ダイヤモンドが外れて良かった・・・

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毎日毎日、どんどんお仕事が流れてくる。

そんな中、今日納品しようと思っていたブライダルリングが完成。

したと思っていた。

ハワイアン柄を彫り上げ、石留めをして、最終の仕上げをした。

検品をした時に少し気になったかげりがあったので、もう一度仕上げ直した。

そして、店舗のスタッフに納品。

そして、外出。

するとお昼手前にスタッフから電話。

ダイヤがありません。

検品したときにはついていたダイヤが無いとの事。

タイトな地金の厚さの石留めだったので、ぎりぎりの石留めである事はわかっていた・・・

だけど・・・

外れてしまっていた。

そんな事もたまにはある。

だけど、本当にこの段階で外れてくれて良かった。

お客様に渡ってから外れてしまっては本当に残念な事になる。

いつも、外れるとほっとする。

渡してから外れなくて良かった。と・・・。

丁寧に仕事をしようと思います。

反省しつつ、これからも頑張ります。

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工具やさんのサポートレベル。

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僕たちがいる業界では家電という誰が買っても分かりやすい説明書や情報が用意されている機械よりも、工業系の工作機械のように、使っていって理解を深めていくような機械のほうが多いような気がする。

しかしながら、費用がかかる設備になると、買うほうもすぐに活用できる事をのぞんだり、トラブルが起きたりした時の対応についてとても気にする。

だからよくこんな話を多くの人が耳にすると思う。

あそこはサポートが良い。あそこはサポートが悪い。

とても詳しく各工具屋さんのサポートレベルを知っていて、それを多くの人に一生懸命教えようとしている人達がいる。

自分自身が体験した話もあれば、人づてに聞いた話もある。

そんな話をふと聞いていたときに、ある事を質問された。

教育機関もそれぞれサポートを打ち出しているけど、かく教育機関で言っていることは違いますよね・・・

確かに、就職を斡旋する。とか・・・

何かあったら相談に乗る。とか・・・

様々な事をそれぞれの教育機関が一生懸命作り上げている。

僕達が考えているサポートとは少し違うけれども、生徒を集める為にそれぞれの特色をだしている。

そんな話の中、工具屋さんのサポートと教育機関のサポートを比べて考えてみた。

比べてみると、打ち出しているサポートの意味と求められているサポートの意味が大きく違うことに気が付く。

工具屋さんの場合。売るものは“工具や機械”。

サポートとは“使いこなし方を教えたりトラブルが起きた時の修理など”。

この使いこなし方やトラブルが起きた時の対応は、現場のプロレベルの使いこなし方を販売店の営業マンに求めてしまうケースも多い。

また、開発元のメーカーのエンジニアレベルの対応を求められる場合もある。

本来工具屋さんは世界中を回り、いろいろなメーカーが開発した機械を選別し日本のマーケットにあった道工具を見つけてくる役割を持っている。

そして、いろいろな国のメーカーとの橋渡しをするのが工具屋さんの仕事でもある。

しかしながら開発元も全ての国の文化や言語を熟知したサポート体制を構築することは難しいので、各国に販売代理店をようし、サポートを依頼する。

そんな仕組みであったりする。

だから、国内総代理店と代理店では実は大きな違いがあったりする。

話はそれてしまったが・・・

教育機関の場合。

売るものは“ジュエリーの作り方”。

サポートは工具屋さんの例に当てはめてみると・・・

ジュエリーがつくれるようになってから、“その技術を使ってどうやって社会で活躍できるようになれるか”が使い方の部分にあてはまるはずだ。

しかし、“就職”を打ち出している大きな専門学校もある。

僕の学校にもCADの求人案件が来る。

だけど、就職した人達が本当に幸せになり活躍ができるかどうかは、その会社の運営方針や成長性に大きく関わる。

未来があり、成長性がある会社に就職させる。

ということであれば、納得がいく。

だけど、面接を紹介する。

業績が苦しくて、あまり未来がない会社に就職させてしまい、幸せな生活を送ることができない会社に就職してしまう場合もある。

なんでもかんでも就職させれば良い時代ではない。

就職して活躍できる人材を育て、その人材が採用される事により会社の業績自体が上がるような能力がある人材を育てていれば、業績が苦しい会社に就職をさせても、その人材のおかげで会社が上っていくことは考えられる。

