリーCADコース受講レビュー
ジュエリー制作の方法には、彫金、ロストワックス、CADなど、さまざまな技法があります。
中でもジュエリーCADは、パソコン上で立体的にデザインを作成し、3Dプリンターなどを使って原型制作につなげられる現代的な制作方法です。
手作業では時間のかかる形状や、左右対称のデザイン、細かなサイズ調整が必要なジュエリーも、CADを使うことで効率よく制作できるようになります。
今回は、東京・恵比寿にあるラヴァーグジュエリースクールの「ジュエリーCADコース」と、自宅で学べる「オンラインジュエリーCADコース」の両方を編集部が実際に体験しました。
この記事では、通学受講とオンライン受講の違い、それぞれのメリット・デメリット、どんな人に向いているのかをレビュー形式で紹介します。
遠方に住んでいる方や、すでにジュエリー制作経験がある方には、オンライン受講も十分に有効です。
一方で、ジュエリーCADが初めての方や、将来的にブランド立ち上げ・販売まで視野に入れている方には、通学受講(ジュエリーCAD総合コース)の方が安心して学びやすいと感じました。
ラヴァーグジュエリースクールのジュエリーCADコースとは
ラヴァーグジュエリースクールは、東京・恵比寿にあるジュエリー制作の専門スクールです。
彫金、ロストワックス、ハワイアンジュエリー、石留、ジュエリーCADなど、さまざまな技法を学ぶことができます。
今回体験したジュエリーCADコースでは、Rhinocerosと、ジュエリー制作向けのプラグインEVANCEを使用して、ジュエリーCADデータの作成を学びます。
恵比寿のスクールで、講師に質問しながら個別指導で学ぶ形式です。
録画動画を見ながら、自宅でマイペースに学ぶオンデマンド形式です。
通学受講には「ジュエリーCADコース」と「ジュエリーCAD総合コース」があり、特にジュエリーCAD総合コースでは、CADデータ制作だけでなく、3Dプリント、鋳造、磨き、石留まで含めて、実際にジュエリーとして形にするところまで学ぶことができます。
一方、オンラインジュエリーCADコースは、録画動画を見ながら自宅でマイペースに学べる講座です。
どちらもジュエリーCADを学べる内容ですが、実際に受講してみると、学び方や向いている人には違いがありました。
今回レビューする受講者の前提
今回レビューを行った編集部スタッフは、彫金やロストワックスでのジュエリー制作経験があります。
PCは日常的に仕事で使用しており、基本的な操作には慣れています。ただし、CADは少し触れたことがある程度で、RhinocerosやEVANCEを使ったジュエリーCAD制作を本格的に学ぶのは今回が初めてでした。
完全なジュエリー初心者ではありませんが、ジュエリーCADに関しては初級者に近い状態です。
そのため、ジュエリー制作経験がある人が新しくCADを学ぶ場合や、これからジュエリーCADを始めたい人にとって、比較的リアルな感覚として参考になる内容だと思います。
通学受講を体験して感じた特徴
まずは、恵比寿のスクールで受講する通学形式について紹介します。
ラヴァーグのCAD教室は、スクール4階にあります。教室内はPCが並んだ落ち着いた空間で、全体的にカフェライクな雰囲気です。
いわゆるパソコン教室のような堅い印象ではなく、集中して作業しやすい、落ち着いた空間という印象でした。
授業はフリータイム制で、スマホから席を予約して好きな日、好きな時間に、都合に合わせて受講できます。講師は常に2〜4人ほど在籍しており、わからないところがあればその場で質問できます。
通学受講では、全24課題を通してジュエリーCADの操作を学んでいきます。
課題ごとに作る形が決まっており、まずは講師が実際にデータを作成するデモを見ながら、コマンドの使い方や考え方を学びます。
その後、オリジナルテキストを見ながら、自分でも同じようにデータを作成していきます。
各席にはチャイムが備わっており、質問したい時はチャイムを押して講師を呼ぶことができます。
「ここがうまくできない」「同じように操作したつもりなのに形が違う」といった時も、その場で画面を見てもらいながら教えてもらえるのが大きな安心感でした。
