AKI-OKA行ってきました。

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年末の挨拶と納品等でたぶん今年最後の御徒町に行ってきました。

気になっていたAKI-OKA行ってきました。

今回のプロジェクトのコンセプトは僕はとても好感がもてています。

それは、WORKSHOPという事が条件である。

ということです。

ただ物を売るショップはこの商業施設には入店できず、工房を併設する事が条件となっているそうです。

僕も、これから残っていくお店のあり方はWORKショップだと思っています。

という事でとても興味があったので行ってきました。

出店している人達には是非頑張ってもらいたいと思いつついろいろと見てきました。

そこで、いくつか気が付いた事を書いてみようと思います。

それは、商業施設としてのスタートのコンセプトは素晴らしい。

ですが、運用の部分でJRの匂いがとてもします。

例をあげるとディズニーランド。

ディズニーランドはスタートのコンセプトワークはもちろん、運用の部分の管理が徹底しています。

それがあの世界観を演出し続けているというのをみなさんもご存知だと思います。

どういうことかというと・・・

基本的にはWORKがあるのが大切という事で、通常の販売のエキスパート達が集まっているお店ではなく、職人達が集まっているお店である。

という事が最大のメリットでもあり、デメリットでもあるという事を感じました。

当然、職人達ですから接客という部分やお店のお客様を喜ばせる為の演出を現段階で高いクオリティーを求めるのは難しいのかもしれません。

だけど、それは職人達を集める。というコンセプトを決めた時になんとなく予想ができたはずです。

販売のエキスパートを職人にするのではなく、職人に販売のスキルを求めている状態です。

なので、今あそこに出店している人達の商品はとても良いものがおおかったのですが・・・

なぜか、買うところまではなかなかたどりつけない感じがしました。

まず、寒い事もありだいたいのお店が扉を閉めてしまっていました。(もちろん頑張って開けているお店もあります。)

ガラス張りのお店が多いので外から店内の雰囲気はなんとなく見ることができてしまうので、戸が閉まっているとわざわざ戸を開けるのは勇気と労力が必要です。

その為、外から眺めて終了。

なんてお店がいくつもありました。

ヴァンクリーフのような単価が高い商品を売るのであれば扉を閉めるという戦略もありなのかもしれません。

しかし多くの価格帯からすると気軽に入って手にとってもらうだけでなく、今回のコンセプトでもある職人達のWORKを見てもらったり、職人達にモノづくりのこだわりを聞いて見たり、普段の銀座や六本木や渋谷などのお店では経験する事ができない事を体験してもらう事が最大の狙いだったのでは・・・

と思います。

しかし・・・

やっぱり職人達です。

まだこれからの段階であーだこうだ言う段階ではないと思いますが・・・

JRは入店している職人達にいろいろな誓約をさせて入店してもらっている訳ですから、商業施設としてエンターテイメント性を維持し続ける必要があります。

ハードは良いけど・・・

ソフトが追いついていないという印象をとても強く受けました。

お店に入っても、声をかけてきません。(もちろん全てのお店ではありません。)

最近では言わないほうがよいという話もある“いらっしゃいませ”をみんなで徹底しているのかもしれません。

だけど、作業をしている中でも、振り返ってにっこり笑うという事ぐらいはしても良い気がしました。

また、お叱りを受けてしまうかもしれませんが・・・

モノづくりのプロ達が、販売のプロをも目指すプロジェクトです。

JRにはそのサポートを徹底してもらいたいと思いました。

中の管理の部分の詳細は分かりませんが・・・

せっかくともった、職人達の火が消えてしまわないようにみんなで応援して行きたいと思います。

ちなみに、小さな革のアクセサリーを買ってみました。

僕からのほんの少しの応援の気持ちでした・・・

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日本宝飾クラフト学院へのお詫び

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ラヴァーグのWAXコースの説明の中に、露木 宏 さん著の“ワックスモデリングの基本”について

内容は非常に良いのだけれども、古いとの記載を7年前から掲載していた件についてのお詫び。

2010年12月21日付けの簡易書留で宝飾クラフト学院の露木宏さんからラヴァーグのホームページ上にある“ワックスモデリングの基本”についての内容がクラフト学院、及び露木さま本人への信頼を著しく害しているとの指摘を受けました。

“古い”との表記については人それぞれの感覚がある事を理解し、ラヴァーグのホームページ上から削除をいたしました。

関係各位の気分を害してしまった事を深くお詫びいたします。

また、僕自身の主観からの発言が気が付かないところで多くの人を傷つけている事もある。

という事を改めて理解し今後このような事がないようにしていきたいと思います。

ラヴァーグ校長 松尾琢磨

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CADや宝飾のメイキングを教えるだけではなく、ビジネスモデルをしっかりと教えてあげてもらいたい。

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プロを育てる。

という学校も多い。

就職ができる。

という学校も多い。

以前も書きましたが、どんなプロを育てているのですか?

