取り扱ってくれるお店がみつかりました!という話に飛びついてはいけない。

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暑いですね・・・

僕は夏が好きなので暑いのはいいのですが・・・

蚊だけはやめてほしいです・・・

血吸っても良いですから・・・

痒くしないで吸って帰ってもらいたいです・・・

今日はジュエリーを作っている人達が最初に思いつく事で注意をしなくてはいけない事を書いてみようと思います。

ジュエリーがつくれるようになると、売りたいと思い始める人も多いと思います。

最近はネットショップなんかも簡単にオープンできるので、ネットショップを勧める人もいると思いますが・・・

以前のエントリーでも書いたと思いますが、ネットショップはゆっくりと時間をかけて熟成させていくつもりでやらないとなかなか売上は上がってきません。

3年~5年ぐらいはかけるつもりで始める事が出来るのであればチャレンジしても良いと思いますが・・・

そこで、ネットショップは置いておいて、小売店に取り扱ってもらう。という選択肢について書いてみます。

まぁラヴァーグの生徒達もいろいろな人がいるので、もちろんジュエリーショップに置いてもらっている人もいますが、色々な店舗に置いてもらっているという話を聞きます。

セレクトショップ・飲食店・美容室・ネイルサロン・リフレサロンなどなど・・・

ちなみにぼくらのブランドのプアアリは日本全国11店舗に卸しています。

基本的にはジュエリーショップに卸していますが、11件中2件は実はブライダルサロンにも卸しています。

僕らがハワイアンジュエリーの結婚指輪・婚約指輪に力を入れているからです。

いろいろな業態からのオファーもあるのですが、今はある程度の条件をクリアしてくれている店舗にしか卸す事はしていません。

でもね・・・

最初は違いましたよ・・・

こちらから、扱ってもらえないかと営業もしました。

そんな中、取り扱ってもいいよ!と言ってもらえるだけで嬉しかったので何も考えず感謝をして、サンプルリングや什器を頑張って作りました。もちろんこっちの負担でです・・・

お店の大切なスペースをこっちの為に空けてもらえるだけで感謝です。

まだ、始めたばかりの頃は扱ってもらえるだけでも嬉しかったのです。

そし取引を開始するのですが、簡単に無料で始められるブランドの商品なんて・・・

僕らの熱い気持ちとは裏腹に思ったように売上を伸ばしていく事は出来ませんでした。

なぜなら、誰も何もリスクを負っていないとは言いませんが・・・

売れないならお店の隅っこに追いやって、枯れ木も山の賑わい的な扱いにしちゃってもいいのです。

何せ、無料で始められるそんなに売れないブランドの商品ですから・・・

そして、実はちゃんとしたお店はちゃんと販売のフィーも強気で求めてきます。

売れないお店はそちらのルールでかまいません。と言ってくれたりしました。

何割がメーカー(僕達)の取り分で何割が小売店の取り分になるのが一般的なんだ?といろいろな所に聞いて歩いた事も懐かしい話です。

みんなが知っているオン○ー○なんかは、原価率が27%だったか、二十数パーセントと決まっているから、それでやってもらえないか・・・なんて話もありました。7割引き以上で卸すなんて全然僕らのブランドでは無理でした。

ちなみに結論から言うと、うちは全ての小売店とはある一定のフィーでしか契約をしていません。

強気なフィーを要求してくる所は、本当は扱ってもらいたいのですが・・・我慢して丁重にお断りをしています。

自分達が楽しく続けられないような仕事はしたくないのと、そんなに売値に対して引けないからです。

そうはいっても、最初の頃に話を戻します。

ぼくらもジュエリーショップ以外のアパレルやハワイアン雑貨屋さんに卸した事も実はありました。(現在は取引はありません。)

無料で取引を開始した所は何故か売れないのです・・・(売ってくれている所もありますが、これはレアなケースだと思っています。)

最初のサンプル代や什器のお金を払って有料ではじめてくれた所はしっかりと売上を伸ばしてくれています。

最初は無料で始める事ができた時期もあったプアアリも今は取引を開始するのに、百万円前後~のお金がかかる仕組みになっています。(もちろんここで僕らは利益を上げてはいません。シルバーサンプルやメッキで対応できない商品がいっぱいあるからです。)

そんな事で取引先を見つける営業やその後の事まで考えてみると、ちゃんとした所にちゃんとした理解をしてもらったうえで取引を開始してはじめて、ちゃんとお互いがハッピーな結果につながる。という事です。

間違った場所に卸してしまうと、それがブランディングのあだになってしまう事も多々あるのです。

100円ショップの片隅においてもらったら、そのブランドは安っぽいブランドと思われてしまいますよね。

普通のジュエリーブランドは普通はどこに取り扱ってもらっているかを考えると分かりますよね。

ちょっと長くなってきたので、次回に僕らがどのように卸し先を増やして、どのような契約をしているかを書いてみようと思います。

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僕らも毎日成長している。はず・・・

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さて、夏休み楽しく過ごせましたか?

