機械切削の可能性・・・

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今日は、機械切削の外注業者のドゥクラフトさんの所に行って来ました・・・

機械切削とは、前回のブログでもほんの少し書きましたが、直接地金を削り出して原型を作ってしまう方法です。

僕もあまり特性を把握していなかったので、勉強させてもらいに行って来ました。

結論から言うと・・・

インクジェット造形・光造形・ワックス切削という造形方法と肩を並べる可能性が高い・・・

場合によっては、機械切削の方が良いというケースが結構あるという事が分かりました。

例えば、パリッと角が出ている原型や、ブランドロゴなどの文字がくっきりでている形状。

チェーンなどのエンドパーツなど仕上がりは段違いでした。

では、何故機械切削を導入している企業が少なくて、インクジェットや光造形やワックス切削機の導入が多いのかも聞いてきました。

正直、仕上がりや効率を考える本当に良いできなんですが・・・

切削造型機のノウハウが必要である事と・・・

流石に、直接地金を削りだすので、ワックス切削と違い、刃物の消耗度合いが強いので、刃物を買うというのでは値段があいません・・・

自分で、刃物を削りだすノウハウと設備も必要になってきます。

導入コストと、ノウハウが他の造形方法に比べて、準備する量が多いので、気軽には始める事ができないのかな・・・

という印象を受けましたが・・・

ドゥクラフトさんは気軽に1個から外注で造形してくれるというお話を頂いてきました。

今まで、原型を造形して後からレーザーで細かい文字を入れるようなデザインや企画などは、直接機械切削にかける事で、精度とコストが変わってくると思われます。

そして、もうひとつ良い所は直接製品を作れるという事もメリットです。

明らかにキャストでは出来ない形状やあきらめていたデザインなどはどこのメーカーでもあるはずですが・・・

もう一度、機械切削という視点でデザインの見直しをして見る事をお勧めします。

出来なかったデザインがしっかりと出来るようになる可能性があるはずですから・・・

まぁ、いろいろな技術や設備や技法が次から次へと進化してくるものです。

いろいろ聞いてきたので、もう少し興味がある人は、ご連絡いただければご紹介ししますね・・・

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キャスト・プレス・ワイヤーの使い分けと、もうひとつの造形方法・・・

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キャスト(鋳造)が、CADでジュエリーをつくる場合は基本ですが・・・

