東大で弁護士になるのと、慶応大学で弁護士になる違い。

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昨日はラヴァーグの学校のパンフレットの打ち合わせがあった。

今、僕達の学校の総合パンフレットを作り直す事をしはじめている。

そんな中、ラヴァーグという集団について分かり易く短く説明をする。

という課題が持ち上がっている。

そもそも、僕自身はラヴァーグという宝飾を教えるチームを今までのジュエリースクールとの違いを重点において、設備や教育カリキュラムをつくってきた。

既にあるものを真似しても意味がない。

そんな思いで、日本で初めてのジュエリーCADの専門学校としてのスタートをしたり。

ハワイアンジュエリーを日本で初めて専門的に教える為の設備をハワイのメーカーやアメリカのメーカーと協力して作り上げた。

それは、既にスタートを切っている学校と共存共栄していく道でもあると思っているからだ。

その為、ラヴァーグには様々な教育機関や宝飾の現場で学んだ人達が入学をしに来てくれている。

それは、ラヴァーグという教育機関のコンセプトが少なくとも入学しに来てくれる人達には伝わっているからだと思っている。

そして、今の時代。

当初はなかったジュエリーCADを専門的に教えてくれる教育機関や人材も少しずつ増えてきた。

僕が一番最初にローランドと松村金銀店とスタートを切った頃からすると学びやすい環境にもなってきた。

ローランドにしても、松村金銀店にしてもジュエリーCADを使いこなす人が増えてこそ、それぞれの企業にメリットがある。

そんなスタートだった。

思い起こせばもう7年も前の出来事。

大変な事もあったけれども、ラヴァーグからいくつかの生活を支える事ができている人材も育成する事ができはじめた。

それぞれはまだ成功とは思っていないけれども、スタートを切る事ができている人は増えてきている。

ジュエリーCADを含めた、ジュエリーメイキングを学んだ後の活用方法について僕達は本当の意味では大切な事という話を繰り返してきた。

そして、その事に共感をしてくれた既にジュエリーメイキングを知っている人達もラヴァーグには通ってくれている。

そして、僕が最も大切だと思っていることは、情報を同じレベルのマインドを持っている人同士で共有し、それぞれの経験を交換していく事が、授業のカリキュラムでは教える事ができない。