ちなみに僕は家族が増えて5人家族になりました。

新しく産まれてきてくれた子供は女の子です。

名前はいろいろと考えたのですが、お花の “花(はな)” という名前にしました。

1人目の名前は奥さんが決めて。

2人目の名前は息子が決めたので、3人目は僕でいいよね・・・。とい事になり少し考えてハナという名前にしました。

明るく優しい女の子になってもらえればと思います。

さて、僕も3人のパパになったので、今まで以上にお仕事も頑張っていかなくてはいけないと思っていますが・・・

何をどうすれば・・・

と考えてみると、やれる事は結構限られています。

与えられた予算と時間をしっかりと管理すると、やりたい事と出来る事がはっきりしてきます。

やりたい事は山ほどあるのですが・・・

出来る事は限られています。

限られているから意外と楽チンです。

あせって、ドキドキしてもやりたい事は簡単には出来なくて、出来る事を積み重ねていくしかないからです。

よくないのは、あせってぐるぐるまわってしまい、出来る事もやらずに時間だけが過ぎていってしまう事です。(そんな風に過ぎていってしまった時間が僕にも沢山ありました・・・)

少しでも自分が前進している事を感じられると・・・

ホッとしませんか?

そんな事を積み重ねて事業の成長を計画して実行していくと、たくさんの失敗とたまの成功が積み上がってきます。

そうすると・・・

学校としても教える内容が成長していきます。

あの時感じていた正しい事が、もう少し足りなかったりする事に気がついたりします。

まぁ・・・

まわりの環境がどんどん変わっていくので、カリキュラムが変わっていく事は当然です。

設備が充実してくると、以前は根性でやっていた事が必要なくなったりもします。

出来なかった事が簡単に出来るようになる事は、僕達にとってもみんなにとっても気持ちがいいはずです。

少しでも気持ちが良い事が多くなるように3人のパパになった事をきっかけにして、頑張っていこうと思います!

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石を投げるとラヴァーグに当たる・・・

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ラヴァーグジュエリースクールは派手ですね!!

石を投げるとラヴァーグにあたりますよ!

と各種ジュエリースクールを経営している人や工具屋さんなどに言われた。

僕の周りには同じような事をやっていてもみんなで色々と情報共有できるような人達がいてくれている。(本当にありがたいと思っています。)

身近にいる人はそんなに派手ではなく、地味な事をやり続けているときがついてくれている人もいる。

設備が整っていたり、立地が良い所にあったり、ラヴァーグに足を踏み入れると生徒が頑張っているのを見てそう言っているのかもしれない。そして、リクルートを含めいろいろな媒体でラヴァーグの露出をしているから、ちょっと離れた所から見ていると派手に見えるのも分からないでもない・・・

今日もまたラジオではあるがJ-WAVEからの取材の申し込みがあった。

そういえば、今発売されているリクルートのケイコトマナブにもラヴァーグの広告はモノづくりのカテゴリにおいてたぶん最大の露出だと思う・・・

お金をいっぱい払っているようにも見える・・・

しかしながら、色々な媒体で働いている人の “仕事のやりがい” という視点を持って考えてみると・・・

各媒体のお客様に本当に喜んでもらいたい。と思っている人も多くいる。本当に良い事をお客に伝えたいと思っている人も多いのだ。お金だけで動いている人はほんの一部だと僕は思っている。

確かに・・・

お金さえ払えばいろいろな広告をいろいろな媒体に露出できる。

だけどつくづく広告というものは難しくほとんどの価格というものが、あるようでないような気もする。

絶対に値引きを受け付けない媒体もある。

最初から半額以下に落としてくる媒体もある。

実は僕はよく相談をする。広告関連の人にはどんな形に僕達が進化をして行くべきなのかを。どのように変化をしていけば、もっとお客さんは喜んでくれますか?と聞くようにしている。

