どうなる宝飾業界Part5

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今日は、お昼ご飯を食べた後、少し遠回りをして教室に帰りました。恵比寿の裏路地には結構いろいろなお店が隠れています。

今日みつけたお店は“ARUMDEDAUM”という石けんのお店を見つけました。恵比寿の地味な裏路地にあるのですが、石けんの専門店でした。店内に入ると、綺麗な丸い石けんが並んでいました。

URL  http://www.arumdedaum.com というお店

店員さんに僕は「普通の石けんと何が違うんですか?」と・・・

店員さん「とにかく、成分が違うんです」

店員さん「体に悪い成分は一切使っていないんです」

僕「ふーん」

小野寺先生「ふーん」

僕はその後店員さんの説明をしっかり聞いていましたが、一緒に行った小野寺先生は、次から次へと石けんの臭いをかぐのに夢中になっていました。

話しながら、石けんの値段に目をやると・・・

なんとひとつ¥1890もしました!!

すごいですね、石けんなのに・・・

でも、本当にすごいのはここのお店です。

石けんを、まさにジュエリーのように陳列しているのです・・・

これって大切な事ですよね・・・

せっかくつくった素敵なジュエリーでも、ディスプレイ次第で商品価値が変わってしまうのです。

何が言いたいのかというと、前回、ジュエリー制作の工程を書きましたが、ジュエリーがお客様のお手元に届くまでにはジュエリーをつくるだけではだめなのです。

そう、この石けんのように、美しく飾り、気持ちよく販売するという事もとても大切なのです。

9の工程を経て検品の次は・・・

10、商品撮影(カメラマン)

当然、できた商品は雑誌やカタログに掲載したり、店舗内での様々なプロモーションの為、商品撮影は非常に重要になってきます。

実は僕らの教室でもこの写真撮影は結構苦労してきました・・・

カメラ、照明、空間演出、もちろん僕はあまりできませんが、できあがった写真を加工する技術など1枚のジュエリーの写真を撮ってもらうのに数万円かかる事は良くある事です。

11.広告デザイン(広告デザイナー)

広告デザインはもちろんデザイナーだけでなく、キャッチや商品を言葉で飾るライターなど、それぞれ専門家が存在するのです。

せっかくカメラマンが撮ってくれた写真もこのデザイナーのセンス次第で良くも悪くも変わってしまいます。

もちろん商品につけられる“言葉”も重要です。

アリージュエリーのネットショップでも、担当のあきちゃんが商品一つ一つにかなり苦労して言葉を商品につけているので、機会があったら見て下さいね。

そんな苦労がわかると、ネットショップの商品に対する“言葉”も気になる一つになってきますよ。

12.店内ディスプレイ

これ、実はとっても難しいのです。アリーでもここは常に苦労しています。

リングを綺麗に見せる飾り方、ネックレスをかっこよく見せる飾り方、メンズをメンズらしく見せる飾り方、正直ものすごーく難しいです。

僕は、デパートとかにジュエリーを見に行く時はもちろん商品も見ますが、照明の角度や照度、ディスプレイに使っている小道具まで気になって見てしまいます。

みんなも注意してここを見てみるとプロの仕事とおしい仕事がだんだんわかってきますよ・・・

ここまででやっと、お店に気持ちよく商品が並ぶのです。たくさんの人達が力を合わせて商品を作っている事がわかりますよね。

もちろん、お店に並んだ後は、店員さんが毎日ぴかぴかにジュエリーを磨き上げたり、お客様に気持ちよいと思われる接客の技術も“売る”という行為には非常に重要になってきます。

ここまでの工程がひとつでもおろそかになると、商品は売れません・・・

まぁでも分かっていても、なかなか全てを完璧にクリアーするのは難しいモノなんですけどね・・・

はぁー・・・

ジュエリーを作るだけでは仕事にならないし・・・

売るって本当にたいへん・・・

でも、僕は頑張って宝飾業界を志す生徒達の道標になれるように頑張っていこと思います・・・

みんなが売りたいと思った時に実際の店舗でも、ネットショップでも少しでも役にたつ情報が教えられるように・・・

という事で、今日は石けん屋さんから、大切な事を気づかされた一日でした。

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どうなる宝飾業界Part4

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今日は春らしい空気が感じられる気持ちの良い天気です。

凌磨もすくすく育ち、1才の子供もどうやら夢を見たりしているようです。

寝ているはずなのに、突然「うふふふふふふふ」と笑い出し、そしてまた、眠りに落ちていく凌磨を見ているとどんな夢を見て笑っているのかとっても気になる今日この頃です。

教室では生徒に「凌磨は将来すごいジュエリーの職人になるんじゃないですか」なんて事を言われると、まだまだ先の事ですが、父親の仕事に感心を持ち、同じような仕事をしたいと思われる事は僕としても嬉しい事だと思います。

