友達って大切だよね・・・

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なんて事がない話だけど・・・

友達って大切だよね。

20年も前の友達が集まる機会がある。

同窓会。

その同窓会を開く為に、いろいろな人が連絡をくれる。

友達の友達は友達だから、同じ事をそれぞれ報告してくれる。

あえて、聞いていないていで「連絡してくれてありがとう」という事にした。

なつかしい人もいる。

今度会うのに、恵比寿まで足を運んでくれる人もいる。

久し振り!

みんな元気。

普段は気を張っている事もあるけど、あの頃の奴らに会うと、あの頃に戻るよね・・・

企画をしてくれる人には感謝をしつつ、古い出会いだけど、なんだか新しい出会いになりそうな気がする。

みんな元気そうで何よりです。

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低価格な商品をいっぱい売る事の難しさ・・・

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今日はね、彫金教室によくある事を書いてみようと思います。

僕自身も最初というものがありました。

シルバーアクセサリーってかっこいい!

なんて所から宝飾業界に参入してきた事を覚えています。

雑誌で気に入ったシルバーアクセを見つけて、電車に乗って人ごみをかきわけ買いにいきました。

いつのまにか、無くなってしまったけどね・・・

そんな所から僕自身もスタートしたので、最初はシルバーアクセサリーを作る。

という所がスタート地点でした。

もう、本当にがんばっていろいろ僕なりにかっこいい、と思われるものをつくったり、様々なブランドのかっこいいやつを真似して作る所からスタートしました。

その当時は、とても金やプラチナ、ダイヤモンドでジュエリーをつくるなんて考えられませんでした。

だって、お金がなかったから・・・

だから、出せるお金で作り始めるとどうしても銀になってしまいました。

本当は金やプラチナで作りたかったけど・・・。

そして、友人知人をきっかけに“売る”というレイヤーにいき始めたのですが・・・

なんにせよ、たくさん売る事はできませんでした。

別に、僕自身にたいしたブランドも実績もなく、ないなりにセールスプロモーションをするお金もあまりなく、本当にたまに売れる。という状態が続きました。

たまにしか売れないのに、低価格なシルバーアクセサリー・・・

もう、事業として継続していく事はとても未来が見えてこない状況でもありました。

そんな中、偶然というか、おつきあいというか・・・

仲の良い友人が結婚することになり、そのブライダルリングの製作依頼をうける機会に恵まれました。

実は、とても緊張して作ったことを覚えています。

僕なんかでよいのか・・・

一生懸命できる限りの知識と技術を使って作り上げたリングは今でもよく覚えています。

そして、そのとき頂いたお金は当時の僕にとってはとても大きな金額を頂くことができました。

今だったもう少し上手にダイヤを留めることができるような気もするリングにです。

そこから、少しずつですが成長して現在ではお店を持つ事ができるまで、多くの人に応援してもらって今日に至っています。

そこで、彫金を学ぼうと思っている人達にぼくからのアドバイスです。

低単価のものをいっぱい売る。

高単価のものをひとつ売る。

どちらも大変かもしれませんが、現実的な話で考えてみるとたくさん売る。という事は商品力か強い販売力がないと実現不可能です。

商品力とは、広告を打つ。有名な人に身につけてもらい、良いといってもらう。などなどモノが良いというだけでは商品の総合力は上がってはいきません。

強い販売力は薄利多売を実現する多くの店舗数だったりします。

とても1店舗ではユニクロやH&Mのような価格帯は実現不可能だったりします。

簡単にはじめられるから気軽にはじめてしまうアクセサリーというジャンルは否定するものではありませんが、柱にしていく為には実は大きなお金がかかってくるものだという事を理解しておく必要がある。

という事でした。

友人価格の呪縛から離れて唯一の大切な顧客である。というスタンスを大切にしていきましょうね。

薄利多売の商品もあってよいと思いますが、メインは違う所に持ってくる事を僕たちはお勧めしています。

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自宅で彫金教室。

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ラヴァーグの生徒達が少しずつ僕らと一緒に成長してくれて、彫金教室やCADの学校を開く。