そして、いろいろなアドバイスを積み重ねて出来あがったのが、こんな形ですが・・・ラヴァーグという形です。

作り上げたのは僕達ではなく、色々な媒体の担当と生徒達です。

この学校の形は実は僕達がつくったのではありません。

実は最初は普通の彫金教室でした。(もう本当に普通のジュエリースクールです。)

でもね、いろいろな学びを見てきた各種教育媒体の担当の人達や、入学してくれた生徒達のアドバイスを少しずつ形にして、こうなったのです。

ので・・・。

本気で色々な担当の方が応援してくれている。というのが、色々な媒体で取り上げてもらっている種明かしです。自分がつくった学校を応援したくなるのが人情です。

たまに特別な出来事があると、真っ先に教えてくれる人もいる。

たまたまその時はタイミングが合わなくても、そんな事を教えてくれた気持ちに感謝する。

僕らは自分達の足りない所も実はよく知っている。ので毎月改善しようと努力している。

今はまだ完全ではないという事を知っているので、ラヴァーグの中身は僕達の中ではどんどん改善されてきて、今の形になっている。そしてそれをいろいろな人に相談しながら進めている。

確かに経営者としては周りの同業者の事が気にならないわけではない。(気になっていた時期もある・・・)

ただね。同業者のやっている事よりも、僕達の所に来ている人が何を求めているかを生徒達に教えてもらい始めた時に、向かなくてはいけない方向が同業者ではなくひとりひとりの生徒をよく調べて気にする。という事をやりはじめたのが、今のラヴァーグの形になっていったのだろう・・・。と僕は思っている。

何でラヴァーグの授業にはWeb作成の授業があるのか。

でも、多くの人がWebサイトを作ったからって売れるようになる訳ではない。

という事に気が付いている。

大切な事はWebサイトを作る事ではなく、どんな中身のWebサイトをつくらなくてはいけないのかという事。(こんな当たり前の事ですら、自分達でやってみて、失敗してから実感するんですけどね・・・)

昔は指輪のつくり方だけを教えていた。

そしてその後、色々なコースを生み出し、ジュエリーCADを専門的に自分自身が学びたい。と思って日本中を探しまわった時に、ちゃんと教えてくれる所がひとつもなく、本当に苦労をした・・・

僕は何故自分自身がCADを学びたいと思ったかというと、自分の作り上げた指輪を気に入って買ってくれ、 “ありがとう” と言ってもらえる人をどんどん増やしていきたいと考えていたからだ。(最初は本当にシンプルに・・・)

今もそうですが、本当にそこに向かって努力を積み重ねている。

そこに向かう途中で得た経験や知識。自分達に足りないもの。目指して、チャレンジしたからこそ・・・

大きくずっこけてスタートしたからこそ・・・

知る事が出来た本当に知らなくてはいけない事が何かを、少しずつラヴァーグの生徒達に教えて行く環境を整えていったからこそ。

今のラヴァーグの形に共感してくれて応援してくれる人や会社がいてくれているので、一見派手に見えるのですが・・・

地味な僕達でもいろいろな応援をしていただいている。というのが中で働いている僕達の本音です。

ので、本当に生徒を含めいろいろな担当者の人達にはとても感謝をしているのでした。

正直にまっすぐに、間違っていたら、誤ってやり直す。

良いと思った事はすぐに取り入れて、改善をしていく。

いつもスタッフと笑いながら話しているのですが・・・

うちは派手にみえているんだね・・・

こんなに、中では地味な作業をしているのに・・・

という今日この頃でした・・・

最近の僕は何だか石留が少しずつ上手くなってきました。

最近はずっとフルエタの商品の石留をし続けています。生徒達にもずっと石を留めてますね・・・とさっきも言われました。

ここ一週間ぐらいで700ピースぐらい留めてます。(僕的には多いです・・・)

CADが出来て良かったな!!と思うし。エングレーバーでいて良かったな!!と思えるような仕事を頑張っています。

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今更ながら、商品開発に苦労しています・・・

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さて、ここ最近はだいたいずっと商品作りにみんな追われています・・・

