伝える事の難しさ・・・

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さて、第3回・4回と松尾塾が終了しました。

前回から少し時間がたち、その間に起こった出来事や、今年の宝飾業界の景況感などの話をさせてもらいました。

また、宝飾業界だけでなく、他の産業が今の時代にどのような対応をとっているのかもほんの少し話をさせてもらいました。

まぁ、でも伝えたい事はいっぱいあるのに、なかなか上手くまとめる事ができません・・・

両日とも3時間近くの時間がかかってしまいます。

もうちょっと、まとめる事ができるといいのだけれどね・・・

だけど、昨日感じた出来事、さっき思いついた事。

などなど、頭の中の新鮮な感動はなるべく早くアウトプットしたくなってしまいます・・・

人前で話す。

と言う難しい行動も、あと何年かするともう少し上手になるのかもしれません。

忙しいところ足を運んでいただいた人達。

沖縄や神戸から来てくれた人達。

一緒に成長していけたらと考えております。

今後ともよろしくお願いします。

また、今日はその後のアポイントがずれずれにずれてしまい、何人もの人に迷惑をかけてしまった事をお詫びします。

Hotな人たちに囲まれていてとても充実した時間が過ごせている今日この頃です。

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そういえば・・・第三回松尾塾・第四回松尾塾

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そういえば・・・

という事で、松尾塾がまた開催されます。

1回目と2回目はちょっと人数が多すぎて、個別の話を聞いたり質疑応答をする。という事が全くできなかったのが反省点ですが・・・

今回は、もうちょっと少人数で・・・

という感じで開催したいと思っています。

ちなみに、第三回は今日の19:00~

第4回は明日の11:00~

それぞれ2~3時間を予定しています。

今回の内容は前回同様少ない予算の中でのビジネス戦略。

そして、もうひとつはブライダルジュエリーのポータルサイトでもある。“ブライダルジュエリータウンプロジェクト”概要のお知らせです。

“ブライダルジュエリータウン”という言葉を公にするのは初めてかもしれませんが、商品を作り、お店を持ち、ホームページを作っても、今の宝飾業界はそこからがとても時間とお金がかかってしまうインフラしか整っていません。

もし、やる気があって、良い企画、高い技術ををもっている人達が、直接マーケットにアクセスできるようになる為には、現在はゼクシィをはじめ、とても大きなお金がかかってきてしまいます。