そんな風に言われるように頑張っていこうと思います・・・

さて今回は、ジュエリーができるまでにはどんな工程や人がからんでいるのか一般的な事例を書いてみようと思います。

ジュエリーが商品としてお店に並ぶまで・・・

1.商品企画(プランナー)

まずは、しっかり消費者のニーズを感じる為に、マーケティングからはじまります。

どんな商品が喜ばれ、求められているのかをしっかりリサーチです。

類似商品はないか、価格帯が同じ商品との差別化などを考えながら企画を立ち上げます、芸能人とのタイアップや春だから桜モチーフの商品を・・・などなど切り口はいろいろです。

2.企画に沿ったデザインをデザイナーがデザインしていく・・・(デザイナー)

例えば、桜のジュエリーの企画が立ち上がったとしたら、いわゆるジュエリーデザイナーが桜にちなんだデザインをいくつもいくつも考えてデザインを起こしていきます。

当然、圧倒的にボツになってしまうものを多いのが現実です。

ジュエリーデザイナーというと華々しいイメージがありますが、実際は結構大変で、大手ジュエリーメーカーなどは商品のテイストが偏ってしまわないように、デザイナーは2年毎にそう取っ替えしてしまう会社もあるぐらいです。

フリーのデザイナーでも何枚も描いて、採用になった絵だけしかお金がもらえないという結構大変な職業です。もちろん有名なデザイナーになれば、ちょっと描いて数万円なんていう人がいるのも事実ですが・・・

3.原型制作(原型職人)

ここは宝飾業界ではクリエイティブの頂点で一般的には熟練の職人がたずさわります。

デザイナが描いた2Dの絵を実際のジュエリーにしていく作業です。

簡単な原型であれば2~3万円ぐらいでつくってくれますが、パヴェなどの石が敷き詰められた原型ともなると十万円を超えてくる原型もでてきます。

この原型師を目指しているクリエイターは非常に多いのですが、やはりどんなものでもつくれる原型師はほんの一握りしかいません。熟練を求められる職種でもあるのです。

4.ゴム型とり(ゴム切り職人)

原型職人がつくった原型を商品として量産していく為にはゴム型をとっていきます。

シリコンゴムで原型師が作った原型をプレスしてつくるのですが、このゴムを2つに切るという作業はゴム切り職人と呼ばれる人がいるぐらいデザインによって複雑になってきます。

僕もむかしこんな事がありました。

ある職人さんにはこれはゴムがとれないと言われあきらめていたデザインがあったのですが、もうひとりの職人さんには「ゴムをとる事は可能だよ」と言われ、あきらめずに製品化されたデザインがありました。

職人さんによって、ゴムの切り方も様々で、切り方によっては量産の商品の仕上げが変わってくる程重要な工程です。

5.キャスト“鋳造”(キャスト職人)

ゴム型をとって、できたワックス原型をここで鋳造していきます。

この鋳造は結構難しく、どのようにワックス原型に湯口をつけるとちゃんと鋳造できるかを判断していかなくてはいけないし、金属の種類によってしっかり流れるかどうかの判断もしなくてはいけないので、奥がとっても深いのです。

やはり職人技です。

6.磨く(磨き職人)

金属を磨くという事はここも実は奥が深いのです。

きずひとつ残さず磨いていくのはやはり職人技です。

しかし、結構アナログな仕事です・・・

工場ではみんな顔を真っ黒にしてひとつひとつの商品を磨いています。

全てのジュエリー制作に必ず必要な工程なので、クリエイティブではここに携わる人が一番多いかもしれません。

7.石留め職人(石留め職人)

磨き上げたジュエリーを最後にダイヤなどの石を留める職人さんがいます。

石留めにもいろいろな留め方があり非常に奥が深いのです。

職人のレベルの差が顕著に表れる部分でもあります。

僕も石留めはほんの少しできますが、毎日留めている職人さんには美しさはとうていかないません。

8.メッキがけ(メッキ職人)

