アメリカやヨーロッパでは人気があるらしいよ。
いろんな事がさ・・・
だから、日本でもアメリカやヨーロッパで人気がでた事を真似すると上手くいくよ!
っていう人がいるんだってさ。
嘘だよ。(厳密にいうと、嘘じゃないけど・・・)
それをね、お金を持っていない人や学生をつかまえて言っている人はさ。
薄っぺらい事を教えないでほしいよ!
本当にさ!
たしかに、昔はね。
みんなニューヨークやパリにあこがれてたと思うよ。
みんながね。
でも、もうそんなに凄い事じゃないでしょ。
海外旅行なんてさ。
パリで流行っている。
ニューヨークで人気。
という理由だけではみんなそんなに感動しないよ。
アメリカでは流行っている。もう日本のやり方は古い・・・
ヨーロッパではこのやり方が正しい。日本のやり方は間違っている・・・
もう、こんな話はずーーーーーーーーーーと前の話だよ。
文化や考え方が根本的に違うからね。
大陸の文化と島国の文化はさ。
こんなたとえ話をよく聞くよ。
ニューヨークとかでは道端で無名の絵描きの人が絵を並べていると売れるんだってさ。
未来は日本もそうなるから、オリジナリティーがある絵を描こうね!という話。
僕は完全に日本人だから、本当のアメリカやヨーロッパの事は分かっていないかもしれないけど。
日本の事はわかるよ。
この話を日本にそのまま持ってきても同じことは起こらないよ。
なぜなら。考え方が違うからね。
分かりやすく言うと、日本人は流行っているものが欲しいんだよ。
流行っているものが売れるんだよ。
みんなが持っているものが欲しいだよ。
仲間はずれが嫌なんだよ。
みんな同じがいいんだよ。
というと、石が飛んできそうだけど。
いい意味で、みんな助け合ってここまできたんだよ。
弱い人をまもって、みんなで力を合わせてきた国だから、みんな一緒という考え方が染みついている。
島国の文化は農耕民族の文化
大陸の文化は狩猟民族の文化
この違いは深いんだよ。
ちょっと横にそれたけど。
知らない人が描いた、誰も知らない絵は日本人はなかなか買わないよ。
有名な人が書いた絵。
みんなが知っている絵
そんな絵を喜んでかうのは、別に悪い事じゃないよね。
だってさ、みんなが知っているから、それを持っていると褒めらるし、凄いって言われるからね。
だから、お金が少ない子たちは、いま人気がある事を、いま売れている事を真似する事をお勧めするよ。
お笑い芸人がさ、ゴッホより普通にラッセンが好き。って言っているけど。
これは、よく分かるよ。みんなラッセン知っているでしょ。
ラッセンの絵は、見れば誰でもわかるでしょ。(ゴッホに詳しい人、ごめんなさい。)
もうラッセン人気ないけどね。(個人的には好きだけどね)
今、ハワイで人気がある絵はヘザーブランって人が描いている絵だよ。
もう、ハワイのワイキキじゃでラッセンの絵。ほとんど見かけないよ。
日本人は、売れているものが欲しいだよ。
人気があるものが欲しいんだよ。
違うよ・・・
日本人は変わったんだよ。
今の日本人は人と同じものは欲しくないよね。
松尾の言っている事は古いよ。
という人がいそうだけど。
たぶん、セミナーとかビジネス書の読みすぎだよ。
だって、本屋さんに行ってみなよ。
みんなファッション雑誌立ち読みしているでしょ。
あれ、何やってるか分かるよね。
流行っているものをチェックして、流行っているものを買う準備をしているんだよ。
あ~これが流行っているのか・・・
じゃあこれ買うと、みんなと同じになっちゃうから。
買わないようにしよう・・・
なんて思っている人はいないからね。
みんなが買っているものを買うんだよ。
アメリカの人達は、多民族国家でいろんな国の人が集まっているから、
みんな個人の価値観で判断しているのかもしれないよ。
でも、たぶん、そう見えてるだけかもしれないよね。
日本人は、まだ単一民族国家だよ。
しかも、今の学生達が、今のビジネスを成功させたいのであれば。
今の日本人が喜ぶやり方を教えないといけないと思うよ。
何十年後の未来の日本人が喜ぶからもしれないからといって、今そこに向かって頑張らせるのはやめてほしいよ。
時代の一歩先にすすんでもらうのは、大企業やお金もちに任せた方がいいよ!
失敗しても、別のところで稼いだり、やり直せるんだからさ。
でも、若い人に、大企業がやってそうな事を押し付けないでほしいよ。
お金が少ない人には、未来の事よりも、ほんのすこし先の成功の仕方を教えてあげて欲しいよ。
ごめんなさい。
ちょっと言い過ぎたよ。
ぼくは、稼ぎたいと思っている人が稼げるようになってもらいたい。
稼ぎたいと思っている人は、日本人の心を感じてほしい。
アメリカとヨーロッパの事よりも、今の日本の事を考えてほしい。
でも、そう思っていない人は、アメリカやヨーロッパを追っかける事は。
いいんじゃない!と思っているよ。
全員が同じことを考えるのはよくないからね。
いろんな人がいてもいいんだからね。