タイムリーな大切な事だと思っている。

そんな話を学校の総合パンフレットを製作してくれているディレクターの人と話をしていたところ・・・

こんな話を聞いた。

東大で法律を学び、弁護士になる人と、慶応大学で法律を学び弁護士になる人では同じ弁護士でも大きな違いが出ている。

その為、東大で法律を学んだ人が改めて慶応に入りなおして弁護士になる。

そんな人もいる。という話を聞いた。

どんな違いがあるのか・・・

実は東大を卒業して弁護士になる人達は傾向として官公庁で活躍をする弁護士になる人が多く、法律の研究家として活動をしていく傾向があるとの事。

簡単に言うと、あまりお金を稼ぐことができない傾向にあるらしい・・・

それとは違い、慶応大学というステージはそこで形成される人脈の質が大きく東大とは異なるとの事を聞いた。

人にもよると思いますが・・・

会社経営者やビジネスに力を持つ人のネットワークが東大よりも作りやすいという話らしい・・・

なんとなく、慶応の人と、東大の人のイメージを考えてみるとなるほどと思った。

そう考えてみると・・・

ラヴァーグにジュエリーを学びに来ている人は、高校を卒業した学生というよりも、社会人の人達が傾向としては多い。

社会に出て、これから生きていくために必要なスキルとは?と考えて多くの専門スキルのの中からジュエリーを選び、尚且つラヴァーグを選んでくれている。

ちなみに、ラヴァーグの学費は決して金額としては低い金額ではない。

他のジュエリースクールと比べると高額な部類に入る。

それなのに、僕らの学校を選んでくれるのは、高いモチベーションがないと僕達の学校を選ぶ事はできない。

安いから・・・

失敗してもいいように・・・

という人ではなく、これだけの時間とお金をかけるのだから、絶対に成功させる。

そんな決意がある人がラヴァーグには入学してくれる。

そんなテンションをもっている人達が集まると、いろいろなビジネスの夢や展望の話が多く飛び交う。

もちろん、僕達も僕達の経験に基づいたケーススタディをよく話す。

成功も失敗もいろいろ。

成功だけではないけれど、今の生きた情報を聞く事ができる。

実は、それは僕自信も気がつかされることもある。

僕も勉強になる。

僕はラヴァーグには卒業はない。

と思っている。

授業の受講期間が終わっても、お互い情報を共有し成長し続けるチームの一員としてずっとずっと一緒に頑張っていく事ができればと思っている。

そんな人達の人脈を作り上げる事ができる学校であり続けたいと思う今日この頃でした。

志が高い人達の期待に応えられるように頑張っていきたいと思っています。

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時間をゆっくりかけて挑戦をする。

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先日から挑戦をする事が大切。

という話をしていますが・・・

失敗する。

何もかも失う。

そんな印象を植え付けられてしまっているのが、今までの日本を支えてきた終身雇用制度の弊害なんだと思います。

会社をやめるのは悪。

ひとつの会社で耐えて頑張り続けるのが正。

会社は生活を守ってくれる。

安心・安全。

実は、いま副業を禁止していた企業が本業に差支えがない範囲であれば副業を認め始めている会社が増えてきました。

ちなみに、ラヴァーグのスタッフも自分の力で稼ぐ力を身につけてもらいたいと思っているので、会社に迷惑をかけない範囲であれば、副業を認めています。

なぜ、そんな事を可としているのか。

僕は、スタッフのひとりひとりが自分自身でビジネスを構築する練習をして、本業はラヴァーグが支えながら、小さな失敗を繰り返してもいい状態で自分自身のスキルをあげていってもらいたいからでもある。

そして、その経過の中で感じたこと、経験した事がラヴァーグの生徒達にもプラスになるし、ラヴァーグとしてのプラスになる人材にもなるからである。

ラヴァーグの為に、全ての時間を費やしてくれるスタッフもいるし、自分のスキルアップの為にラヴァーグで働いていくれる人もいる。

外で得た経験や知識を僕自身にも伝えてもらえるし、外にはなかなかいけないスタッフ達の刺激にもなっている。

ゆっくりと時間をかけ、行ったり来たりを繰り返して、自分の思うところの成功に近づいていってくれればと思う。

それは生徒も一緒。

成功はゆっくりとやってくる。

急いで、あわてて、これからっていう時に失敗と思ってしまいやめてしまう人もいる。

最初から時間をかけていいスケジュールを組めば慌てず、あせらず積み上げていく事ができるはず。

最初から、頭でかっちになってしまい、きっと失敗する。きっと上手くいかない。

そんな事を考えてしまうといつまでたっても第一歩を踏み出さない人になってしまう。

水を売る。

水なんてただみたいなものを売れる訳がない。

そんな事を言っていた人もいた。

地震の前からどこのコンビニでも水を売るようになっていた。

しかも複数。

コンビニの品揃えは流行にとても敏感。

そんな敏感な中で水のステイタスはもともと高かった。

そこで、予想以上の地震による原発の事故。

いろいろな事が重なって水が店頭からなくなった。

先日、のうたくん言っていた。アクアクララの水を頼もうとしたら、もう2カ月待ち。

たぶん、いろいろな家庭用のサーバーをレンタルして売っていた水屋さんは今予想以上の売上が伸びているはず。

水なんてただみたいなものだったのにね・・・

今から水を売ろうと思っても遅いよね。

今から水を売って短期間でなんとかしたいと思ってもダメだけど・・・

10年かけていいのであればこれから世界の人口も増えてきていろいろな所で水不足が起こるなんて話もあるから、やりようはあるのかもしれないよね。

実は、いま日本のいろいろな所の水源を中国の資産家が買い求め始めているなんて話もTVで見た事がある。

中国でも地震とは関係がなく、高度成長を遂げている中、水に対する意識がどんどん高まっているそうです。

そんな視点を持って、水ビジネスをスターとさせる。

水の勉強をスタートさせる。

水ソムリエを目指し始める。

そんなゆっくりとした時間のかけ方ならなにかを見つけることができるはず。

今回のような瞬間の水不足を狙った短期間に何とかしようというスタンスでは普通は失敗する。

ゆっくりと、スタートをして思いのほか早く結果がでた。

そんな感じが理想なんだろうね・・・

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宝飾業界の未来を支えるクリエイター達を応援するプログラム

