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【インタビュー】YO jewelry ブランド立ち上げ1年2ヵ月の軌跡 ~笠井葉~

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【インタビュー】YO jewelry ブランド立ち上げ1年2ヵ月の軌跡TOP

YO jewelry Interview

シンプルで使いやすい、だけどちょっと遊び心もある。人の日々に寄り添う。そんなジュエリーを提案するYO jewelry~
デザイナーズフェスタ2025でブランド活動を本格的に開始したデザイナーの笠井葉さんに、ブランドに対する想いやこだわり、ブランド立ち上げに至った経緯、ラヴァーグでの学びや実践を経て得た経験談、今後の展望をインタビューしました。
YOJEWELRY デザイナー笠井葉

YO jewelryデザイナー プロフィール

大学で彫金に触れたことをきっかけにジュエリーと出会う。その後就職し販売を経験後ラヴァーグジュエリースクールへ入学。彫金総合コースとアントレプレナーコースを受講し、入学1年2ヵ月でデザイナーズフェスタにてブランドデビューを果たす。【協賛賞】ジェイボックス賞受賞

YOJEWELRY デザイナー笠井葉

ブランド立ち上げのリアルな体験談|YO jewelry笠井葉さん × ラヴァーグジュエリースクール

ジュエリーブランドを立ち上げたいと考える方にとって、実際に挑戦した人の声は何よりのヒントになります。
今回は、ラヴァーグジュエリースクールで学びながら、わずか1年2ヵ月でブランド立ち上げを実現したYO jewelryのデザイナー 笠井葉さんをご紹介します。
彼女は「Designer’s FESTA 2025」で初出店を果たし、夢を形にしたその軌跡は、多くのジュエリークリエイター志望者にとって勇気とヒントに満ちています。

笠井さんは、会社員時代の悔しい経験と強い憧れを胸に、ブランド立ち上げの道を選びました。
入学から短期間でブランドを形にする裏には、技術面の工夫や効率的なスケジュール管理、そして多くの努力と決断がありました。
こうした地道な努力と決断の積み重ねが、ブランド立ち上げという大きな一歩を現実のものにしたのです。

この記事では、笠井さんがどのようにジュエリー制作を学び、短期間でブランド立ち上げを実現していったのか、リアルな声とともにお届けします。YO jewelryのブランドや作品に込められた想い、そして今後の展開にも迫ります。
これからジュエリーブランドを立ち上げたい方、新しい挑戦をするすべての方の背中を押してくれる内容となりました。
是非最後までご覧ください!

インタビュアーの講師梅沢

取材した講師:梅沢

デザインの専門学校でプロダクトデザインを学び、ラヴァーグジュエリースクールでインターン後、

スクール講師として彫金、ワックス、天然石研磨の指導とハワイアンジュエリーブランド「Pua ally」の加工職人を務める。

YO jewelry ブランド立ち上げとDESIGNER'S FESTA2025出展

--YO JEWELRYのデザイナー笠井葉さん、まずはブランドデビューとDESIGNER’SFESTA出店、そして協賛企業特別賞JBOX賞の受賞おめでとうございます!
ありがとうございます!
--ブランド立ち上げ、そして今回のDESIGNER’S FESTA 2025に出店しようと思った理由・きっかけは何でしたか?
現在もですが彫金総合コース受講途中だったので、イベントを知った当初はコースの進捗を考えると「今年じゃないよなぁ」と自分自身では思っていて、イベントと距離を取って制作していました。
そんな時、先生方が何度か「え?やらないの?」と軽い感じで聞いてくださって。その言葉をいただくうちに「やってみても良いのかな?」と徐々に気持ちが変わっていきました。 ギリギリまで悩んでいましたが、出るならブランドブースで!と勢いで決めてしまったのは、自分らしいなと思います。
--先生方の後押しが大きなきっかけになったんですね!
YOjewelry笠井葉さんインタビューの様子①
DESIGNER’SFESTAに出店した率直な感想をお聞かせください。ブランドを立ち上げたことに、怖さはありませんでしたか?
初日は周りのブランドがすごいブランドに見えて緊張もしていたんですけれど、
空いている時間でデザイナーさんにお話を伺ううちに自分自身と重なる共通点があったりして、二日目三日目は初日より周りの人との繋がりを感じれるようになりました。

YO jewelryデザイナー 笠井葉さん ブランド立ち上げまでの軌跡

--ここからは、笠井さんの過去からブランド立ち上げに至るまでを、さらに深く掘り下げていきたいと思います。
--ジュエリーと出会った最初のきっかけはなんですか?

大学が地元の秋田にある美術大学に進学して、その時縁あって最終的に木工と金工の両方を扱うコースに進んだのですが、そのとき金工を担当されていた先生がジュエリーを専門にされていて、それがジュエリーとの最初の出会いだったと思います

--大学での出会いがきっかけだったんですね!もともとモノづくりは好きだったんですか?
モノづくりは好きでちっちゃい頃から美術も好きでした。
ただ体を動かすのも好きだったので、美術部には入らないで美大に進みました。
絵画の経験が浅い中で唯一自分ができたのが工芸やモノづくりでした。
--私もモノづくりは好きですが絵は苦手なので気持ちわかる気がします
日本画や油絵は楽しくもハードルが高く感じる一方、一個ずつやれば進んでいくモノづくりに救われました。
YOjewelry笠井葉さんインタビューの様子②
--ブランドを立ち上げてジュエリーデザイナ―として独立しようと思ったきっかけは何ですか?
最初の就職の時にジュエリーを作る「生産課」への配属が決まったんですけれど、実際は生産よりは販売員をすることの方が多かったり、専業でワックス鋳造のツリーを立てを担当したりしていました。
やっとひと段落して人員も整い、そろそろ石留めなどの技術を教わるタイミングでコロナ禍が訪れてそのまま仕事を終えることになりました。
その頃は憧れていたジュエリーを作るキラキラした世界がいつもちょっと遠くにあって。その時ずっとあった「自分の力で作れるようになりたい」っていう漠然とした思いがブランドを始めるきっかけに繋がったと思います。

