2014年ありがとうございました。
今年一年振り返って、本当にリピーターのお客様に支えられて、ハワイアンジュエリーのプアアリの方も成長させていただきました。また、新しく出会う事ができたお客様たちにも感謝しております。
ラヴァーグのほうはというと生徒達の質の変化を強く感じる一年でもありました。
実は2年ぐらい前に、今でもありますが、学生向けの入学案内のコンテンツを作りました。
http://www.lavaguejewelry.com/gakusei/forcollege.html
高校生や大学生に少しラヴァーグを説明してみよう。というコンテンツです。
しかし、このコンテンツはあまり学生には響いていませんでした。
なぜなら、学生はあまり入学しにきていません。
その代わり、一度社会に出ている人には、僕達が伝えている事に実感があり、昨年よりも生徒数は伸びています。
大人はみんな知っているのです・・・
なぜなら最近僕が学校案内をする時に感じる事があります。
僕はここ数年。技術を学ぶだけでは売る事ができない。
Webサイトをつくるだけでは売る事ができない。
闇雲にSNSで友達を増やし意味がないし、売る事ができない。
という話をし続けてきました。
なぜ、そんな事を言っているのかと言うと。
プロになれる。
技術を身に着ければ、今の時代はインターネットがあるから売れる。
CADを覚えればこの業界でやっていける。
SNSで友達を増やしましょう。
Webサイトをつくりましょう。
などなど、ざっくりとした切り口の話をがんばって実行しているのにうまく言っていない人がとても多いからです。
ちなみに、CADを覚えて、技術を身につけて、SNSに取り組んで、Webサイトを作っても僕達は最初は全然売れませんでした。
売れ始めるのにというか、赤字から脱出するのに、販売のほうは約3年かかりました。
そもそも、なぜジュエリーを売るのか。という質問に具体的に答える事もできませんでした。
作れるから、売りたい。
作るのが好きだから、売りたい。
では、誰にも共感してもらえないし、応援もしてもらえません。
「お客様を幸せにしたい。」
「お客様を笑顔にしたい。」
このセールストークにも、疑り深い僕は違和感を感じてしまうのに、自分ではお客様に言っていた時期もありました。
初めて会った人を突然、幸せにしたい。とは思わないよな・・・
好きでもない人を笑わせたいとも思わないよな・・・
そんな事も思ったりする僕です。
買ってくれた人を幸せにしたい・・・
という事なのか・・・
買わなくても幸せにしたいと本当に思ってくれるのか?いや思わないはずだ・・・
などなど、自分自身の本音とセールストークが会わない時期がありました。
そして、それは確実にお客様達も感じていたはずです。
初対面なのに、幸せいしたい!なんて言い始めたら気持ち悪いですよね。と聞くと、ほとんどの人が気持ち悪いという返事です。
驚くというより、そりゃそうだ!という感じですよね。
ありきたりなセールストークは既にトークである事がばれてしまっている・・・
プロが教える。→どんなプロ?
インターネットで売れる。→どうやって?どのくらい?
歴史がある。→どんな歴史?
などなど。
最近は学校の説明をする時間がどんどん少なくなってきています。
昔は学校の説明をかなり念入りにしていました。
ラヴァーグの伝えたい事が伝わっていない。と勝手に思っていたからです。
資料をもっともっと充実させる事を考えていた時期もありましたが。
今年を振り返ってみると、あまりその必要もなくなってきたと思っています。
なぜなら、多くの人達はもう充分僕達の伝えたい事を知っているからです。
知っているというより、体感していると言ったほうが正しいかもしれません。
社会人はどのような業種でもお客様がいて、モノやサービスを販売しているからです。
そして、既に成功や失敗を体感しているからです。
だからもう知っているのです。
来年もひとりひとりの生徒達に正直にスタッフ一同取組んで行きますので、2015年もよろしくお願いします。