校長です。
伝統的の一線を越える。
すごく怖いです。
なぜなら、真っ先に石を投げてくる人が多いるキーワードだからです。
伝統を守る事は文化としては大切です。
学校の先生達や研究者の人達は頑張ってもらいたいです。
でもビジネスにおいてはどうでしょうか?
地方創生や地域活性化の視点からすると、伝統をブランド化していく戦略もありです。
ただね。
このキーワードで若者をしばりつけないでほしいです。
いま、大切な事は伝統をただ守る事ではなくて、伝統とどう混ざっていくのか。という事。
いい習慣は残す。
古い習慣は改善する。
残すべきもの、変えていくべきもの。この違いが分からない人に限って伝統を残す。と強く言っている気がします。
なぜなら、変えていくべきものを判断するには努力と決断力がいるからです。
新しい事を知る努力もせずに、伝統・伝統と言い続けるのは楽です。
そもそも、変化をする為には努力がいるからです。
知らない事を知る努力は大変です。
お金も時間もかかるからです。
新しいものを取り入れていくのは本当に大変です。
僕がジュエリーCADに力を入れていく。と決めた時も多くの職人さんがネガティブな印象をもっていました。
でも今は違いますよね。
うちの会社はPOSを先月から導入しました。
生徒管理や在庫管理をする為です。数百万もするので迷いました。
しかも、お金を払えばすぐ使えるかというとそうではないです。
今まで使っていたシステムを捨てて、新しいシステムを入れるのは大変です。
事務方も先生達もいま、新しいシステムの活用に四苦八苦しています。
POSで生徒管理?と思うかもしれませんが、かなり凄いです。
ひとりひとりの生徒のあれこれをしっかりと共有していく事は、生徒達の目標管理やモチベーション維持につながるはずです。
ちょっと横にずれてしまいましたが、昔のまま脳内が止まっている人も世の中にはいます。
ただ、厄介なのは本人が脳内が止まっている事に気が付いていない場合が多いのです。
気が付いていても自分が古くなってしまっている事を認めたくない人も多いです。
伝統を知る事も大切です。でも同じぐらい新しい事を知る事も大切というお話です。
伝統の一線を越えていける人が、その他大勢から抜け出していける事を知ってもらいたいです。
伝統を越えていきたい人は、いちど恵比寿に足を運んでみると、守るべきところ。変えなくてはいけないところ。この違いがわかるはずです。