全ては国語から。

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先日、お店に芦永さんに来てもらった。

そして、国語についていい話を聞きました。

芦永奈雄さんは、国語に熱い情熱を持っている人で何冊か本を出しているので、アマゾンで検索するとでてきます。

僕は、このブログで何かに偏ったり、宣伝をするつもりはないのですが少しいい時間が過ごせたのでちょっとだけ紹介させて下さい。

なぜ、芦永さんに時間をとってもらったのかというと。

僕の頭の中を整理してもらう為にいつも説明に何時間もかかってしまうので、僕の思いをシンプルな物語に変えてもらう。

という企画がスタートしているからです。

そういう予定だったので、当初は僕の話を聞いてもらうというのが目的だったのですが、ついつい僕が子供達の未来について親としてどんな努力をするべきかなのかを聞いてしまった事が、その扉をあけてしまった原因でした。

おかげでとてもいい事を知る事が出来たと思っています。

“全ては国語から・・・”

僕も完全にそう思っています。

ちなみに、算数も理科も社会も英語も国語から。

という事です。

どういう事かというと、例えば算数の話をします。

計算問題でつまづいてしまう人はあまりいない。

文章問題で算数はつまづいてしまうのです。

というお話。

なるほど・・・

確かに・・・

僕自身いつもそうだった・・・

テストの最初は計算問題。中盤から後半になると文章問題になっていて難しく感じていた。

計算問題は割と簡単にできた。

でも、文章問題ではつまづいてしまう・・・

その原因は何か。

国語力である。

という事です。

芦永: 「文章題では何が問われているかどうかを理解できるかどうかが鍵なんです。」

芦永: 「そして、それは国語力です。」

芦永: 「東大の英語の長文問題も英語の文章を読む力は当然ですが、長文を読んだ後に問いかけられている事は何か、そしてそれを簡潔にまとめて出題者がOKとする答を英文で作る力は国語力なくして成り立たない。」

芦永: 「全ては国語力です。」

芦永: 「松尾さん。国語って何を勉強しましたか?」

僕は「漢字」と答えてしまいました。

国語の時間に何を勉強したのかを説明できる人は少ないというお話です。

というお話も僕の心をビリビリゆらされました。

芦永: 「読書感想文。宿題でやりましたよね」

松尾: 「やりました」

芦永: 「読書感想文の書き方を習いましたか?」

松尾: 「習った記憶はありません」

読書感想文の書き方という授業は無いそうです。

読書感想文を書くという課題はあるそうです。

でも、読んで感じた事を書けと言われても、相手に伝わる書き方を習っている人は少ない。

というお話でした。

本当にそう思います。

僕もずっとこのブログを通して文章を書く練習をしていると思っています。

相手に伝わる文章を書く。

実はとても難しいのです。

僕はよく “コピーライトの能力はジュエリーを作る事と同じぐらい重要だ” というお話をしています。

まさに国語力です。

自分の気持ちを簡潔に伝える力。

自分の思いを簡潔に伝える力。

自分の気持ちを分かりやすく伝える力。

まずは、自分の頭の中を整理整頓する力。そして相手のレベルに合わせて伝わるように言葉を組み替える。

それが国語力なのか・・・

と僕は思っています。

指輪をつくってから大切な事は・・・

なぜその指輪を作ったのか。

なぜ、そのデザインにしたのか。

どんな人の為につくったのか。

などなど・・・

その思いを伝えるのも全て国語力。

僕ももう一度国語の勉強をしっかりとしたい。

と思っています。

そして、僕の子供達にも国語の大切さを改めて教えてあげたいと思っているという今日この頃でした。

もうひとつ追加させてください。

芦永さんは普段どんな仕事をしているのかというと・・・

作文の通信教育をやっている。

との事だったので、Webで検索してみました。

芦永さんのWebは僕が思った感想は決してかっこいいWebサイトではありませんでした。

ので・・・

芦永さんにその印象を伝えたところ、一度プロに頼んでかっこいいWebサイトにした事があったそうです。

でも・・・

反応率が下がったので、このデザインでやり続けている。

という事でした。

なるほど・・・

確かに、実直なイメージはある。

商売っ気が多すぎるのも引く・・・

そう思いながら、僕は芦永さんのコンテンツを隅から隅まで見ました。

通信教育をやっている。

との事だったのに、どこにも教材が売っていない。

申し込みもできない。

なぜ?

と思ったので、聞いてみた。

通信教育だからこそ、最初にいくつかの質問をさせてもらっているとの事。

それは、問い合わせがあってからのリアクションだそうです。

しかし、それもどこにも書いていません。

なぜ?

