ジュエリースクールの未来を考える。

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やはり一つの学校がなくなると、そこからあふれてしまった人が、他の習える場所を探しはじめる。

ラヴァーグにも、そんな人達が足を運んでもらえる。

が・・・

確かに、ラヴァーグの事だけを考えると生徒が増えてHappyという話にはなるが、僕はスタッフ達に口を酸っぱくなるほど、同じ事を繰り返す。

なぜ、その学校がなくなってしまうかを考えてほしい。

そして、偶然継続する決意をした人がラヴァーグに来てくれたかもしれないが、残念な気持ちでジュエリーメイキングをあきらめてしまう人もいるはずだという事を。

ラヴァーグには色々な学校を卒業してから入学しに来てくれる人達がいます。

その事をよく考えてみると、現在のラヴァーグの成長を支えてきてくれたのは、既存の教育機関が、基礎的な事を教えてくれて、ジュエリーメイキングの楽しさを多くの人達に伝えてくれていたからでもあるという事を。

だから、一時的な業界のシェアをとっても、ラヴァーグの長期的な成長にはならない。

という話をしています。

悲観的な話をする人の話ももっともですが、建設的な話をする能力がある人達も僕の周りにはたくさんいます。

もっというと、日本の成長につながっていくのだと思いますが・・・

そこまで言うと、話が大きくなりすぎてしまうので、今、この業界で戦っている人達で、建設的な盛り上がるプロジェクトを作り上げていかなくてはいけない。

と思う今日この頃ですが・・・

なかなか、力を合わせるという事は、みんな忙しいので・・・

すくなくとも、自分達ぐらいは目先の事も大事にしつつ、もう少し先の事も考えて行動を起こして行こうと思います。

そんな話をすると・・・

松尾さんはどこでもうけるの?

ときかれそうですが・・・

活気がでてから考えてみようと思います。

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広告のうち方を考える。

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広告を打つ目的について、また話が多くなってきたので書いてみます。

広告って何の為に打つのでしょうか?

一番多い答えが“知ってもらう為”という答えが多いです。

認知度という言葉があるので、認知度を上げる。

という感じでしょうか。

僕はここにワナがあると思っています。

ちなみに、お店を開いてからそろそろ8年です。

この間いろいろな取り組みをチャレンジしてきました。

開店当初は、売上もなく、お金もなかったので広告をうつ余裕はほとんどありませんでした。

その無い中でも、自分的には決死の気持ちで10万円前後の広告を打つ事がありました。

TVの取材・ラジオの取材などもありました。

そのたびに何かが起こるのか!!!!

とワクワクした事を覚えています。

しかしその結果は、ほとんど売り上げにつながる事はありませんでした。

なんで?

どうして?

あんなにお金を払ったのに!

の繰り返しの時期がありました。

今、思うと当然でもあり納得の事象でもあります。

広告=認知度を上げる。

では、駄目なのです。

広告=売り上げを上げる。

にならないといけないのに、認知されても売り上げにつながらない理由があるのです。

それは、下の○○の部分をGETする事ができなかったからです。

広告 = 認知 → ○○ → 購買

この○○に入る部分がかなり重要だったのに・・・

僕は、この部分に対する仕組みに気がつくのにかなりのお金と時間を費やしてしまいました。

正しい広告の打ち方。

難しいですが。

広告をうってはいけない状態なのに、頑張って広告をうってしまっていた時期がありました。

広告をうてる体制が整っていないのに、特別価格やたまたま偶然広告枠の空きが出た。

という言葉にのって広告を打ってしまっている人を見かけると、ほんの少し残念な気持ちになります。

広告の目的が認知度を上げる為ではない。

という事を考えながら限られた予算を上手に使っていってもらいたいと思います。

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CADを学ぶ理由。脱下請けへの道。

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今日、ラヴァーグに来てくれた人と話をして、本当にここが大切だと感じた。