だから、ゼクシィNETをみても、掲載できる店舗は宝飾業界全体の1~2%ぐらいしか掲載する事ができていないのが現状です。

実はこのハードルは意外と高くて、ここを乗り越えていく事ができず、モヤモヤした時間を過ごし、いずれ疲れ果ててしまう人達も少なくありません。

お金がないと、自分達のコンセプトすら露出する事ができない・・・

それは、世の中の仕組み上仕方のないことかもしれません。

弱いところを強くする仕組みより、強い所をより強くする仕組みの方が今の時代はビジネスとして確立できるのかもしれません。

とはいえ、何事にもチャレンジしていかなくては道は開けないものです。

宝飾業界を目指してラヴァーグに足を運んでもらっている人はもちろん。

他の彫金教室やジュエリーCADの教室に足を運んでいる人達がしっかりと現実的に未来を想像できる道を引いていく事が、僕達の仕事でもあると考えています。
 

どこの学校にも人が集まり、ジュエリーを学ぶという事が、介護や医療にもおとらない業界としての展望が開けるようなプロジェクトに育てて行きたいと思っています。

まぁ、やっと準備ができつつある。と言う段階ですが、サイトとしての運用方針やプロモーション戦略をみんなに伝えていければと考えています。

できれば、彫金教室の先生達やジュエリーCADを教えている人達と一緒にすすめていければと考えていますので。

教育にたずさわっている人達は忙しいとは思いますが、是非恵比寿に足を運んでもらえたらと思います。

今日、明日の話を今日の朝に発表してすみませんでした。

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やっぱり何を作るのかが大切です。

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技術力を追求していく事も最初は大切。

技術力がなくてはアイデアを形にする事もできない。

技術力があると、その能力をベースにアイデアも膨らむ。

だから、技術がある。という事はとても大切です。

しかしながら、僕達の周りには技術力がある人達がいっぱいいます。

何十年もその道を歩いて生きている人達。

もう、本当に人間国宝かというぐらいの人達とここ最近話を聞ける機会があった。

昔の日本はお互いを助け合い、守りながら成長してきた。

今の日本は、自分達の事しか考えない人が増えてきている。

僕は、今を生きているので自分自身がそうなっているのでは・・・とドキリとしましたが。

欧米化・・・。資本主義・・・。

そういう事ではないのかもしれませんが・・・

昔の日本のモノづくりは分業がいい意味でしっかりと確立し、お互いを信頼しあう事ができていたそうです。

ぱくる。

というとあんまりいい意味ではないかもしれないし、本当にぱくる。という事をしたのかどうかの証明は難しいかもしれませんが・・・

お互いのテリトリーを尊重しあう時代から、お互いのテリトリーを奪い合う時代になってきている事も感じることは僕自身あります。

まぁ、仕方がない。そんな時代をどう戦っていくかも考えなくてはいけないと思いつつ・・・

大きなプロジェクトを遂行していく為には、信頼ができるパートナーを見つける事も大切な事だと思ったりもします。

なんで、今日はこんな事を書いているのかと言うと・・・

昔は作る人と、何を作る(売る)のかを考えるのは別の人の仕事でした。

予算があって、マーケットがあって、そこに何を提案していくのか。

その企画やコンセプトにあった販売戦略をたて。

そこからデザイナーにそのコンセプトに会ったデザインを提案してもらい。

デザインと企画を練りに練って、作るという人達にバトンが渡されていた。

そこが大きく変わり始めているそうです。

今でも、予算があって、マーケットがあって、何を提案をするのかを決め、販売戦略をたて、デザインを練る。という事は変わっていないそうですが・・・

とにかく、作る。というところにバトンタッチする時に、おおきな変化を起こしているという事なのです。

今までは信頼ができる職人さんに仕事を依頼していたところも、海外に生産拠点を移動させたり、価格で仕事を振り分ける企業が増えてきたそうです。

価格が安い。

という事が必ずしも品質が悪いという事ではない昨今。それは仕方のないことなのかもしれません。

そんな中、僕達は何を考えながらモノづくりを教えていけばよいのか。

先生。

という名前がついている職業が僕達の仕事です。

先生とは、まさに呼んで字の如く。先に生きる経験を伝えていく人達の事を指します。

先に生きて、その経験の中から培われた事を伝えていく。

責任重大です。

僕自身、毎日少しでも多くの経験をしようと努力しています。

メーカーの下請けとしての仕事と、ショップオーナー。ブランドオーナーと言うと聞こえが良いかも知れませんが・・・

いろいろな視点から考えると、やはりどんな販売戦略で何を作るのか。という事の大切さを痛感する今日この頃を過ごしています・・・

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ジュエリーCAD祭り・・・

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という名前ではないけど、昨日は甲府にお呼ばれして行って来ました。

