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2016年 1月 の投稿一覧

ジュエリーを買わない先生に、ジュエリービジネスを教わってはいけない。

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1月も終わりますが。相変わらず学校は賑やかで2016年も新しい人達がどんどん飛び立っていく予感がします。

 

最近はラヴァーグに入学しに来る人の傾向はどんどん、本気の人が増えています。

 

ジュエリーCADに限らず彫金やロストワックスのコースでもです。

 

また、1月の後半から値上がりしてしまいましたがアントレプレナーコースの申し込みも既に2月の枠の申し込みが埋まり始めています。(アントレプレナーコースの入学できる人数は一か月に6名まで。)

 

実は、アントレの話を聞きたい。という人の場合なるべく僕が説明をするようにしています。

 

ジュエリーブランドを既に立ち上げていたり、もうお店を持っている。という人もいるからです。

 

1月の入学者にもそんな方がいらっしゃいました。

 

そこで、僕が少し感じた事を書いてみます。

 

ジュエリーブランドを立ち上げたい。と思っている人は、ぜひジュエリーをいっぱい買ってもらいたい。と思っています。

 

僕は一年間を通じて考えると3回~5回ぐらいは買っています。(そんなに多くはないかもしれませんが・・・。先週も購入させていただきました。バナナのピアス。)

 

自分が欲しいと思う場合もあるし、いつもお世話になっている人に贈りたいと思う事もあるし、奥さんに買う事もあります。

 

買う?

 

もう自分で何でも作れるのになんで買うの?

 

欲しいものは自分で作れば良いじゃない!

 

というような声が聞こえてきますが。

 

買わないとダメなんです。

 

ジュエリーを上手につくれる職人さんがブランドを立ち上げて失敗している理由は、実はここです。

 

“ 作れるから買わない ”なんです。

 

僕はジュエリーを買わない先生に、ジュエリーを習っちゃいけない。という話はすべての生徒に話をしているわけではないです。

 

ジュエリーブランドを立ち上げたい!

 

ジュエリービジネスを成功させたい!

 

そんな人にだけ、買わない人から習っちゃいけない。という話をします。

 

ジュエリーを買う。という行為を通じて感じる事や知る事が出来る事がたくさんあるからです。

 

それは・・・

 

接客の仕方。

 

ロゴデザインの物語。

 

名刺の工夫。

 

ショップカードの工夫。

 

アフターフォローの仕方。

 

箱や袋などパッケージ類のクオリティーや気を付けている事。

 

顧客管理の仕方。などなど

 

実は、多くの成功しているブランドはジュエリーだけを売っているのではないのです。

 

ジュエリーを包み込む “空気” も一緒に売っているんです。(空気とは以下の事です)

 

綺麗な店内

 

良い匂いがしているお店もあります。

 

細やかな接客。

 

ほんの少しのわがままを気持ちよく聞いてくれる接客。

 

丁寧な接客。

 

おいしいコーヒー。

 

トラブルが起きた時に安心させてくれる対応。

 

そして、数か月後の気持ち良いアフターフォロー。

 

実は、上手くいっているジュエリーブランドは、指輪のクオリティー以外の事でたくさん工夫と努力をしています。

 

これらの指輪以外のサービスはどんどん進化していきます。

 

新しいサービスはトップブランドから始まるのかもしれません。

 

小さな小さなブランドは真似して良い所はどんどん吸収するべきなのです。

 

新しいサービスの気持ち良さを自分のお客様の気持ち良さに変えてあげて欲しいんです。

 

ちゃんとお金を払って受けるサービスには感動する価値があるんです。

 

だから、僕はジュエリーをつくれるのに買うんです。

 

僕らのずっとずっと先に行っているブランドが頑張っている所や良い所は吸収させてもらう為にです。

 

買わない先生は、ここが分からず、過去の経験だけで生徒に教えていってしまいがちです。

 

いい指輪をつくれば売れる。

 

オリジナリティーを出せば売れる。

 

そんな指輪だけにフォーカスしたやり方では全然、あなたが思っているゴールは近づいてこないのです。

 

あなたの先生はどんなジュエリーを身に付けていますか?