最初新卒の時は辛かった店舗販売の経験も今になってはプラスになってると感じています。
--ラヴァーグジュエリースクールに入学される前、大学での彫金経験とシルバーアクセサリーショップでの勤務経験がおありとのことですが、それでも改めて専門のスクールで学ぶことを選んだ理由は何でしたか?
もともとモノづくりや美術関係の仕事の世界にはずっと関わっていたいという思いはありましたが、いつもあと一歩深く踏み込めないような感覚がありました。
コロナ禍の影響で思うような働き方ができなかった時期もあり、その中でも特にジュエリーには、上手く勉強できなかったというモヤモヤがあって、改めて専門的に学び直したいという気持ちが強かったです。

その頃はブランドを作りたいというよりもまずはもう一度しっかりと技術や知識を身につけたいと思っていて、そんな中ラヴァーグジュエリースクールを知りました。
--学校を探していた時点ではまだブランド立ち上げは考えていなかったのですか?
そうですね。ゆくゆくは販売できたらなくらいに思っていたんですけれど、
その時話を聞いてくださっていた岡野先生が「色々挑戦して出来るようになったら楽しいと思うよ」と背中を押してくださって、親身に聴いてもらえたのが印象に残っています。
あとはアントレプレナーコースを受講したのがだいぶ大きかったと思います。
--色々な学校を検討された中で、 ラヴァーグを知ったきっかけや、最終的に「ここにしよう」と決めた理由があれば教えてください。
色々な学校を検討する中でラヴァーグも候補の一つでした、他の学校は資料請求とかはしてたんですがラヴァーグは直接学校に来られてお話を聞けたので印象に残っています。
ついついぼんやりして「どうしようかな」「今の仕事と両立きついよなー」迷って保留にしていたんです。

ですが、お得に申し込みできる最終日に岡野先生からメールをいただいて、「わ―なんか勢いって大事な気がする!」って思ってこのタイミングを大切にしようと入学を決めました。

友人の結婚式の帰りだったので、パーティードレスのまま夜に恵比寿まで行ったのも良い思い出です(笑)なので学生証の写真パーティードレス姿なんですよね(笑)
YOjewelry笠井葉さんインタビューの様子③
当時お金は大きな出費だったのでコースはギリギリまで悩んで
もう一回基礎からしっかり学べる彫金総合コースと、いつかお店を持ちたいという思いを実現しやすくなるようなアントレプレナーコースの二つでいこうと岡野先生と話し合って決めました。
--当時ラヴァーグジュエリースクールは他校と比べてどんな点が魅力に感じられましたか?
今はこっち(ブランド)に専念出来ているんですけれど、
当時は社会人との両立だったので、他の学校さんだと取らなきゃいけないコマ数が全然取れなくて、別の社会人スクールだとWAXまでならやれるところとか、商品知識までを教えますというところが多かったので、
ラヴァーグさんの時間が自由なところと彫金を実際に手を動かして勉強できるというところがよかったです。
--実際に通ってみて、いかがでしたか?
楽しいので、来たら黙々とのめり込んでやれています
最初は前職もあったり通う頻度や時間も自由なので土日と平日の学校に来るバランスが難しかったりしましたけど、
段々慣れてきて今は自分のペースで楽しく通えています。
YOjewelry笠井葉さんインタビューの様子④
--笠井さんは元々大学で彫金を経験されていますが、入学してからブランド立ち上げ、DESIGNER’S FESTA出店を決意するまでの約1年2ヶ月の在学期間で、特に「これは成長した」と感じる技術や知識はありますか?
手作業の研磨は以前よりも素早く効率的にできるようになったと感じます。
大学の頃は振り返ると沢山ご指導いただいてたとは思うのですが「自分で考えて自分で学びなさい」というスタンスが強かったので、ちょっと独学寄りというか…
なんとなく形にはなるけど根拠は分からないでできちゃうこともありました。
ですがラヴァーグでは先生たちがそれを理論的に言葉で教えてくれるのですごくありがたいです。
あとは大学の頃は和風の彫金の方がメインだったので石やパールなどのキラキラしたものにはなかなか触る機会がなかったので、現在取り組んでいる石留めの技術も、丁寧かつスピーディーにできるようになりたいです。
--大学では見て学びなさいというスタイルだったんですね
そうですね、人に聞く前に自分でまずはやってみなさいというスタイルだったと思います。
その先生のおかげで「よく考えなさい」という姿勢は身について自分の根っこで大事なものになってます。
笠井葉さんの大学時代の作品

