ハワイアンジュエリースクール

ハワイアンジュエリーとは、リングやネックレスなどの装身具に、タガネと呼ばれる刃物でハワイの自然をモチーフとした模様を手彫りしたジュエリーです。

様々なジャンルのジュエリーがある中で特に際立つハワイアンジュエリーの魅力といえば、その形や模様には全て意味があるという事。

手付かずの大自然の残る無人島だったハワイに辿り着いた先住民は、溢れる自然の恵みに生かされ、また幾多の自然の脅威にも晒されながら懸命にその地に根付き、文化を築いてきました。

その歴史の中で自然を敬い、家族・仲間と限りある資源を分け合い、共存する事で繋いできた命だからこそ、ハワイアンカルチャーは人を思いやり、家族や愛する人を大切にする文化が形成されてきました。

そんなネイティブハワイアン達がまだ文字を持たない時代には、伝承するべき大切な事を次の世代に引き継ぐために、歌（メレ）や踊り（フラ）、または物語として語り継いだり、模様として木材や体にタトゥーとして刻み、やがてその考え方はハワイを含むポリネシア一帯に文化として定着しました。

ハワイの自然に限らず、海、波、太陽、山、植物、自然現象などへの畏敬と感謝の念を模様やモチーフに落とし込み、それを貴金属という朽ちない材質に彫り込み、ジュエリーとして肌身離さず身につけて忘れない。

そうしてハワイの文化に根付いた様々な形や模様が彫り込まれたハワイアンジュエリーには、身につけること自体に意味があり、「自然や仲間へ感謝する気持ちを家族共々守っていこう」というずっと残していきたい想いが込められているのです。