CADは画面上の操作なので、動画でも学べそうに見えます。
しかし実際に受講してみると、講師のキーボード操作や、画面上でどこを押しているのかを直接見られることは、とても大きなメリットだと感じました。
特にRhinocerosやEVANCEのようなソフトは、少しの操作の違いで思った形にならないことがあります。
そうした時に、自分の画面を見てもらいながら「今どこでつまずいているのか」をその場で確認できるのは、通学受講ならではの良さです。
また、解説を聞いてすぐに理解できなかった場合でも、講師が別の表現で言い換えて説明してくれるため、初心者でも進めやすいと感じました。
通学受講のメリット
通学受講のメリットとして、特に大きいと感じたのは以下の点です。
- わからないところをその場で質問できる
- 講師の画面操作やキーボード操作を直接見られる
- 自分の画面を見てもらいながら教えてもらえる
- 理解できるまで自分に合わせて説明してもらえる
- CADやPC操作に不安がある人でも進めやすい
- 課題ごとに新しいコマンドを段階的に覚えられる
- オリジナルテキストで復習できる
- 学校のPCを使って受講できるから最初からソフトを購入しなくても始められる
- 3Dプリント、鋳造、磨き、石留まで相談しやすい
- プロ仕様の設備が整っている
- 周りの生徒や先輩の存在が刺激になる
- ブランドや販売を見据えた相談がしやすい
CADデータを作るだけで終わらない
特に印象的だったのは、CADデータを作るだけで終わらない点です。
ラヴァーグには3階に工房があり、プロ仕様の設備が整っています。造形後の磨きに必要な道具もあり、磨きを教えてくれるスタッフも常駐しています。
ジュエリーCAD総合コースでは、各Lessonで学んだコマンドを使ってオリジナルデータを作成し、実際に3Dプリンターで造形、鋳造し、磨きや石留まで行ってアイテムを制作できます。
CAD画面上では、良くも悪くもどんな形でも作ることができます。しかし、実際にジュエリーとして完成させるには、金属にした時の強度、鋳造のしやすさ、磨きやすさ、石留のしやすさまで考える必要があります。
通学受講の一番の魅力は、単にCADデータを作れるようになることではなく、実際にジュエリーとして成立するデータを考えられるようになることだと思います。
オンラインジュエリーCADコースだとテキストベースの授業内容ですが、通学ですと商品制作や他の生徒さんの事例から形に合った最適な方法や数値を教えてもらえます。
総合コースではその後の造形や磨きまで学ぶことができるので、四国地方や東北地方からでも長期休暇や連休を利用して通学で学んでいる方もいるとのことです。
通学受講のデメリット
通学受講にはデメリットとしては、
- 恵比寿まで通う必要がある
- 遠方に住んでいる人には通学コストがかかる
- 受講する時間を確保する必要がある
- 時間帯や時期によっては教室が混んでいる場合がある
特に遠方に住んでいる方にとっては、恵比寿まで通う必要があることが大きなハードルになるかもしれません。
また、フリータイム制で自由度が高い一方、人気の時間帯や時期によっては、少々教室が混み合う場合もあります。
ただし、実際に受講してみると、わからない部分をその場で解決できることや、金属にした後のことまで相談できることを考えると、通学にかかる時間以上の学習密度があると感じました。
スクールに通える範囲に住んでいる方であれば、まずは通学受講を検討する価値は十分にあると思います。
一度、通える時間帯の込み具合など、無料のCAD見学で聞いてみてもいいかもしれません。
オンラインジュエリーCADコースを体験して感じた特徴
次に、自宅で学べるオンラインジュエリーCADコースについて紹介します。
オンラインジュエリーCADコースは、全18Lessonのオンデマンド形式(録画動画学習)の教材です。
本編Lessonに入る前には、Rhinocerosの基本仕様や画面の見方を解説する導入動画も用意されています。
そのため、いきなりジュエリーCADの課題に入るのではなく、使用するソフトの基本的な考え方を確認してから学習を始められる構成になっています。
