作るだけでは終わらせない。ジュエリー写真撮影の重要度

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ジュエリーを作る技術を身に付ける。

その工程はいろいろなアプローチ方法があるけれども、最終目的が多くの人に販売する。というスタンスを持っているのであれば、作った後の行程も大切になってきます。

昨日は来シーズンの新作や新しいカタログの撮影の為スタジオに一日入って新作ジュエリーの物撮りをしていました。

その一部をIPHONEで撮影をしたので、掲載してみます。


(この写真は現在作成されているカタログの裏表紙になる予定の写真をIPADで確認している所です。)
(シックな雰囲気のカタログをイメージしているのでモノトーンな画像を撮りたかったのです。)
(来月ぐらいには出来上がるかな・・・)


(裏表紙の大人のモデルと子供のモデルの手を撮影しているカメラマン)
(長い時間の撮影なので、子モデルは背中がかゆくなってしまったようです。)
(こんな感じで撮影した写真が1枚目の画像になります。)


(かなり細かくピントや色彩、ライトワークを調整していきます。)
(よく見ると子供の手にも新作の指輪がはめられています。)


(これはカタログのラフイメージが左下にあります。イメージにそって商品写真をとっていきます。)


(ジュエリー、モデル、スタイリスト、カメラマン、デザイナー、ディレクター、僕。いろいろな能力がある人達で集まって作り上げていきます。)

実は、ジュエリーの撮影はとても難しい技術がいる事をご存知でしょうか。

一言でカメラマンといっても風景が得意なカメラマン。

人物が得意なカメラマン。

食べ物の撮影が得意なカメラマン。

などなど、一言ではいえないぐらいのエキスパート達がいます。

実は、ジュエリーを専門に撮影しているカメラマンは数少なかったりします。

また、撮影した画像を後処理する能力が高いカメラマン。

スタイリストの能力を持っているカメラマンもいたりします。

僕の場合はカタログを作成するチームがみんな参加しての撮影になる。

それぞれのこだわりがあるからだ。

あまりブログで言ってしまうような事ではないかもしれないが、1本の指輪の写真をカタログに載せる為に撮影するまでに、ライティングや映り込みが決まるまで、なれているチームでも数十枚のシャッターを切る。

そして、最終的に全ての事が決まってから、1本の指輪の写真は、実は驚く枚数を重ね合わせて出来上がっていたりする。

それが、本当の意味での伝わる写真を作り上げる工程だったりする。

なんとなく、見ている写真の1枚1枚が驚きの匠達の手で生み出されていたりするのだ。

できれば、このようなジュエリーを作る以外の大切な事も多くの生徒達に伝えていければと思います。

一日でできてしまうジュエリーを、3日もかけて撮影したりする場合もあるのです。

そうやってはじめて、お客様に選ばれる商品になったりするのです。

いい写真がいっぱい生まれた一日でした。

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宮城県震災復興レポートPart1

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(よく見ると、建物の上に車がのっかってしまっています。)


(現地の小学校の駐車場からの状況にみんな驚いている時の後姿。)


(その駐車場から撮影した一枚、線路の上に家がのっかってしまっています。小学校の周辺は全て流されてしまっていました。)


(体験会中の1枚。自分のペンダントを探しているところ。)

まだ何日も経ってはいないのですが、現地からはまた来てもらいたいとの子供達の声も聞こえてきて、関係各社と調整をしてまたいけるように努力をしていこうと思います。

いく事で気がつけること。

いっぱいありました。

よくTVでボランティアの話を聞いていましたが、本当に優しい人達だと思います。

あの膨大な量の瓦礫に立ち向かっていく事は本当に気が遠くなる作業だと思います。

そして、現地で困難なボランティア活動をする事も大変ですが、今ある自分の仕事の手を止める事の大変さは帰ってきてからつくづく感じます。

僕達はほんの1日の時間しか作れませんでしたが、僕達が現地に行った時にももう何ヶ月もボランティア活動をしている人もいるとの話を聞きました。

本当に心優しい人だと思います。

時間をつくる事は作業をする事と同様かもしくはそれ以上困難な事です。

今回のボランティア活動でも、同行したいけれども日程が合えば・・・

という声はたくさんいただきました。

僕達も、時間を空ける事ができたのは本当に多くの人達に支えてもらっているからだと感じています。

僕自身も僕一人でできる仕事の量は限られています。

仕事の依頼を受けてもキャパオーバーで信頼のできる人達に振る事もしばしばです。

仕事を振る事ができるのは本当にありがたい話です。

先日も請けてあげたい仕事ではあったのですが、僕自身のスケジュールが調整できず、あるブランドの原型から量産までを御徒町のT’Sクリエイトの谷本さんに依頼をしてしまいました。

谷本さんも気持ちよく仕事を引き受けてくれて本当に助かりました。

仕事を依頼してくれた先方からも谷本さんの人柄などとても好感がもてたと感謝され、僕としても助かりました。

いざとなったら頼れる人がいる事はとてもありがたい事だとあらためて感じました。

時間をつくれる事に感謝しつつ、いろいろな事を頑張っていこうと思います。

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宮城県のみんな、本当にありがとうございました。

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(小学校の駐車場から景色。全て津波に流されてしまっています)