以前は簡単に教材を買う事ができたそうです。

でも、その仕組みにした所、売り上げは上がったのですが成績が上がらない子達が増えてしまったそうです。

子供の教育に大切な事は、塾に入れる事や良い教材を買い与える事ではない。

と芦永さんは言っていました。

親は教材や塾に入れたら成績が上がると思っている人が多いというのは僕も理解できます。

でも、やはり子供の教育に親のスタンスがとても重要だという事です。

ので、教材を買い通信講座を受講する為には親への質問が重要だという事でした。

一言で言うと一緒に子供の為に国語に情熱を注いでもらえるかどうかを確認させてもらっている。

との事でした。

教材を簡単に買う事ができない通信講座。

なんだか凄いなと思ってしまったというお話です。

ぜひ、自分が受講したいと思っています。

全ては国語から・・・

 

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63才でも幸せに働けている理由・・・

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なんだかね・・・

少し嬉しかったのです。

僕が、ジュエリーCADの学校を作ろう!と思った頃。

当時の教育機関には何故かCADをちゃんと教える体制を整えている所はなかった。

CADがなくても出来るのが日本の職人であり、技術力である。

という話を聞き、なるほど・・・

やっぱり、ドイツやアメリカの人達の大きな手では微細な作りこみを必要とする繊細なジュエリーはかなりの熟練を要する。ので、CADという仕組みを作り上げ、より簡単に、誰にでも微細なものが作り上げられるシステムを作り上げた。

と聞いて、なるほど・・・

と、当時は思っていた。

だけど・・・

僕自身、ジュエリーCADがこれからのモノづくりには必要になる。

なぜだか勝手にそう思い込んだ。

その事を色々な人に相談したところ・・・

現在ないものはニーズが無いんじゃないか・・・(もう9年ぐらい前の話です。)

だから、やっても上手くいかないよ・・・

そんな事をアドバイスしてくれる人もいた。

だけど、自分自身が得意な所。自分がやりたい事。

それを考えるとどうしてもCADが僕を救ってくれる気がした。

手作りも頑張ったけど、もっと自分が加速する気がした。

ので・・・

なんだかそれを信じて、ジュエリーCADの世界にのめりこんでいった。

今思うと、本当に周りの環境が変わった。

ガートナーのハイプ曲線というのがある。

という事を、シーフォースの部長に前に教えてもらった。

なるほど・・・

この数カ月のメディアでの3Dプリンター・3Dプリンターと騒いでいた根拠。

オバマ大統領が3Dプリンターと言いだした根拠。

という事なのか・・・

色々な所で、造型機と言っていた人が3Dプリンターと言いだしている。

本当にメディアの力は面白い。

ふと周りを見渡すと、CADを教える学校や場所や人も増えてきた。

今から始める人達には良い環境が整い始めている。

造型機もお手頃価格の製品が出始めた。

造形代も僕が始めた頃はは 4000円/1時間だった。

今は1300円や1000円なんて話も聞く。

そんな中。

2年ぐらい前に会った貴金属技能士の職人さんと久しぶりに仕事をさせてもらった。

もちろん、手作りの技術は文句が無い人なのに、CADを学ぼうかどうしようか・・・

2年前はそんな話だったような気がしていた・・・

だけど・・・

久しぶりに会って最初の言葉が本当にCADに救われた。

と言っていた。

63才で。

今では仕事の大半がCADを軸に受けれるようになっているそうです。

取引先はみんなが知っている有名なクライアント。

顔を見たら、笑っていた。

一時うつになりかけていた・・・

と言っていたのに・・・

本当に良かった・・・

CADができるようになってよかったと思う事を聞いたら・・・

1人で受けられる仕事の量が全然違うと言っていた。

手作りでは何日もかかっていた仕事が数時間でこなせているそうだ。

その環境を支えてくれるパートナーとの出会いも重要だ。

夜、造型をお願いすると次の日の朝にはやってくれているらしい。

そんな応援をしてくれる人がいるのは、本人の人柄ですが・・・

僕の事ではないけど・・・

お店のあきちゃんとなんだかとってもいい話を聞いた気分になりました。

そんな人達が1人でも多く増えていけるように頑張っていこうと思います。

ここ最近、学校がとても混んでいますが、増えたスタッフも成長してみんな頑張ってくれています。

本当にありがたいなと思う、今日この頃です。

 

 

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マーケティングって何ですか?東京ガスのマーケティング最高です!お弁当編!

