サマンサタバサがスタイライフをTOBするそうです。
僕はこの事は、宝飾業界で前向きに活動する全ての企業が興味のある出来事でもあり、そして必然を感じしている出来事でもあると思います。
僕はよく生徒達にも、「今はモノを仕入れてきて、マージンをのせ差額で利益をあげる時代ではない」と言います。
もし、仕入れ先から、仕切りの値段を突然上げられたり、突然仕入れができなくなってしまうリスクも今時あるからです。
ジュエリーの小売店も自社商品の開発能力を持つべきだし、メーカーや工場(こうば)も販売ルートを確率しなくてはいけない時代だと思います。
もし、サマンサが、スタイライフのようなeコマース能力にたけている企業を傘下におさめ、積極的にジュエリーを含めた商品のネット販売に力を入れて行く事になるとどうなるのでしょうか?
今までネットショップは、店舗がもてない小さな企業でも、バーチャルなお店が持て気軽に消費者にアクセスができる事が魅力でした。しかし、アナログでも認知度や販売力が高いサマンサのようなブランドがデジタルにも進出してくると、ネットショップのみのジュエリーショップは厳しい戦いをしいれられるでしょう。
また、地方の小売店や、ショッピングセンターに出店している店舗なども脅威にさらされます、地域密着戦略で顧客をかかえてなんとかやりくりしてるところは、わざわざ東京に足を運びサマンサのお店に足を運ぶのは面倒、または見てみないとわからないなどの実店舗のアドバンテージもなんらかの形で解消されて行く事もありえます。
まさに勝ち組、負け組の様相がかいま見えます。
しかし、いい意味でも大きな可能性があります。
やはりジュエリーはもっと気軽に、素敵に、楽しめるモノであるべきだし、今回のサマンサががんばってくれれば、もっと身近なものになってくれるはずです。今や小学生でもアクセサリーをつけている子が増えています。少ないお小遣いで素敵なアクセサリーが買える日も遠くないのかもしれません。
サマンサには是非頑張ってもらいたいものです。
そして、僕らも大きなブランドや企業には負けないように、彼ら以上の努力をしっかりしていかなくてはと、感じた今日の出来事でした。
ちなみに、なんと月間ネット販売のみで2000万も売り上げをあげているサイトもあるので、足を運んでみてはいかがでしょうか
ベーネ・ベーネ という甲府の企業が運営しているサイトです。
http://www.rakuten.ne.jp/gold/bene/
ここは、ジュエリーの品質はもちろんですが、とにかくネットでの企画がとてもタイムリーで斬新です。ネットならでは戦略がとても上手なジュエリーショップですよ。