僕達はそんな人達を応援しています。

先日、そんな生徒の一人であるクマオさんが、頑張って自宅の横にひとりでログハウスを手作りして、そこで彫金教室を開校させました。

ベアーテイルという教室です。

そのベアーテイルがこの前小さな雑誌に大きく紹介されていました。

奥さんも講師の資格をとって、夫婦2人で楽しみながらやっていく。

そんな事が書いてありました。

僕らは、彫金やジュエリーCADやハワイアンジュエリーを教えていますが、ラヴァーグもスタートは本当に小さな1部屋からスタートしました。

自宅ではありませんでしたが、今思うと自宅で彫金教室というのは意外と便利な事も多いのかもしれません。

家賃もかからないですし、初期投資が少なくてすむのもメリットです。

なかなか、大きなお金を集める事は最初は難しかったりします。

そこで力をつけ、少しずつ設備を増やし、仕事とプライベートをしっかり区別する事をファーストステップとして目指していくのも良いのかもしれません。

英会話教室というのはどこの駅に行っても複数あったりします。

彫金教室がほんの少しそこに近づいていく事を夢見つつ、自宅で彫金教室なんて人が増えてくれたらと思う、クマオさんの活躍ぶりでした。

無理せずはじめて、無理しないからこそ続けらられる。

そんなはじめ方があってもいいのかもしれません。

これから、彫金教室をはじめたい。

CAD教室をはじめたい。

そんな方は、僕達が経験してきた苦労であればアドバイスをしますので、お気軽に恵比寿に足を運んでもらえたらと思います。

みんなで、がんばりましょう。

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空気も一緒に買ってもらう。

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松尾塾をほったんにいろいろな所でブライダルジュエリーの大切さを話す機会があったので、もう少しその話に僕の思いを付加してみようと思います。

3兆円あった宝飾産業が今は9000億円を割り込むほどの勢いで推移をしているそうです。

そんな中、ブライダルジュエリーの落ち込みが他のファッションジュエリーやシルバーアクセサリーなどの落ち込みほど落ち込んでいないという話を聞きました。

今は、H&MやZARA、ユニクロなどのファストファッションが全盛の時代です。

力があるリテーラー(小売店)が多くのジャンルをM&A(企業の合併と買収の事)を繰り返し洋服屋さんが今ではカバンも靴もジュエリーも売り始める時代に突入してきました。

ファッションのワンストップショッピングの時代です。

ワンストップショッピングとは、お気に入りのブランドやショップで全てのモノを揃えるというニーズが増えてきている。と言う事です。

多くのブランドが入り乱れ、情報が乱立する中、情報を集める時代から、情報を選別する時代にスライドしてきた中、あまり多くの情報を集め、選別する事じたいが“めんどくさい”という世代の人達も増えてきているそうです。

だから、お気に入りを見つけると全ての事をそこで済ませる。そんなマーケットのニーズに私達はどのように対応して行けば良いのでしょうか。

宝飾業界は宝飾業界の中だけの競争の時代からアパレルなどの異業種とも競争をしていかなくてはいけない時代になったのです。

そんな中、私達の業界にあるアドバンテージとはどのような部分なのでしょうか。

それは、宝飾業界にで活動してきたデザイナーや販売員やクリエイターの人達は、ジュエリーのエキスパート集団である。

という事が、異業種との最大のアドバンテージでもあると僕は考えています。

それではそのアドバンテージを活かしたジュエリービジネスのセグメントは一体全体どこにあるのでしょうか。

H&Mやテレビショッピングや通信販売で動くような低価格の商品は宝飾業界が持っている最大のアドバンテージを活かす事ができているのでしょうか・・・

はたしてその部門に力を入れていく体力がある企業は現在いくつ残っているのでしょうか。

現実的な路線としてそのアドバンテージを最大に活かし、落ち込みが少ない宝飾業界にエキスパート集団にこそ依頼をしたい部分がまさにブライダルジュエリーやオーダメイドジュエリーだと考えています。