だから、キャストが前提でモノの構造を考えて作らなくてはいけない・・・

キャストは、地金が一番ゆるい状態であがってきます。

そこから、2次加工をして硬くする事はできますが・・・

本質的には、金属としてはしまっていません。

同じものを、地金から作り上げるのと、キャストして作り上げるのでは、角や面がだれてしまったりもします。

というと、キャストが悪いのかというとそうではなくて、

キャストじゃなきゃ大変なものも結構あったりするので、使い分けが大切です。

僕が最近苦労した事があります。

それは、ジュエリーではないのですが・・・

あるプロダクトデザインの話です。

通常、プラスチックやアルミで作ってあるものを貴金属で開発したいという依頼でした・・・

見た瞬間、キャストでは無理だなという形状でした。

ぱっと、頭に浮かんだのはプレスでした。

しかし、プラスチックの性質があるから成り立っていたものを、銀や金に置き換えると、色々な所で不具合が出てきてしまったのです。

手作りで、一品一品仕上げる事は可能でしたが・・・

量産ロットを考えたり、マーケットにいくらで落としていくのかを考えるととても値段が合いませんでした・・・

僕が、常日頃言っていった、宝飾の技術を他の業界に持っていく。

という最高の企画だったので、キャスト・プレス・ワイヤーなどの色々な製造方法のノウハウを持っている業者と何度も打ち合わせをしました・・・

出来るけど、価格が合わない・・・

なんて事の繰り返しがあったのですが・・・

もうひとつ、方法がありました。

形状の事はここでは言えませんが・・・

直接地金を切削するという方法でした。

まぁTVなんかで町工場の映像でたまに見るあれです・・・

プレスでは金型の初期投資が合わなかった・・・

キャストでは、仕上げの工賃とキャスト上がりの形状で問題が起きた・・・

ワイヤーでは2次加工の工賃と精度で問題が起きた・・・

でもね、最後に地金を直接切削する方法であれば、なんとか、コストを合わせる事ができた・・・

もちろん、CADでデータは作らないといけないけど・・・

CADの画面ではどんなものでも作り上げる事ができる・・・

だけど・・・

実際のモノにする為には、本当に幅広い知識とそれを支えてくれる、取引先がいるから、成り立つんだな・・・

と、つくづく痛感させられた、出来事でした。

みんなで力を合わせればだいたいできる・・・

と思う今日この頃でした。

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若者の非正規雇用が増えている・・・

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という記事が今、ヤフーに出てた・・・

気になったから、コピペするね。

 総務省の就業構造基本調査によると、雇用者全体に占める非正規雇用者の割合は、15-19歳が1992年の36%から07年には72%に、20-24歳は17%から43%にそれぞれ増えた。非正規雇用の比率は全年代で増えているが、25-29歳(12%から28%)、30-34歳(14%から26%)に比べると、24歳以下の増加幅が大きい。 