もちろんメッキをかけない商品もありますが、ホワイトゴールドやシルバーにはロジウムメッキをかける事が少なくありません。

このメッキにも、いろいろなメッキがあり、それぞれのノウハウがあります。

僕が知っている工場では、メッキをかけ終わるまでに12もの手順をふんでやっと綺麗なメッキをかけ終わるという作業をしているところがあります。

9.検品

この作業もとても大切な作業で、仕上がった商品の磨き残しや、石などのゆがみなど本当に小さな傷までチェックしなくてはいけないので、神経を使う仕事でもあります。

ここまでの流れでやっと商品が完成されるのですが、お客様の手元に届くまではもう少し、いろいろな人達の手を通っていかなくてはいけません。

次回、その後の流れをお伝えします。

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僕が宝飾業界で働く理由Part4

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いやーインフルエンザになっちゃいました。

教室の先生達、迷惑かけてすみませんでした・・・

みんなも風邪等を引かないように気をつけてね。

ということで、僕が宝飾業界で働く理由を続けます。

少し、時系列が前後してしまいますが、あんまり気にしないで下さい・・・

僕は、技術を学ぶ為にまず最初にした事、それは学校めぐりでした。当然プロの現場は、部外者に技術を気軽に教えてくれれるわけもなく、お金をお支払いすれば教えてくれる学校という選択肢が一番入りやすかったからです。

しかし、この学校を選ぶというのが大変でした・・・

とにかく沢山ある・・・

いっけん地味な彫金というカテゴリーでも専門学校から、町の彫金教室、はたまたカルチャースクールまで、とにかく多い・・・

でも、ぼくは「けいことまなぶ」を片手にまずはいろいろな学校を見て回る事にしました。

そうだなー

40件ぐらいはまわったかなー

いちばん遠いところは名古屋だったなー

入学した学校は実は9校も入学しました・・・

20件ぐらい体験教室にいくと、体験教室の内容も似ているのでみるみる体験教室の作品のレベルが上がっていくのですが、それぞれの学校の先生には、「はじめてです!」とほんの少し嘘をついてしまっていたので、申し訳なくありつつも、設備や、カリキュラム、先生のレベルなどがすこしずつ僕はわかってくるようになりました。

やはり、学校は先生の質というのが重要にはなってくるのですが、いろいろな先生を僕は経験した事があります。

ある先生はとっても偉い先生で、数々の賞を受賞した事がある神様みたいな先生でした。その先生はどのように宝飾に取り組み、どのようにしていけばいいのかをとても丁寧に教えてくれる先生でした。

僕のいけない所でもあるのですが、僕は知りたがりです。次から次へと知りたくなります。とにかくどんどん知りたい病でした。

その先生が結局僕に教えてくれた事は、糸鋸の持ち方と宝飾の奥深さだけでした。

今でも、その先生に教えてもらった糸鋸の持ち方には自信があります・・・

しかし、その先生のペースでは一人前になるのには途方もない時間がかかる事だけはわかっていました。

その先生は「ジュエリーは奥が深くて難しいんだよ」が口癖の先生でした。

たしかに、その通りです・・・

しかし、当時バカな僕は、早く次にすすみたくて、なかなか進ませてもらえない事がフラストレーションになっていた事を今でも覚えています。

はやく次に・・・

はやく・・・

僕は本当にバカでしたが、このスピードだけは何か取り付かれたようにこだわっていた事を今だから打ち明けます。

同じ課題をしている仲間の進行具合を勝手にライバルにして、ひとりで内心レースがいつも始まっていました。

ほんの少し早くできる事が僕の密かな自己満足でした。

でも、今はそれが良かったのかなと思います。

新しい事を人より早く学び、そして終わらせられれば、次のステップに早くいけるのですから・・・

今日はこのぐらい明日へ続く・・・

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お花見にみんなで行きました・・・

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今日はとっても暖かく、風も穏やかな一日でした。

最近は天気も不安定な中本当に気持ちの良いお花見日和でした。

参加してくれたみなさんおつかれさまでした。

簡単に今日のお花見の事を書きます。

今回は、ただお花見をするだけではなく、先生達のカレー対決という企画もありました。

前日から、2種類のカレーを作る為に、ラヴァーグもアリーもたまねぎの臭いやら、カレーの臭いやらで、いったい何屋さん?という臭いで立ちこめていました。

カレーにみんなもこだわりがあると思いますが、小野寺先生のこだわりはやはり、にんにくでしょう。僕とあきちゃんとで食材の買い出しにいったのですが、食材リストの中に、“にんにく”が光り輝いていました。