ようは、就職は“ジュエリーの作り方”を売った教育機関の“サポート”というには、少し乱暴な時代になってきている気がする。

なぜなら、ジュエリーの作り方を高い技術で知っている人達が多くいるような会社でも倒産や業績の悪化という現象がおきているからだ。

ジュエリーの作り方。手作りでもCADでもどちらでも良い。

作り方を教えるだけでは、企業の業績をあげる人材を育てている事にはならない。

教育機関の新しい正しいサポートとは・・・

“就職したり独立してからの具体的な運営に関するアドバイスや戦略を一緒に作り上げる”という事なんだと思う。

その為には、そこで教える先生達に求められるスキルはもうジュエリーの作り方を教えるという事だけでは足りなくなってくる時代がやってくるのだとも思う。

ここ最近のスタッフ研修ではよくそのような話をする。

就職したけど、仕事を待ってしまうような人間をつくってはいけない。

厳しい会社や業界の状況を具体的に打破していく人間を育てていかなくてはいけない。

その為には、ラヴァーグのスタッフがまずは、そのような人材にならなくてはいけない。

つくりを教えるだけで止まらない努力をしなくてはいけない。

こういう話をすると、モノづくりのレベルを上げる事を追求してきた、ラヴァーグのスタッフの中にも苦しそうな顔をする人もいる。

その気持ちは分かる。

技術を積み上げる事に努力をしてきたのも分かる。

それはそのまま積み上げていってもらいたい。

だけど、新しいチャレンジをしていってもらわなくてはいけないという事をスタッフには理解してもらいたいと思う。

僕も、頑張らなくてはいけない。

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ゼロから始めるジュエリービジネス。Part2

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という事で、少し時間があいてしまいましたが・・・Part2です。

前回はお店をオープンさせてしまったで終わっていたと思いますが・・・

今思うと、起こるべくして起こった苦労でした。

売るという事に対して全くモノづくりとは別の次元の問題が大きく僕達にはのしかかってきたのでした。

それは・・・

集客という問題でした。

実は、単独店舗で集客をする。

という事はとてもお金がかかるのです。

展示会や祭事に出店する。セレクトショップに置いてもらう。

このような売り方で収益をあげていた会社も昔は多くありました。

この方法の良いところは、ある程度のお店やブランドが集まる事によって、自分のところ以外に興味がある人も自分達の商品をのぞいてくれるという事が最大のメリットです。

ショッピングモールなんかもこのようなメリットがとてもあります。

何か他の強い集客力があるものが多くのお客様を惹きつけてくれて、ついでに自分のところを見てもらう。

という感じです。

しかし、魅力がある店舗やブランドは顧客の流出という可能性があるので、成長していくと祭事などには出店せず、単独でお店を出したりイベントを開催したりしはじめます。

そうなってくると・・・

突然、他の出店者の人達は・・・

この祭事はダメだね・・・。この展示会はダメだね・・・。

という話が沸き起こってきます。

集客は祭事や展示会の主催者に多くをたよっている人達はこのような不満がおきてきます。

当然と言えば当然です。高い出店料を払っているのですから、お客を集める努力を主催者がしなくては頭にきます。

IJTでも、主催者側のリードがいろいろな来場者数を稼ぐために、本来は小売の場ではないのに、一般の人が入場できるようにしたりして、頭数を揃えたりしました。

去年か、一昨年ぐらいから、当日券の販売はやめましたけどね・・・(出店者からクレームがでたそうです。)

話は戻って、誰かが集客をしてくれるのと、自分自身で集客をするとの違いは、全然違う能力や戦略が必要になってくるのです。

そこで、僕達の第一関門がやってきたのでした・・・

祭事や展示会ではそこそこ売れたような気がしたのに・・・

お店を作り上げてみると・・・

思っていた売上げに全然到達する事ができなかった・・・

今思うと、集客に関する戦略を全く作り上げる事ができていなかった。という事でした。

少ない顧客や友人がたまにきてくれるようなお店でしかありませんでした。

どんなに、クオリティー高い美しいジュエリーをつくりあげ、それを低価格で販売しても、気がついてもらえなければ、販売へはたどり着かないという事です。

いいモノを作れば売れる。というのは嘘ではないけど、ゼロからスタートする人達にとっては、そこに縛られてはいけないという感じです。

ちなみに、僕のお店でも最初のスタート時に揃えた商品は全て僕が作り上げたものではなく、デザインは社内で、商品は外注でつくったものも多かったです。

その外注は、相当なクオリティーでハイジュエリーを作る事ができるとの工房を、その時手伝ってもらっていた人材の紹介でつくったものは・・・

今でも売れ残っています。(もう店頭には並んでいません)

