今日は、お昼ご飯を食べた後、少し遠回りをして教室に帰りました。恵比寿の裏路地には結構いろいろなお店が隠れています。
今日みつけたお店は“ARUMDEDAUM”という石けんのお店を見つけました。恵比寿の地味な裏路地にあるのですが、石けんの専門店でした。店内に入ると、綺麗な丸い石けんが並んでいました。
URL http://www.arumdedaum.com というお店
店員さんに僕は「普通の石けんと何が違うんですか?」と・・・
店員さん「とにかく、成分が違うんです」
店員さん「体に悪い成分は一切使っていないんです」
僕「ふーん」
小野寺先生「ふーん」
僕はその後店員さんの説明をしっかり聞いていましたが、一緒に行った小野寺先生は、次から次へと石けんの臭いをかぐのに夢中になっていました。
話しながら、石けんの値段に目をやると・・・
なんとひとつ¥1890もしました!!
すごいですね、石けんなのに・・・
でも、本当にすごいのはここのお店です。
石けんを、まさにジュエリーのように陳列しているのです・・・
これって大切な事ですよね・・・
せっかくつくった素敵なジュエリーでも、ディスプレイ次第で商品価値が変わってしまうのです。
何が言いたいのかというと、前回、ジュエリー制作の工程を書きましたが、ジュエリーがお客様のお手元に届くまでにはジュエリーをつくるだけではだめなのです。
そう、この石けんのように、美しく飾り、気持ちよく販売するという事もとても大切なのです。
9の工程を経て検品の次は・・・
10、商品撮影(カメラマン)
当然、できた商品は雑誌やカタログに掲載したり、店舗内での様々なプロモーションの為、商品撮影は非常に重要になってきます。
実は僕らの教室でもこの写真撮影は結構苦労してきました・・・
カメラ、照明、空間演出、もちろん僕はあまりできませんが、できあがった写真を加工する技術など1枚のジュエリーの写真を撮ってもらうのに数万円かかる事は良くある事です。
11.広告デザイン(広告デザイナー)
広告デザインはもちろんデザイナーだけでなく、キャッチや商品を言葉で飾るライターなど、それぞれ専門家が存在するのです。
せっかくカメラマンが撮ってくれた写真もこのデザイナーのセンス次第で良くも悪くも変わってしまいます。
もちろん商品につけられる“言葉”も重要です。
アリージュエリーのネットショップでも、担当のあきちゃんが商品一つ一つにかなり苦労して言葉を商品につけているので、機会があったら見て下さいね。
そんな苦労がわかると、ネットショップの商品に対する“言葉”も気になる一つになってきますよ。
12.店内ディスプレイ
これ、実はとっても難しいのです。アリーでもここは常に苦労しています。
リングを綺麗に見せる飾り方、ネックレスをかっこよく見せる飾り方、メンズをメンズらしく見せる飾り方、正直ものすごーく難しいです。
僕は、デパートとかにジュエリーを見に行く時はもちろん商品も見ますが、照明の角度や照度、ディスプレイに使っている小道具まで気になって見てしまいます。
みんなも注意してここを見てみるとプロの仕事とおしい仕事がだんだんわかってきますよ・・・
ここまででやっと、お店に気持ちよく商品が並ぶのです。たくさんの人達が力を合わせて商品を作っている事がわかりますよね。
もちろん、お店に並んだ後は、店員さんが毎日ぴかぴかにジュエリーを磨き上げたり、お客様に気持ちよいと思われる接客の技術も“売る”という行為には非常に重要になってきます。
ここまでの工程がひとつでもおろそかになると、商品は売れません・・・
まぁでも分かっていても、なかなか全てを完璧にクリアーするのは難しいモノなんですけどね・・・
はぁー・・・
ジュエリーを作るだけでは仕事にならないし・・・
売るって本当にたいへん・・・
でも、僕は頑張って宝飾業界を志す生徒達の道標になれるように頑張っていこと思います・・・
みんなが売りたいと思った時に実際の店舗でも、ネットショップでも少しでも役にたつ情報が教えられるように・・・
という事で、今日は石けん屋さんから、大切な事を気づかされた一日でした。