職人の力・・・

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2日間、安井インターテックでの第1回鋳造講習会が開催され、無事終了しました。

まずは、安井インターテックのみなさんありがとうございました。

特に、山鹿さん。松村さん。進藤さん。

ありがとうございました。

生徒達はみんなとても嬉しそうな顔をして本当にためになった・・・

と言っていました。

僕も、改めて、何気なく、頼んでいた、鋳造がどれだけ知識と経験が必要な事なのかを感じる事ができました。

今まで、キャストの業者に無理を言ってしまったことが少し申し訳なくなりました。

今後は、思いやりと感謝の気持ちを持つ事ができるようになれました。

人は知らないと、勝手に判断してしまいがちです。

やってみないと、目で直接見てみないとわからない事。

たくさんあります。

本当に2日日間ラヴァーグの中だけでは知る事ができない大切な事を生徒達に教えてもらう事ができたと思います。

ゴム型の切り方・・・

ゴムからWAXのとり方・・・

WAXツリーの立て方・・・

石膏の溶き方・・・

埋没の仕方・・・

電気炉の構造・・・

地金の性質・・・

鋳造トラブルの原因・・・

地金の流れるところ・・・

石膏の壊し方・・・

ツリーからのはずし方・・・

他にも、とてもたくさんの事を教えてもらいました。

そしてわかった事・・・

どんなに、コンピューターや設備が進んでいても・・・

やはり、人間の手作業や・・・

職人さんの経験は大きな割合を占めているということ・・・

今回のセミナーで滞りなくみんなの鋳造が成功したのは・・・

設備が良かったことももちろんですが・・・

還暦を迎えても、元気な松村さんがいてくれたことが成功のポイントであるという事は間違いなかったと思います。

やっぱり、そんな知識を持った職人さんたちにもっと光があたるようにしていかないといけないな・・・

と、思いました。

明るく・・・

光っている・・・

職人さんが増えてくれれば・・・

大変な道かもしれませんが・・・

職人をしっかり目指して頑張ってくれる若者が増えてくるんだろうな・・・

そんな業界にしていきたいと。

つくづく思えた2日間でした。

そして、参加したみんな・・・

うまくいって良かったね。

僕は楽しかったです。

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ジュエリーの勉強の仕方・・・

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よく、売れるようになるにはどうしたらいいですか?

と聞かれます。

難しい質問ですが、僕が個人的にたくさん売れるようになっていれば的確にアドバイスをする事ができるのですが・・・

僕自身も、売れているブランドの原型作りはしていても、個人的に売れているブランドを作れているわけではないので・・・

難しい質問です。

でも・・・

僕も、みんなと同じ事で悩んでいたりします。

そんなにお金も無くて・・・

どうしたらいいのだろう?

どうすれば売れるのだろう?

毎日、そんな事を生徒達と一緒に考えています。

そういう意味では、みんなよりほんの少し先を歩いているかもしれませんが・・・

わからない事や悩んでいる事はほとんど一緒です。

ちょっとでも、安く何かを仕入れる為にはどこの業者がいいのか・・・

少しでも、工賃を安く仕上げる為にはどうしたらいいのか・・・

安く仕入れたい・・・

良いものを仕入れたい・・・

時には、業者さんに交渉をしてみたりもします。

安くなるものと・・・

安くしてはいけないもの・・・

そんな違いも少しずつ僕もわかりはじめてきました。

僕がね、昔生徒として学校に通っていた頃・・・

もちろん、作り方も知りたかったですが・・・

工具をどこで買ったいいのだろう?

石はどこで買ったらいいのだろう?

地金はどこで買ったらいいのだろう?

今でも、ダイヤモンドはどこで買ったらいいのだろう?

パールを安心して買える業者はどこだろう?

なんて事を考えながら毎日を過ごしています。

実は作ること以外で教えなくてはいけないことって案外たくさんあるものです。

それはお店を持って、ネットショップを運営してわかる事もたくさんありました。

そんな当たり前で、必要な事を教えていける学校を目指して行きたいと思います。

そして、最初の売れるようになる為には?のアドバイスは・・・

最近は、売れているブランドや業者は必ずといっていいほどホームページには力を入れています。

ホームページをしっかり作る。

というと、実はけっこうお金がかかります。

もちろん、手作り感満載のページもありますが・・・

あるだけでも随分お客様の印象も違います。

勝っている業者はこのホームページにとても力を入れています。

逆を言うと、ここに力を入れる事ができる状況を作れているのです。

それは、お客様の支持を受けているという事なのかもしれません。

ジュエリーの勉強の仕方のひとつとして、ホームページをしっかり見てみませんか?

