節目のシーズンが到来!
こんにちは。
アニーです。
2月も最終日ですね。
明日から3月。卒業シーズンです。
少し寂しい気持ちはあるけれど、
希望を持って、未来へと進む。
これまでいた古巣から離れ、
新たな道へ進む方でいっぱいになります。
私もこの季節になると昔の楽しかった思い出が、
甘酸っぱい記憶とともによみがえ・・・・・
ります。(笑)
そんな出会いと分かれ、
終わりと始まりが交錯するこのシーズンになるとよくあるのが、
ジュエリーのリペア・リフォームです。
ジュエリーは形としてずっと残るものだから大切にしたい
卒業祝いや就職祝い、入学祝いでお母さんにジュエリーをもらった。
そのお母さんはおばあちゃんからもらった。
さらにそのおばあちゃんはひいおばあちゃんから・・・
と、お家で代々受け継がれてるジュエリーがある、という方もいるのではないでしょうか?
ジュエリーは形として、ずっと残るものなので、
こうやって親から子へ、子から孫へと受け継がれていくことも珍しくありません。
ずっと前の祖先の代からジュエリーを受け継いでいくなんて、
なんだかステキですよね。
せっかくもらったのであれば、受け継いだのならば、
やっぱり大切にしていきたいですよね!
そんな時にジュエリーのリペア・リフォームはとても助かります。
よくあるリペア・リフォーム
リペア・リフォーム、と言っても、依頼される内容はいくつかあります。
もらったジュエリーの形はそのままに、経年によって付いてしまった傷や汚れを消してキレイにしたい、だとか。
宝石が割れてしまった、変色してしまったので新しい宝石にしたい、だとか。
切れてしまったチェーンを直したい、
号数が違うのでリングのサイズを変えたい、だとかもそうですね。
この辺りはリペアに該当します。
リフォームですと、今付いている宝石の部分を使って現代風にデザインをアレンジする、などです。
もらったジュエリーは、せっかくなので身に着けたいなと思うのだけれど、なにぶん古いジュエリーなのでデザインが・・・
元のジュエリーを活かしつつ、形を変えたい。
そこで、ジュエリーに付いていた石を使って現代風のデザインにアレンジしたい!
と、なるわけです。
リペアにしろリフォームにしろ、今後もずっと大切にしていこう思う気持ちが大きいので、リペア・リフォームを受ける時はそれなりの技術を必要とします。
もしリフォームを依頼された時に必要な技術は?
では、そんなリペア・リフォームが多くなってくるこの季節。
実際にリペア・リフォームの依頼をされたら、どのような技術をもっていたら受けられるのでしょう?
リペアの技術が一通り出来るようになる「彫金」
たとえば、傷を消したり、磨きなおしたり、リングのサイズを変えたい、と思ったら金属を直接加工する「彫金」の技術が必要です。
LaVagueですと「彫金コース」や「クオリティスキルアッププログラム」などで学べる技術です。
ジュエリーは最終的には金属になりますので、全ての技術の基礎となっています。
応用の幅も広く、知っている、身に着けていると多くの手法の手助けにもなります。
彫金コース
https://lavaguejewelry.com/course/metal/
高いクオリティのリフォームができるジュエリーCAD
もともと付いていた宝石を利用して、新しい形のジュエリーに作り直すのであれば、
「ジュエリーCAD」があるととても便利です。
こちらのブログでもたびたび紹介してきたジュエリーCADはパソコンを使ってジュエリーの形を作ります。
宝石の形に合わせてジュエリーを作ろうと思った場合、リングであれば宝石を置く場所である「石座」と、指を通す部分である「腕」を作ることになりますが、パソコン上でデザインの確認もでき、何度でもやりなおすことが出来るので目指す形を作りやすいです。
また、正確に作れる、複雑な形状も作れるというのも大きなポイントです。
もちろん他の技術でも作り直すことは出来ますが、完成度の高さは手作業よりも圧倒的です。
ジュエリーCADコース
https://lavaguejewelry.com/course/jewelrycad/
手作業の雰囲気を残し、自由度の高いロストワックス
逆に手作業っぽさを残しつつリフォームしたい、というのであれば、
「ロストワックス」が便利です。
LaVagueでは今回新しく誕生した「ファッションジュエリーコース」で学べる技術がそれです。
「ロストワックス」というロウソクの塊のようなものを削って形を作ります。
金属加工と違い、素材が柔らかいですので自由度が高く、手軽に作ることができます。
ファッションジュエリーコース
https://lavaguejewelry.com/course/fashion-jewelry/
では結局何を学べばいいか?
磨きなおし、サイズ変更、石留めなどのリペアに関しては「彫金」の技術があると良いかなと思います。
リフォーム、という点からすると、
私のおすすめはやはりジュエリーCADです。
元の宝石の形を活かしてジュエリーを作るには、それなりの技術力が必要です。
もちろん手作業で作ることも出来ますが、そのためにはある程度の経験が必要となります。
ジュエリーのリフォームを請け負う、ということは、少なからずジュエリーを仕事にされることになるかと思いますので、極力短期間でその手の仕事を受けられるようになりたいと思うのであれば、やはりジュエリーCADははずせないです。
ジュエリーCADを軸として、今後どのようなものを作るか、
どのような仕事をするかによっても違ってきますが、
それに合わせて他の技術も身に着けるとよいかと思います。
たとえば
ジュエリーCADコース+彫金コース
ジュエリーCADコース+ファッションジュエリーコース
などで組み合わせて学ぶのがベストかと思います。
まとめ
今回はシーズン的に多くなるリペアやリフォームについてお話ししてきました。
今回は基本的にもらったもののリペア・リフォームのお話しでしたが、たとえば自分のブランドを立ち上げた時も、リペアが出来る、出来ないはブランドの信頼性に大きく関わって来る事柄です。
ただ作るということだけでなく、アフターケアも含めた視点で技術を身に着けていくと、それそのものが仕事として成り立つ技術になっていきます。
作るための基本の技術をしっかりと持ち、それを支える、その他の技術も身に着けていきましょう。