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今日は少し難しい話をします。

 

ラヴァーグにはジュエリーブランドを立ち上げて仕事にしていきたい。という人が多く集まっています。

 

僕達もそういう人達向けの様々な企画を少しずつはじめています。

明日はこんなセミナーを開催します。← ここをクリック(でも、もうキャンセル待ちです。)

ラヴァーグ以外でもそこをサポートしたい。と思っている学校や先生もいると思いますが。

 

具体的にどのような成長を生徒達に指導をしていくべきなのか。を僕なりに最近感じている事を書いてみようと思います。

 

まず、僕自身の失敗談を少し書いてみます。

 

自分自身がモノ(ジュエリー)作りにある程度ストレスが無くなってきた状態で10年前に恵比寿にお店を立ち上げました。

 

でも、ぜんぜん上手くいきませんでした。

 

当時の帳簿を見てみると、店内に在庫した素材原価は230万円ぐらいでした。(僕的には頑張ったつもりでした。)

 

ただし、この230万円は実は損はしませんでした。(むしろ少し得をしたかもしれません・・・)

 

僕はお金が少ない個人の人にジュエリービジネスを勧められる理由の一つはここにあります。

 

最初は20代後半の恵比寿のOLをターゲットにした商品づくりをしました。(ほとんど売れませんでしたが・・・)

 

なぜ、少し得をしたかというと。ほとんど地金の商品を作っていたからです。そう地金はすぐに換金できる特性があるからです。

 

金(きん)を200万円買っても、換金性が抜群に高いのです。

 

ちなみに10年前の金相場は1gあたり 約1600円 です。今日現在は1gあたり ¥4580円 です。なんと2.8倍です。

 

230万円分の地金は529万円の価値に変わっていました。(もちろん売って始めてそうなるのですが・・・)

 

だから、僕は金素材を買うことに対してはあまりリスクを感じていません。むしろ、他のファッション産業の素材に比べれば遥かに安全です。

 

なぜなら、また溶かして作り直す事も出来るからです。(今ではハワイアンジュエリーのプアアリというブランドですが、随分最初の商品は作り変えたりもしました。)

 

布や革ではそうはいきません。売れない商品は、言い過ぎかもしれませんが無料でプレゼントするか、ゴミとして処理するしかないのです。

 

だから、洋服などのアパレルはセールをして、売り切るのです。

 

虫に食べられてしまうリスクもありません。

 

飲食ビジネスと比べても仕入れた素材が腐ることもないのです。

 

比べると、貴金属は安全なのです。

 

企業と比べて不安定な個人事業です。一度のミスで終了してしまう体力の人も多いし、借り入れなどをしている人は、一度の失敗で大きな荷物を背負ってしまいます。

 

だから、僕はジュエリービジネスは体力が少ない個人が起業するのに向いている。と思っています。

 

失敗から本当に学んだ事でもあります。

 

目指すゴールの規模(売上)を見誤らなければ、始めやすいビジネスの1つです。

 

古いビジネスモデルのジュエリービジネスしか知らない人は、ハードルが高いと思っている人もいると思います。

 

ただ、うちの生徒には、僕たちのブランドの現在の在庫を伝えると、そんなに持たなくてももっと上手く出来る。と言い切る生徒も現れているぐらいです。

 

新しい、始め方があるんです。

 

頭が柔らかい人達はどんどん増えている事を最近は感じています。僕ですら思い込みに縛られていたな・・・と思う時がたくさんあるぐらいです。

 

世の中の環境も変わってきました。ほんの少し前に上手くいくロジックがあっという間に間違いになってしまいマイナスになってしまう事もよくあります。(僕達もやられてしまいました・・・)

 

そんな失敗談は本当にたくさん話せます・・・。

 

でも、失敗して分かることがあるんです。

 

宝飾業界で良かったな。本当に。という事を。

 

僕らは、学んだ技術の活用の仕方を教えていく学校でありたいと考えています。

 

その為に、これからも努力と成長を積み重ねていきます。

 

 

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