▲  笠井さんの大学時代の作品

--置かれた環境から学んで取り入れる姿勢が素晴らしいですね
来た波にとにかく乗ろうっていう気持ちがあって、なのでアントレプレナーコースも自分のスケジュールの中で最短でどんどんやろうと思って
--笠井さんは自分に対してストイックですね!
どんどんやっちゃおうと思って(笑)
(アントレプレナーコースで)撮影の事も教えていただいてカメラも自分で購入したので今は自分で商品写真を一眼で撮れるようになって、そういったのはラヴァーグの講習のおかげかなと思っています。
--スクールの課題で特に印象に残っている課題や、その課題を通して得られた学びがあれば教えてください。
糸鋸とヤスリを使って地金を折り曲げる「曲げ加工」という課題項目がきっかけで、ネックレスシリーズ「moving」が生まれました。

シンプルながら線で動きが出るのがすごく良いなと思って。
今着けているのが当時一番最初に課題で作ったものなんですけど、これができたときに「いつかこういうのを売れる人になれるのかもな」って前向きになれたきっかけになったのでこの課題は印象に残っています。
Yo jewelry moving “ころがる”
▲  moving “ ころがる ”
--このデザインは課題の中で生まれたんですね
そうですね、なんかアンバランスだけどここに真珠があったりしたら面白そうだなっていうのをスケッチで線とか丸をいっぱい描いて、その時に行きついたのがこの初期の形です。
課題がブランド商品に直結してると思います。

これは商品と違ってアコヤパールではなく淡水パールを使っていたこともあり、今も自分が着けています。
あの時の気持ちを忘れないための、私にとってのお守りのような存在になっています。
インタビュー当日も身につけられていたmovingの初期試作

▲  課題で作成した初期のmoving 取材当日も身につけられていました

「YO jewelry」ブランドについて

--ブランド名「YO jewelry」はお名前から取ったものですよね?ブランド名やロゴマークにはどんな思いが込められていますか?
本名が“葉(よう)”なので珍しいなと思いつつ、そこまで植物モチーフではやらないので、取り入れつつも自分らしいデザインができないかなと思って、 “Y”を葉っぱ🌱に見たてたところから作りました。
YO jewelry ロゴ

▲  YO jewelry ロゴマーク

“O”を表す円形部分をよく見ると、線の長さや太さが不規則なリズムで途切れています。
これは、人生の節目に訪れるイベントや忘れられない瞬間──“ちょっとしたご褒美”や“ブライダル”、“誰かへの贈り物”など──
そうしたかけがえのない瞬間が輝き続けますように、という想いを込めたものです。
その煌めきを、ルース(宝石)の輝きと重ね合わせてデザインしました。
アントレプレナーコースのロゴデザイナーさんに何案か手描きのスケッチを持っていって、話し合いを重ねながらイメージを形にしていきました。
その最終イメージを、デザイナーさんにデータ化していただき、現在のロゴが完成しました。
--人生の節目とルースの輝きを重ね合わせるというコンセプト、とてもロマンチックですね。
--ブランドコンセプトの「シンプルで使いやすい、だけどちょっと遊び心もある。」に込められた想いをお聞かせいただけますか?
私のブランドには、「ちょっとした自分へのご褒美や、記念日などの人生の節目に寄り添えるジュエリー」「シンプルで使いやすいけれど、どこか遊び心のある日常の装い」「肩肘張らずに自然体の自分を引き出してくれる存在」といった願いを込めています。
ブランド活動を長く続けるためにも、等身大の自分で向き合いたいと思っていて、自分自身自然体で制作しています。
彫金技法をベースに、シンプルな造形にしたり、あえて動きのある構成にしたりと、私自身が一番遊び感覚で仕事を楽しんでいるかもしれません。
その思いを言葉や写真などを通して常に発信し、いろいろな印象で受け取ってくださった方に手に取っていただけたら嬉しいです。
--等身大で向き合うという姿勢、素晴らしいです。自分のできるシンプルな技法の中で最大限ブランドの色、遊び心を出せているのが魅力的なブランドだと個人的に感じています。
ありがとうございます。
120%の力や、5回のうち1回うまくいけば良いというのではなく、今の自分が安定してパフォーマンスできる内容を繰り返すことを大切にしています。DESIGNER’S FESTA では出展を決めた段階で、彫金総合コースの「芯留め」までの内容に絞りました。
本当はもっと石がいっぱいあってキラキラっとしてたりとか、理想はすごく上にあるんですけど。
同じものをちゃんとどんな人にでも届けられるっていうのが大事だと思うので今できる事をちゃんと積み重ねていけば、その先に理想がきっと見えてくると信じています。
hitotokiとjiganizeとmovingの商品写真
--YO jewelryの代表作である「hitotoki」や「jiganize」「moving」シリーズについて、それぞれの作品にまつわるエピソードを教えてください。
今は多くの作品がラヴァーグで教わったことをベースに商品デザインや制作を行うよう徹底しているので、基礎基本を徹底して作ったのが「jiganize」というものすごいシンプルな円に少しテクスチャーをつけたシリーズです。
あとはパールの芯留めを徹底してやろうというところで「moving」だったり「hitotoki」が生まれました。これらのシリーズは、今の私が安定して作れるベストな作品です。

ブランドを成長させていく中で、「安定して作れる」と言えるラインは、基礎・基本を土台にしたシンプルなジュエリーへと自然に落ち着いていきました。
これからさらにジュエリーの幅が広がっていくことを、楽しみにお待ちいただけたら嬉しいです。
--「アコヤ真珠」の「上」ランク以上のものを選別し使用されているとのことですが、このこだわりが生まれた背景についてお聞かせください。
とても安直なのですが、ブランド化するにあたって明確にクオリティを上げたいと思い、日本人として馴染み深い「アコヤ真珠」を選びました
YO jewelryのデザインはシンプルな構成が多いので、ブランドの強みとして素材の魅力をしっかりアピールしたいと考えています。

