心の動かし方。

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ジュエリーを作る。

ジュエリーをデザインする。

ジュエリーCADでモデリングする。

ハワイアンジュエリーを彫り上げる。

いろいろな仕事をしている人がいるし、目指している人もいる。

一言で、デザインする。

というと、何をする事を指しているのか。

僕も最初の頃、デザインというと“形”をデザインするというイメージだった。

いい形。綺麗な形。美しい形。新しい形。付け心地がいい形。

形にもいろいろとある。

いろいろな意見もあるかもしれないけれども。

僕はジュエリーをデザインする。

という一言には、形以外のモノも含まれているし、含まれなくてはいけないと思っている。

形以外とは・・・

例えば、自分がつくったジュエリーを小売店に卸したときの事を考えてもらいたい。

もし、形しかデザインしていなかった場合、その商品のセールスポイントは“新商品”ですよ・・・。しか店員さんは言えないかもしれない。

お客はそれだけでは心を動かしてはくれない。

どんな新商品なのか。

なぜ、この形なのか。

どんなストーリーがこのジュエリーにはあるのか。

こんな話をお店に立っている店員さんが話をする事ができるのと、出来ないのでは売る側も買う側も楽であったりする。

今日は、お店に立って接客をしていた。

店長のあきちゃんがあ珍しく日曜日にお休みになってしまっていたからだ。

何組かの接客をしていると、盛り上がれるお客さんと、そうではないお客さんがいるという事が分かる。

もちろん、天気の話を含めコミュニケーションをとった後の話ではあるが・・・

説明がしやすいジュエリーとそうではないジュエリーがある。

形の真意は見るだけではなかなかお客には伝わらない。

伝わらないと、心は動かない。

やはり、形だけのデザインではなく、文字によるデザインも必要なのだ。

ひとつひとつのジュエリーには、なぜこうなっているのかが説明がつき、そこに素敵なストーリーがあるようにデザインをする事がとても重要になってくる。

デザインとは、形とストーリーもデザインしなくてはいけない。という事を販売をしている現場では感じる事ができる。

国語力。

コピーライト力。

そんな力もジュエリーデザインには必要だと思う今日の出来事でした。

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ハワイアンジュエリーの心。

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この写真は、今作っている新しいカタログの表紙の写真です。

もちろん、“プアアリ”のカタログ写真です。

前々から色々な所で言っているように、ベストという事ではなくマストという事で。

ブライダルジュエリーには力を入れていって下さいとの話をしていますが。

指輪をつくる。

という事だけではいけない。

という話も繰り返してしまっていますが、下請けの加工業者として生きていくなら、指輪を作る技術を極めていくのもありだと思います。

しかし、自分自身のブランドをつくる。

とか・・・

宝飾関連の企業で働いていて自社の商品を販売して、その売り上げを伸ばしていくという事を考えているなら、それだけでは足りないという話です。

ちなみに・・・

「僕は商品を売っていきたい。」

という人達と話をする時に、一番最初に使えるお金の額を聞くようにしています。

いくらいいアドバイスをしても、できない予算の話をしてしまっては意味がないからです。

個人でも企業でも使えるお金。投資してもいいお金は決まっています。

そのスケールに合わせて僕達の経験を元に話をするようにしています。

話は少し戻って。

この写真。

僕はこの写真にはとてもこだわりを持っていたりします。

どういう事かというと・・・

僕達のブランドでもある“プアアリ”はハワイアンジュエリーブランドとして売り出しています。

ここに来るまで、いろいろな経過を経ていますが、ジュエリーの事だけではなくハワイという島についていろいろと研究を重ねています。

そして、ハワイアンジュエリーというものがどのように生まれて、どのように伝えられてきたかという話は諸説あるので、僕なりに信憑性があるな・・・と思っている話は今度また欠いてみようと思います。

そんな中。

代々受け継がれていく大切なモノとして、ハワイの文化の中にハワイアンジュエリーというものがあったりします。

先祖の名前を刻んだリングやバングルを身につけて、大切な人を忘れないという思いを込めて受け継がれていくものだったりするのです。

おばあちゃんから母親へ、母親から子供へ、そしてその子供が大人になって自分達の子供に受けついでいく。

そんな意味があるのがハワイアンジュエリーの心だったりします。

僕達はそれをどう伝えていこうか?どんなイメージをつくりあげていこうか?

