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2014年 2月 の投稿一覧

1人じゃ出来ない事がある。

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自分で作って、それを売る。

そんな風な仕事をしていきたい。

そんなシンプルな動機ではじめたのは僕も同じ。

会社で働く事の大切さ。

自分で立ち上がる事の勇気。

色々な事を試行錯誤して立ち上げたビジネス。

上手くいかない時は、何が悪いのかさっぱり分からず、毎日どきどきしながら進んでいた事もあります。

ふと、普通の生活さえできれば・・・

なんて思ったり。

普通って何だ?

結婚して、小さくてもいいから家を買って。家族で週末にマイカーで出かける。

子供は成長とともに、義務教育。高校。大学。

私立に行きたいと言われたら・・・行かせてあげたい。

親は頑張って子供の教育費を払って、老後は働いている時に出来なかった、自分のやりたい事を楽しみながら、孫にお小遣いをあげながら・・・

それが普通?

いや、普通ってなんだかとっても裕福?

思いのほか、普通の生活って大変な事なんだ。と考えてみたり・・・

去年のクリスマスから、とても1人ではできない仕事量になってしまい・・・

しかし、クライアントには迷惑をかけたくない・・・

そんな事に悩めるだけでもありがたい・・・

と思いながら、ブログもなかなかすすまなかったけど・・・

今年に入って2月も終わり。

たった2カ月だけど。なんだか人は成長するものです。

新しく採用したスタッフがあっという間に信頼のできるスタッフに成長してくれたり。

僕が抱え込んでいた仕事を任せられそうなスケジュールをたてられるような空気感がでてきたり・・・

そしてまた、新しいスタッフを増やす事ができたり。と。

思い起こせば、本当に普通の動機ではじめたお仕事がみんなのおかげで成長できて、少しずつ関わってくれる人が増え、なんだか賑やかになってきている事が、小さな会社の社長としては嬉しかったりもします。

ちょっとだけ、幸せ。

なんて思ったりもします。

ただその幸せは僕1人ではとても作りだせる事が出来なかったという事も、実はよく分かっています。

自分の足りない所や、短気な所が僕は分かっているからです。

すぐに気分が変わったりする事もあります。

いらいらしたりしている事もあります。

間違ったりする事もあります。

失敗する事もあります。

感情的になって、後悔する事もあります。

ただ、その僕の足りない所を補ってくれる人達がいてくれるおかげで、お店も学校も元気いっぱいでいてくれるのだと思っています。

普通に感謝出来ている事が、僕はこっそり自分をほめていたりします。

そして、それは学校長の視点からもみんなに伝えたいことでもあります。

前回のブログと意味合いはかぶりますが・・・

単純に2人になればいいという意味ではなく。

お金がからむ利害関係でつながっている事が悪い事ではありませんが、お金がなくても一緒に歩いていってくれる人がつくれるかが大切な事だと思っています。

うまくいっていない時は意外と気がつかない事なのかもしれません。

うまく仕事が走り始めて、なぜあんなに苦労したのに、うまくいき始めたのかを振り返ってみると。

うまくいっていないのに、そばにいてくれる人に感謝をする事がとても大切だということです。

うまくいっていない時は、感謝の気持ちを忘れがちでした・・・

信頼が出来る人が次々と集まってくる人やチームになる事が、仕事をうまく走らせていく一番大切な事なんだと思っている今日この頃です。

そんな風なブランドが次々と生まれて行く事を応援していきたいと思っています。

 

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技術を磨く事よりも大切な事。

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ジュエリーを学んでいる人達には2種類の人がいると僕は考えています。

一つ目は “発散”

生きているだけで、家庭や社会で色々なストレスに人はさらされているという事なので、どこかで何かでストレスを解消していく事が必要です。

どんな形で発散するかは人それぞれですが、出来なかった事が出来るようになったりする事は基本的にはとても気持ちが良いですよね。

弾けないギターが練習して弾けるようになる。

以前は作れなかった料理が上手につくれるようになる。

大好きなジュエリーが綺麗に作れるようになった。

などなど・・・

発散を求めるのであれば常に技術を上げて行く必要がありますよね。

出来ない事が出来るようになる事は気持ちがいいので、どこまでも気持ちよさを求めて行く必要があるからです。

次から次へと課題を出してもらってそれを乗り越えて行く。

出来なかった事が出来るようになり、知らなかった事が理解出来て行く。

気持ちがいい話です。

人生は発散する為に生きていると言ってもいいぐらいです。

だから人はずっと勉強し続けないといけない。

と言っている人もいるぐらいです。

僕もたくさん発散したいです・・・

だからひまがあったら色々な事にチャレンジしたいといつも考えています。

ただね、冒頭のジュエリーを学ぶ人の2種類のもう1種類の人達。

これはジュエリーを仕事にしようと考えている人達です。

この人達が求めているのは発散ではありません。

じゃあ何を求めているのか・・・

というと、一言でいうと “生活を支えて行く事ができるお金” を稼いでいく。という事だと思っています。

ちょっと余談ですが・・・

お金をかき集めようとしている人の所にはお金は集まりません。

何か良い事をしてくれる人。

新しい価値を創造して与えてくれる人。

その対価(お礼)としてお金が集まってくるからです。

ラヴァーグに通学していたり卒業した生徒達の実績。もう10年以上学校をやっているので、色々な形で活躍をしている生徒が増えてきてくれています。

僕らが運営しているブランドよりも売り上げをあげている生徒も実は増えてきているぐらいです。(良い事だと思っています。)