仕入れの際に自分が綺麗だと思ったのが「上」ランク以上の真珠だったので自分の直感に従って選びました。

アコヤ真珠については、ブランドを始めてから学び始めました。
今年は三重県へ旅行に行った際、真珠島の博物館にも立ち寄り、実際に見学をしてきました。
今は、より深く知識を深めていきたいと思っています。
「上」ランク以上のアコヤ真珠を使用したYO jewelryのジュエリー
YOjewelry笠井葉さんインタビューの様子⑤
--YO jewelryを通してお客様にどのような体験や感情を提供したいと考えていらっしゃいますか?
小さい頃、お菓子のオマケに入っていたおもちゃの指輪とか修学旅行で買う謎のストラップでもキラキラして見えたように、心の内側から湧き上がるワクワクや充実した気持ちは、何にも代えがたいと思います。
自分の作るジュエリーにも、そんな気持ちが湧き上がってほしいと思いながら自分もワクワクしながら制作しています
誰かの心の琴線に触れるようなデザイン、コンセプト、クオリティを考え続けていきたいです。
--SNSなどでの言葉選びや丁寧な発信からも、“ジュエリーを丁寧に届けたい”という想いがとても伝わってきます。SNS運用で特に心がけていることや、発信する際に大切にしていることは何ですか?
ジュエリーごとにテーマやキーフレーズを設定しつつ、説明するための語彙や表現をなるべく増やせるようにしています。
“tayuta”シリーズは日本語の『たゆたう』から生まれた雲だったり水だったりそういったゆらゆらと揺れ動いたり、漂うように変化したりする様子を表現したデザインなんですけど。
印象付ける商品名にしたりキーワードを絞ってデザインするようにしています。

SNSを毎日投稿
していると、伝えたいことのゴールは同じですけど少しずつ内容は変えたいので、いろんな語彙とかニュアンスとか、いろんな角度から表現をなるべく増やすようになりました。
▲  jiganize “ tayuta ”  
--接客の時にも活かされそうですね!
そうですね!次のイベントで活かせればと思います。
自分の知っている言葉だけでは不完全だと思っているので、今後はもっと写真の空気感などで言葉にできないニュアンスを伝えられたらと試行錯誤中です。
文章をじっくり読んでくださる方、写真で直感的に感じ取ってくださる方のどちらとも大切な存在です。

展示会での経験と学び

--展示会に臨むにあたって個人的な目標はありましたか?また、それを達成するためにした工夫や努力などあれば教えてください。

現在もそうですが、彫金総合コースを受講している途中での出店でした。
ただ、出店する以上、お客様にはその過程は関係ありません。
120%の力や「5回のうち1回成功すればいい」という感覚ではなく、今の自分が安定してパフォーマンスできる内容を繰り返すことを大切にしています。
だからこそ、自信を持って提供できる技術の範囲でしっかりと勝負しようと決め、出店を決めた段階で彫金総合コースの「芯留め」までの内容に絞りました。

ありがたいことに、出店前にはラヴァーグの工房でフリー制作ができる期間をいただけたので、「極力この期間は毎日来よう」と決めました。
ただ、家が都内ではなく、電車で片道1時間ほどかかるのですが、その移動時間を有効活用するため、できる作業はすべて電車の中で済ませ、ラヴァーグにいる時間を1分でも増やすぞっていう気持ちで生活スタイルを見直しました

御徒町に什器を買いに行った時は、乗り換えの時間にネットショップで買える備品は買っておく、恵比寿に着いたらここで死ぬ気で頑張る。そんな感じでしたね(笑)
「今、頑張りたい!」と思ったからこそ、本気でやりきった期間でした。

YOjewelry DESIGNER’S FESTA 2025 の展示

▲  DESIGNER’S FESTA 2025 展示

--商品を見せる方法やブランディングは具体的にどのような工夫をされましたか?
使っている素材がシルバーだったりパールの芯留めまでの商品展開だったので、鮮やか・カラフルという印象ではない中でのディスプレイに悩みました。
什器に使用するカラーを極力静かなグレーや透明素材に統一し、ジュエリーの淡い色合いや輝きを邪魔しないように意識しました。
ただ、展示会1日目にそれだけではお客様の目に留まりにくいと思ったので、2日目からはiPadで簡易的なムービーを作成して流すことにしたんです。
予想以上に、期間中にタブレットでムービーを流すことが視覚的に有効だと感じました。
結果的にお客様の視線が変わったり声をかけていただくことが増え、功を奏したと思っています。
また、3月に参加したあきやさんのロールプレイングは、全てが刺激的で参考になることばかりでした。
--展示会の最中にも改良していったんですね
周りには鮮やかなブランドさんがいたり自分の決められたスペースの中で自分の物を潰さずにどういう展示ができるかなっていうのを考えた3日間でした。
--【ロールプレイングの様子は私も拝見していましたが、展示会ではさらにブラッシュアップされていましたね。あきやあさみさんによる「接客ロールプレイング」に参加した率直な感想をお聞かせください。
誰かに接客を教わる機会はなかなかなかったので、とてもありがたいと感じました。
普段は工房で一人で作業することが多く、人と話す機会が少ないので、とても緊張しました。
でも、あきやさんの太陽のような明るさに助けられ、安心して学べました。また、他のブランドの方と繋がれたことも初めての経験で本当に嬉しかったです。

