宝飾業界も少しずつ変わろうとしています・・・
そんな変化をほんの少し感じられるようになってきました・・・
僕が、ジュエリーCADをやらなくてはと・・・
思った時の事です。
今もそうですが、いくつかのジュエリーCADようのソフトがありました。
ビデオテープのVHSとベータの戦いのように、ソフトの選定を間違えると、明るい未来が開けないというイメージがあったので、出来る限りの情報を集めました。
各ソフトウェアの販売元にもいちいち電話をしました。
当然、どこの販売元も自分のところのソフトがいい!というのは当たり前でした。
3デザイン・・・
JCAD3匠・・・
JewelCAD・・・
ライノセラスジュエリーバージョン・・・
当然のように迷いました・・・
でも、ここは業界を見渡して考えてみようと思いました。
当時、ジュエリーCADを単体で業務としてこなし、会社として立ち上げていた会社があるのですが・・・
JCAD3匠を使っていました・・・
JCAD3匠か・・・とも思いました。
ヒコミズノジュエリーカレッジでも導入していましたから・・・
でもね・・・
そこから、もう少し掘り下げて調べました。
まずは、JCAD3匠を扱っている東京の大塚にあるGLBラボという会社に問い合わせて、いろいろ聞こうとしたのですが・・・
あまり明快な回答をいただく事が出来ませんでした。
甲府の人達でもけっこうかっている人たちはいましたが・・・
次に、ヒコミズノの先生に話を聞く機会がありました。
ほとんど力を入れていないという回答でした。
理由を聞くと、造型機をヒコも持っているそうですが、かなり古い型の光造型機で、CAD目という積層の跡がかなり荒く使えないという認識を先生達も持っているという話でした。(全ての先生に聞いたわけではありませんよ・・・)
でもね、僕が見た造型機はそのCAD目はずいぶん綺麗になっていて、じゅうぶん実用にたえられるものだったから・・・
頑張ってCADをやろうと思ったんですけどね・・・
当時の印象はCADが広がる土台がまだまだないな・・・
という印象を受けました。
そんな中でのソフトの選別は勇気がいりました・・・
次に聞いてまわったのは・・・
工具屋さんでした。
宝飾工具のみならず、産業系の機械も扱っているところに聞いて歩きました。
意外な答えが返ってきたのを覚えています。
ライノが良いという答えでした。
詳細は置いておきますが・・・
宝飾以外の業界でも広く使われているソフトウェアでした。
その後もいろいろと話を聞いて歩きました。
切削機のローランドの担当者の大竹さんや・・・
ライノセラスジュエリーバージョンを扱っている松村金銀店の松村社長・・・
GLBラボの佐藤さん・・・
宝飾の書籍を沢山出している、松原書店の松原社長などなど、
jewelCADやインクジェットの造型機を扱っているDICOの黒崎さんなどなど
いろいろな方にアドバイスをいただいて、僕なりの結論を出しました。
それぞれのソフトにはもちろん得意な部分があるけれども、価格の面や実用面において、当時はライノセラスの可能性が一歩前にでていました。
まずは、これでいこう・・・
最近のはなし・・・
3デザインを扱っている安井インターテックや鈴峰という宝飾に携わる人達ならだいたい知っている会社があるのですが・・・
ソフトウェアの垣根を越えての話ですが・・・
業界を少しでも活性化させていきたい・・・
と、鈴峰のすずきさん・・・
安井インターテックの安井さん・・・
DICOの黒崎さん・・・
わざわざ、ラヴァーグに足を運んでもらって、いろいろとお話をさせていただきました。
今、もう一度宝飾業界にCADの新しい風が吹きそうです・・・
僕も僕が出来る事なら精一杯協力しますとそれぞれの会社にはお話をさせていただきました。
それぞれの会社に同じ様な事を言われました・・・
機械はお金を出せば買えるけど・・・
CADを使ってジュエリーを描ける人はお金を出して見つからないという事でした・・・
ラヴァーグに期待しているといわれました・・・
生徒のみんなへ・・・
僕も頑張るので、みんなも頑張ってね・・・