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マーケティングって何ですか?

知っているよ。

市場調査の事ですよね。

そんな会話があったので、少し考えてみましょう。

という事になりました。

マーケティングって何だろう・・・

英和辞典には確かに市場調査って書いてある。

だけど、よくある名刺にマーケティング事業部。

を勝手に考えると “市場調査事業部”

市場調査事業部?

なんか調べ続けているのかな?

まぁ調べるだけでは足りないので、分析ぐらいはしているのかな?

ずっと調べている分析している人達。

ではないのではないか・・・

という事に。

ちなみに、僕がよくラヴァーグのチーム内で言うマーケティングとは・・・

簡単に言うと“集客”の事。

集客したお客様にセールスする。

ちなみに、セールスとは、何かを売るというより、僕達の考えている事を説明する。というイメージ。

マーケティングとセールス。をしっかり分けています。

マーケティングしてセールスする。

集客して営業する。

マーケティング事業部が集客して営業部がセールスする。

そんな捉え方をしています。

という事なのですが・・・

じゃあマーケティング事業部って何をやる人達なの?という事を考えるとマーケティングという言葉が少し分かってきます。

Webマーケティングというと・・・

Webを使って集客する仕組み。

ダイレクトマーケティングというと・・・

直訳してしまうと直接市場調査?

ではなく、チラシなどを使った集客です。

しかし、マーケティングって集客なのかという風に考えると突然難しくなってきます。

どうやって集客する。

どんなWebサイトを作ればお客が来てくれる。

どんな広告を打てばお客が来てくれる。

そんな事を考えている人達がマーケティング事業部の人達です。

この “ どんな・・・ ” を考えるのがとても難しいのです。

いいものを “ いいですよ ”と言っても、そう簡単には信じてもらえません。

なぜなら、何かの製品やサービスを買ってもらいたい人達はみんな “ うちの製品がいいですよ!・うちのサービスがいいですよ! ” と言っているからです。

そう、みんな同じ事を言っているのです。(だいたいね・・・)

そうすると、本当?嘘だ!と思う人が出てきますよね。

僕も、疑り深いのでそんな簡単には信じません。

僕みたいな疑り深い人にどうやって本当という事を伝えるのかを考えるのがマーケティング事業部の人達です。

いいものを、「いい」と言って簡単に信じてくれる世の中ではありません。

本当によくても、悪いものを「悪い」と言って売ろうとしている人や会社はいないからです。

じゃあどうやって伝えればいいのか・・・

他は悪くて、うちはいいよ!なんて言っていると、普通の人は逆に悪いイメージをもってしまいますよね。

そう言っている人は、なんとかして自分の商品を売ろうとしてそう言っている。と思う人の方が多いぐらいです。

だから、マーケティングって難しいのです。

僕はアップルのマーケティングが好きです。http://video.search.yahoo.co.jp/search?rkf=2&ei=UTF-8&p=apple+cm

TV朝日の食彩の王国の東京ガスのマーケティングが好きです。http://matome.naver.jp/odai/2132954890178399301

富士ゼロックスのマーケティングも好きです。http://www.youtube.com/watch?v=tljX5hWiT9A

心がぐらぐらします。

特に、東京ガス。

あのマーケティングを思いついた人に会ってみたいです。

 

追記

東京ガスのお父さんのチャーハンも泣けてきます。

痴呆のおばあちゃん編もグッときます。(TVで見た事はありませんでした・・・)

このマーケティング凄い所は、最後に東京ガスの何かを買おうという気持ちにはならなかったはずです。

どんな気持ちになったかというと・・・

お母さんありがとう・・・

お父さんありがとう・・・

おばあちゃんありがとう・・・

などに結び付かせていますよね。

オール電化やレディーミールを非難もしていないし、ガスを売ろうともしていません。

だから、心が動くのです。

 

 

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本に書いてある事をうのみにしない。

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amazonnビジネス書ランキング1位。

になりました。

といわれると凄い事の気がする。

そして、その本を書いた人は凄い人の気がする。

そして、その人が言っている言葉は本当の事のように聞こえる。

たとえ話もタイムリー。

なんだか説得力もある。

だけど・・・

やっぱりよく考えてその中に書いてある言葉を考えてもらいたい。

本当に本当なのか・・・という事を。

つい先日本を出しませんか?

という営業を受けた。

ある人からの紹介でそんな話になった。

僕は自分の頭の中にある事を短くまとめる事が苦手だ。

つらつらとついつい長いお話になってしまう。

光栄だとも思いつつ。

なんで僕なのか?