ジュエリーCADデータ制作に必要な操作、コマンドの使い方、実現性を考えた設計の知識を、録画動画を見ながら自分のペースで学ぶことができます。
動画では、実際のCADオペレーション画面を見ながら学習します。音声による解説と、データ作成の画面録画が組み合わされており、コマンドの位置などがわかりやすいように編集されています。
また、PDF形式のテキストをダウンロードできるため、動画を見ながら手元で確認したり、後から復習したりすることもできます。
動画教材の大きなメリットは、何度でも見返せることです。一度で理解できなかった部分も、巻き戻して確認できるため、自分のペースで進めたい人には使いやすい形式だと感じました。
個人的に便利だと感じたのは、動画の倍速再生や、ダブルタップでの10秒スキップができる点です。
過去に他のオンデマンド形式教材を購入した際、倍速やスキップ機能が無く、かなり不便に感じました。
すでに理解できている部分はテンポよく進め、もう一度確認したい操作だけを戻って見直せるため、復習や作業中の確認がしやすいと感じました。
さらに、各Lessonには、つまずきやすいポイントやチェック項目をまとめたトラブルシューティングも用意されています。
実際に自分が作成したジュエリーCADデータについては、オンラインチェックを受けることができます。
データの確認や修正箇所のアドバイスをしてもらえるサポートが4回分ついており、サポート有効期限は1年です。
今回受講した限りでは、動画の解説だけでも問題なくデータ作成を進めることができました。
ただし、これは筆者が彫金やロストワックスでの制作経験があり、PC操作にもある程度慣れていたことが大きいと感じます。
オンラインCAD動画教材サンプル
オンライン受講のメリット
オンライン受講のメリットは、何といっても場所を選ばずに学べることです。
ラヴァーグジュエリースクールから遠方に住んでいる方でも、自宅でジュエリーCADを学ぶことができます。
- 遠方でも受講できる
- 自宅で自分のペースで学べる
- 動画を何度も見返せる
- PDFテキストで復習できる
- トラブルシューティングが用意されている
- オンラインチェック4回分のサポートがある
- ジュエリー制作経験がある人ならスムーズに進めやすい
- すでにブランドを運営している人のスキルアップにも向いている
- 独学よりも体系的に学びやすい
ジュエリーCADを独学で学ぼうとすると、本やWeb上の情報を探しながら、自分で必要な知識を組み立てていく必要があります。
その点、ラヴァーグのオンライン教材は、10年以上ジュエリーCADを教えてきた経験をもとに作られているため、初心者がつまずきやすいポイントも押さえられている印象でした。
特に、すでに彫金やWAXなどでジュエリー制作をしている方、またはジュエリーブランドを運営していてCADを取り入れたい方にとっては、かなり有効な学習方法だと思います。
オンライン受講のデメリット
一方で、オンライン受講には注意点もあります。
- ソフト購入が必要
- オリジナル作品を作る際は自力で考える部分が多い
- データチェックはあるが、その場で質問できるわけではない
- 手元のキーボード操作までは見えない
- Rhinocerosの導入動画はあるが、PC操作そのものに不安がある場合は自分で確認が必要
- ジュエリー制作の基礎知識は、ある程度ある方が理解しやすい
- 解説を聞いても理解できなかった時に、すぐ質問できない
- 実際にアイテムにするための鋳造や磨き、石留は別途外注したり学んだりする必要がある
- テキストに沿ったモデルケースでの学習内容
オンライン教材では、CAD画面の操作はわかりやすく編集されています。ただし、講師の手元、特にキーボード操作までは見えません。
CADに慣れていない人の場合、「動画と同じように操作しているつもりなのに、なぜか同じ形にならない」という場面が出てくる可能性があります。
Rhinocerosの基本仕様を解説する導入動画は用意されていますが、PC操作そのものに不安がある場合は、必要に応じて自分で確認しながら進める必要があります。
