実はここ最近、いろいろなジュエリーメーカーの人事担当者と各企業が求める人材について、色々な話を聞かせてもらっているよ。
今月もまだまだ、歩いていくよ。
ラヴァーグにもよくジュエリーCADが出来る人を採用したい。
ジュエリーが大好きな人を採用したい。
と求人依頼があり、求人票を張り出しているよ。
でも、本当の事を言うと・・・
今までは、その求人依頼があった会社の事を詳しく知らなくても、張り出していたんだよ。
おかしな話だよね・・・
企業で働く。就職する。
人生の中でも重大な事だよね。
生徒達は、学校を信じて求人票を見て、面接に行く。
だって、学校がお勧めしているのと同じことだからね。
よく分かんない企業を紹介しちゃいけないよね。学校は。
生徒にとっては、とっても重要な事でもあるからね。
もちろん、採用される人もいれば、断られる人もいるよ。
断られた場合はちょっとおいておいて・・・
採用された場合に問題が起きる事がある。
採用され、希望に満ちて初出社する。
最初は、いろいろな事が新鮮であったり、環境に慣れようと努力をする。
でも、なんだか面接で感じた事となんか違う・・・
ギャップがある。
最初は我慢。
でも、やっぱり、なんだかおかしい・・・
色々と考えた結果。退社する。
よくある話だよね。
本当に・・・
でも、それは紹介した学校にも少しは責任があるかもしれない。
決めたのは自分だから、学校には責任がないかもしれない。
会社の面接官が、会社のメリットばかりを言ってしまい、デメリットを伝えていなかったのかもしれない・・・
原因はいろいろあるとも思う。
学校は関係ないかもしれない。
だけど、いろいろな企業を回ってみると。
学生の採用を昔はしていたけれど、今はあまりしていない。という会社が意外と多い。
その理由は、企業側からも学生の面接の時とのギャップに悩んでいる。
やっぱり、ギャップを埋める事ができていないのに、よく分からないのに紹介してしまっていた学校の責任はあるような気がする。
仕事って楽しい方がいいよね。
でも、自分が楽しいのは大切なのかもしれないけど。
自分が楽しむ為だけにやっている事は趣味だと思う。
相手を楽しませたり、喜ばせたりするのが仕事なんだという話を生徒達にもよくしている。
繰り返すけど。
自分を楽しませたいのは趣味。
相手を楽しませるのが、仕事。
この違いがわかっていないと・・・
好きを仕事に!
趣味を仕事に!
というよくあるキャッチフレーズに乗ってしまう。
あくまでも、相手が喜んでくれる事が前提に、努力をして、出来ない事が出来るようになる事が、自分自身の成長などを通じて後から楽しい仕事だった。成長できた仕事だった。という事になると僕は思っている。
それは、後から楽しかったという話。
話が横にそれてしまったけれども。
モノ作りが大好きな学生を採用して、失敗したと思った時の話を何社かの人事の人が似たような事を言っているんだよ。
作っているものが、つまらない・・・と。
売っているものが、つまらない・・・と。
もっと、もっと、独創的でクリエイティビティの高い仕事をしたい。と。
大きな企業ほど、「つまらない」と言われ、モノ作りが好きな学生を採用して、何か月も社員研修をして、お給料を払っても辞めていってしまう。
という事に悩んでいるという。
何が問題なのかは、実は僕はよく分かっている。
うちの会社は、学校でもあり、メーカーでもあるからだ。
簡単に言うと、作っていて楽しいものと、売れていくものには必ずギャップができるという事。を分かってほしいんだよ。
人は、同じものを作り続けていると必ずあきちゃうよね・・・
でも、ヒットしてしまうとたくさん作らないといけないでしょ・・・
同じものを、今日も、明日も、明後日も。
単調に、繰り返して、繰り返して、同じものを作り続ける。
繰り返さないといけないんだよ。
だって、クオリティーがばらばらだったら、買った人が怒っちゃうでしょ。
売れれば売れるほど、同じ作業の量が増えていくんだよ。
売れた方がいいのに・・・
モノ作りがつまらなくなっちゃう・・・
この気持ちを防ぐのには、モノ作りだけを見ていてはダメなんだよ。
もっと会社全体を見る必要があるんだよ。
本当の事を言うよ。
モノ作りだけしか見ていない人は、採用したくない。
と思っている会社がいっぱいあるんだよ。
紹介する生徒によく分からない会社を紹介したくないから、いろいろなギャップを埋める為に、聞いて歩いて分かった事だよ。
僕も、少し驚いたよ・・・
学校が変わんないといけないよね。
学校からは採用したくないと言われないように。
モノ作りの学校からは採用したくない。
社会経験がある人を採用したい。
と言われなようにね。