しかし通常ラインの制作をするのは当たり前なのですが・・・

そこに新作作りが入ってきたり、新しいラインの企画が持ち上がってくると・・・

本当に1人でブランドを立ち上げる事の難しさをしみじみと痛感します。

今僕が抱えている仕事はとても1人では回していく事ができません。

企画・試作・修正・制作・マーケティング・ブランディング・販売を繰り返して繰り返して・・・

うちみたいな小さなチームでも既に5人ぐらいの手を渡って一つのモノが出来上がっていきます。

でもね・・・

最初は僕も1人でした。

ただ、しっかりと応援してくれる人や手伝ってくれる人はいました。

本当に1人ずつスタッフが増えてくれた事に今は感謝をしています。

今日も、さっき数ヶ月前に入社したスタッフが通常通りのお休みを取っているのですが・・・

1人いないだけでなんだか1人1人のありがたみが感じられます。

そんな事を考えていると・・・

何かが上手く進み始めるのは、技術やお金ではなく、人に対する思いやりなんだ。と強く感じます。

なぜなら、いっけんお金で人は動きそうですが・・・

僕はお金よりも楽しいか楽しくないかが重要だと思っています。

以前も書きましたが、楽しくないと自分の実力を発揮できないからです。

つまんないときに自分の力を出し切れる人は少ないですよね。

そして、楽しそうにしている人には自然と人が集まってきます。

そして、集まってきた人に思いやりを持ち続ける事ができれば、苦しくても乗り越えていく力を貸してくれるし、一緒に頑張ってくれるからです。

最初から人に恵まれるなんて事はたぶんほとんどないのかもしれません。

ただね。

技術の取得やビジネスを語る前に本当に心から応援してくれる人が増えていく生き方をしていかなくてはいけないな・・・

と、忙しそうにしているスタッフをみていると感じるのでした。

そして、あんまり忙しくしていると・・・失敗ってしちゃいますよね・・・

人間だから・・・

高額商品の原型・・・

石留めの段階で石の留める位置がずれている気がして・・・

フルエタが2列だから・・・

54石・・・

おかしいな・・・

と思って、恐る恐る原型のデータを見たら・・・

やっぱり石の位置がなぜだかちょっとずれてる・・・

キーボードの→キー一回分。

しくしく・・・

でもここは僕のパートだから・・・

明日みんなにあやまってやり直します・・・

忙しすぎるとね・・・

いい8月になりますように!

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朝のミーティング

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ラヴァーグに朝一番で来る人はご存じだと思いますが、僕達は毎日朝の時間を15分~30分ぐらいを使ってミーティングをしています。

今日のそれぞれの行動予定や授業や作業をしている中で気がついた事などをみんなで共有する為です。

そして僕もなるべく普段感じた事をみんなに伝えるようにしているのですが、自分自身に新しい刺激が無い時には、特に話す事もなく、つまらないミーティングになってしまう時もあります。

話す事がなくなってしまうのは、とても危険な状態だな・・・

と自分で感じて人に会ってみたり、飲みに行ってみたりしながら頭の中に新しい刺激を入れて行く努力をしています。

そんなある日のミーティングで話をした事が自分でも気に入っているので少し書いてみようと思います。

もちろん僕も人から教えてもらった事なのですが・・・

“ 叶う ” かなう

叶うという字は口でプラスの事を言っているから叶うんだよ・・・

プラスと言うのは前向きな事です。後ろ向きな発言や暗い発言を繰り返している人は夢を叶える事ができないんだよ。前向きで明るいプラスな事を口で言うから夢は叶うんだよ。

“ 損 ” そん

損という字は手も動かさず、口も動かさず、貝のようにじっとしていると損をするんだよ・・・

漢字の部首のてへんに口と貝を書いて損ですよね。とにかく行動が大切なんだよというお話です。手を動かして口を動かしていれば損はしないんだよというお話です。

損の逆は得

“ 得 ” とく

ちなみに、ぎょうにんべんという部首は人が少しずつ歩くという意味があるのですが、得という字は人が毎日ちょっとずつ進んでいくと得をするんだよというお話です。毎日ちょっとでもいいから繰り返して前進する事が重要で、立ち止まってぼんやりして貝のようになっていては損をしてしまい、ちょっとでもいいから毎日進んでいくと得をするんだよ。というお話です。

ちなみに “ 寸 ” すんという単位は日本で昔使われていた長さの単位で約 30.303mm です。 約3㎝でもいいから毎日前に進めば得をするという意味です。

漢字の成り立ちを知るといろいろとなるほど・・・と気がつく事が沢山出てきます。

僕自身が感動したりなるほど・・・と思った事を僕は朝のミーティングで話していたりするのでした。

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