ここは最高のビジネスチャンスではなく、宝飾業界が絶対に落としてはいけないパートであるのです。

ジュエリーのプロが接客し、ジュエリーのプロだからこそ一生のジュエリーを提案する事ができる。

そこをまずクローズアップする事が私達のスタート地点にふさわしいと考え、ブライダルジュエリーをクローズアップするプロジェクトを企画しているのでした。

僕達が作り出しているモノはジュエリーなのかもしれません。

だけど、僕達が伝えていきたいものは金やダイヤモンドではなく、“様々な思い”を小さなモノにこめて身に付けてもらう事が僕達の商品の能力だと考えています。

そして、そのモノは素材としての価値だけでなく、プロが作り出した空間で、プロが作り出した空気と一緒にお客様に渡されるものなど、自分自身でお店をやっていると感じる事ができます。

空気を作り出し、空気も一緒に買ってもらう。

そんな事が大切な事なんだと思う今日この頃でした。

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ラヴァーグジュエリースクール新サービス開始!

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という事で、ラヴァーグの生徒達向けに新しいサービスを開始しました。

ジュエリーショップ「プアアリ」のブライダルジュエリーなどの商談スペースを予約制で貸し出すサービスです。

なんで、そんなサービスを開始したのかというと・・・

本気でジュエリービジネスを開始した時、まずはお客様と会う。

というところから全ての事がスタートします。

もちろん、ネットで決済するような低価格の商品は別ですが・・・

ジュエリーやブライダルリングとなるとそう簡単には行きません。

なぜなら、ジュエリーの値段はどのようにお客様が受け止めていくのかに重要なポイントがあります。

単純に、デザイン、価格、金属としての重さ、石の値段だけでお客様が購入をするわけではありません。

プロの担当者による接客や、素敵な空間など、様々な行程をへて付加価値が付いて購入にいたります。

お店の雰囲気なんかはとても重要な要素です。

多くの人達がそんな事はわかっているよ・・・

というような話ですが、実はここに大きな壁があります。

ジュエリーメイキングを覚え、CADの技術を取得し、ホームページをつくり、それなりの準備をしっかりして、準備を整えた人達が最初にお客様からの問い合わせがあったとします。

会わないで済むようなしょうひんもあるかもしれません・・・

だけど、お客様の本当に欲しいものを聞いて作り上げるような商品だったら、会うという事は避けられません。

友人知人であれば、自宅でも良いのかもしれません・・・

喫茶店やファミレスでも良いのかもしれません・・・

だけど、それ以外のお客様とジュエリーの商談を進めていく場合、ファミレスなどではせっかくのジュエリーの価値を高めていく事は少し難しいのかもしれません。

商品力のあるカルティエやブルガリですら、ファミレスで販売をする事はないのに、それよりブランド力が少ない所がファミレスでの販売では伝わるものも伝わりません。

そんな事は分かっている・・・

僕もそう思います。

そうなってくると、自分でサロンやジュエリーショップを持つしかないのか・・・

それは、そんなに簡単なことではないという事もみんな知っていると思います。

そんな壁がある事を真剣に小さな所からジュエリービジネスを始めるとつまづいてしまう所なのかもしれません。

ネットで売れる商品とネットで売ってしまっては価値が下がる商品があるのです。

値段や商品は一人前だけど、そのほかの部分が足りていない・・・

モノを売る。と言う事はそんなバランスの上に成り立っているのです。

いいモノを作れば売れるのかもしれません。

だけど、僕の実家の埼玉県入間市でジュエリーを買うのなら、銀座で買いたいでしょう・・・

ファミレスで打ち合わせをするなら、ちゃんとしたジュエリーショップで打ち合わせをしたいでしょう・・・

考えてみると・・・

当たり前の事です。

という事で、生徒達にお店の商談スペースを予約制で開放する事にしました。

無料での貸し出しです。

リフォームなどの打ち合わせもしっかりできるように、ダイヤモンドテスターや比重計などの設備も無料で使用する事も可能です。

また、当たり前かもしれませんが、トレイやリングサイズスケールなどの備品も自由に使う事が可能です。

僕達が5年間かけてきたオーダーを受ける為に必要な設備や受注書類なども生徒向けに提供する事になりました。

そんなサポートが少しでも生徒達のジュエリービジネスの支援になればと考えています。

どんどん使って下さい。

詳細はラヴァーグにお問合わせ下さい。

℡03(5789)3554

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