どんな業界の、どんな会社に就職ができるのですか?

または、成功というレベルは人それぞれあります。

どのレベルの成功までをそこでは到達する可能性があるのですか?

後はあなた次第です。

どこまでは一緒に進んでいってもらえるのですか?

どこからは、頑張りましょう。

という言葉に代わっていくのですか?

自分達にも当てはめてみると、やっぱり僕達自身もこの事は明確にしていかなくてはいけない事なのだとも思います。

プロになれる。

だけど、アルバイトをしながらプロと言っている人もいます。

プロ。

と言っても、本当にいろいろなレベルがあるのです。

そして、教育機関の人達は、もちろん僕らラヴァーグも含めて、もう技術が高いというベクトルと、マーケットのニーズはほんの少しずれている。

もちろん高いに越した事はない。

だけど、日本貿易振興機構(ジェトロ)が調べてくれた、世界というか、アジアというか、これからの世界のマーケットの現在のニーズは、日本のモノづくりを高く評価はしているけれども、そこまでの品質はもとめていない。付加価値より基本性能の高さ。金額の安さを現在は求めている。

という事が明確にある。

という事。

ちなみに、ジェトロが依頼して矢野総研の中国の会社が調べ上げたそうです。

これからの時代の日本という価値はどこにあるのか。

ぼくはいつもそんな事を考えています。

日本品質。

というものは本当に未来に向けて安全なファクターなのか。

他の国では真似をする事が本当に出来ないものなのか。

僕達が通用する。

と思っている事が意外と簡単な事だったりはしないのか。

他国に真似をする事ができない。

という本質はどこにあるのか。

そんな事を考えて、日本のモノづくりにたずさわる、製造から販売までの人達が力を合わせていかなくてはいけない。

目的を明確にして、それを目指して努力を積み重ねる。

会社というものは企業の経営理念がとても重要です。いろいろなビジネス書にもそう書いてある。

その企業の目的。

学校の生徒達でいうと、生徒達の目的。

どこを目指させればいいのか。

ゴールは僕も実は分かってはいない。というよりいつもぐるぐる変わってしまう。

だけど、方向だけはひとつにしぼりきれてきた。

日本のクリエイター達を抱える業界の未来は、“おもてなしの心”

この事について書くととても長くなってしまうので。

この“おもてなしの心”とはなんなのか。

どうしてのこのマインドが大切なのかは世界の中の日本というベクトルでそれぞれも考えていってもらいたいと思う。

現在もまだまだな僕自身ですが、もっとまだまだな頃支えてくれた多くの人達の未来を明るくする人材を多くの教育機関の人達が作り上げてもらいたいと思っています。

どんなビジネスモデルを形成し、それぞれの体力にあった、今現在の行動指針をそれぞれのスタンスで生徒に伝えていってくれる学校が増えてくれればと思う今日この頃です。

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新しいスタッフが増えます。

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という事で、ラヴァーグに新しいスタッフが増えます。

13人目の先生です。

名前は井上先生。

手作りの職人として活躍していて、ナショナルブランドの下請けの加工も行っているそうです。

更に、CADも修得していて、手作りとCADの両方のスタッフとして活躍してもらいます。

更に、ラヴァーグのスタッフの中にはいなかった、GGも取得しています。

GGとは

GIAが発行する、GGという資格みたいなものです。

宝石学という学問を学び修得したしたひとに与えられる資格です。

店頭スタッフとして販売の経験もしていたという事で、オールマイティな経験を持っています。

ハワイアンジュエリーブランドのプアアリの店頭商品の製作も手伝いつつ、授業を見てもらうことになりました。

少しずつですが、ラヴァーグも成長しています。

僕も頑張っていこうと思います。

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セミナー終了しました。

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前回・今回両方ともみなさんお疲れ様でした。

どうもなれない環境だったので、3時間できっちり話をまとめる事ができなかったのですみませんでした。

当初のロープレでは3時間ぐらいで終了する予定だったのですが・・・

参加者一人ひとりに参加の目的や、今悩んでいる事をひとりひとり聞こうという事になり、意外とそこで30~40分ぐらいのじかんが過ぎてしまいました。

ただ、今回のセミナーもこれからのセミナーもできれば、一方的にお話をするのではなく、それぞれの問題点をぼんやりとでも聞いてあげることができればと考えています。

そこのさじ加減はこれからの課題という事で改善していこうと考えています。

みんな高い目的意識をもっているので、具体的に準備をしなくてはいけない事をしっかりとはずさなければ前進していく事ができるはずです。

ぼくも、みんなに負けないように頑張っていこうと思います。

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