ジュエリーCADスクールの選び方

ジュエリーCADスクールを選ぶポイントは工房と設備の充実さ。

工房がない学校でジュエリーCADソフトを覚えても
ジュエリーが作れるようにはならない3つの理由。

ジュエリーCADスクールの選び方

最終工程を視野に入れたモデリング技術を身につけないと、
実際にジュエリーを作る事はできない。

ジュエリーCADを学ぶ理由は、ジュエリーを作る事です。特に気を付けてもらいたい事は、ジュエリーCADを学び始めたのに、最終的に使いこなせるようにならない人達が多く存在している事です。なぜ、そのような事がおきるのか。それは、ジュエリーCADを使った工程には、過去のジュエリー制作ではなかった可能性もあるし、トラブルもあるからです。

例えばこんな比較を並べてみます。

① 企画→デザイン→原型制作→ゴム型→量産鋳造→磨き→石留め→仕上げ→製品
② 企画→デザイン→CADモデリング→3Dプリンター造型→鋳造→ゴム型・・・以下同一

今回は地金での手作り原型との工程を比較してみました。

何が違うのでしょうか。そうです。逆に工程は増えています。ジュエリーCADソフトを使ったモデリングと、3Dプリンターを使った造型は実は違う工程であり、違うノウハウなのです。

3Dプリンターには造型方法に関しても数種類あります。ラヴァーグでは、WAX切削・光造形・インクジェット造型・金属切削など、それぞれの特徴があります。また全てをCADで作る必要があるのかというと、そうではない場合もあるのです。その見極め。もちろん全てをパソコンのモニターの中で表現する事は可能ですが。余計に手間がかかってしまったり、余計にコストがかかってしまったり、しまいには綺麗に作る事ができない。なんて事もあるのです。

ジュエリーCADスクールの選び方

どの工法を採用すればよいのか。そしてどの造型機で出力すれば良いのか。現場で仕事をしている人達が当たり前に判断している事を判断できるように学ぶ為には必ず必要なものがあるのです。

工法の向き不向きを判断する学びを得る為の工房と造型方法の向き不向きを判断するための各種造型機が必要

だから、ラヴァーグには一見無駄なように見えるほど、様々な設備があるのです。これは余分な設備ではなく、最低限必要な設備だと私たちは考えています。

例えば、造型機の特性を知らなかったり、
鋳造や仕上げの工程を知らない人のモデリングデーターと、
知っている人のモデリングデーターでは大きな違いが出てきます。

ジュエリーCADのデータを立体に出力する3Dプリンターは高額で小さな会社や個人では持つ事が難しいので、プリントアウトだけを請け負ってくれるサービスビューローがたくさんあります。そこには様々なデータが持ち込まれるのですが、とても出力が出来ない形状のデータもたくさんあるとの事です。出力しないと分からない事がたくさんあります。例えばフリーサイズのリングの形状などは、あらかじめデータ上でサポートを作っておかなくてはいけません。


初歩的なノウハウですが、このサポートを入れないで造形サービスビューローにお願いしてしまうと、造形自体は簡単にしてくれますが。鋳造後の工程でとても苦労をしてしまうのです。

 

パソコンのモニター上では数ミクロンまで追い込めるのですが、プリンターから出力される素材では細すぎて表現できない形状があったりもします。

ジュエリーCADスクールの選び方

3Dプリンターの特性にも注意が必要です。
トップブランドは様々な造型機を所有しています。その理由は、造型機にも特性があって、形状によっては向き不向きがあり、色々なデザインを表現する為には必要だからです。

せっかくソフトの使い方を学んでも、造形できないデータ作りをしてしまう人が多い理由は、パソコンのモニターだけで学んでしまっているからなのです。また、3Dプリンターを特定してしまっても偏ったデータ作りしか学ぶ事ができないのです。このようなことが起こらないように、ラヴァーグには沢山の造型機があるのです。

工房があればいいのか。いいえ、設備が充実している工房が必要なのです。

3Dプリンターがあるのは当然ですが
それだけではハイクオリティーなジュエリーを生み出す事は難しい。

1. ジュエリーCADのスペックを引き出す為には、充実した環境が必要です

ジュエリーCADが広がって、何が変わったのか。まずは製造工程や製造コストの話が飛び交っていた時代がありました。

2. 鋳造出来ない出力された造形物もたくさんある

高い費用をかけて出力される造形物を今度はキャスト(鋳造)業者に送らなくては金属になりません。ここでも、パソコンだけで学んでしまった人には悲劇が起きます。鋳造できないという事態です。

持つ事もできない。

そんなデーターが沢山送られてくるそうです。鋳造の工程を知っておかないと持つ事も出来ない造形物になってしまう事も沢山あるそうです。最近人気があるジュエリーデザインは繊細で華奢なものが増えてきました。モニター上では表現する事は簡単ですが、いざ出力して、キャスト屋さんに送ると送り返されてしまう事もあります。

キャスト屋さんは、造形物をツリーといわれている状態にするのですが、この作業をする事ができない形状(細すぎて触れない。湯口を付けるとデザインがつぶれてしまう形状)などなどがあるのです。その場合はデザイン変更をするか、適切な場所に持ち手けん湯口を付ける必要があるのです。

3. 磨けない、石が留まらない、磨きたいジュエリー、石を留めたいジュエリーが出来てしまう

繰り返しますが、最近のトレンドは華奢で繊細なものが多いので、よりいっそうこの様な事が起きてしまいます。磨くとどのように変形するのか。石を留める為には最低でもどのくらいの太さは残しておかないといけないのか。また、金属によっても収縮率の違いがあるのです。

例えば、イエローゴールドとピンクゴールドなどの2種類の金属を使ったジュエリーをブランドショップや百貨店では見かける事も多いと思います。2つの金属をくっつけているのですが、金属の収縮率が違うので、同じサイズで出力してしまうと、3Dプリンターの出力までは、うまく合わせる事が出来ても、金属にした途端に合わないなんて事がおきてしまうのです。

などなど・・・

これらの事は、多くのジュエリーブランドにジュエリーCADの人材を紹介をしてきた結果。現場の人達から上がってきている、ラヴァーグの卒業生と工房がない学校で学んでしまった人達の差だそうです。

1年後にかならず大きな差になってしまう理由もここにあるのかもしれません。

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