また、ジュエリー制作の基礎知識がある方が、厚みや強度、実際に金属にした時のイメージをつかみやすいと感じました。
ジュエリーは貴金属や天然石を使った『モノ』です。アイテムにするには3Dプリンターなどでの造形や鋳造、磨き、石留めなど、様々な要素が関わってきます。
そのため、完全初心者の方でもやる気と自習力があれば十分に習得を目指せますが、PC操作やものづくり、ジュエリー制作そのものに不安がある場合は、講師の意見を聞きながら進められる通学受講の方が安心して進めやすいと感じました。
3つのコースを比較
ラヴァーグのジュエリーCADには、通学受講の「ジュエリーCADコース」「ジュエリーCAD総合コース」と、オンライン受講の「オンラインジュエリーCADコース」があります。
| コース名 | 受講形式 | 学習内容 | 課題・Lesson | コース期限 | 質問・サポート | ソフト購入 | 制作範囲 | 費用 | 向いている人 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
|
通学受講
ジュエリーCAD コース |
恵比寿のCAD教室で個別指導 | Rhinoceros / EVANCEを使ったジュエリーCADデータ制作を学ぶ | 全24課題 | 最大2年 | その場で講師に質問できる | 学校PCで受講可能。自宅学習の場合は購入可 | CADデータオペレーションでCADデータ制作を中心に学ぶ。 | ¥462,000(税込) | ジュエリー制作経験があり、ジュエリーCADを取り入れたい人 |
|
通学受講
ジュエリーCAD 総合コース |
恵比寿のCAD教室+3階工房で個別指導 | CADデータ制作に加え、オリジナルデータ作成・磨き・石留まで学ぶ | 全24課題+各Lessonごとのオリジナル制作 | 最大2年 | CAD制作から仕上げまで、その場で講師やスタッフに相談できる | 学校PCで受講可能。自宅学習の場合は購入可 | オリジナルデータ作成から、実際のアイテム制作まで行える | ¥704,000(税込)(+別途材料費) | ブランド立ち上げや販売を見据えて、制作まで一貫して学びたい人 |
|
オンライン受講
オンライン ジュエリーCAD コース |
自宅で動画学習 | 動画でジュエリーCADデータ制作の操作・設計知識を学ぶ | 全18Lesson | サポート有効期限1年 | オンラインチェック4回分あり。Rhinoceros導入動画つき | ソフト購入が必要 | データ制作中心。制作は別途外注または別途学習が必要 | ¥297,000(税込) ※ソフト代込の場合¥599,500- |
遠方の人、制作経験がある人、自宅で学びたい人 |
※スマートフォンでは表を横にスクロールしてご覧いただけます。
※Rhino8 & EVANCE は学割価格で購入可能:通常378,400円(税込)→302,500円
※すべてのコースに入学金として¥11,000と材料費が別途かかります。(材料費は個々のデザイン・素材により異なります。)
※コース習得にかかる日数は各個人の通学ペースにより異なります。お好きな日時、自由なペースで通学出来ますので、集中して通学できる方は短期で習得していただくことも可能です。
※コース受講料は一括または分割でのお支払いが可能です。表記価格は(コース受講料+入学金)を60回払いされる場合の一例です。頭金の額や支払い回数により表記価格は変動します。
※料金やソフト価格、コース内容は変更となる場合があります。最新情報は公式ページまたは見学時にご確認ください。
通学受講がおすすめな人
実際に両方を受講してみて、通学受講は以下のような人におすすめだと感じました。
- ジュエリーCADが初めての人
- PC操作やCADに不安がある人
- わからないところをすぐ質問したい人
- 一人だと途中で止まってしまいそうな人
- 彫金やロストワックス以外の制作方法を学びたい人
- 自分のデザインを実際にジュエリーにしたい人
- ブランド立ち上げや販売を目指している人