仕事柄、同じ業界でいろいろな人に出会う事ができたこれまでの時間を振り返ってみると。

実は、その成功している生徒達よりも、長くこの業界で仕事をしていたり、高い技術を持っていたり、立派な会社と取引がある人達もいます。

ただ、技術や歴史があるのに縮小していってしまっている会社や技術や歴史があるのに生徒が少なくなってしまっている学校もあるそうです。

逆に技術は少ないのに、僕らよりも売り上げをあげている生徒もいます。

若くて経験は少ないのに、勢いがある会社もあります。

そんな上手くいっている人達に共通して言える事があります。

それが、今日言いたかった事でもあります。発散が目的であればどこまでも技術を求め続けて行く事が大切です。

時に発散。時にはビジネスという人もいても良いと思います。

ただ繰り返しますが、売上を上げて行く事が出来ている人や会社は、実は表に見えている技術の量で上手くいっているのではなく。

心の綺麗な人が上手くいっている。

と僕は強く感じています。

思いやりがある。

気配りができる。

ビジネスとして上手くいっている人達は、必ずと言っていいほどそんな人達です。

技術が少なくても、上手くいっている人達がいるという事も知っておいてもらいたいと思っています。

僕らも負けないように頑張っていこうと思います。

 

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不景気に強い学校を目指す。

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雪楽しかったですね・・・

あっという間に溶けてしまいましたが・・・

さて、今日は景気が良いとか悪いとかの話が多くなってきたので、ふと思った事を書いてみようと思います。

松尾さんの所はどう?

なんて聞かれます。

恵比寿に足を運んでくれた人達は生徒がいっぱい作業をしているので、景気がいいでしょ?なんて聞いてきたりします。

僕達の景気というより、生徒達の景気が良くなってくれないと緊張感はなくなりません・・・

生徒達の間では、派遣の満期が近付いてきている・・・

仕事が減ってきたなんて話も聞きます。

僕らが取り組んでいるハワイアンジュエリーというカテゴリ。ハワイの景気も気になり何人かの友人に話を聞いてみても、やはりまだ景気が良くなってきた実感を感じる事ができていない人の方が多い気がします。

僕達の学校は景気が良い方がいいのか、悪い方がいいのか。

単純に業界全体の正確な数字は分かりませんが、いろいろな会社からの情報を推測すると・・・

単純にジュエリースクールや彫金教室に人がいっぱいいた時代は景気が良かった時です。

普通のOLさんが高いリューター(磨いたり、削ったりする機会ね)をバンバン買ってくれた!なんて話も聞きます。

良い時代です。

そんな時代も終わり景気が厳しくなり先行きが不透明になってくると、単純に時間を消費するようなカルチャースクールは少なくなってきます。

また、ネットでの情報取得が簡単になり、誇大広告や実績のない言葉にも人はひっかからなくなってきた最近の人達が増えてきた事を感じています。

単純にジュエリーを作る。という事だけに時間とお金を割ける人が少なくなってくると、ジュエリースクールや彫金教室はどんどん少なくなっていきました。それが僕が歩いてきた10年間だったように思えます。

この10年の間に生徒が増えた学びと衰退していった学びについて、ずっとおつきあいをしているリクルートの“けいことまなぶ”担当者となんどか話をした事があります。

すると景気が悪い時に伸びて行く学校とそうではない学校の差が単純に浮かび上がってきます。

一言で書くと仕事になるかならないか。

という事がポイントになってきているそうです。

確かに・・・

ラヴァーグを設立した当時は“楽しい”を求めて入学しに来てくれた人が多かったです。

しかし、恵比寿に引越した9年前から少しずつ入学の目的が違った生徒が増えてきました。

就職や就職率がゴールではなく、就職した後に戦っていける知識や体験を積み重ねないといけない。

という事が社会的に言われ始めたのもここ10年ぐらいの事です。

大企業に就職しても昇進レースを勝ち抜いていく大変さは、とても大変な事だと教えてもらった事もあります。

ので、本当の意味で仕事になるのか、ならないのか。

会社から離れても生きていける力を持ちたい。

そんな思いを持っている人達が増えてきている事を校長として感じています。

確かに、僕自身も会社から離れる時には何も持っていなかったので勇気がいりました。

なんとなくの自信が僕を支えていてくれました。

そして、僕自身一番苦労した事は、モノづくりではなく、モノが作れるようになった後の事です。

技術は覚えた。しかし、その後の苦労が今は大切な宝物でもあります。

覚えた技術をこれからどう仕事として使い、収入得て、家族や仲間とこれからの社会を生きて行けばいいのかで、頭を使い、経験を積み重ね、恵比寿にお店を出し、つぶさずに9年目を迎える事ができたのかが、たぶんラヴァーグに入学しにくる生徒達の一番知りたい事だと僕は感じています。

そして、今でも僕達は悩み、考え、実行して、成功や失敗を積み重ねています。

その成功や失敗を生徒達と共有することで、モノづくり以外の知識と経験を伝えられるように努力をしています。

実はそんな事を恵比寿に引越してきてからの9年間積み重ねて学校のカリキュラムを積み重ねてきました。

不景気を乗り切る力をもっともっと僕達は付けて行こうと頑張っています。

今後もその経験をカリキュラムとして生徒達に伝えて行こうと思います。

景気が不安定だからこそ、知っておかなくていけない伝えたい事がいっぱいあるのです。

 

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