 

あなたの先生はどんなジュエリーを大切な人に贈っていますか?

 

 

 

追伸

 

プアアリの接客もあきちゃんとリオがどんどん進化させてくれています。感謝です!

 

買ってみると、感じる事ができるはずです・・・にやり。

 

サービスが気になる方はここをクリック・・・にやり。

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選んではいけない彫金教室。

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寒いですが、今日は選んではいけない彫金教室というお話。

 

何回か前にも書きましたが、リクルートのケイコとマナブが廃刊になります。

 

25年の歴史に幕を閉じるのです。

 

これも時代の流れなのですが。

 

担当者からのあいさつの中で、“ 学び ”という分野が衰退している。との話がありました。

 

勢いがあった業界が衰退している。

 

人が集まっていた学びが集められなくなっている。

 

具体的にいうとリフレクソロジーやマッサージなどが凄い落ち込んでいるそうです。

 

その話は以前も聞いた事がありましたが、落ち込んでいる理由はエンドユーザーが気が付いた。という事らしいです。

 

簡単にサロンを持てて、体一つで独立出来る。というキャッチフレーズで脱サラしたい人に人気があったそうですが、そのビジネスモデルではあまり幸せにはなれない。という事らしいです。

 

僕は少し違うと思っています。マッサージのテクニックを学ぶだけでは幸せになれないのであって、マッサージのテクニックと経営のテクニックを併せて学ばないから上手くいかないのだと思っています。

 

人を気持ちよくマッサージする技術を身につけ、健康を促進できる知識を積み重ねたとしても、その能力を多くの人に伝える技術やお金がない人がいる。という事なのです。お店を開いた。お客が来ない・・・。(以前の僕と同じ境遇になってしまっているサロン経営者の顔が目に浮かびます。)

 

無責任に簡単にビジネスが出来る。と言ってはいけないのです。

 

ラヴァーグに来ている生徒でサロン経営をしている人もいます。そしてその人はとても楽しそうですし、幸せそうな話も聞いています。なぜ、そんな差が出るのでしょうか。そこを紐解いていくと技術と経営は別の能力という事が分かってきます。

 

リフレクソロジーの学校が教えてくれた事はリフレクソロジーの技術を教える事と。学校経営のノウハウを感じる事であって、サロン経営のノウハウは教えてくれなかった事が上手くいかなかった原因なのです。

 

宝飾業界でもよく同じことが聞こえてきます。

 

どこそこの卒業生は使えない・・・。

 

このギャップは学校で教えている事と現場の企業が求めている考えかたの差があるから起こります。

 

学校教育では、あまり “ お金 ” についての視点がありません。お金の教育が足りないと僕は考えています。

 

“ お金 ” の知識がない先生がお金を無視した指導をします。

 

前回も書きましたが。

 

他にはないものを作れ!よくあるものを作ってもしょうがない!というような事を金太郎飴のような話をしてしまいます。

 

そして生み出されるのが、個性的でオリジナリティーがあふれる人達や考え方から生み出されるものが最上である。と考えている人達です。

 

もちろんアートや新しい創造力はそんな所から生まれてきます。でも、多くの企業は常に “ お金 ” を考えたモノづくりをします。

 

まずは、社員や今まで応援してくれているお客様を守っていく為にも、売上をしっかりと立つものを作り、売るという事について真剣に取り組んでいるのです。

 

そしてしっかりと会社や社員や顧客を守る事が出来る状態になってから、次のステップとしてアートやオリジナリティーに挑戦するのです。

 

アートはお金は抜きで挑戦です。

 

新しい価値はお金になるかならないかは不確定なのです。

 

スタンダードの上にアートを乗っけていかないと上手く行かないのです。

 

何もない人にアートを語ってしまうと、0か100かの戦いになってしまうのです。

 

そこが分かっていない人は、どこからか聞いた話をそのまま子供達にしてしまうのです。

 