僕ごときなのか?

という疑問をぶつけてみると、本を出す事のメリットについていろいろと聞かされた。

僕は疑り深い・・・

なぜ、この会社は僕に本を出させようとしているのか・・・

何の実績もない、僕になぜそんな話を持ってくるのか・・・

注意深く顔色や言っている事を理解しようとした。

本を出すメリットを1時間近く聞かせてもらった。

なるほど・・・

本を出すメリットはそんな所にあるのか・・・

本を出す事によって、副次的に生まれるものがあるのか・・・

悪く言うと・・・

本の中身も重要かもしれないが・・・

本を出す。

本を出した。

という事から始まるお金の流れの話を聞かせてもらった。

なるほど・・・

僕は疑り深い。

そして、僕がやりたい事は本を出したいわけではない。

そして、本を出す事によって副次的に生まれるお金が欲しいわけでもない。

今やっている事には自信がある。

無理にスピードアップしていく事はスタッフに負担がかかるからやりたくない。

ゆっくり、自分達が自信が持てている事を自分達のスピードで進めて行きたい。

もちろん。

いつか、損得抜きで本を出す。

そして、僕はそこにちゃんと意味があると感じる事ができれば、本を書いてみたいとも思った。

本を出す人の気持ちが少し分かった気がする。出版社からのオファーでした。

そして、改めて、本をうのみにしてはいけない。

そんな事も知る事ができた時間でした。

しばらくは、今のスタイルでゆっくり進んでいきたいと思っています。

 

 

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久しぶりに・・・ 松尾塾開催します。残り席あとわずかですが・・・

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日本に帰ってきました。

暖かい所でゆっくりとしてきました。

ここ3年間ぐらいはその前と比べると仕事の量と規模が増えてしまい、少し仕事漬けでした。(ありがたい事です・・・)

スタッフのみんなにも少しゆっくり・・・

と声をかけてくれる事もあり、ありがたく羽を伸ばしてきました。

少し柄じゃない事を書きますが。

仕事って何の為にするのか?という事を少し考えさせてもらいました。

やっぱり幸せな時間を作り、増やす為に仕事をするべきだ。

と思いました。

これまでは・・・

というより、あまり考えた事が無かったというのが正解かもしれません。

当然のように、仕事をして自分達の成長と共に量を増やしてスタッフを増やしてきました。

これも周りを見渡すと当たり前の事として頑張ってきました。

休むというのは何故か今あるものがなくなっちゃいそうでなんとなく不安・・・

そんな感じだったような気もします。

もちろん今もそういう風にも考えられます。

継続は力なり・・・

なんて言葉もありますしね。

まあでも、少ないスタッフではじめた頃は休みなんて無い時期もあったけど、今はみんな週休二日は休む事ができているし、僕が休んでも大きな影響がない環境にはなっている気もする・・・

だけど、やっぱり仕事の為の仕事ではいけない。

という事を羽を伸ばしながら考えてその考えをまとめてみました。

僕自身、そしてラヴァーグで学んでいる生徒達に共通している事。

“ジュエリーを仕事にする”

そう思っている人達の心が整うお話をしようと思っています。

お客はお金儲けをしようと考えている人には近寄りません。

単純に保険の営業マンです。

という人には目を合わせる事も、深くコミュニケーションをとる事も少し心が引けてしまいます。

だけど・・・

保険の営業マンも色々です。

本当にお客様の事を考えて星の数ほどある保険商品を選んでくれる営業マン。

もうけが多い、インセンティブが多い自分の営業の数字を考えて商品を売る営業マン。

どうやってこの2つのケースの営業マンを見分ける事ができるのか。

ジュエリーも一緒です。

お客様の幸せの為に・・・

と言いながら、儲けようとしている人と。

本当にお客様の幸せを考えてくれている人の見分け方

そんな話を交えながらみんなに伝えて行きたい事があったりします。

予定の人数は20名。(もしかしたら25名・・・場所の関係で・・・)

僕のスケジュールの都合で今週の土曜日の午前中の10:30から行います。

ただ・・・

ラヴァーグのアントレプレナーコースの生徒が優先という事なので、一般の方の受け付けは金曜日だけです。

木曜日までは生徒の優先予約になっています。

ちなみに、今日の朝の段階では14人ぐらいは集まっていました。

詳細は明日にでもラヴァーグのWebサイトにあがるはずです・・・

 

追記 月曜日の夜。

すみません・・・

もう埋まってしまいました・・・

ブログの力って凄いです・・・

 

 

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