- 鋳造、磨き、石留まで見据えてデータを作りたい人
- 制作現場の設備や雰囲気も知りたい人
- 周りの生徒や先輩から刺激を受けたい人
特に、初心者の方や、将来的に販売を考えている方には通学受講が向いていると感じました。
ジュエリーCADでは、画面上のデータを作るだけでなく、実際に金属にして、磨いて、身につけられるジュエリーにすることが大切です。
そのためには、強度や厚み、鋳造のしやすさ、磨きやすさ、石留のしやすさなども考える必要があります。
通学受講では、そうした実制作につながる視点を、講師に相談しながら学べるのが大きな魅力です。
他の受講生やスクールが運営するブランドの商品制作から得た様々なケースを踏まえた柔軟な指導を受けることが出来ます。
オンライン受講がおすすめな人
オンライン受講は、以下のような人におすすめです。
自宅でCADを学べるため、今の制作や商品展開にジュエリーCADを取り入れたい方に向いています。
基本的なCAD操作に少しでも慣れている方であれば、動画教材でもスムーズに理解しやすいと感じました。
金属にした時の厚みや強度、磨きやすさをイメージしやすいため、オンラインでも学習を進めやすいと思います。
PC操作に抵抗が少ない方なら、動画を見ながら自分のペースで進めやすい受講形式です。
倍速再生や10秒スキップを使いながら、必要な部分を見返して学べる点は便利です。
Rhinocerosの導入動画もありますが、PC操作やジュエリー制作に不安がある場合は、通学受講の方が安心して進めやすいと感じました。
オンライン受講の最大の魅力は、ラヴァーグジュエリースクールから遠方に住んでいても学べることです。
すでにジュエリー制作経験がある方や、PCでのクリエイティブ作業に慣れている方であれば、動画教材だけでも十分に学習を進められる内容だと感じました。
また、すでにブランドを運営している方が、商品展開の幅を広げるためにCADを学ぶ場合にも相性が良さそうです。
ただし、スクールに通える圏内に住んでいる方で、オンラインで大丈夫か不安がある場合は、まずは通学受講を検討するのがおすすめです。
両方受講して感じた一番大きな違い
通学受講とオンライン受講の一番大きな違いは、「学びやすさ」と「その場で相談できる安心感」だと感じました。
オンラインジュエリーCADコースは、遠方に住んでいる方にとって、自宅にいながら本格的にジュエリーCADを学べる大きな選択肢です。
これまで恵比寿のスクールまで通うことが難しかった方でも、動画を見ながら自分のペースで学習できるため、場所を理由にジュエリーCADを諦めなくてよい点は大きな魅力だと感じました。
また、すでに彫金やロストワックスなどでジュエリー制作をある程度習得している方にとっては、CADを学ぶことで制作の幅が広がり、デザインの再現性やクオリティアップにもつながります。
自宅でいつでも気軽に学べるため、仕事や制作活動の合間にスキルを増やしたい方にも向いている受講方法です。
一方で、スクールに通える範囲にお住まいの方であれば、個人的には通学受講の方がおすすめです。
通学受講では、わからないところをその場で質問でき、講師が自分の画面を見ながら、どこでつまずいているのかを確認してくれます。
また、キーボード操作や画面上の押す位置を直接見られるため、CADやPC操作に不安がある方でも安心して進めやすいと感じました。
さらに通学では、金属にするための鋳造のしやすさ、磨きや石留のしやすさ、量産のための型取りのしやすさなど、ブランドや販売を見据えた相談もできます。
オンライン受講は、遠方の方や制作経験者にとって非常に有効な学び方です。
ただし、通える環境にある方や、ジュエリーCADを初めて学ぶ方、将来的に販売できるクオリティまで見据えて学びたい方には、通学受講の安心感と学習密度は大きなメリットになると感じました。
キャスト業者さんや3Dプリンターなどの機材にも、機能による差や、その時々の波があったりします。ブランド運営や多くの生徒さんを見ているからこそ、その時々で最適な対応ができるのも通学受講の大きなメリットです
ジュエリーCADを学ぶと何ができるようになる?