そんな事をみんなでアイデアを出し合いました。

そして、出来上がったのがこの一枚の写真です。

子供の手と大人の手をつないでいる写真です。

親から子へ・・・

それを表現したかったのです。

ジュエリーのカタログというと・・・

いろいろと調べたのですが、綺麗で美しいものが多かったです。

そんな中、ほんの少し他より目に付く為には・・・

手にとって見たくなるのは・・・

そんな事も考えてこうなりました。

書いてしまうとあっという間ですが、このイメージをひねり出すのは大変でした。

ちなみに・・・

最初に予算という話を少し書きましたが。

この写真の手タレは・・・

僕の息子の手です。

それと、3歳の男の子を育てながらラヴァーグのスタッフとして頑張っているお母さんの手です。

モデルを用意するお金はなかったのです。

でも、今はこれで良かったと思っています。

お金が少なかったら、少ないなりにアイデアを出して良い物を作り上げることはできるという話をしたかった事と。

指輪をつくる以外のいろいろなスキルが必要になるという話しをしたかったのです。

どんなカタログをつくるべなのかを考える技術。

どんな写真を撮るべきかを考える技術。

写真を撮る技術。

写真を加工する技術。

いっぱいありますよね。

大変だなと思いつつ、やっていかなくてはいけないので頑張っていきます。

追伸

もう息子も5歳になって随分大人になってきましたが、僕も息子に何かを伝えていく事ができればと思っている今日この頃の話でした。

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フェイスブック始めてみました。

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という事で、フェイスブック始めてみました。

ツイッターやフェイスブックにポンポン飛びつく事が出来なかったけど。

夏の最初の頃、なんとなくアカウントを取ってみた。

最初は熱が入らずほったらかしにしていたけれども、ここ最近「フェイスブックやっていますか?」と聞かれる機会が増えたから、とりあえずはじめてみました。

“松尾琢磨”で検索すると出るらしいです。

まだ、何が起こるかわかっていません。

何ができるのかもわかっていません。

ただ、さっき同じマンションの友人から友達承認の依頼が来たのは、なんとなく嬉しかったです。

友達。

増えるといいな・・・

という事で、少しはじめてみます。

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えっ!そういう事?なるほどね。

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今日は、ジャパンジュエリーアカデミーのレセプションパーティーに呼ばれているから、行ってきます。

という話。

先日、JJAの人がわざわざラヴァーグに来て、パーティに来ませんかというお誘いを受けた。

同時に、JJAの生徒達の展示会をやるとの事で、ポスターやらフライヤーやらをいただいた。

それを学校の中に置いたり張ったりしてある。

そんな中。

どうして同業他社のプロモーションに協力しているのですか?

ブログなどにも紹介して?