まぁ、夏の夕涼み会みたいな感じです。

甲府を含め色々なところで活躍している人達が集まってCADの話や宝飾業界の話をしてきました。

僕は、忙しかったのでいけないかなと思ったのですが・・・

いろいろな方にお誘いをいただいたので、頑張っていくことにしました。

少し遅れてしまいましたが、たぶん夜は長いと思いつつ・・・

それにしても、夜中の1時を過ぎた頃に気がつきましたが、今回の企画をたててくれた久保田さんはお酒が飲めない・・・

それなのに、こういう企画をたててくれる。

なかなか、できる事じゃないよな・・・

今回はいつもの顔見知りの人もいたけど、今まで噂は聞いていたけどあった事はなかった人達にも会えた。

噂にも聞いていなかったけど、活躍している人達もいた。

また、新しい人達に出会えた。

人に会う。って時間とお金がかかるし、人の話を聴く努力。自分の思いを伝える努力。

意外と労力がかかる。

だけど、本当にその労力を払っても人に会う事はとても大切。

昨日もそんな時間を過ごす事ができた。

その中で、おおくの人達が感じていたことなのかもしれないけど。

CADを学ぶ。CADができる。という事は仕事の増加につながる訳ではなく、手作りの代替になってきている。

もう、CADはできて当たり前。CADができた上で何をするのかが大切。

もう、みんなマスタークラスでCADができる人達が集まったから、その言葉は実体験に基づく重みがある。

2~3年前はCADができるという事だけで仕事はとれた。

だけど、今は様子が変わってきている。

造型機を持つだけで仕事が増えた。

それも今は変わってきている。

ここ数年で僕らがCADを取り組み始めた頃と比べて、CADができる人も増え、CADを教える人も増えてきている。

CADができる人が増えてきているのに・・・

造型機がいっぱい世の中に出回ってきているのに・・・

宝飾産業の売上げの推移はどうなっているのだろう・・・

そう考えると、CADができるというだけの人材が社内に付加されても企業の売上げは変わっていないのかもしれない。

買うしかなくて買う。やるしかなくてやる。

という状況で新しい事をはじめるのではなく。

銀屋のながさかさんが言っていたけど、やれる時にやる。

という事が本当に大切だと思う。

それは、今力をつけている、エムクラフトさんなどにも当てはまる事だと思う。

どんどん新しい事にチャレンジするのは未来の行き詰まりを防ぐ事ができるはず。

現状は良い結果だとしても数年先を見越して、投資や努力を繰り返す事はどんな産業でも大切な事。

行き詰ってから、良い所の真似をしても、なかなか行き詰まりから脱出できない。

それは、良い結果を出している所は何年も前にそこは通過していて、もう真似される頃には違う努力をしているはずだからなんだと思う。

1を2とか3にしていく人はいっぱいいるけど。

ゼロから1を作れる人は少ない。

ゼロに対してなかなか予算を考えたり予測をする事は難しいから。

ゼロを1にする人はとても大きな勇気を持っているという事なのだと思う。

僕も、勇気がある経営者でありたいと思う、昨日の甲府の夜でした。

突然呼び出して、家族がいるのに顔を出してくれた江口君に感謝しつつ、今日の業務を頑張ろうと思います。

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国内ブランドは海外需要をどう取り込んでいくのか・・・

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ほら、中国からの渡航条件が緩和されて、より多くの人が日本を楽しむ事ができるようになったでしょ。

僕の中でも、中国人というか、外国の人は文化の違いや言葉の違いがあって、なかなかそこにある需要を考えることはしてこなかった。

しかしながら、一昔前に比べると日本という国の中にも多くの外国人がいる。

外国人の参政権の話題もココ最近ホットな話題でもある。

先月、上海に行き、その後も上海スタッフと連絡を取り合って気付くことが多くある。

いま、日本は人口の減少に伴い労働力の低下をどのような形で補っていくのか・・・

保育所などを拡充させ、女性も働きやすい環境をつくり、男が稼いできて、女性が家を守る。なんていう考えかたは、とても古い考え方として、女性の社会進出を促し、新しい枠組みを作り上げようとしている・・・

女性も働く時代。

そして、外国からの労働力も今はもう外す事ができないくらい多くの所で目にする事がある。

それならば、国内需要の衰退を感じ、海外マーケット進出という考え方もあるが・・・

国内にいる外国人の人達にターゲットを絞った販売戦略を考えてみるのこれからの宝飾業界には必要なのかも知れない。

今、何人ぐらい日本で外国の人達が生活をしているのかは分からない・・・

だけど、そこの人達にもう少し分かりやすく、買いやすい環境を整えていく事も、国内宝飾産業の成長のキーポイントを握っているような気もする。

僕の学校でも今まで何人か、日本語が少ししか通じない人が来てくれた事があるが、正直、英語を話す事ができるスタッフが一人しかいないので、なかなか満足ができる対応を取れたとは思えない・・・

楽天・ユニクロなど社内の公用語を日本語ではなく英語に・・・

なんて会社もでてきている。

大変かもしれないけど、そこには1歩踏み込んだ努力をしなくてはいけないのかもしれない・・・

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