ジュエリーの展示販売会に出展する大切な意味

ちょうど一週間前に、LaVagueが企画運営する展示販売会が終了し、昨日の夜に出展者とスタッフたちで打ち上げを行いました。

今日はその展示会について少し書きたいと思います。

 

LaVagueが主催する展示会は、ただ学校の生徒の作品を紹介する場ではありません。

【ジュエリーブランドを立ち上げて、それでご飯が食べれるようになっていきたい。】

LaVagueには、そんな夢を持った方達がそれに必要な技術とスキルを学ぶために通うスクールです。

そんなスクールが主催する展示会が、普通の展示会を開催してもあまり意味はありません。

だから、この展示販売会では出品者は必ず販売することを目的として参加することが条件となっています。

 

人に見せるために作品を作ること。人が欲しいと思えるような商品を作ること。

それは、ただ自分が自由に好きなように作るだけではダメなんです。

 

 

街を歩いている女性たちが、今身に着けているジュエリーってどんなものだろう。

 

百貨店やセレクトショップのブランド達はどんなラインを揃えているのだろうとリサーチからデザインは始まり

 

作った商品に値段をつける際の、コスト管理や自分への工賃を計算していくこと。

 

会場では1000点以上のジュエリーが並ぶ中で、どうやって人に目を止めてもらえばいいのか。

 

商品をどうやってディスプレイしたら、更に魅力的に見えるのか。

 

集客をどうやって行っていくのか。

 

お客様に、どうやって自分の商品を紹介していけば相手の心を動かすことが出来るのか。

 

 

そこまでをしっかりと考えられて、やっと売り上げが立ち始めていくのです。

そういった事を実践で学んでもらう場となることを目的として、年に一度LaVagueの展示販売会は開催されています。

 

 

細かい部分だけど、細心の注意を払う

 

また、この展示販売会には絶対にLaVagueの名前をどこにも出していません。

その理由も、今まで何度かブログでお伝えしてきていますが、「学校の展示会」というだけで、商品が正当な価格で販売できなくなるからです。

どういうこと?と思われた方に質問です。

 

あなたは、学生に20万円のオーダーを依頼しますか?

 

多くの方はNOだと思います。

それが理由です。

 

学生=まだ未熟な人達 という印象を来場者の方達に埋め込みたくないからです。

確かにスクールに通っているけれど、作っている作品はもう百貨店に並んでいてもおかしくない商品を作っている人たちが多いのに

そんな最初の小さな印象だけで、なんとなくお財布のひもが固くなってしまう。それが現実です。

 

そんなの、勿体ない。

 

だから、この展示販売会はLaVagueの名前は一切出さず、別の名前で運営しています。

公式HPもあり、そこには参加者たちのブランドロゴがずらっと並んでいます。

「プロのデザイナー・クリエイターたちが集まる展示販売会に出展している」ということが一番大切なのです。

半年前までは普通のOLだった方達が、プロの集まるジュエリーの展示販売会に出展をすること。

それは、多くのご友人やご家族たちに本気で取り組んでいる印象を与える大きなチャンスとして使っていただきたいから。

 

 

やってみないとわからない事

 

そういう経緯で、今年も沢山の生徒たちが現状の腕試しの場としてこの展示販売会に挑戦しました。

年々、先ほど記載した商品のレベルやディスプレイの魅力が上がってきたこともあり、今年は過去最高の総売り上げを叩き出せた展示会となりました。

 

本気で取り組んだからこそ身に染みて気付けた足りない部分や、これからやるべき事が明確になった人。

自分が思っていた以上に沢山の支持を集められて、自信に繋がった人。

 

出展した人たちにとって多くの学びや気付きのあった、実りある展示販売会となったようでした。

 

 

【頑張りつくしたからこそ、仲間と乾杯したお酒が美味しい】

さて、話は最初に戻りますが昨日の夜はその展示販売会の打ち上げを行いました。

本気で頑張ったからこそ、みんなで乾杯したビールは本当に美味しかったのです。

 

この展示販売会では、来場者からの投票があり、本当に素敵だと感じたブランドの票を集めていくのですが

この打ち上げで上位10名の発表を一足先に行いました。

 

大盛り上がりで上位10名達に祝福の拍手と、それぞれの想いを一言ずつ伝えてもらいました。

みんな本気で頑張ったから、お腹の底から笑えたり、色んなものが込み上げて涙したり。

そんな時間を共有したみんなは、自然と仲間となっていきます。

 

こうやって、同じ方向に向かって努力している仲間が出来ると、色んなことを助け合えたり支えあえたり、協力出来たりします。

そんな仲間と出会える場を用意するのも、私たちスタッフの大切なお仕事の一つです。

 

 

皆さん、本当にお疲れ様でした。

 

何度やっても、最後のみんなの一言で開催してよかったと心から思うことが出来ます。

ここで、満足せず上位に入れた人たちは次のステップとして外部の展示販売会へ挑戦していってほしいと思います。

残念ながら上位に入れなかった人たちは、まだまだ沢山やらなきゃいけない事が見えたはずです。

来年に向けて、熱が冷めない今から少しずつでも良いので準備を進めていっていただければと思います。

 

さて、来年はどんなルーキーが現れるのか。

今年の人たちがどこまで伸びていけるのか。

私たち運営側も、どこまで成長していけるのか。

 

今から楽しみでしょうがないです。

 

今はまだLaVagueの仲間になっていないあなたが、もしかしたら2018年のグランプリかもしれない。

そんな夢の大どんでん返しが起こる場所だから、是非挑戦していってほしいなと思います。

 

 

夜中の3時まで飲んでしまい、今日は省エネモード中西でした。

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