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というかこんな中、また奨学金のプロジェクトを実行する事が出来るようになった。

地震後の御徒町周辺も緊張感があるという話を聞いていた中、今日は御徒町へ足を運んだ。

こんな景況感の中でもCADの求人案件をもらい、詳細を聞きに行かせてもらった。

とりあえず、求人票を置いて連絡を待つ事に、そして今後の宝飾業界の話などをしつつ今後の展望などを聞かせてもらった。

前を向いているところを向いている。

いま、宝飾業界で頑張ろうと思っている人達を増やしていきたい。

そんな思いを共有してくれる企業はたくさんある。

そんな会社が集まってこれからの若者達を応援していく事ができればと僕達も考えている。

この業界で活躍する人達を応援していく為には何をするべきなのか。

世の中、地震の被災者を救う事が今は大切な空気が漂っている。

ラヴァーグのスタッフも今日から宮城に支援活動をしにいっている。

地震の復興も願いつつ、自分自身を含め、身の回りの人達が沈んでしまわないように頑張っていけたらと思います。

詳細は週末には決めて発表をする事が出来ると思います。

これから、ジュエリーを学ぼうと考えている人や、CADのスキルを含め、この業界を目指す人達は少々お待ち下さい。

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ジュエリーやシルバーアクセサリーを売るにあたって絶対にやってはいけない事。Part1

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僕の話はお金がいっぱいある人にはあんまり該当しないかもしれない。

お金が少ない人達が頑張ってジュエリーを売ろうとしている場合の話をしたいと思っています。

お金が最初に少ない。

と言う事はどんな事が起こるのか。

というより、どんな事しかできないのか。

という視点で考えてもらいたい。

お金が少ない。

と言う事は、広告がうてない。

広告がうてないという事は。

一般の人達に認知をしてもらう事ができない。

認知してもらえないと。

当然、買ってもらう事もできない。

実は、多くの人はジュエリービジネスを始める前に、始めようと思う原因があったりする。

その多くは身近な人に褒めてもらったり、注文をもらったりする事だったりする。

応援してくれたり、褒めてくれる人がいて初めてその気になってくる。

そんな第一歩の対応を間違えてしまうととても大変な事が起こってしまう。

まだ、作れるものが少ない頃に、買ってくれる可能性がある人に出会うと、嬉しい気持ちを友達価格などで表現してしまう。

材料費だけでいいよ・・・

なんて話も心当たりがある人も多いと思います。

だけど、真剣にこの業界で仕事にしていこうと思っている人は、このスタンスは勇気を持って捨てていかなくてはいけない。

まず第一に、お金が少ない人達の最初のファンは多くが友人知人や家族だったりするからでもある。

ほとんどのお客がよっぽどの事がない限り友人・知人・家族なのに、その少ないお客様に特別な価格を出してしまうと、ほとんど全ての人に特別な価格を出さなくてはいけなくなる。