▲  接客ロールプレイングの様子

このロールプレイングに参加したのは、DESIGNER’S FESTAへの出てを決めた直後で、まだ商品数も少なく、課題で作った試作品を使っていました。 でも、あきやあさみさんの講義を受けて「もっと頑張ろう」と強く思いました。
その頃はまだSNSを運用していなかったのですが、あきやさんが「SNSは1日1回は更新した方が良い」と言っていたのを聞いて、「じゃあ絶対に続けよう」と決めました。
実際に4月2日に開業してからは、ずっと毎日続けています。

前職で販売の経験はありましたが、大きなブランドでの接客と、自分で作ったものを自分で売るスタイルとの違いを、ロールプレイングを通じて学べたのは貴重でした。
▼接客ロールプレイングレポートはコチラ▼
--大きいブランドと自身のブランドとではやはり違いがありますか?
そうですね、前のブランドではデザイナーや会社が考えたイメージを自分が言葉にしていましたが、YO jewelryの場合は自分自身が一番の伝え手であるべきだと思っています
その意味でも、自分から前のめりに伝えられるようになったと思います。
自分のブランドに興味を持って話しかけてもらえると嬉しいですね。
Yo jewelryの作品とパッケージ
--この講義で得た学びは、展示会に向けてどのように活かされましたか?
あきやさんや一緒に参加していたブランドのみなさんがすごく明るくて元気とパワーをもらって、漠然と「ちゃんとやろう」「しっかりしよう」と思いました。

ですが、帰りの電車の長い時間で「ちゃんと」とか「しっかり」って便利な言葉だなって思って
、曖昧なのに「やってる感」だけ出ちゃう。
もっと具体的にした方が良いなと思って、まずは自分にとっての「ちゃんと」や「しっかり」って何だろうと考え、紙に書き出すことから始めました。

その上で、毎日Instagramを投稿するなど、努力次第でできることから取り組みました。
--意識の高さと努力と継続力とが本当に素晴らしいですね。

「続ける」「継続する」というのは自分の努力次第で伸ばせることですし、今後も自分の強みになるところかなと思います。

--笠井さんにとって電車での時間が大切な時間になっていますね
そうですね、ほんとにゆくゆくは家でできるような作家さんになりたいん ですけど、今はこの1時間くらいある移動時間が逆に家にいる自分とラヴァーグにいる自分を切り替えるいい時間になっているかもしれません。
-- 展示会当日、接客ロールプレイングで学んだ接客技術はどのように活かされたと感じましたか?
お客様に「ぜひ試着してみてください」と声をかけたり、もう一歩踏み込んだ接客ができるようになりました。

作り手である自分の言葉で商品の説明をすることで、説明を聞いたお客様が追加で購入してくださったのもとても嬉しかったです。
大きなブランドではないので、ただ様子を伺っているだけではだめだと感じています。
でも、自分の性格的には積極的に踏み込んだ接客は苦手な方で、ロールプレイングを受けていなかったらできなかったと思うので、その経験は非常に印象に残っています。
--とにかくたくさん試着してもらおうって教わりましたもんね
それも踏まえて、まず物がないとたくさんつけてもらえないなって気づいて、なので展示会までにすこしのデザインを沢山作るように工夫しました。

展示会の成果と今後の展望

--展示会で特に印象に残っている成果があれば教えてください。
4月2日に起業して展示会が5月23~5日、起業してまだ1か月とちょっとという状態でSNSのフォロワーが全然いなくて、知り合いにフォローをお願いすることばかりでしたが、今回の展示販売会でショップカードをお渡しした日の夜に、全く知らない新規の方からフォローが来たことがとても印象的でした。
SNSを通じて世界と繋がれるという認識はありましたが、やはり自分のアカウントは近しい友人や知人で成り立っていると自覚していたからです。
なので、今回の出ては新しい繋がりを作るのに最適なタイミングだと感じました。
イベント期間中は必死で大きな変化は感じませんでしたが、後日、減ったショップカードや増えたフォロワーを見て、3日間の濃密さをしみじみと感じました。
--ブランドの素晴らしいスタートダッシュでしたね!
そうですね!あとはブランドの人と沢山お話ししてブランド間のつながりが増えたこともありがたかったですね。
極力多くのデザイナーさんと交流するようにした3日間でした。
ブランドを運営する者同士共感できるところが多かったり一緒に頑張りましょうね!とか言っていただけて励みになりました。
-- 接客販売という“実践の場”に立ったことで、見えたものはありますか?
3日間で1000人を超えるお客さんが来ていたと思うんですけど、実際には3秒以上立ち止まってもらうことさえ難しいと感じました。
見てくれているのか?視界に入っているだけなのか?ということも多かったので、限られた時間とブースの中で、ディスプレイだったり商品も含めて3秒立ち止まってもらう、お客様の心を掴むような説明や声かけをもっと工夫したいと思いました。
YOjewelry笠井葉さんインタビューの様子⑦
「3秒立ち止まってもらうことさえ難しい」という経験を通じて、ご自身の接客販売における強みや、今後改善していきたい点について、具体的に見えてきたことはありますか?
挑戦すること、チャレンジすることは好きなので、ムービーなどのデジタル媒体だったりホームページの作りこみとかは、もっと挑戦していきたいです。
今の時代に合っている、リサーチしてもらったときに検索に引っかかったり視界にムービーが入ったりっていうところは今後自分なりにもっと工夫できると感じています。
その日購入につながらなくても帰りの電車で思い出して見てもらえたり「いいじゃん」って思ってもらえるように頑張りたいです。
数あるブースの中で、小さな指輪を立ち止まって近くで見るのは、目的がない限りハードルが高いと思うので。同様にホームページなどの改善もしたいです。
当日の3秒が難しくても、その後ふとサイトを覗きたくなるような魅力を作りたいです。
--イベントで2日目に用意したムービーは1日目の夜に制作したのですか?
あれはすごく簡易的なもので、SNSに上げていた動画や写真をiPadの機能でスライドショーのように流していました。
それでもある程度きれいに見せられたので、「意識して作ればもっと磨ける部分だな」と感じています。