いいものをつくるだけではダメという事です。(売れないという事です。)

売上げとは・・・

来店客数×売上げ単価=売上

というイメージの中、来店客数に対する戦略を持っていないと、技術だけをあげても残念な結果が待っています。

その為に、集客に対する戦略を練っていく事が作るというスタンスから売るというスタンスに切り替わった時にとても重要になってきます。

“作る”というスタンス。のクオリティーが高い人。

“売る”というスタンスのクオリティーが高い人。

ちなみに、この場合は販売が上手いというスキルではなく集客に対するスキルを持っている人を指します。

そんな事を考えながら、すすめていくと・・・

最初の注意点は、ブランド名です。

ここで残念なブランド名をつけてしまう人が意外と多かったりします。

お金がある人がつけるブランド名。

お金がない人がつけるブランド名。

そんなスタンスを理解してブランド名をつけなくてはいけないのです。

お金がない人がなるべく避けてもらいたいブランド名の付け方は・・・

素敵な意味と素敵な意味があわさってできた造語を持ってくるブランド名だと、僕は思っています。

もちろん、ダメという話ではありません。

集客というスタンスから見た意味では、その造語の意味をしってもらう努力に時間とお金がかかるのです。

聞いて見ると、とても素敵なブランド名やコンセプトなのに・・・

普通に生活しているだけではたどりつけない言葉・・・

お金があれば、その意味を広く知れ渡らせる事ができるのに・・・

知ってもらえれば共感を持ってくれる人が多くいるのに・・・

ただし、こういう造語のブランド名をつけてもいい人達がほんの少しいます。

お金はないけど、集客の戦略をしっかり持っている人達です。

すでに、自分自身に魅力があって多くのファンがいるような人はお金がなくても、素敵なブランド名をつけてもいいと思います。

まぁ、今回はこれくらいにしておきましょう・・・

多くのお金がなくて、集客の戦略がない人達はブランド名をかっこよい、素敵、なるほど、だけではつけてはいけないという話でした。

集客にてきしたブランド名の付け方があったりするので、よく考えてブランド名はつけていきましょうね。

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クリスマス商戦・・・

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確かに、マーケットのニーズを敏感にとらえて商品開発をする・・・

大事です。

だけど・・・

今、原型つくって・・・

量産は海外だそうですが・・・

どんだけ、量産の人達がタイトな納期をせまられているかを考えると気の毒になります。

とはいえ・・・

売れなきゃしかたがないからね・・・

薄利多売からの脱却が必要なんだろうね・・・

もう、2週間近く拘束されつづけているような・・・

そして、向こう1週間ぐらいいろいろな事がタイト。

請けたいけど・・・

請けれない仕事もある・・・

やっと、終わりが見えてきたのか・・・

仕事があるだけ感謝をしつつ・・・

クリスマス以外にマーケットのピークを散らばらせる事ができないかを考える今日この頃です・・・

 

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Lavague FESTA 開催

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遅くなりましたが・・・

本日から、ラヴァーグのクリエイターズブランドチームの展示販売会が開催します。

開催日    11月19日(金)~11月23日(火)  5日間

場所      プアアリショップ内 (11:00~20:00)

前回の展示会では1ブランドだけだったハワイアンジェエリーブランドも増えてきました。銀粘土・彫金・WAX・CADそれぞれの技法のカラーが入り混じっています。

さっき、見てきましたがとても楽しい商品が並んでいます。

僕がこんな事を言うのもなんですが・・・

どうやってつくったのだろう?

手作り?CAD?WAX?銀粘土?

本当にみんな凄いです。

前回も、セレクトショップのバイヤーさんやネットショップのバイヤーさんなども足を運んでもらい、その後のビジネスを開始する事ができたブランドも増えてきました。

また、新しい道がみんなに開けることを祈りつつ、僕の展示会用の商品も出品してみました。

ラヴァーグのクリエイターチームのスタッフもそれぞれの商品を出しています。

目を引くのは・・・

オールシルバーでつくりあげたGショック。

楽しいです。

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