一般の来店客と友人知人家族のネットワークからの来客が逆転してからはじめて感謝の気持ちを持って友人知人価格を出すべきである。

そこは仕事と割り切って対応をしていかなくてはいけない。

売上が安定してはじめて、感謝の気持ちを持って特別待遇をしていく。

自分の首を絞めるような割引は多用してはいけない。

それと、とても大切な事をもうひとつ。

ラヴァーグの授業の中には、“お金が少ない人のブランド名の決め方”という授業がある。

何事も予算という考え方はとても大切です。

自分の好きな言葉や思いを英語やその他の外国語で並べるのはお金があればなんら問題がない。

だけど、ない人はそんなブランド名の付け方は避けなくてはいけない。

お金が少ない人が効率的に認知度を高めていく為にはブランド名を決めるところから、セールスプロモーションの戦略を練っていかなくてはいけない。

かっこいい・・・

素敵・・・

そんなブランド名もお金があれば何の問題もない。

だけど、ない人は少し想像力を膨らませなくてはいけない。

これから何が起こって、自分自身のお金ではどれくらい事をどれくらいのスピードでできるのかを。

だから、ラヴァーグの授業では最初にお金がない人のブランド名の決め方を受講してもらう。

ブランド名が決まらないと・・・・

ロゴが決まらない。

ロゴが決まらないと、刻印やパンフレット、保証書など一般的に必要と思われる販売ツールもしっかりと作る事ができないからだ。

まぁ他にもいろいろとありますが・・・

最初はしっかりと準備をする。

準備もしていないのに売ってはいけない。

売る事よりも、お金がない頃のスタートはいかにファンを増やしリピートしてもらえるような仕組みを作り上げる事が大切なのです。

まぁ、そんな事に気をつけながら頑張っていきましょう。

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起業の練習をしっかりとする。

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起業の練習?

と思う人もいるかもしれません。

僕は、今回の地震でつくづくと会社のありがたみや会社で働くという苦労を考えさせられます。

日本という国では、終身雇用という考え方で戦後の復興を遂げてきました。

だから、長く1つの会社で働くという事を美徳とされ、転職に対してあまりいいイメージを持っていない人が多い時代もありました。

たまたま、僕の周りには人材紹介事業を業として起業した友人がいたので、転職という事に付いての考え方をいろいろと教えてもらえる機会がありました。

だけど、今はキャリアップの転職。

ヘッドハンティング。

給料が上がるような転職を実現できる人はほんの一握りの人達です。

雇用調整。

残業カット。

自宅待機。

いろいろな言葉で仕事が奪われていきます。

こんな時代だから、みんなひとつの会社に守り続けてもらえるなんて思っている人は少ないはずです。

公務員ですらお給料が地震で5%カットされる時代です。

突然といえば突然の出来事です。

そんな時代です。

僕の隣では、自分のブランドを作り上げ事業を軌道に乗せる。

という夢を持っている人達が大勢います。

もちろん、全ての人が1回目で成功するとは思ってはいません。

たまに、一度目のチャレンジで思ったとおりの結果を出す人もいますが、僕自身を振り返ってみるといくつかの失敗の上に今の現状があります。

やり直せない失敗はしてはいけないと思うけれども、いい経験にもなる失敗は沢山してもいいのです。

子供と一緒です。

失敗を恐れてチャレンジをさせない。

負ける事を恐れて、競争をさせない。

そんな子供が身に付ける事ができる力ってどんな力なんでしょうね・・・

失敗や負けるという事から多くの事を学び、向上心を持つ事ができるはずだと僕は信じています。

国語・理科・算数・社会・彫金・CAD・指輪作り。

これを学び続けるだけで得られる経験はどんな種類の経験だと思いますか?

大好きな女の子ができて、こっちを振り向いてもらえるような力ってどんな力だと思いますか?

世界一周旅行をしたい。

そんな夢をかなえる事ができる力ってどんな力だと思いますか?

会社が傾いてしまって、それを復活させる力ってどんな力だと思いますか?

突然、すぐにそんな力を身につけることはできないのです。

たまたま両親から受け継がれてきた環境があったりする人は出来るかもしれませんが・・・

ゼロから裸一貫で立ち上げて成功させる事ができる力を持つ為には、多くの練習と経験がいるのです。

僕はラヴァーグという学校で学んでもらいたい事は、これからの日本の中で生き残っていく為に必要な力を僕達自身が常に持ち続けたいと考えています。

たまたま、その一部にジュエリーという技術があるのですが、本当に身に付けたい力は、どんなビジネスでも成功する事ができるような知識や経験を積み重ねていくことだと思っています。

ちいさな起業。

ゆっくりと成長していく起業。

そんな小さくてゆっくりとした経験をしてもらって、小さな失敗や小さな成功を繰り替えして、将来の大きな成功を身に付けていってもらえればと考えています。

理科だけを勉強する。

国語だけを勉強する。

算数だけを勉強する。

CADだけを勉強する。

彫金だけを勉強する。

そんな学校にはならないように成長をしていきたいと思っています。

小さな種かもしれませんが、また今日ひとつ小さな起業家がスタートしました。

一緒に頑張っていきたいと思います。

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