それから、他のブランドのディスプレイを見て、人の目線に合わせた高さってすごく大事だなと学びました。
インスタはあまり慣れていなかったんですが、ストーリーを活用するようになったり、今回の展示会で初めてインスタライブにも挑戦しました。
何回か失敗もしましたけど(笑)、やっぱり大事だなと思います。
1月にイベントを控えているので、その時にはもっと明るくできたらと思っています。
--出店して気づいた「さらにこういうことをスクールで学びたい」と思ったことがあれば教えてください。
スクールでの課題内容にはとても満足しています。
今はまだコースの途中なんですが、最近ちょうど憧れていたキラキラした石を使ったビジューの課題に入ったところで、すごく楽しいです。
今はブランドとしてパールジュエリーのイメージが強いんですけど、その枠にとらわれず、やりたい表現や使ってみたい素材にもどんどん挑戦していきたいと思っています。
--今後は石がキラキラしていたりゴールドやプラチナの商品展開も増えていくんですか!?
笠井葉さんビジュー課題作品製作途中

▲  笠井さんのビジュー課題製作途中
─YOjewelryブログより

--今後は石がキラキラしていたりゴールドやプラチナの商品展開も増えていくんですか!?
そのつもりでいます。
ブランドデビューしたタイミングで安定してできたのがシルバー地金とパールでのアピールだったので、ゆくゆくは商品の幅を増やして時期とかイベントに合わせて変えられるような柔軟性ももちたいですね。
コース卒業したらいろいろできるようになってると思うので卒業目指して今は頑張りたいですね。
--頑張りましょう!楽しみにしています。
--「出店にチャレンジしてよかった!」と思えたエピソードがあれば教えてください。
ブランドをスタートさせるための一歩になったという実感を得られました。
お客様に今年の春4月からオープンしたことを伝えると、好意的に応援の言葉をいただけて嬉しかったです。
なので最初は「出店のタイミング今年じゃないよな」とか思っていたんですけど、結果挑戦してよかったです!
また、他のブースの方のディスプレイを見ることも勉強になり、ブランドとしての課題に気づくきっかけにもなりました。
--出店前と比べてどんなところにご自身の成長を感じますか?
イベントまでの1か月半をどう乗り越えようか、間に合うように逆算して制作したり、什器を購入したりと、スケジュール管理の意識に良い変化があったことです。
--今後、作品制作やブランド運営において、どのようにこの経験を活かしていきたいですか?
スケジュール管理はこれからも大事なことだと思っていて、
これから個人でブランド運営していくとなると自分に一番厳しくできるのは自分自身だと思うので、ちょっと気が緩むと、ついついでまもれないのがこわいなと思っていて、今はスケジュール管理っていうのは何よりも大事にしています。
自分の頭の中だけで覚えるのは難しいと思うのでなるべく紙に書きだしたりスマホのカレンダーに入力したり使えるものは使って工夫してやっています。
もともと性格的に「TODOリスト(無印良品のやつ)」がすごく合っていてすごく愛用しています。
笠井葉さんが愛用している無印良品のTODOリスト

▲  無印良品のTODOリスト

--毎日書くんですか?
毎日ではないんですが、どうしてもその週にできないことが出てくるので、そういう予定には丸をつけて、次の週の上に書き写しています。
今は確定申告関係がずっと丸ついてますね(笑)。「これ、完全に自分が逃げてることだな」と思いながらも、自覚できるので、いい意味で見て見ぬふりができない状況を自分で作ってます。
「明日でいいか〜」っていうのは怖いですね。
なのでSNSの毎日投稿も、今は大丈夫ですが、もし気持ち的に本当にいっぱいいっぱいになったとしても、予約投稿とかきっとできるので、そういうのをうまく使って、長く続けるために「わーー」ってならないようにしたいと思います。

あとは前の仕事の影響もあるんですけどスケジュールの余白にぎゅって予定を詰め込むような生き方をしばらくしてきて、それに慣れてはいるんですけど、ほんとにのびやかに作ったりブランドを続けていくってなった時に何も考えずちょっとぼんやりする余白のような時間って自分に必要だなって気づいて意識して作るようになりました。
なのでTODOリストを視覚的にクリアできたら「あえて何もしない」時間を意識的に作るように今年はしていますね。
YOjewelry笠井葉さんインタビューの様子⑧
--出店経験を通して、「Lavagueで学んでよかった」と感じたことはありますか?
ラヴァーグジュエリースクールはいろんな先生方に質問できる環境なので、「おかげさまでここまでできるようになりました!」と、成果の一つとしてお見せできることが嬉しかったですね。
ホームページ講座でお世話になっている八代先生には、これまで作品をお見せする機会がなかったので、「こういうのを作れるようになりました」と伝えられたのもすごく嬉しかったです。
普段は話しかけない工房にいる方との繋がりも、今回のイベントを通して増えました。
-- 講師として、そう思っていただけてうれしいです!
--先生方や、普段話さない工房の方々との繋がりがイベントを通して増えたとのことですが、そうした交流が笠井さんにとってどのような意味を持ちましたか?
今も少し委縮しちゃいますが、通い始めた頃の自分は気が引けることも多くて、工房内でお会いする方は皆さんいろんな作業をしていて「すごい人」がたくさんいるように感じて、
「自分とちょっと住む世界が違う人たちだったらどうしよう」とか不安に思っていたんですけど、レセプションパーティー(イベント前の交流会)やイベント期間、表彰式後のパーティーを通して、皆さん自分と同じように悩んでいたり、工夫していたりしていて、
ジュエリーが好きで、楽しくジュエリー制作している人たちなんだと分かりました。
自分にとって「すごい人」であることには変わりませんが、以前よりも積極的に話せるようになったと思います。  
周りの皆さんに「十分スタート早い方だよ」とか言ってもらえるとどんどん挑戦しようと思うし、そういう自分の姿勢を見て他の人たちがやる気になったりしてもらえると嬉しいです。
ふとした時に「私も頑張るよ!」言ってもらえたりしたときとかは、私も頑張ります!いっしょに頑張りましょ!って言い合ってましたね。

