ライノセラス6がついにリリース!
こんにちは。アニーです。
ジュエリー業界で一番のシェアを誇るジュエリーCADソフト、
Rhinoceros6(ライノセラス6)がついにリリースされましたね!
ジュエリーCADもまた一歩、新しい時代に突入です!
これまでのバージョンに比べ、
パソコン上でCGのように見せることのできる機能の「レンダリング」の品質がキレイになったり、
ジュエリーデザイナーさんにはうれしい、3Dで作成したデータをイラストレーターなどで絵のように見せることのできるMake2Dコマンドがよりキレイになったり、
その他細かな改善点がいっぱいあったようです。
※上図はRhinoceros5のものです。
特に今回のバージョンアップで一番注目されているのが、
Grasshopper(グラスホッパー)が標準搭載されたことです!
グラスホッパーって何?
グラスホッパーとは、複雑な形状のものを作ったり、
有機的・幾何学的なパターンを人間では実現できないくらい多様化させたり、
大量のデータ処理を感覚的にではく計算式に基づいて作成してくれる、
「アルゴリズムデザインツール」というものです。
何言ってんの?って感じですね。(笑)
もともとRhinoceros5では無料のプラグインとして配布されており、
10年ほど前から海外の建築家の方を皮切りに使用されはじめ、
プロダクトデザインなど現在では様々な分野で使われるようになってきています。
感覚的ではない、プログラム的な作り方なのでなかなかとっつきにくい部分はありますが、
一度そのプログラムを組んでしまえばパラメーターを変更するだけで簡単に複雑な形状が生み出せるため、
商品開発の際のデザイン展開にも大いに役立ちます。
例えばこれまでのモデリング方法の場合、三角柱を八角柱に直そうと思ったら元々の三角の線から書き直す必要があったり、
長さを変えたいと思ったらやっぱりモデリングをし直す必要がありましたが、
グラスホッパーならパラメーターをちょっと動かすだけで簡単に直すことが出来てしまいます。
先にも書きましたがプログラム的に作る分、これまでのライノセラスのモデリング方法と比べて難しく感じるかと思います。
(こういう方が好き!って方もいそうですが。)
しかしこれまではあくまでもプラグインだったものが、新しいライノセラス6に標準搭載されたことによってジュエリー業界でももっと使う人が出てきそうですね。
例えばジュエリーの両面のテクスチャーを自由自在にいじってみたり、
並んだ石の数をササっと増やしてみたり、
上のぐるぐるのリングのぐるぐる具合をゆるくしたりもっとぐるぐるにしたり。
ふ〜む、ちょっと考えただけでもいろいろできそうです♪
ラヴァーグでもライノセラス6を導入しはじめましたが、
まだリリースされたばかりなのでプラグインなどはまだ少し先の話になりますので、
実際にライノセラス6で作業できるのも少し先になります。
みなさんが触れるようになるまでたくさん研究しますので、
もう少しお待ちくださいね!
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