みなさんお疲れ様でした。

僕達が見た気仙沼はまだまだ復興には時間がかかってしまう事を強く感じましたが、子供達の明るい笑顔を支えにゆっくり進んでいってください。

現地で場所の手配や告知を手伝ってくれた小野寺家のみなさん、あらためてありがとうございました。

そして、元気良く集まってくれた子供達。

最後にも言ったけど、お父さんとお母さんをしっかり支えてあげるんだよ。

来てくれてありがとう。

また、学校をクーローズにしていかせてくれたラヴァーグ生徒達にも感謝しています。

それと今回お手伝いをしてくれた小野崎さんから、気が利いた準備をいただき強行日程ながら、安心できる差し入れをもらいました。

本当にありがとうございました。

そして、銀粘土のメーカーの相田化学工業の坂さんそして、坂さんを送り込んでくれた向山さんにも感謝です。

自分自身が被災地にも関わらずお手伝いをしに来てくれた杉本さん。本当にありがとうございました。

また、がんばってくれたラヴァーグのスタッフにも感謝したいと思います。


(子供達もがんばって聞いてくれています。)


(自分でつくったペンダントを探しにいっている時の写真かな・・・)


(こっちが元気になるぐらいの笑顔をもらえました。)

とても一日の出来事だったとは思えないぐらいの経験をさせてもらえました。

集まってくれた子供達の7割ぐらいは家が流されてしまって、仮設住宅から参加をしてくれたそうです。

また、親が亡くなってしまっている子もいたと後から聞きました。

僕達と一緒に過ごしていた時間はたくさんの笑顔を見せてくれた子供達でしたが、みんなでもっと支えて行きたいと思います。

普通の生活ができる事に今は感謝しています。

まだ、復興には程遠い現地でしたが、そこにいる人達への気持ちはなんらかの形でみんなも忘れないようにしてもらいたいと思います。

僕達にもまだ、できる事はあるはずです。

僕らも頑張って支援を継続していきたいと思います。

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三越ハワイアン・タヒチアンフェア開催中!

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という事で、今日からの恵比寿の三越でハワイアン・タヒチアンフェアを開催しています。

僕もお散歩がてら先ほどいってきました。

素敵なハワイアングッズもあったり、ワークショップを開催していたり、明日からは色々なショーも開催しています。

1Fと2Fに分かれているのですが、2Fのある一角には、素敵なハワイアンジュエリーが並んでいるお店もあります。

繊細なプルメリアのペンダントトップが並んでいるお店がチェックポイントです。

そのショーケースの中で、もうひとつよく見てもらいたいアイテムはビーチサンダルのエナメルが入っているペンダントトップ。

実は、このペンダントトップは、ショーケースの中に置いてあるのを見るだけでは気がつけない、かわいい仕事がしてあります。

ぜひ、店員さんショーケースから取り出してもらい手にとって見てください。

ヒントはヒールの部分をよく見てみましょう。

いい仕事がしてあります。

また、かわいいイニシャルペンダントなども綺麗な彫りで仕上げてありますので、ハワイ好きの人はぜひ足を運んでみてください。

僕達は、今晩から宮城に出発します。

がんばって行こうと思います。

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Rhinoceros→Tspline→Zbrush→Magicsの講習会

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先日、山梨県の工業技術センターに行って来た。

いつもよくしてくれているコネクトデスクの吉田さんのお誘いで。

RhinoからTsplineそしてZbrush、最後にMagicsと・・・

山梨県は宝飾業を地場産業としてサポートする体制をとっている。

その為、山梨県の工業技術センターは色々なセミナーを行っていたりする。

僕も、山梨県のジュエリーCAD協会に講習会などでなんどか訪れたことがある。

そんな中、今回の講習会は3日間。

僕はスケジュールが空けられなくて全ての曜日に参加する事は出来なかったけれども、久しぶりに山梨に行って来た。

講習会の前日はアミュールの伊藤さんに面倒を見てもらい、甲府でとてもおいしい焼き鳥屋さんを見つけた。

月曜日・水曜日・金曜日に行くとおいしい鳥が食べられるお店とオーナーが言っていた。

それは、その日に鳥を絞めるからという事。

そして、雄の鳥と雌の鳥とを説明しながら食べ比べることもできた。

なかなか、東京でも雄雌を分けて出してくれる所は少ない。しかも低価格で・・・

なるほど・・・

違うね・・・

雄と雌は・・・

という感じでした。

伊藤さんご馳走様でした。

講習会は行ってびっくりしたけど・・・

甲府の有名所が勢ぞろいしていた。(CADでね・・・)

なんだろうね・・・

ほっとする人達です。

みんな勉強熱心。

表には出ていない人達も、出ている人達ももう次のレイヤーに進んでいる。

僕も改めてTsplineの良さとZbrushの楽しさを知る事ができた。

僕はジュエリーのデータを書く事が多いのでライノセラスでほとんどのデザインは対応できるけれども、やっぱりひとつのソフトにこだわる事も大切だけれども、いくつかのソフトを使いこなすほうがいい場合もある。

とはいえ、Tsplineは別のソフトという感じは全くしないけれどもね。

Zもリトポがもっと効率良くできれば・・・という事がここ最近の悩みではあったけれども、それもなんとか解決できた。

そして、最終工程に持っていく為にはMagicsの有効活用も知っておくと便利だよね。

それぞれのソフトで出来る事をもっと良く理解すると作品のクオリティーもあがり、スピードアップもしていく。

まぁ、本当に次から次へといろいろなものが進化していきます。

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