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2014年 1月 の投稿一覧

学校づくり。

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さて、IJT(国際宝飾展)お疲れ様でした。

今年はデモンストレーションと言いつつ、現地で作業ができる彫らなくてはいけないものを彫らせていただいたのもあり、あまり周りを見る時間がとれず、みんなにどうでしたか?と聞かれるのですが・・・

にぎやかだった印象ばっかりの僕ですが、まわりの声は・・・

といいつつも、今年に入ってクリスマスからのオーダー品を毎日毎日毎日毎日・・・

そんな中、実は毎日ソフトウェアの選定を試行錯誤しております。

去年から低価格3Dプリンターをどのように活用していくべきなのかを考えているのです。

それは、せっかく3DCADをラヴァーグで学んだ人たちが、もちろんジュエリーについての知識は当然ですが、産業としての3D関連への足がかかりにならないかと色々な企業と模索しているからです。

調べれば調べるほどわくわくしてくるのですが。

今年に入ってからのハードメーカーやソフトメーカーの動向がとてもスピーディーで、昨日はこれ!と思っても今日はこっち?なんて感じでドタバタです。

そんな中、恵比寿に移転してショップをオープンさせたのが、2005年12月3日。

もう9年目です。

当時の僕は宝飾業界のモノ作りはジュエリーCADがメインになるはずだ!と熱を入れて色々な事を生み出そうとしていた事を思い出します。

先生や効果的な学習方法もなかなか見つからずら勢いでオープンさせたジュエリーCADの学校。

最初の頃は、テキストの誤字脱字も多かった・・・(当時の生徒はすみませんでした・・・)

そんな中、最初に組んだ所とは足並みが揃わず頭を悩ませていた時に出会った、伊藤さん。そして面白い人がいると言われて紹介された成島さん。

甲府に足を運んでいた頃が懐かしいです。

そして9年間。

本当に世の中も進歩して、あれだけ苦労した3Dモデリングも、今やどんどん変革があり、数年前と今日では情報量や様々なノウハウがとても簡単に入手できるようになってきました。

ソフトもハードも進歩しています。

ちょっと前に難しかった事が、すごく簡単に修正が出来るようになったり、複数の優秀なソフトを駆使して生み出されている優秀な作品も色々な所で目に留まるようになってきています。

価値があった事が突然無くなる事もあります。

振り返って9年。

未来を見据えて9年。

今、僕達は選択をせまられています。

今はとても活気があるラヴァーグですが、僕が学校を始めた12年前に活気があった学校が今日現在、すごく元気がなくなっているという話も聞きます。

余裕が出てきている経済環境がある中で、どれだけの準備をする事ができるのか。

2020年までのオリンピック景気にどれだけ世の中が変わっていくのか気になります・・・

そして、2020年以降に反動が本当にあるのか。

景気が良い時に成長するのは当たり前。景気が悪い時に成長できる力をつけてこそ本物です。

という厳しいアドバイスを新年早々頂いているので。

当然のように成長していく為には、時代のニーズを先読みして準備をしていく事の大切さを知る事ができた過去の9年間だったようにも思えるので。

未来に向かって人材を育成し、新しいプロジェクトを立ち上げ、あわてずに伸ばしていこうと考えています。

今日も僕の周りには指輪をコンコンつくる音や3Dプリンターがウィーンと動く音に囲まれています。

僕もこれから、指輪を作り始めます。

新しい3Dプリンターも元気よく動き始めました。

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3Dプリンターの選び方。

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さて、去年の頭から大騒ぎになっている3Dプリンター。

ラヴァーグにも、ハードウェアメーカーからソフトウェアメーカーから行政の人達。

新聞記者の人達などなど、色々なメディアの人が訪ねてきてくれていたのが、去年一年間だったような気がします。

かなり過熱したニュースも飛び交い、造型機と言っていた人達が、こぞって3Dプリンターと言い始めて我先にとこの波に乗ろうとしていた人達が増えて行ったような気がします。

当然、僕らもこの波にどうゆう形で乗っていくのかをいろいろな企業の方達と打ち合わせを重ねました。

すぐに飛びつく人もいれば、様子をうかがっている人もいます。

そして、次から次へと新機種や新ソフトが発表されて行きました。

光造形やインクジェットと比べFDM方式(熱溶解方式)の3Dプリンターはパテント(特許)の問題を潜り抜ける事ができたので、世界中でベンチャー企業が飛びつき開発競争がスタートしました。