凄いよね・・・

この状況は・・・

では、非正規雇用になっている人は、望んでそうなってるのかな・・・

それとも、会社にそうされちゃっているのかな・・・

でも、凄い状況だよね・・・

どっちが良いのかはわからないけど、やっぱり正規雇用の方が良いんだとしたら、

どういう人が、正規雇用になって、どういう人が非正規雇用になるんだろうね・・・

僕は、よく仕事と作業の話をする。

作業は、いわれた事をいわれたままにする事。

仕事とは、自分で動いて、考えて行動する事。

仕事をしようよ・・・

という話をスタッフ達にはする。

自分で考えて、動くって難しいし、責任があるよね。

でも、責任がある仕事。

責任が無い仕事。

どっちが、みんながしたい仕事なんだろうね。

たぶん、責任がある仕事が好きな人は正規雇用向きで・・・

責任が無い仕事を希望する人は非正規雇用向きなんだろうね・・・

自分で考える・・・

考える為には材料が必要。

ニュースを敏感に感じる事ができたり・・・

本を読んだり・・・

雑誌を読んだり・・・

昔、なんかの雑誌で年収によって、新聞の購読数が違うという明快な結果を掲載していた。

読まない人と、複数紙読む人では年収がぜんぜん違ってた。

そう・・・

それは、仕事と作業の違いなんだと思うんだよね・・・

今日は、何がいいたいのかというと・・・

僕の学校にジュエリーCADを勉強に来る人たちって凄いと思う・・・

自分で60万円を用意して、CADを勉強する。

60万円って大きいよね・・・

でも、誰に言われたわけでもなく、勇気を出して60万を払ってくれる。

会社が用意をしてくれる人もいるけど・・・

自分で用意した人は本当に凄いと思う・・・

こんなに不景気で将来が不透明なのに、自腹で、自分に投資ができて・・・

大切な時間を有効に使おうとしてる人達だから・・・

そんな人達は、CADじゃなくても、仕事が出来ると思う。

どんな状況でも、自分に厳しくレベルアップに努力を惜しまない人達だから・・・

実際に、宝飾以外で活躍している人達が多い気がする・・・

自分で考えて自分で決めて、ラヴァーグに来る人達は、仕事ができる人達なんだろうな・・・

と、今日のニュースを見て思った事でした。

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不況産業とは・・・

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先日、なるしまさんと電話でいろいろと話をした。

その中でそうだな・・・

と思った事がある。

それは、ジュエリーCADを学んでいる人達や、導入を考えている企業についての件です。

ジュエリーCADを教えるという事は、不況に強い不況産業という話。

どういう事かというと・・・

もし、今景気が良かったら宝飾業界は今までの体質の維持をしていく。

でも、不況だから、変化を求める。

良くしないと・・・。

何か手をうたないと・・・。

確かに、僕もピンチの時の方が行動力が高かったりする。

でも、本当にピンチで疲れきっていると、頭が動いても体が動かない。

体が動く体力が残っている企業と・・・

残っていない企業との差はどこでつくんだろうね・・・

CADも多くの宝飾メーカーが僕のところへは足を運んでくれる。

本当に有名な大きなところから、町の小さな宝飾工場まで・・・

みんな変化を求めている事は間違いない。

でも・・・

ラヴァーグに入学してくる企業はやっぱり大きなところになりがちの気がする。

会社がお金を出してくれる場合はね・・・

まだ、体力ががんがんある会社の方が多いくらい。

ジュエリーCADの造型機もそう・・・

1000万円の造型機を持っている所は、違う種類の1000万の造型機を買ったりする。

更に、200万の造型機まで買おうとしている。

次から次へと変化する。

お金って・・・

使わないと増えないよね・・・

という話を痛感する。

やはり、3台も造型機を購入した宝飾メーカーは売上げを伸ばしている。

逆に、踏み込めないメーカーの担当者は、厳しいという話をよく聞く。

CADがどうのという話ではない・・・

変化する事に、時間とお金をかけている会社は、対応力が高い。

はじめはそんなに変わらないスタート地点でも・・・

お金の使い方しだいで、大きな差になっちゃうんだろうな・・・

という事で・・・

不況に強いとはどういうことなのかを考えさせられる毎日の今日この頃でした・・・

うーん・・・

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彫金教室のすすめ・・・

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まずはじめに、彫金というと一般的には、ジュエリーを作る事・・・

というイメージがあると思いますが。

厳密に言うと違います。

金工と言われる金属工芸の中に、大きく分けると彫金・鋳金・鍛金と分かれていて、その中のひとつの技法として金属を彫って飾る彫金というジャンルがあるという事です。

だから、ジュエリー作りの一番大きな枠組みは本当は金工だったりするのですが・・・

何故か、彫金という言葉のほうが独り歩きして金工教室というより、彫金教室という名前の方が一般的になってきているのでした。

そして、今日は彫金のすすめ・・・

金属を加工するというと、とても難しいイメージがあると思いますが・・・

そんなにみんなが思っているほど硬いものではありません。

だから、そんなに難しく考えなくても楽しかったりします。

僕は、ジュエリー作りが何で素敵なのかと言うと・・・

あんなに小さな物に、いっぱい気持ちを込めて作れるものってそうはないですよね・・・

しかも、ずっと身に付けていられるものって・・・

ないですよね・・・

貴金属の凄いところは、土の中に100年埋めていても変わらないという所が貴金属のゆえんという話を本で読んだ事があります。

その変わらないという所も、ずっと気持ちが永遠に変わらない・・・

なんて、思いと重なって女の子はジュエリーが好きなのかもしれません。

そして、そんな素敵なものが自分で作れるようになる。

なんて、ちょっと素敵だと思いませんか?

僕が学校を開校した時、ちまたでは陶芸教室がとても賑わっていました。

今も賑わっていると思いますが・・・

陶芸で何を作るのだろう・・・

と考えると、僕は実用的な食器のイメージしかわいてこなかったのですが・・・

食べる事が大好きな僕は、お料理と食器の関係にはほんの少しこだわりがあったりします。

そして、食卓のバランスなんかも気になったりします・・・

だから、1つだけ手作りの食器があったりすると、とても浮いて見えてしまう気がするのでした・・・

結婚式の引き出物が使いにくいのはそんな所なのかも知れません。

だから、なかなか人にプレゼントすのは難しいのが食器なんだろうな・・・

と比べると、ジュエリーは人にプレゼントしやすいし、思いを伝える効果が抜群です。

だから・・・

彫金教室をはじめよう・・・

と思ったのでした。

こんな素敵なものを作りたいと思う人は陶芸以上に増えるはずだという事を信じてね・・・

だから、彫金・・・

はじめてみませんか・・・

ふふふ・・・

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