と聞かれた。

JJFでもそんな話をいただいた。

なるほど・・・

そう思っちゃうよね・・・

同業他社だしね・・・

JJAはジュエリースクール。ラヴァーグもジュエリースクール。

立地も恵比寿と五反田。

商圏もかぶる。

なるほど・・・

僕が紹介するのをおかしいと思う理由もわかる。

だけど、あらためてここで書いておきたい。

僕は、他がなくなってラヴァーグだけが残るような産業ではいけないと思っている。

伸びている業界は同業他社同士で磨きあいしのぎを削って成長していくものだ。

ラヴァーグも今まであったジュエリースクールがあってこそ、ラヴァーグの良い点を作り上げる事ができた。

そして、いろいろな学校で学んできた人がそこでは学べなかった事をラヴァーグに学びにきてくれている。

産業の発展があってこそ、ラヴァーグの成長があると思っている。

だから、他のジュエリースクールが元気になり、伸びていく事は長い目で見て必ず良い事が起こってくる。

あるジュエリースクールに生徒がいっぱい集まって、その生徒達が工具をいっぱい買うようになれば、工具屋さんも潤って工具が安く買えるようになるかもしれないでしょ。

あるジュエリースクールでジュエリーCADを学ぶ人が増えてくれれば、造形サービスビューローに仕事が増えて、造形代を安く出来るようになるかもしれないでしょ。

いろいろなメリットが生まれてくる。

一生懸命他の粗を探して発表していく人も昔からいるけれども、そういう所が伸びているのを感じた事はあまりない。

一緒に成長できる仲間がいてこそ、自分自身の成長もあるからだ。

だから・・・

僕は日本全国の彫金教室や銀粘土教室やジュエリーCADを教えている所には生徒が集まってもらいたいと思っている。

まぁ、なかなか理解はしてもらえないかもしれないけど・・・

産業が成長してこその話があるのだ。

縮小している産業の中でシェアを上げていっても意味がない。

という話を分かってくれる人は多いと思っている今日この頃でした。

他の人のあらを探して言っている人もいるけれども、そういうスタンスの所は長い目で見ると必ずいなくなってしまう。

人は、見ているものだ。

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ジュエリースクールの未来は・・・

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そういえば・・・

JJFの期間中に山梨県のアミュールの伊藤さんと一緒にやっているという神奈川のアミュールのスタッフが僕がデモンストレーションをしている所に訪ねてきてくれた。

神奈川県にアミュール!?

最初は僕が知っている山梨のアミュールと同じ名前の会社かな・・・

と思ったら、良く聞いてみると山梨アミュールのパートナーとして営業をしているという話だった。

僕はこの話を聞いてアミュールが今まで以上に成長していく事を予感させる。

ラヴァーグに来る生徒がなぜラヴァーグを選んでくれたのかを聞く機会があるとよく言われるのが、実際に店舗やネットショップを運営している事がポイントになった。

と言われる事は多い。

そういう会社や個人の人達の目的は、ジュエリーメイキングのスキルやジュエリーCADのスキルを身につける事はあくまでも目的の為の手段であって、目的ではない。

目的とは、ジュエリーを販売するという事に多くの場合が移行していっている。

これは今まで下請けで加工の仕事を受けていた工場もチャレンジしているし、メーカーとして小売業界を支えていた会社が直接小売りに参入していっているという話はよく聞く話だからだ。

今までのしがらみがあるから、わざわざ別会社を作って小売りに参入している会社もある。との話を楽天のセミナーでも言っていた。

そんな中、学校のあり方は、なるべく現役の現場よりの人が、これからの人達には伝えていく事ができる事が多いはずだと僕は思っている。

ただ現役というだけでは足りない。

どんな現役のプレイヤーなのかがとても重要になる。

宝飾産業は製造から流通・販売までとても細かく細分化されている。

製造の中でもとても細かく細分化されていたりもする。

一言で現役と言っても、どのような仕事で現役なのかはとても重要なファクターでもある。

僕自身も現役でやっているからこそ、その事は痛感している。

あれは知っているけれど・・・

これはよくわからない・・・

そんな事はよくあったりもする。

そして、もうひとつ。

実は有益な情報はなかなか外には出てこない。

ましてや学校教育の現場まで下りてくる事はほとんどないといってもいいかもしれない。

有益な事はそれを作り上げた企業の重要な差別化のポイントになっている場合が多いからだ。

そして現役の会社はその差別化のポイントを作り上げる努力を必ずし続けている。

情報や技術や設備は本当に進歩している。

無駄なものあったりするし、とても価値があるものが転がっている事もある。

教育機関でもあるラヴァーグの教育方針や設備は“プアアリ”や“アリ―ジュエリー”で得た知識や経験でどんどん変わっていっている。

昔はネットショップをつくろう!

なんて言っていた時期もあった。(今は順序を良く考えてと言っている。)

そして、“プアアリ”や“アリ―ジュエリー”を成功させていく為に必要な設備や環境を導入している事が、ラヴァーグという教育機関が他のスクールと比べて設備が充実していると言われる所以でもある。

話は戻すが、スクールをうたっていて、営業の人間を導入している所はまだ多くはない。

これからはそこに力を入れていく事ができるスクールが多く増えていく気がする。

それは、そんな現役プレイヤーから学びたいと思うのが、今の大人の選択肢のひとつでもあるからだ。

選ばれる続けるという事はとても難しい事なのだ。

僕らも大人に選ばれるチームであり続ける努力をしていこうと思う今日この頃でした。

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