仲良くしてくださる作家さんはたくさん増えました!
「YOKO YOSHIMURA」さん、「MIYUKI TAKANO JEWELRY」さんとも「いつかイベントやれたらいいね」と話しています。
所属とかに関わらずいろんな人といろんなつながりを作りたいです。
YOjewelry笠井葉さんインタビューの様子⑨

▼ YOKO YOSHIMURA さんのインタビュー記事はコチラ ▼

YO jewelry 今後の活動について

--今回の展示会出店を経て、ご自身やブランドの活動にどんな変化がありましたか?
自分自身は、専念して「やる」と決めたので良い意味で「もう後に引けないな」と思っています。
動き出したブランドを強化するために、日々の練習を頑張って受注対応や新作のコレクションをこまめに発信できるように展開したいです。
長く続けるために価格設定だったり現実的なところも、見て見ぬ振りせず、ちゃんと考えようと思っています。
--具体的に、今後どのように「YO jewelry」を強化していきたいですか?
まだ毎日SNS発信を始めて4か月くらいなので、これまで出会った人全員に「こういう活動をしている」と伝わったわけではないんです。
なので、ふと連絡を取ったときに、ブランドを立ち上げるまでの経緯や近況を伝えると驚かれたり、応援してもらえたりすることが多くて。
そういう感謝の気持ちは忘れないようにしたいと思っています。

いろんな選択をして今に至っているので、この選択が「よかった」「これが正解だった」と思えるまで、今が最高になるように自分で行動していくのみだと思っています。
その上で、まずは自分の考えていることやイメージを整理しながら、今の状態にとらわれず、YO jewelryにプラスしていきたい内容にどんどんチャレンジしたいです。
YOjewelry笠井葉さんインタビューの様子⑥
--ブランド活動「YO jewelry」を通じてお客様にどのようなメッセージを伝えたいと考えていますか?
一つは、自分が持っている空気感です。
何気ない日々の中でも身に着けられるジュエリーの提案
は大事にしていきたいと思っています。
あとは、肩ひじ張らないデザインの中で、でも「このブランドで買ってよかった」と思っていただけるように、クオリティはもっと高く求めていきたいです。
身に着けてくださったお客様が「買ってよかった」とか「次の新作も楽しみだな」と思っていただける、そんなお店にしていきたいです。
--「YO jewelry」のジュエリーを身に着けたお客様にどのような感情を持っていただけたら嬉しいですか?
「hitotoki」シリーズには特にそういう思いを込めているんですが、
ホッと一息ついたときや、何気ない日々の中でも、気がつけばいつも身に着けている──そんなふうに人生に馴染んでいくジュエリーになれたらいいなと思っています。
だからこそ、日常づかいしていただけることを意識しています。
--日常感を大切にしているんですね
そうですね。今の私の中で多分「日常」ってすごく大事なのかもしれません
--今、チャレンジしたいことがあれば、ぜひ教えてください!
イベントへの出店にまた挑戦したいです。
ちょと前まで「縁があれば…」と思っていたのですが、自分で見つけてチャレンジしていくものだなと思ったので、 できるイベント、自分のつながりを増やせるイベントがあったらどんどん挑戦したいと思っています。
--素晴らしいです
あとは技術的には彫金総合コースを卒業した頃にはブライダルも含めて石が留まっている綺麗なジュエリーをどんどん作れたらと思います。
--やっぱり石に憧れますか
憧れますね~✨ 就職の時からずっと、ずっと憧れてたので、、、

いつも退勤してタイムカード切ってから見よう見まねで残って練習してはいたんですけど、その時には教われる環境ではなかったので、やはりいつも独学になるもどかしさがありました。
今、「教われる」っていうのがすごくうれしいです。
--今後の目標について、具体的に考えていることがあれば教えてください。
ブランドとしては、まずは月1回のオンラインショップでの受注をメインで安定してやっていきたいと思っています。
ですがやはり対面で話して商品のコンセプトや想いを伝えることは自分にとっても大切なことだと思っています。

来年1月にはグループ展を行う予定なので、それに向けて誕生石やカラフルなルースを使ったジュエリーなどの今憧れているジュエリーにも挑戦したいです。
--すごく楽しみにしています!色石がはいったらブランドの印象がまたガラッと変わりますね。
ですね!
なので「YO jewelry」でこんなのも売ってるしこういうのも売ってるってお客様もワクワクするようなものにしていきたいですし、SNSもそれに伴ってどんどんカラフルになっていったら楽しいなと思っています。
▲  誕生石のネックレス “ペリドット”(ピンクQZ)