ただ・・・

たまたまちょっと早くこの3Dプリンターが過熱したのは宝飾業界だったのかもしれません。

現在、低価格商品が話題に上がっている3Dプリンター。

宝飾業界の製品を作るのには造型肌の問題があり、もう少し高額な3Dプリンターが一般的です。

狭い宝飾業界の中でもここ数年いろいろな造型機の話題があがり、世界ではどんどん造型機が増えてくる中、実は随分と淘汰されてきてみんなが持っている設備が似てきているのです。

その理由は何かというと・・・

購入後のメンテナンスやサポート体制、そして情報の共有が上手くいくかどうかがポイントだと僕は思っています。

販売店の対応。

消耗品の価格なども実は重要です。

造型機を発売するメーカーの体質も重要です。

大きすぎても開発や流通の仕組み的に価格を下げる事が難しかったりするし、小さすぎてもバージョンアップなどの問題が発生してきてしまうのを目のあたりにしてきたここ7年~8年間でした。

性能がいいけど、宣伝が残念なメーカーもあったし、販売店が変わった事により、飛躍的にサポート体制がよくなった3Dプリンターもありました。

逆に・・・

中身がともなってなく、プロモーションばかりが先行してしまい後に大きなクレームになってなくなってしまった所もありました。

なので、過熱した環境からほんの少し間を置こうという事で、約一年間。

その間もいろいろな所に話を聞きながら、学校として責任のある造型機選びという事で時間をかけました。

そして、今回導入されたのが、SCOOVO(スクーボ)という国産メーカーのFDM方式の低価格造型機です。

実は造形精度はほとんどの低価格造型機は現在は似たようなピッチだし、精度です。

ただ、メーカーとしてどの部分で利益をどのくらい出すのかという戦略的な問題があり様々な価格設定でたくさんの種類があります。

そして、何台もの3Dプリンターを購入してきた僕達がこの造型機を選んだ理由は・・・

いくつかのポイントがあるのですが・・・

消耗品の価格です。

例えばデザインがかわいくてプロモーションが上手いCUBEというFDM方式の3Dプリンターがあります。

この3Dプリンターが産業機械として存在していた3Dプリンターを家電に一番近づけたと言っても過言ではないかもしれません。

このCUBEを開発したCubifyという会社も3Dプリンターの大手でもあるアメリカのストラタシス社の子会社ですからノウハウの蓄積も多かったのかもしれませんが・・・