売れているブランドや業者はやはりホームページがとてもかっこ良かったりします。

商品の一つ一つをお店に行かなくても見る事ができる時代になっていくのかもしれません。

僕が見ても、感心するホームページが増えている今日この頃です。

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兵庫県からの入学生・・・

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昨日、学校に見学しに来てくれた女の子が4月から通学しに来てくれる事になりました。

兵庫県の女の子でした。

たくさんの学校がある中でありがたい話です。

僕の学校には、東京近郊のみならず、大阪・滋賀・愛媛・静岡・山梨などほんの少し遠いところから通学してくれる生徒がいます。

いろいろなところを見て、僕らの学校を選んでくれているそうです。

緊張します・・・

そして、責任を感じます・・・

みんなの時間とお金をぼくらの学校にかけてくれる事を・・・

みんなの期待に応えていくのは大変だけど・・・

がんばります。

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ジュエリー業界の未来を考える・・・

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どこの業界もそうですが・・・

どこまで、巻き戻せば原因がわかって対処できるんですかね・・・

例えば、宝飾業界では最近“売れない”という話をよく聞きます。

地金が高騰しているから売れない・・・

もちろん、もっと大きな理由があって現状が厳しいという事を教えてくれる人達もいます。

とはいえ、先日あるブランドの人とお話をしたら・・・

売れないとはいっても、月商で6000万1店舗で売っていると言っていました。

もちろん、家賃や人件費の問題もありますが、僕からしたら売っていると思います。

売れないにもそれぞれのメーカーの価値基準があるので、高い目標に対して売れないと言っているのか、バブルの頃に比べて売れないと言っているのか・・・

売れているけど、利益が出ていないことを言っているのか・・・

まぁ景気の話は僕には大きすぎて適当な事は言えませんが・・・

ものづくりからの視点やそこに対しての提案だけは少しだけあるのです。

ほんの少し生意気な話ですが・・・

以前、キャストや仕上げを下請けでやってくれている工場の社長に、こんな話をした事があります・・・

僕・こんなに高い技術があるのだからもっと宣伝したほうが良いですよ!

社長・そうしたいんだけどね・・・

僕・なんでしないんですか?

社長・僕らは下請けだからあんまり前に出ると仕事がもらえなくなってしまうかもしれないから・・・

僕・そうなんですか・・・

その時は、僕も若くそうなんだ・・・で終わりました。

最近は僕の学校からメーカーやこうばで働く人も増えてきましたが・・・

僕も、生徒達の就職活動を少しお手伝いをしたりします。

でも、ただ「生徒を採用してください」と言っても、その生徒を採用してもらって、企業としてプラスがあるのかを考えます。

現状のつくりの工場では海外の量産システムに押されていたり、クライアントからの厳しい要求もあったりで、僕も意味のない採用をお願いする事はできません。

やはり、意味がある採用をしてもらう為の努力を僕らサイドもしないと・・・

という事で、やはり宝飾業界というニッチな視点ではなく、他の業界とのマスの視点を持たないといけないと思っています。

この技術や能力をどのように広げていくのか・・・

先日、子供達の食事が欧米化している。買ってきたものをそのまま並べているいる食卓。などの特集をTVで見ました。

専門家の人達がこのままでは大変な事になる。と言っていました。

そして最近生まれたキーワードが「食育」(しょくいく)というキーワードです。

食べ物について子供達が興味を持ってもらいたい・・・

栄養バランスの大切さを知ってもらいたい・・・

いろいろな狙いがありますが、自分達で野菜をつくったり、収穫した野菜を自分達でお料理して食べたり・・・

苦手なニンジンも、自分達で育てて、料理したら「おいしい!」といって子供達が嬉しそうに話している姿を見ました。

そうだよね・・・

そんなニンジンはおいしいよね・・・

指輪だって簡単に作れる事を知ってもらえたら・・・

確かに、業界的には製品を買ってもらいたいので・・・

多くの人が作れるようになってもらいたい訳ではないのかもしれません。

でも、もっとたくさんの人がアクセサリーやジュエリーを見に付ける楽しさや意味を知ってもらえたら・・・

作りたい!

身に付けたい!

買いたい!

という人達が必ず増えてくるはずです。

僕の学校では体験教室をやっています。月に約200人前後の人達が体験しにきてくれています。

ほとんどの人達がとても嬉しそうに指輪を作って帰ります。

こんなに、楽しく簡単に指輪がつくれるなんて知らなかったという人がほとんどです。

まぁ、先生達のおかげでもありますが・・・

話をまとめると、提案というのは・・・

もう少しみんなで力を合わせてジュエリーの技術や知識を子供達に届く仕組みづくりをしてもらいたいという事です。

ミキモトなんかがそんなところを引っ張っててくれると良いんだけどね・・・

やってくれないかな・・・

食育ならぬ・・・

ジュエリー・アクセサリーについての教育をもっと一般的になるように・・・

楽しくね・・・

僕も、少しずつ準備をしていこうとおもいます。

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GOSHO すげ~

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御徒町のGOSHO。

すげー!!!

前回も少し話題に出ましたが、赤坂ユニベイスの事ですが・・・

今日は、原型の打ち合わせで御徒町まで行ったのですが・・・

普通は、B1~3Fぐらいまでが一般の人達が出入りしているスペースですが・・・

今日は、最上階の7Fに通されました・・・

びっくりした。

普通は、最上階は社長室でもあるのかと思っていたら・・・

社員食堂だった!

しかも、サラダなどのお惣菜が取り放題!

給仕のおばさんなんかもいた!

TVでグーグルが社員のランチはただという番組を見た事があったが・・・

恥ずかしながら、御徒町の宝飾関連の会社でそんな会社があるなんて!!!

びっくりした!!!

社員を大切にしているんだろうな・・・

古い体質の業界だと思っていましたが・・・

こんな会社もあるんですね・・・

すごいな・・・

赤坂ユニベイス。

サラダがおいしそうでした。

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