そして、初めて就職した企業のモノ作り姿勢は学校で教わった事と違う。と感じてしまいます。

 

どこにでもよくあるモノを作っていてはつまらない・・・

 

もっオリジナリティー溢れるチャレンジがしたい・・・

 

とスタンダードを大切に出来ない子に育ててしまうのです。

 

だから、企業と学生上がりのギャップが生まれてしまうのです。

 

ちょうど今、東京オートサロンという展示会を行っています。

 

僕の友人もピンクのスワロフスキーの車などを何台か出展していますが、ここにあるのはアートな車です。でも、ほとんどの車は一般的に売りに出されることはありません。

 

なぜなら、他に売っているスタンダードな商品があるからです。

 

全ての人が僕が書いている事を鵜呑みにする必要はないと思いますが、少なくとも、真剣にビジネスをしたいと考えている子達には、聞きかじった事を伝えるのはほどほどにしてあげてもらいたいと思っています。

 

そんな出来事があったので、少しチャレンジして書いてみました。

 

すみません。

 

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新しいジュエリーCADスクールへ!1月12日から変わりますよ!

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あけましておめでとうございます!

 

ラヴァーグも2016年は新しいチャレンジをしていきます!

 

早速ですが、1月12日には兼ねてから話が上がっていたレーザーマーカーが導入されます。

 

なぜ、レーザーマーカーという高額設備を導入しなくてはいけなくなったのかは以前のブログで書きましたので省略をします。

 

でも、ちょっとだけ追記します。

 

ラヴァーグの生徒達は短期間で自分自身のブランドを成長させたい。という目的を持っている人が多いです。

 

成長とは?

 

それは、お客様に選ばれる事です。

 

具体的に言うと、自分で作ったジュエリーを大切なお金を払って買ってくれる人を増やすという事です。

 

売上をあげて、伸ばすという事でもあります。

 

僕は趣味の延長線上に仕事は無い。という話をします。

 

その理由は、趣味というのは自分が喜ぶ為にやるものだと思っているからです。

趣味はとことん自分の好きな事をやるべきだと思っています。

 

それに対して、仕事とは自分の為にやるのではなく、お客様やクライアントが求めている事をやるのが仕事だと思っています。

 

自分の為にやるのではなく、相手の為にやるのが仕事です。

 

自分の好きなものを作っているのは趣味。

相手が欲しがっているものを作るのが仕事。

 

たまたま偶然、自分が好き勝手に作ったものを買いたいと言ってくれる人もいるかもしれませんが、そんな確率で安定をさせるのは在庫リスクなどの視点からも小さい企業や個人経営のブランドでは継続していく事ができません。

 

最初から、相手の為に作るべきです。

小さな会社や個人ほど、無駄な在庫や無駄な時間を省く必要があるからです。

 

ラヴァーグの生徒達で仕事にしたい。と思っている人には一番最初から、自分の為に作るではなく、相手を想定してLesson1からジュエリー制作をしてもらっています。

 

この場合の相手とは?

 

ラヴァーグでは最も一般的なお客様の最も多いニーズ想定して最初はモノづくりをしてもらいます。

 

よく、ビジネス書を熟読してしまったり、ビジネスセミナーに頻繁に参加してしまうと。他にはないものをつくれ!とか、差別化を図れ!とか、オリジナリティーを出さなくてはいけない!と生徒達に指導してしまう人が多いのですが。

 

最初からそのやり方をしてしまうと、上手くいかないのです。

 

それは10年前に恵比寿にお店をだした僕が失敗してしまった最大の原因は、それらのアドバイスをそのまま信じてしまって取り組んでしまった。という事だと感じているからです。

 

実はジュエリービジネスで失敗してしまっている人はほとんどがここにあると言ってもいい位です。

 

他にはないものを作れ!

オリジナリティーを出せ!

差別化を図れ!

新しい価値を生み出せ!

強みをもて!