彫金、ロストワックス、CADには、それぞれ作れる形に向き不向きがあります。
彫金は金属を直接加工する技法で、素材感や手仕事ならではの表現に強みがあります。ロストワックスは、やわらかいワックスを削って原型を作るため、有機的な形や天然石を使ったジュエリーにも向いています。
一方、ジュエリーCADは、パソコン上で立体データを作成することで、正確なサイズ調整や左右対称のデザイン、複雑な形状の設計がしやすくなります。
もともと手仕事で長い時間をかけて習得する必要があった原型制作の一部を、効率よく進められるのがCADの大きな魅力です。
ジュエリーCADを学ぶことで、趣味の制作はもちろん、将来的にブランド立ち上げや販売を目指すうえでも表現の幅が広がります。
制作ペースや学び方にもよりますが、短期間でオリジナルジュエリーを形にし、販売を視野に入れた制作へ進むことも可能です。
また、オーダー時にリアルな3Dデータとしてデザインを提案できるようになるため、お客様とのイメージ共有にも役立ちます。
CAD画面上で作れることと、ジュエリーとして成立することは別
ただし、注意しなければならないのは、CAD画面上では良くも悪くもさまざまな形を作れてしまうという点です。
実際のジュエリーにするには、金属にすること、磨くこと、石を留めること、強度を保つことまで考える必要があります。
鋳造や磨き、石留を外注することもできますが、それらの工程が問題なく進められる形にデータを作成する必要があります。
ジュエリーCADで大切なのは、データを作れることだけではありません。
ジュエリーとして成立するデータを作れることが大切です。
この点をしっかり学びたい方には、通学受講の環境はとても心強いと感じました。
まとめ:迷ったらまず無料CAD見学で相談がおすすめ
ラヴァーグジュエリースクールのジュエリーCADコースを、通学とオンラインの両方で受講してみて、それぞれに良さがあると感じました。
オンライン受講は、遠方に住んでいる方や、すでにジュエリー制作経験がある方にとって、とても便利で実践的な学習方法です。
動画を何度も見返せること、PDFテキストで復習できること、オンラインチェックのサポートがあることも魅力です。
一方で、ジュエリーCADが初めての方や、PC操作に不安がある方、将来的にブランド立ち上げや販売を目指している方には、通学受講の安心感が大きいと感じました。
特に、講師にその場で質問できること、キーボード操作や画面操作を直接見られること、金属にした後の鋳造・磨き・石留まで相談できることは、通学ならではのメリットです。
まずは無料のCAD見学で相談してみるのがおすすめです。
実際の教室の雰囲気や学び方、ソフトの操作感を確認しながら、自分に合った受講方法を相談できます。
ジュエリーCADコースについてよくある質問
Q. ジュエリーCAD初心者でも受講できますか?
はい、初心者の方でも受講できます。特に通学受講では、講師にその場で質問でき、自分の画面を見てもらいながら進められるため、CADやPC操作に不安がある方でも学びやすい環境です。
Q. 通学受講とオンライン受講はどちらがおすすめですか?
遠方に住んでいる方や、すでにジュエリー制作経験がある方にはオンライン受講もおすすめです。一方で、スクールに通える方や、ジュエリーCADを初めて学ぶ方、ブランド立ち上げや販売を見据えて学びたい方には通学受講がおすすめです。
Q. オンラインジュエリーCADコースだけでも学べますか?
はい、オンラインジュエリーCADコースだけでも、RhinocerosとEVANCEを使ったジュエリーCADデータ制作を学べます。Rhinocerosの導入動画、PDFテキスト、トラブルシューティング、オンラインチェックサポートも用意されています。
ただし、実際に金属にするための鋳造や、磨き、石留などは別途外注したり、別で学んだりする必要があります。
Q. ジュエリーCAD総合コースでは実際に作品制作までできますか?
はい。ジュエリーCAD総合コースでは、CADデータ制作に加えて、3Dプリント、鋳造、磨き、石留まで学び、実際にオリジナルジュエリー制作まで進めることができます。
データ上で形を作るだけでなく、金属にした時の強度や磨きやすさ、石留のしやすさまで考えながら学べる点が特徴です。
Q. ソフトは最初から購入する必要がありますか?
通学受講の場合は、スクールのPCを使って受講できるため、最初からソフトを購入しなくても始められます。自宅でも練習したい場合は、RhinocerosとEVANCEを学割価格で購入することも可能です。
オンライン受講の場合は、自宅で学習するためソフトの購入が必要です。
Q. CAD見学は無料ですか?
はい。ラヴァーグジュエリースクールでは無料のCAD見学を実施しています。通学受講とオンライン受講で迷っている方は、実際の教室の雰囲気や学び方を確認しながら、自分に合った受講方法を相談できます。
ジュエリーCADをどう学ぶべきかは、現在の経験や目指したい制作スタイルによって変わります。
まずは無料のCAD見学で、実際の教室の雰囲気や学び方、ソフトの操作感を確認してみるのがおすすめです。
通学受講とオンライン受講のどちらが自分に合っているかも、見学時に相談できます。