なぜ、CADを学ぶのか。

という話。

もちろん、違う意見もあるし様々な環境がある事を踏まえて書いてみようと思います。

これは全てがという話ではありません。

ラヴァーグは、こういうスタンスです。

という話です。

ラヴァーグでCADを教えている最大の理由は、下請けから脱出して貰うため。と言ってもいいぐらいです。

今日来てくれた人は宝飾の職人さんです。

話をしていく中で、加工の下請けの厳しさを改めて確認をしました。

湯口とって仕上げて300円。

韓国の職人さんはそれでやってくれる。

だから、君の会社もそうしてもらいたい。

なぜ、300円の職人さんに頼まないのか・・・

その理由はやはり、日本人の気質にある。

と僕は感じました。

手を抜くというより、1000円の仕事ができる人は、自分の仕事のレベルを300円だからと言ってなかなか都合よく下げる事ができません。

300円なのに・・・

1000円の仕事をしてしまう・・・

満足してもらいたい・・・

全力を尽くす。

まぁ、それは韓国の職人さんも同じかもしれません。

というか、どこの国というのは関係がないのかもしれません。

しかし、300円でやった仕事でも厳しい検品が待っています。

検品のレベル。

検品をする人が、500円の検品、300円の検品、1000円の検品と都合よく合わせてくれる事はないそうです。

300円でも、同じ様なレベルを求められてしまう・・・

との事でした。

いつか、このままだと体を壊してしまう・・・

そんな問題点を抱えてのラヴァーグ訪問でした。

僕は、CADを学ぶ理由は。

繰り返しますが脱下請け。

だと思っています。

具体的には、自分で直接エンドユーザーにジュエリーを販売していく。

その道を開く為にCADを学んでもらいたいと思っています。

下請けの仕事を増やす為にCADではなく・・・

脱下請け。

ただ・・・

とても心温かい仕事を出してくれる企業も存在します。

僕も下請けとしていくつかの会社とお付き合いをさせてもらっていますが、長く付き合う事ができているのは、お互い思いやりを持ってくれている会社だけです。

会社というより、担当者と言った方がいいかもしれません。

そんな人と出会えるか、出会えないかも運命なのかもしれません。

ただ・・・

また繰り返しますが。

やっぱり夢は脱下請け。

自分で価格を決める事が出来るような仕事ができる力を身に付けていってもらいたいと思っている今日この頃でした。

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お尻にやさしい・・・

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今日から、ラヴァーグの製作するフロアーの椅子を全部を変えました。

椅子はこれまでも2度ほど変えましたが・・・

あまり予算を割けない中での変更だったので、座り心地をいい感じにする事はなかなかできませんでしたが・・・

今回の椅子は一味違います。

ふんわりしています。

価格も今までの2倍近くしました・・・

IKEAですけど・・・

まえはNETで注文した椅子がへたってきたので、IKEAに少しずつかえていましたが・・・

そうやって変えると、いろいろな椅子が混在する形になり教室のグランドデザインが・・・

という状態になってしまっていました。

という事で、一気に全部の椅子を変える。

という決断をみんなでして、お尻にやさしい椅子に変更になりました。

ふかふかです。

長く作業をしてもちょっとは楽になるのではと思っています。

教室のデザインも統一感がでてしっくり来ています。

小さな事ですが、やって良かったです。

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ブランドを立ち上げ、成長させて行く為に必要なもの。

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指輪がつくれるようになったらどうしたいですか?

・・・

・・・・・・

色々な答えがあると思います。

ラヴァーグに来ている人達は、売っていきたい。

と思っている人も少なくありません。

そんな人達に僕は最初に確認してもらいたい事があります。

大きく分けて4つです。

①使えるお金

②使える時間

③持っている技術

④今まで生きてきて得る事ができた経験(ジュエリー以外でも良いです)・そしてそこから出会えた友人・知人の数。

ざっとこの4つです。

まぁ、ビジネス書には 人・物・金・情報 などと書かれていますが、僕的なイメージは上の4つです。

これは、僕の失敗を振り返って大切だなと思った4つでもあります。

この4つの組み合わせでそれぞれの成長のスピードが変わってきてしまいます。

早く成長をさせたいのであれば、お金もいっぱい、技術もいっぱい、応援してくれる人もいっぱいいれば、早く成長する事ができるはずです。

しかしながら、そんな人たちは少ないと思いますが、よくあるケースはこんな感じです。

お金はあんまりありません・・・

なるべく早くしたいです・・・

技術はそんなに・・・

特別な事はしてきていません・・・

こんな感じの人がほとんどです。

だから、こういう条件の人は安心してください。というか成長していくのには時間がかかるという事です。

時間

ここだけは、全ての人に平等です。

僕は40歳になりました。

振り返るととても長いような気もします。

今の現状にたどり着くまでに40年かかりました。

ラヴァーグのスタッフにはまだ26歳もいます。

彼には僕の所に追いつくまでに、14年間も時間があります。

僕はこんなに時間がかかってしまいましたが、身近に似たような経験や努力している人達がいっぱいいます。

僕は、14年前の僕のそばにいてあげる事ができたら・・・

そんな事を考えてしまうこともあります。

あんなに、遠回りしなくてもすんだのに・・・

あんなに、お金を費やさなくてもすんだのに・・・

そんな反省がいっぱいあります。

失敗というのは、どの時点での失敗なのかという事を考えてチャレンジしてもらいたいと思います。

早くチャレンジして、早く失敗して、早く次のチャレンジを繰り返す。

早く失敗する事は、良い事です。

時間だけはみんなに平等にあるのですから。

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