取材後、誕生石を使用したアイテムが発表されていました。

--変わっていくものだと思いますが、現時点でのブランドとしての最終目標はありますか?
いつか『New Jewelry TOKYO』さんのような、格式の高い印象のあるジュエリーイベントに出展できるようになりたいと思っています。 それから、いろんなものに縛られず、全国のイベントに身軽に出店していけるような人にもなりたいです。

また、今はまだ経験がありませんが、いつかは誰かのブライダルジュエリーのように、どっしりと責任を持つお仕事にも挑戦してみたいと考えています。
Silver以上の素材(ゴールドやプラチナ)の扱いもちゃんと自信を持てるクリエイターになりたいです。

読者へのメッセージ

--これからジュエリーブランドを目指す方や、ラヴァーグジュエリースクールへの入学を迷っている方へ、笠井さんの経験を踏まえたメッセージをお願いします。
私自身も今まだコースの途中で、入学もイベント出店もギリギリまで悩んでここにいるので、その気持ちはすごくわかります。
ジュエリー作りは一日でできるようになるものではなく、大きな決断が必要だと思います。

ただ私は、学びや経験は線グラフのように一直線に上がっていくものではなく、螺旋階段のようにぐるぐると回りながら、ゆっくりと向上していくものだと思っています。
ときに上がったり下がったり、遠回りしたりしながらも、気づけば高いところに立っている──そういうものだと信じています。

ものづくりの世界は一朝一夕で身につくことは少ないですが、素材そのものが持つ美しさを知り、それを形にできるようになると、本当に楽しくてたまらないと思います。
その世界が見えるまで、私も一歩ずつ頑張りたいですし、もし悩んでいる方がいたら一緒に頑張りたいです!
--何かお知らせはありあすか?
来春、ラヴァーグジュエリースクール出身の5つのジュエリーブランドが集まったグループ展を代々木上原で開催する予定です!

ベテランのブランドさんも居れば、初出店を迎えるブランドさんもいて、わたしたち自身もドキドキワクワクして準備を進めています。
まだ構想段階ですがワークショップもやってみないかと積極的な意見も上がっています!
私はDM制作も担当しているのでそこも込みでしっかり頑張りたいと思います。

お話だけでも嬉しいので、もしよろしければぜひ気軽に見に来ていただいて実際に試着して頂けたら嬉しいです!

また、今後はイベント出てにも力を入れていきたいと思っています。 ブランドとしての成長や新作の情報も含めて、Instagramや公式ブログにて発信していくので長く見守って応援して頂けたらと思います。
YOjewelryが来春出店する展示会“始まりの彩り”のDM
展示名:「始まりの彩り」
展示場所:Do Progetto(代々木上原)
開催日時:2026.1.30(Fri)~2.1(Sun)
 Open 13:00~ Close 18:00
--本日はお忙しいところありがとうございました!
こちらこそありがとうございました!
YOjewelry笠井葉さんインタビューの様子⑩

終わりに

--インタビューを通して、YO JEWELRY 笠井さんのジュエリーブランド立ち上げにかける熱意と前向きさを強く感じました。
入学当初はおとなしく可憐な印象でしたが、話を伺ううちに、夢に対する熱い想いとそれを形にする力強さ、見えないところでの並々ならぬ努力が伝わってきました。
笠井さんはイベント出店後も新たなイベントに向けて天然石を使った商品開発に取り組んだり、ジュエリーコーディネーターの資格試験に挑んだりと挑戦を続けています
普段の様子やインタビューの言葉からも、成長意欲と夢に向かう素直さが伝わり、インタビューしている私も自然と応援したくなりました。
読者の皆さんもきっと、笠井さんのブランド立ち上げの挑戦に胸を打たれ、応援したくなったのではないでしょうか。

スクール講師としては彫金総合コースとアントレプレナーコースの内容を活かし、ブランドとしてここまで形にできた姿は、まさにモデルケースであり、これからジュエリーブランドの立ち上げを目指す方々にとって、大きな希望と具体的な指針になるのではないでしょうか。

夢を現実に変えるブランド立ち上げの軌跡を見せてくれたYO JEWELRY 笠井葉さんの今後のさらなるご活躍と、ブランドの成長を心から楽しみにしています。
── インタビュアー LaVagueジュエリースクール講師 梅沢
YO jewelry ブランドイメージ

YO jewelry

シンプルで使いやすい、だけどちょっと遊び心もある。人の日々に寄り添うジュエリーを提案するYO jewelryは、この春生まれた新しいジュエリーブランドです。

華奢なラインで重ね付けにもぴったりな一粒パールのリング「hitotoki(ひととき)」や、シンプルかつ洗練された「jiganize(ジガナイズ)」シリーズなど、自分へのご褒美や誰かへの贈り物にいかがでしょうか。

また、パールは全て「アコヤ真珠」、なおかつ質の良い「上」ランク以上のものを直接クラフトマンが選別しています。

潤いのある美しい艶を生かしたパールジュエリーも多数ご用意しています。

人の肌に1番近く、身に纏うジュエリーだからこそ実感できる充足感を、ぜひお手にとって直接お確かめください。

ー受講コース紹介ー

笠井さんが受講されたコース一覧です。今後のスキルアップの参考にしてみてください!

画像をタップするとコース詳細が見れます!

アントレプレナーコース
彫金総合コース

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