しかし、ぼくらが買い出しに行った、肉のハナマサ都立大学店には、にんにくは、10個ぐらいのパックしかなく・・・

ぼくはすかさず「チューブでいいでしょ?」とあきちゃんに・・・

あきちゃんは「まずいと思います」と・・・

僕は、「煮込んじゃうんだから一緒だよ」と・・・

あきちゃんは「だめだと思います」と・・・

僕らは、そこでにんにくを買う事を断念し、教室に戻りました・・・

教室では小野寺先生がにこにこしながら待ちかまえていました。

ぼくはすかさず「チューブでも良かったでしょ?」と・・・

小野寺先生は「だめです」と・・・

すごいこだわりを持って言いました。

その後小野寺先生は生のにんにくを買いに行き、一生懸命アリーでにんにくをきざんでいました。

しばらくして、そのにんにくをあきちゃんが炒め始めると、そりゃもういいにおいでアリーがいっぱいになっていました。

ジュエリーショップなのに・・・

と心配になりつつ・・・

次の日のみんなが喜ぶ顔を思い浮かべみんなで作ったカレーでした。

みなさんお味のほうはいかがだったでしょうか?

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凄いなー、ディズニーランドって・・・

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昨日は、とうとう息子の凌磨が1才の誕生日を迎えました。

大きなけがや病気もなく、すくすく元気に1才になってくれました。

教室の先生や生徒達に支えられ無事に1年間。どうもありがとうございました。

みんなも経験があると思いますが、笑顔って大切です。僕もたまに、奥さんと険悪な空気が流れる事があります。そんな時に凌磨が空気を読まず、にこにこしながら突っこんできます。

ついつい、凌磨に気をとられ僕は“にこっ”としてしまいます・・・

3人家族になって、良かったなと思う瞬間でもあります。

という事で、昨日は凌磨をはじめてディズニーランドに連れて行きました。

ディズニーランドって凄いです・・・

平日だというのに凄いです・・・

まずは駐車場。誘導されるまま車を移動していくと、そこはメインゲートから徒歩15分ぐらいも離れた場所でした。歩いていくか、モノレールにのるか迷うぐらいの距離でした。

結局、歩きました・・・

園内に入ると寝起きの凌磨は、自分がどこにつれてこられたのかを全く把握するまでもなく、あまりの人の多さに僕と一緒にびびっていました。

しかも、そこにいる人達は全員笑顔!

その空気を感じ始めた凌磨は得意のぱちぱちを盛んにベビーカーの中でして凌磨も笑顔満面です。(ちなみにぱちぱちとは、右手と左手の手のひらをスピードをつけて合わせると、音が鳴るという凌磨の得意技です)

恐るべし・・・

ディズニーランド・・・

何もしていなくてもこんなに凌磨をハイテンションにしてしまうなんて・・・

しかし、僕らはあまりの人混みの多さにとても踏ん切りがつかなかった事と、凌磨が園内をお散歩しているだけで、ハイテンションだったので、2時間ぐらいじっくりと園内を3人でお散歩して帰ってきました。

とても幸せなお散歩でした。

ディズニーランドって、昭和58年に開園したそうです。実は僕はこの時、すでにディズニーランドにいっています。

小学校6年生か、中学校1年生の頃です。

父親につれてきてもらった事を今でもよく覚えています。

もう20年以上前です・・・

20年間もあんなに人を引きつけ続けているディズニーランド・・・

凄いですね・・・

僕らの学校も20年たったときに、あきられることなく、人を引きつけ続けている学校にしないとな・・・

なんて事も思ったりしました。

まだ早い話ですが、凌磨が大きくなって、彼女ができたりしたら、ディズニーランドに来るんでしょうね・・・

手とかつないじゃったりして・・・

ふふふ・・

たぶん、凄い幸せな顔して歩いてるんでしょうね・・・

凄いな、ディズニーランドって・・・

みんな笑顔ですから・・・

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