このキューブのフィラメントのカートリッジ。

¥6300 という事なのですが・・・

内容量の記載がどこにもありませんでした・・・

ネットサーフィンしたらやはり同じような事が気になった人もいました。

僕も気になったので、1本購入して分解してみました。

たまたまなのかもしれませんが・・・

キューブのカートリッジのフィラメントの量から価格をキロ当たりに換算すると・・・

1kgあたり、¥25000前後でした。

高いのか安いのか分かりません。

ただ・・・

一般的に販売されている1.75mmのフィラメントの価格と比べてみるとかなりの差がありました。

そして、去年の7月に発売されたこのスクーボ。1kgあたりのフィラメントの価格が¥4980です。

約5分の1です。

気になったので、メーカーに足を運んで何故この価格で販売するのかなどいくつかの質問をさせてもらいました。

社長と直接話をする事が出来た事も良かったのかもしれません。

なるほど・・・

と何度もうなずいていました・・・

どんどん、造型するから楽しい3Dプリンター。

消耗品の価格とメーカーのスタンスが共感できたことがこの3Dプリンターを選ぶ理由でした。

既に学校では色々な実験がはじまっています。

4Fに設置されていますので、気になる人は見に来て下さい。

だいたい毎日稼働しています。

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パートナーシップを構築する。

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新年明けましておめでとうございます。

ずいぶん遅くなってしまいました・・・

クリスマス前後のオーダー品の作成とIJT(国際宝飾展)前の原型オーダーとで毎日追い込まれて過ごしております・・・

とはいえ、以前は学校業務や下請け業務、自社ブランド業務といろいろな仕事に追われていたのですが。

スタッフも増え、制作作業も工程分けがしっかりとしてきたので、色々な新規プロジェクトにもかかわる時間ができてきました。

そんな中。

いくつか決まった事を報告していこうと思います。

そうですね・・・

まずは、発売当初既に6年から7年ぐらいは経ちますかね・・・

デジタルステージというソフトウェアメーカーがあるのですが。

僕が最初にこのメーカーに出会ったのはライフウィズフォトシネマというソフトウェアに出会った事がきっかけです。

今では結婚式のプロフィール紹介やエンドロールなどに目にする機会がありますが、写真を動画化するソフトです。

当時は画期的で簡単でかっこ良かった事で印象に残っていました。そのメーカーがホームページ作成ソフトを開発した。という事で発表されたのがBINDというソフトでした。

そのコンセプトに共感して色々なホームページ作成ソフトを買いあさっていた僕はこのソフトの簡単さに、Webマーケティングツールとしての可能性を強く感じました。

その頃から、僕のブログなどでもお勧めしたり、生徒達のマーケティングツールとして授業に取り入れて活用させてもらっているのでした。

そして、このデジタルステージというメーカーが教育機関向けの支援を打ち出しているのですが。

一般的にこのような事は学校法人向けのサービスがほとんどです。

小学校・中学校・高校・大学・専門学校などです。

ちなみにラヴァーグジュエリースクールは一民間企業です。

ですが・・・

僕らの教育システムと実績は学校法人の方からもお問い合わせがあるぐらいの仕組みが出来上がっています。

作るだけの技術を教えるだけではない学校。

実際の現場から生まれたカリキュラムなど教室や先生という職業だけでは感じる事ができないポイントがいくつも集まっている仕組みです。

そして僕は生徒達によく言う言葉があります。

技術を取得して出来なかった事が出来るようになるのは気持ちがいいよね。

それはそれで、人生の中ではとても大切な事だと僕は思っています。

でもね・・・

自分で手に職をつけて稼いでいくという目的を持つのであれば。

直接マーケットにアクセスしていきたいのであれば。

モノづくり以上に大切な事がある。

という話をよくしています。

一言で言うと “集客” です。

ただ、これを分解していくといろいろな言葉が発生してきてしまいます。

メディアマーケティング。

Webマーケティング。

なんとかマーケティングという感じです。

最近ではマーケティングと一言で記載している教育機関もありますが。

一体全体、なにマーケティングを学ぶべきなのかで多くの人が苦労をしています。

僕は、自分自身の経験上のお話でもありますが。

予算が限られている(少ない)駆け出しのブランドや起業を視野に入れている人達はまず準備をしなくてはいけないのが、Webマーケティングあると僕達は考えています。

最近では、Webを見てもらう為にメディアマーケティングをしているぐらいです。

という事は。

いろいろな展示会に参加したり、メディアに露出する前に準備をしなくてはいけないのが。

Webサイト作りであるとも考えているのです。

ただし。

ラヴァーグに来てくれる人に、Webサイトをつくれば上手くいくと思っていますか?

と聞くと。

ほぼ全ての人がそうは思わない。

といいます。

僕もそう思います。

Webサイトはつくるだけでは上手くいかないのです。

という事は。

大事ではあるけれども。

そこに時間とお金をかけすぎてはいけないという事なのです。

もっと大切な事もあったりします。それを書くととっても長くなってしまいますので、ここではやめておきます。

簡単に今のユーザーの心をつかむサイトをパッとつくるのにはこのBINDをお勧めしてきたのですが。

このたび。

今まで積み重ねてきた実績と仕組みを評価していただき。

学校法人ではないのですが。

教育機関としてデジタルステージに認定してもらう事になりました。

学校のPCには全部導入される予定です。(BIND以外のソフトも供給していただける事になりました。)

その為、Webマーケティングカリキュラムもより一層クオリティーを上げて行く事が可能になります。

ながながと新年早々に書きましたが。

そんな感じでラヴァーグともども今年もよろしくお願いいたします。

 

追伸

実は、3Dプリンターメーカーとの業務提携も決まりました。

詳細はもう少し形になってからリリースしますね。

 

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