という事で・・・
ローランドDGからJWX-30という宝飾専用造型機が国内販売されます。
今回のこのJWX-30という企画のとても新しい所は・・・
ジュエリーをコンピューターで作る為の全てが含まれているという事です。
通常、CADソフト・CAMソフト・造形装置は全て別々のモノとして販売されている事が主流です。
CAMは造型機とセットになっているモノもありますが・・・
少なくても、ジュエリーCADソフトとハードは別々のものですが・・・
今回の企画はそれが全て一緒です。
価格は¥1,850,000という価格ですが・・・
ソフトウェアの価格を考慮すると造型機&CAMソフトの価格は150万くらいです。
安いとは言わないけど・・・
ジュエリーCADの造型機という視点からすると・・・
今まで手が出せなかった小さな工場や小売店や個人のジュエリークリエイター達でも手が届く価格になって来たという事は間違いありません。
僕は、ローランドはもう宝飾業界に新しい機械は投入してこないんじゃないか・・・
と思っていました。
だって、この小さな宝飾業界に一部上場企業のローランドが、もうテコ入れなんて・・・
と・・・
誰もが思っていたはずです。
それがね・・・
僕はこの企画を聞いた時・・・
嬉しかった・・・
まだまだ、この業界をなんとか出来ると思っている人達がいる事と、このジュエリーCADというソリューションに大きな会社が力を入れていこうと思ってくれている事を・・・
そしてね・・・
もうひとつ新しい事があります。
実は、今回このJWX-30を国内で売るという事について、ずっと前から僕らは提案を受けていました。
担当者がラヴァーグに足を運んでくれたのはもうずっと前のような気がします・・・
機械を売るだけ・・・
ソフトを売るだけ・・・
そういった売り方はもうしたくないし・・・、買った人が本当に喜んでくれるわけが無い・・・
確かに、CADの機械やソフトウェアはお金を出せば買えます。でもね・・・使いこなせるか・・・
というと、まったく別問題です。
例えば、ジュエリーCADのソリューションを使いこなす為には・・・
いろいろな必要な要素があります。
当然、機械やソフトウェアを開発してくれる、企業が必要になってきます。今回の場合はローランド。
そして、その機械の特性やハードウェアの消耗品などを適切にサポートをしてくれる企業。
ジュエリーCADのソフトウェアに関しては、ソフトウェアに詳しい人だけでは実は、駄目です。ジュエリーに詳しくて、ソフトウェアにも強い企業が必要になってきます。
この3つの企業がアライアンスを組んではじめて、このJWX-30を買ってくれた人達に満足してもらえるソリューションとして提供できるし、していきたいという話でした・・・
そのとおりだと僕はその時思いました・・・
何故なら、甲府や東京でも、機械やソフトを買ったけど使いこなせなくて、高いお金を払ったけど・・・、使えない・・・、という評判を僕はいくつも耳にした事があったからです。
ちゃんとサポートできる環境があれば・・・
そんな噂が立つわけがないのに・・・
ただ売るだけでだから・・・
しっかりサポートする環境さえあれば・・・
そんな人達が口を揃えて言っていたのが、CADは駄目だね・・・
僕は、悲しくなりました・・・
だから、今回のローランドからの提案にはとても賛同ができたのでした。
こういう姿勢で開発されて販売されていくのであれば、ジュエリーCADに興味はあるけど・・・、お金を出すからには・・・という不安があって、躊躇していた人達の後押しができるのでは・・・
という事で、ローランドとのアライアンスを組んでこの企画を一緒に進めていく事になったのでした・・・
まだ、生まれてたてのハードでもありますが・・・
ローランドの開発チームが熱い思いで開発してくれた機械です。
どんどん良くなっていく事でしょう。
この機械は、ジャパンジュエリーフェアーで今週の水曜日、国内発表されます。
僕らも、ジャパンジュエリーフェアーの3日間ローランドのブースでこの新しいソリューションの発表のお手伝いをする事になりました。
詳しい話は、少しずつ発表していきます。
興味がある人は、是非、ジャパンジュエリーフェアーに足を運んでくださいね。
入場チケットはラヴァーグに用意してありますので、チケットが間に合わなかった人はラヴァーグまで取りに来てください。
3日間は、僕やあきちゃんやラヴァーグのスタッフの誰かが現地に行っていると思います。
うまくいくといいね・・・
それと、今回、このサポート体制を構築して販売していくという姿勢に共感して、もう1社このJWX-30ソリューションを一緒に構築していくことになったのが・・・
IJT(国際宝飾展)・IJK(神戸国際宝飾展)・JJF(ジャパンジュエリーフェアー)を通じて、いつも最大規模で出店している工具屋さんの鈴峯が一緒にこの企画に取り組んでいく事になっています。
販売会社は何社もあるそうですが・・・
様々なジュエリーCADの機械を取り扱ってきた、鈴峯が絡んでくる事と、業界に強力なネットワークを持っている会社ですので、僕はこの機械が広がっていく事を楽しみにしています。
他の造形装置もたくさん展示してあると思いますので、他とのとの違いも詳しく教えてくれるはずです。是非、鈴峯のブースにも足を運んでみてください。