 

に縛られてしまっている人は上手くいかないのです。

この話を書くと更に長くなってしまうので詳しくは別の機会にします。ジュエリービジネスには段階と予算があるので、一般論をスタートアップから指導されても上手くいかないという事だけは知っておいて下さい。

 

話は戻って、レーザーマーカーです。

仕事は相手があってです。

相手とは最も普通の人の普通のニーズを僕は大切にするべきだと、ラヴァーグの生徒達には指導してきました。(石が飛んできそうですが・・・)

すると・・・

今時のジュエリーに必要な設備がレーザーマーカーだという事なのです。

 

ただただ、金属に微細な文字を入れるだけのことかもしれません。

ただただ、精密に金属を切り抜くだけなのかもしれません。

でも、多くのトップブランドには当たり前にある設備なのです。

なぜ、あるのか?

その理由は多くのジュエリーメーカーの人達に聞いてもらえれば理由は簡単に知る事が出来ます。

 

そんな事はずっとずっと昔から学校経営をしている人達は分かっています。

 

でも、ほとんどの彫金教室やジュエリースクールではその設備(レーザーマーカー)は用意されていません。(1社だけありました。)

ジュエリーCADを教えてくれる学校にもほとんど用意されていないのです。

 

外注に出せばいいじゃん(という声が聞こえてきそうですが・・・)

 

全ての道具がそうであるように、道具の使い道は使い込む事によって生み出されて来ます。僕も最初はレーザーマーカーなんで刻印を入れるだけでしょ。と思っていたのですが。使いこなしているデザイナーの人達は凄いジュエリーをレーザーマーカーというか、レーザー切断機というか、僕の知らないレーザーマーカーの使い方をしていました。一般的には考えられない精度とクオリティーでの新しい技術の商品を生み出していました。

 

と書きましたが・・・

 

僕が知らなかっただけだったのです。

 

レーザーマーカーの僕の知らなかった使い方を知ると、あのスーパーブランドもこのスーパーブランドも既にもう使いこなしていたのです。

 

もしかしたら多くのジュエリースクールの校長先生たちは僕が知らなかっただけで、とっくにその事は知っていたのかもしれません・・・

 

でも、なぜ導入していないのか?というとたぶん答えは単純です。

 

高額だからです。

 

どこのメーカーも大体500万円前後です。

 

高いです・・・

 

でも、何とか生徒達の為にも、これから宝飾業界を支えていくジュエリーデザイナー達の為にも、この設備を導入したい。

 

と思い始めたのは去年の夏ごろからです。

 

当然ですが、うちの学校でもポンポン出せる金額ではありません。

 

生徒達の為に協力してくれるパートナー探しから始めました。

 

レーザーマーカーメーカー。

レーザーマーカーを輸入してくる商社。

使い込んでいる工場。

使い込んでいる職人さん。

1台買うだけでは安くならないと思って、一緒に2台目、3台目の購入を考えてくれるパートナー企業など。

 

僕の話はだいたい長いのですが、みんな大切な時間を僕達の為に割いて耳を傾けてくれました。

そんな中、ラヴァーグの生徒達の為にと一緒にチャレンジしてくれる企業も見つかりました。

 

そして、最後にレーザーマーカーを生徒達の為になら。と協力を申し出てくれたのが、宝飾業界の工具屋さんとしては有名なシーフォースの佐々木社長。

シーフォースは工具屋さんでもありながら、宝飾業界に専門的なレーザーマーカーメーカーでもあります。

 

本当にありがとうございます。

 

ファイバーレーザーの30Wが1月12日にラヴァーグに納品されます。

 

この機種が入ります。←ここをクリック

 

いろいろな選択肢があったのですがよく考えてこの機種を選択しました。

生徒達の商品づくりのレベルアップの為にもしっかりと使い込んでいきたいと思います。

興味がある人は是非見に来てください。

しばらくの間は練習でいろいろな事をしていますから!

 

でも、今回は僕らだけのノウハウではなく、共同購入してくれる企業ノウハウも共有していくプロジェクトなので、かなり短期間でいろいろな事が出来る予感がします。

 

 

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